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令和3年度ぎふ水土里の写真コンクールの結果について

 清い流れの農業用水(水曜日)、緑豊かな農地(土曜日)、豊かな自然や田園風景を擁する農村(里)は、人間の生命を支える食料の重要な供給源であるだけでなく、生態系の保全や洪水を防止するなどの様々な面から私たちの生活を支えています。
 農地や農業用水などの資源(水土里)は、都市に人々が将来に渡り、よりよい環境の下で生きていくためにとても大切なものであり、「県民共有の財産」です。
 農村地域の助け合いにより、県民共有の財産を次の世代へ守り伝えられてきました。
 このたび、農業・農村の様々な魅力を広く皆さんに知っていただくため、「水土里を担う」をテーマにぎふ水土里の魅力写真コンクールを実施し、入賞作品が決定しました。

 令和3年度に実施した「ぎふ水土里の魅力写真コンクール」の入賞作品を紹介します。

最優秀賞(知事賞)

最優秀賞
【題 名】花に包まれて
【撮影者】佐合富春氏
【講 評】手前に白花映えるマーガレット、奥に棚田の両側から思い思いに苗を植える子どもたち、中景に水面(みなも)の点在する棚田と棚田を支える集落を配して、遠景の中で背後の里山、奥山へとつながる。連なる景観を遠近感あふれるシャープな構図で切り取り、早春から初夏の棚田をめぐる情景を映し込むとともに、子どもたちの思い思いの体験学習の姿を介在させて次代への期待(希望)が込められている。豊かな棚田地域の静寂の中で次代をつなぐ子どもたちの田植えの動きを通して、ぎふ水土里の魅力写真コンクール「水土里を担う」テーマが具現されている。白花と田植えを配した優れた構図によって匂い立つ季節感をも醸し出しており、最優秀賞にふさわしい美しい秀作である。

優秀賞

優秀賞1
【題 名】最高のキャッチ
【撮影者】佐合正子氏
【講 評】コロナ禍でできなかった体験学習が2年ぶりで、うれしくてたまらない。はりきって苗を植えていくと、横の友だちより早くなくなった。「苗をちょうだい」。「よし投げるぞ」。こんな掛け合いがあったろうか。「落とすと跳ねるぞ」。横目で心配そうな友だちと腰の据わった頼もしい受け手の表情が対照的に絶妙に捉えられ、飛翔する苗も鮮明に映し込まれて、シャッターチャンスを逃さない撮影技術の高さがうかがわれる。田植え体験をする子どもの表情に次代への希望が込められており、苗の受け渡しに「水土里を担う」受け手の予兆が感じられる優れた秀作である。

優秀賞2
【題 名】里山好日
【撮影者】中井孝弘氏
【講 評】代々にわたって引き継がれてきた石積み棚田に今年も水を張り、待望の田植えができそうだ。そんな棚田の一画で黙々とトラクターを駆って代かきにいそしむ。やや後ろでは、ちらほらとイベントを準備する農家の姿があり、オーナー制を支える準備作業の一コマであろうか。田作りには、こうした地道な下準備が不可欠である。まさに「水土里を担う」農家の姿が垣間見える作品といえよう。撮影には緩やかな谷筋を挟んで「くの字」に延びる棚田群が選ばれ、棚田の水面には、晴れた空、背後の木立が写り込んで光る。撮影ポイントと天候に恵まれ、絶好のシャッターチャンスを生かして、見事な構図で切り取った秀作である。

佳作

佳作1
​【題 名】縄ない
【撮影者】石田裕道氏

佳作2
【題 名】小さな担い手
【撮影者】荻山清和氏

佳作3
【題 名】田園の中を行く
【撮影者】垣内喜久雄氏

佳作4
【題 名】田の神様に感謝
【撮影者】金森健次氏

佳作5
​【題 名】農繁期に備えて
【撮影者】河村力氏

佳作6
【題 名】助っ人登場
【撮影者】後藤守忠氏

佳作7
​【題 名】満足~今年もよく実った
【撮影者】園部豊治氏

佳作8
【題 名】山の気と人の手と
【撮影者】水野文敬氏

佳作9
【題 名】未来へのエール
【撮影者】三宅あや子氏

佳作10
【題 名】未来の担い手
【撮影者】森恵美氏

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