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大垣城跡・城下町

所在地

大垣市丸の内(おおがきしまるのうち)
地図<外部リンク>

時代

中世から近世

発掘区
発掘区西半の全景(西から撮影)

発掘状況

大垣城跡・城下町は、揖斐川が運ぶ土砂によって形成された扇状地に所在し、発掘区は現在の大垣城跡天守から約200m西に位置しています。発掘調査によって、中世から近代にかけての遺構・遺物を確認しました。上の写真の中央は、近代の大溝(上幅5m40cm・深さ1m20cm)です。

近代の大溝の様子

石積
大溝北面の石積(南西から撮影)

近代の大溝の北面に、高さ約1mの石積が部分的に残っていました。
写真を見ると、石積が沈まないように胴木(どうぎ)とよばれる丸太をすえられた様子がわかります。

漆器の出土状況

漆器
漆器の出土状況(東から撮影)

近代の大溝の底に掘られた土坑1基から、漆器5点・箸8点とともに貝殻(大半がハマグリ)約350点が出土しました。これらの遺物は、まとめて埋められたものと考えられます。

中世の溝の様子

中世溝
中世の溝の様子(北から撮影)

写真は、近代の大溝によって切られた中世の溝(上幅4m30cm、深さ1m50cm)です。この溝の断面は逆台形で、底面が水平に掘られています。写真以外にも、南北方向に並行する溝が2条見つかりました。

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