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平成29年度ぎふ水土里の写真コンクールの結果について

 清い流れの農業用水(水曜日)、緑豊かな農地(土曜日)、豊かな自然や田園風景を擁する農村(里)は、人間の生命を支える食料の重要な供給源であるだけでなく、生態系の保全や洪水を防止するなどの様々な面から私たちの生活を支えています。
 農地や農業用水などの資源(水土里)は、都市に人々が将来に渡り、よりよい環境の下で生きていくためにとても大切なものであり、「県民共有の財産」です。
 農村地域の助け合いにより、県民共有の財産を次の世代へ守り伝えられてきました。
 このたび、農業・農村の様々な魅力を広く皆さんに知っていただくため、「農村地域の助け合い」をテーマにぎふ水土里の魅力写真コンクールを実施し、入賞作品が決定しました。

 平成29年度に実施した「ぎふ水土里の魅力写真コンクール」の入賞作品を紹介します。

最優秀賞(知事賞)

最優秀賞
【題名】清い流れを皆の手で
【撮影者】奥田忠良氏
【審査講評】地区住民総出による清き水の流れを確保するため、水路の泥上げ作業です。皆さん慣れない手つきで頑張りました。
審査員講評:命を支えるイネ(イのちのネ)には先人の魂がコメられてきた。子孫が安心して生きていくためには、田んぼと用水の整備が悲願であった。長年の土地改良の積み重ねがここまで、広い田んぼと丈夫な用水路をしつらえてきた。一方で安定した用水の確保には、延々と引き継いできた用水路の維持管理を伴う。この作品は、混住化しつつある農村地域にあってこれからも不可欠な協働作業の一瞬を切り取ったものである。先人が築き、つないできた水路の泥上げ作業を今の地域住民が黙々と営む。遠近感あふれる豊かな構図と見事なシャッターチャンスで切り取り、ぎふの水土里の魅力写真コンクール「農村地域の助け合い」のテーマに沿った最優秀賞にふさわしい作品である。

優秀賞

優秀賞1
【題名】わたしとおじいちゃんとの連携プレイ
【撮影者】三宅あや子氏
【講評】棚田の稲刈り、稲架(はざ)掛けという収穫体験作業のなかで垣間見えた一コマである。「おじいちゃん、はい」。刈り取ったばかりの稲束を稲架ごしに、ほほえむおじいちゃんに手渡す。幼い女の子の背伸びした表情が、人手に頼る農業の未来や希望をつないでくれる。この写真のもつ空気感は、観るものに不思議な「癒し」を醸し出す。苦しいながらも楽しみながら手をつないでいこうね、世代を超えた「助け合い」の姿を教えてくれる。農作業体験の温かい一瞬を芸術的な構図で切り取り、稲架掛け作業にも躍動感を与えている。最優秀作品に劣らない秀作である。

優秀賞
【題名】一丸となって地域を作る
【撮影者】伊藤勝氏
【講評】助け合いをテーマとした応募作品には、めずらしい茶園の茶摘み作業の一コマである。カラフルなはっぴ、作業着、帽子という「いでたち」が、地域のいろんな団体の人々の協働作業であることを教えてくれる。ブランド茶の一番茶ともなると、新茶は、わずかしか取れない一芯二葉でつくるのか。ぜいたくなお茶、玉露や煎茶などの最高級品がそうである。茶園の一角に集まって、無心に人手で新葉を摘む姿は、こうして営々と引き継がれてきた。ブランドを保全継承する現実の姿を示している。作品は、新緑の茶園を背景に配し、みんなで一斉に茶摘みにいそしむ一コマを見事な構図で切り取った秀作である。

佳作

佳作1
​【題名】後継ぐよ
【撮影者】可児芳春氏

佳作2
【題名】天空の里(茶畑)
【撮影者】川合定治氏

佳作3
【題名】恵み
【撮影者】川合登志枝氏

佳作4
【題名】ナイスキャッチ
【撮影者】佐合正子氏

佳作5
​【題名】重いけどがんばろう!
【撮影者】梅田元雄氏

佳作6
【題名】田植機体験を楽しむ竹原小生徒
【撮影者】池戸正則氏

佳作7
​【題名】次米お田植え祭り
【撮影者】佐合富春氏

佳作8
【題名】共動作業
【撮影者】西尾達也氏

佳作9
【題名】結の里
【撮影者】竹岡正行氏

佳作10
【題名】初夏の頃
【撮影者】中井孝弘氏

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