岐阜県鉱工業指数月報200910

岐阜県鉱工業指数（平成21年10月分）

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生産指数〜前月比8.3％の上昇〜

1．概況

　平成21年10月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、繊維工業等が低下したものの、化学工業、情報通信機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は8.3％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷指数も4.8％増と前月に引き続き上昇し、在庫指数は0.2％減と低下に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は20.7％減となり、15カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、替刃、はさみ等が減少したものの、スチール又はステンレスシャッター、軽金属板製品（産業用品）等が増加したため、3.9％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も3.7％増と前月に引き続き上昇し、在庫は4.8％増と上昇に転じた。
　機械工業の生産は、研削盤、乗用車ボデー等が減少したものの、携帯電話、旋盤等が増加したため、
12.8％増と5カ月連続で上昇した。また、出荷は6.0％増と上昇に転じ、在庫は4.2％増と前月に引き続き上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、不定形耐火物、生コンクリート等が増加したものの、タイル（陶磁器製タイル）、陶磁器製台所用食卓用品等が減少したため、1.3％減と5カ月ぶりに低下した。また、出荷は1.7％減と低下に転じ、在庫は2.2％減と低下した。
化学工業の生産は、触媒（自動車排気ガス浄化用）、活性炭が減少したものの、医薬品、無水酢酸等が増加したため、22.3％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も17.1％増と前月に引き続き上昇し、在庫は0.3％減と低下に転じた
　プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品等が増加したものの、プラスチック製容器、発泡プラスチック製品等が減少したため、1.3％減と低下に転じた。また、出荷も0.1％減と低下に転じ、在庫は0.1％減と4カ月ぶりに低下した。