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大屋敷遺跡

大屋敷遺跡(おおやしき)

所在地

美濃市大字大矢田(みのしおおあざおやだ)

地図<外部リンク>

時代

縄文時代
発掘区近景(北西から)
発掘区近景(北西から撮影)

発掘状況

大屋敷遺跡は、美濃市大字大矢田に所在し、遺跡の南側を東流する長良川の支流、渡来川によって形成された砂礫段丘上に立地します。既存道路の拡幅工事に伴って、令和元年度に発掘調査を行いました。当遺跡は、以前から中世及び近世の遺物が採取される遺物散布地として知られていましたが、発掘調査の結果、縄文時代の遺物が出土した土坑を2基等を確認しました。
土坑(SK16)
SK16(南西から)
縄文土器出土状況
縄文土器の出土状況

SK16は発掘区の北東隅で検出した土坑で、発掘区外に続いています。このSK16から、縄文時代前期から中期の土器と漁を行う際に用いられた石錘が出土しました。大屋敷遺跡の周辺の遺跡でも発掘調査によって縄文時代草創期の遺構や遺物が確認されていますが、遺跡の立地する砂礫段丘上で前期の可能性がある土器が確認されたのは今回の調査が初めてです。この成果から、大屋敷遺跡の周辺において縄文時代草創期から中期にかけて断続的に土地利用されていたことが明らかになりました。

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