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今年度の柿田遺跡の発掘作業が終了しました

柿田遺跡発掘作業概要報告

柿田遺跡(かきだいせき)は、可児市柿田に所在し、縄文時代から中世にかけての集落跡及び生産遺跡です。文化財保護センターでは、平成11から13年度にかけて東海環状自動車道建設事業に伴う調査を行い、弥生時代から中世にかけての集落跡や水田跡及びそれを取り巻く自然流路などを確認しました。令和3年4月から11月まで発掘作業を行い、掘立柱建物1棟の他、古代から中世にかけて形成されたと見られる自然流路、水制遺構(堰)を伴う水路などを確認しました。

C18地点で確認した、掘立柱建物と水制遺構を伴う水路の写真です
掘立柱建物と水制遺構を伴う水路(西から)
今回の調査で出土した遺物は土器類が中心で、土師器、須恵器、灰釉陶器、中近世陶磁器が約27,000点出土しました。また、下駄や建築部材などの木製品も多く出土しました。今回の調査で確認されたことを踏まえ、今後、調査成果の詳細な検討を行っていく予定です。
自然流路内から出土した木製品の写真です
自然流路内から出土した木製品
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