岐阜県鉱工業指数月報200712

岐阜県鉱工業指数（平成19年12月分）

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生産指数前月比1.1％の低下

1．概況

　平成19年12月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、プラスチック製品工業等が上昇したものの、電気機械工業、化学工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は1.1％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷指数は0.7％減と前月に引き続き低下し、在庫指数は2.2％増と4カ月ぶりに上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は0.4％増となり、3カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品（産業用品）、橋りょう等が増加したものの、ボルト・ナット、スチール又はステンレスシャッター等が減少したため、3.4％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は3.1％減と前月に引き続き低下し、在庫も1.8％減と前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、ポンプ、旋盤等が増加したものの、携帯電話、研削盤等が減少したため、2.4％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は3.1％増と3カ月連続で上昇し、在庫は6.3％増と3カ月ぶりに上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製タイル、特殊炭素製品等が減少したものの、ファインセラミックス、石工品等が増加したため、3.6％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷は11.5％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は1.0％増と3カ月ぶりに上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、プラスチック製シートが減少したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製継手等が増加したため、1.5％増と上昇に転じた。また、出荷は0.6％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は0.6％減と4カ月ぶりに低下した。
繊維工業の生産は、ニット生地染色整理、合成繊維織物染色整理等が減少したものの、織物製外衣、ニット製靴下等が増加したため、3.2％増と上昇に転じた。また、出荷は6.3％増と上昇に転じ、在庫は3.9％減と前月に引き続き低下した。

3．全国、中部との生産指数の比較（12月分）