岐阜県鉱工業指数月報200905

岐阜県鉱工業指数（平成21年5月分）

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生産指数前月比3.0％の低下

1．概況

　平成21年5月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業等が上昇したものの、一般機械工業、情報通信機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は3.0％減と低下に転じた。また、出荷指数は1.9％減と前月に引き続き低下し、在庫指数は1.2％減と低下に転じた。
　なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は34.1％減となり、10カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、超硬チップ等が増加したものの、アルミサッシ、スチール又はステンレスシャッター等が減少したため、4.7％減と低下に転じた。また、出荷も6.8％減と低下に転じ、在庫は3.5％増と3カ月連続で上昇した。
　機械工業の生産は、乗用車ボデー、電子回路基板等が増加したものの、携帯電話、研削盤等が減少したため、4.0％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は2.3％減、在庫は6.3％減と、ともに前月に引き続き低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、特殊炭素製品、セメント等が増加したものの、タイル（陶磁器製タイル）、触媒担体・セラミックフィルタ等が減少したため、2.5％減と8カ月連続で低下した。また、出荷は2.4％減と前月に引き続き低下し、在庫は2.1％減と3カ月連続で低下した。
化学工業の生産は、活性炭、メラミン樹脂等が減少したものの、医薬品、無水酢酸等が増加したため､3.2％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も2.8％増と前月に引き続き上昇し、在庫は2月6日％減と低下に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製容器、プラスチック製フィルムが減少したものの、プラスチック製機械器具部品、発泡プラスチック製品等が増加したため、0.8％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も1.4％増と前月に引き続き上昇し、在庫は3.2％減と低下に転じた。