岐阜県鉱工業指数月報200711

岐阜県鉱工業指数（平成19年11月分）

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生産指数前月比0.6％の上昇

1．概況

　平成19年11月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、金属製品工業、プラスチック製品工業等が低下したものの、一般機械工業、電気機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は0.6％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷指数は0.4％減と2カ月ぶりに低下し、在庫指数は2.0％減と3カ月連続で低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は3.0％増となり、前月に引き続き前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、作業工具、粉末や金製品（機械材料）等が増加したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が減少したため、4.7％減と低下に転じた。また、出荷は6.0％減と低下に転じ、在庫は1.3％減と3カ月ぶりに低下した。
機械工業の生産は、懸架制動装置部品（ショックアブソーバ）、印刷機械等が減少したものの、携帯電話、研削盤等が増加したため、3.4％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は1.7％増と前月に引き続き上昇し、在庫は7.6％減と前月に引き続き低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、ガラス製品（容器類）、生コンクリート等が減少したものの、ファインセラミックス、特殊炭素製品等が増加したため、3.5％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は3.4％増と前月に引き続き上昇し、在庫は0.9％減と前月に引き続き低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製シート、発泡プラスチック製品等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製フィルム等が減少したため、5.2％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は0.4％増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.2％増と3カ月連続で上昇した。
繊維工業の生産は、ニット製靴下、羽毛・羽根ふとん等が増加したものの、織物製外衣、不織布等が減少したため、3.2％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は6.1％減と低下に転じ、在庫は6.9％減と3カ月ぶりに低下した。

3．全国、中部との生産指数の比較（11月分）