岐阜県鉱工業指数月報200810

岐阜県鉱工業指数（平成20年10月分）

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生産指数前月比0.2％の低下

1．概況

　平成20年10月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、情報通信機械工業、その他工業等が上昇したものの、一般機械工業、輸送機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は0.2％減と低下に転じた。また、出荷指数も1.9％減と低下に転じ、在庫指数も1.3％減と前月に引き続き低下した。
　なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は6.5％減となり、3カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ばね、超硬チップ等が増加したものの、軽金属板製品（産業用品）、橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等)等が減少したため、4.1％減と低下に転じた。また、出荷も3.8％減と低下に転じ、在庫は12.2％減と前月に引き続き低下した。
　機械工業の生産は、電子回路基板、油圧機器等が減少したものの、携帯電話、旋盤等が増加したため、2.4％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は1.5％減と低下に転じ、在庫は8.1％増と上昇に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、生コンクリート、気泡コンクリート製品等が増加したものの、触媒担体・セラミックフィルタ、ガラス長繊維製品等が減少したため、1.5％減と低下に転じた。また、出荷は1.7％増と前月に引き続き上昇し、在庫は3.8％減と前月に引き続き減少した。
化学工業の生産は、無水酢酸が減少したものの、医薬品、自動車排気ガス用(触媒)等が増加したため、8.0％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も6.6％増と前月に引き続き上昇し、在庫は
17.5％減と3カ月ぶりに低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製継手等が増加したものの、プラスチック製容器、ホース（プラスチック製）等が減少したため、0.1％減と前月に引き続き減少した。また、出荷は0.6％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は1.0％増と増加に転じた。