岐阜県鉱工業指数月報200902

岐阜県鉱工業指数（平成21年2月分）

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生産指数前月比8.6％の低下

1．概況

　平成21年2月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、化学工業、精密機械工業等が上昇したものの、輸送機械工業、情報通信機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は8.6％減と5カ月連続で低下した。
また、出荷指数も7.0％減と5カ月連続で低下し、在庫指数は7.1％減と4カ月ぶりに低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は33.1％減となり、7カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品(産業用品)が増加したものの、橋りょう、ボルト・ナット等が減少したため、14.6％減と5カ月連続で低下した。また、出荷も13.8％減と5カ月連続で低下し、在庫は16.3％減と前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、金型、プラズマテレビ等が増加したものの、携帯電話、乗用車ボデー等が減少したため､13.7％減と4カ月連続で低下した。また､出荷は8.3％減と5カ月連続で低下し､在庫は6.9％減と低下に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、ガラス製品(容器類)、陶磁器製台所用食卓用品等が増加したものの、生コンクリート、タイル（陶磁器製タイル）等が減少したため、1.8％減と低下に転じた。また、出荷も8.4％減と低下に転じ、在庫は6.3％減と前月に引き続き低下した。
化学工業の生産は、触媒（自動車排気ガス浄化用）、メラミン樹脂等が減少したものの、医薬品、無水酢酸が増加したため、3.8％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷も4.1％増と3カ月連続で上昇し、在庫は18.4％減と低下に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製容器、プラスチック製板が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製フィルム等が減少したため、7.8％減と6カ月連続で低下した。また、出荷は5.8％減と4カ月連続で低下し、在庫は9.6％減と5カ月ぶりに低下した。