岐阜県鉱工業指数月報200802

岐阜県鉱工業指数（平成20年2月分）

鉱工業指数（季節調整済）（表）のダウンロード[Excelファイル／146KB]

生産指数前月比1.3％の低下

1．概況

　平成20年2月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業等が低下したものの、一般機械工業、電気機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は1.3％増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷指数は4.8％増と4カ月ぶりに上昇し、在庫指数は0.6％減と3カ月ぶりに低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.3％増となり、5カ月連続で前年を上回った。

季節調整済指数...季節的、社会制度による1年を周期として繰り返される変動を取り除いて指数化したもの
原指数...調査によって得られた数値をそのまま指数化したもの

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、はさみ、石油温水給湯暖房機等が減少したものの、アルミサッシ、ボルト・ナット等が増加したため、2.4％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は1.1％減と低下に転じ、在庫は2.9％増と4カ月ぶりに上昇した。
機械工業の生産は、電子回路基板、ポンプ等が減少したものの、デジタルカメラ、超硬工具（超硬チップを除く）等が増加したため、2.4％増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷も6.3％増と上昇に転じ、在庫は0.1％減と3カ月ぶりに低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製電気用品、研削砥石等が増加したものの、ファインセラミックス、生コンクリート等が減少したため、7.0％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は3.2％増と前月に引き続き上昇し、在庫は0.5％減と前月に引き続き低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製継手、発泡プラスチック製品等が減少したものの、プラスチック製フィルム、その他のホース（プラスチック製）等が増加したため、0.7％増と上昇に転じた。また、出荷も0.9％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は1.2％減と3カ月連続で低下した。
繊維工業の生産は、不織布、ニット生地染色整理等が増加したものの、織物製外衣、毛織物等が減少したため、0.2％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は6.4％増と上昇に転じ、在庫は0.5％減と4カ月連続で低下した。