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野生動物と人との棲み分けを図るバッファーゾーン(緩衝帯)の整備
県では、「清流の国ぎふ森林・環境税」の一事業として、農作物被害をひきおこす野生動物と人との棲み分けを図るよう、バッファーゾーン(緩衝帯)の整備を支援しています。
令和2年度、可茂農林事務所の管内では、イノシシ等による農作物被害の低減を目的に、3市町で約46haの整備が進められました。
整備状況 わなの設置状況
農地近辺の里山林の林縁部を伐採するとともに、更に奥の山林についても不用木を除去するなど、隠れ場所がなく見通しの良い状態とすることで、イノシシ等が農地に寄り付きにくい環境が整備されました。
また、整備後の維持管理を行いやすいよう、高木を残し灌木類が繁茂しにくい環境づくりにも配慮しています。あわせて、わなによる捕獲や侵入防護柵の設置も進められています。
可茂農林事務所では、野生動物による農作物被害軽減につながるよう、今後もこのような山林を整備する取り組みについて支援してまいります。
【整備場所】 美濃加茂市蜂屋町、山之上町、伊深町地内 43ha
加茂郡川辺町下飯田、鹿塩地内 2ha
加茂郡白川町赤河地内 1ha
【補助事業名】 里山林整備事業 バッファーゾーン(緩衝帯)整備
【補助事業者】 美濃加茂市、川辺町、白川町
【全体事業費】 32,626,000円 (補助金額 32,326,000円)