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地元から出土した土器に触れる体験(出前授業報告5月)

センターの出前授業では、本物の遺物に触れる活動を大切にしています。中でも自分たちの住んでいる地域の身近な場所から出土した遺物に触れてもらいたいと、できるだけ授業に出向く学校の近隣の遺跡から出土した遺物を持っていくように配慮しています。

池田町立温知小学校への出前授業

南高野古墳出土の大型器台

温知小学校がある池田町には数多くの古墳がありますが、センターではその中の1つ、南高野古墳を発掘調査しています。土砂崩れによって埋没していた古墳で盗掘もされていないことから、状態のよい土器がたくさん見つかっています。この中で温知小学校の出前授業には、中学校の歴史教科書にも掲載されている大型器台を持っていき、児童の皆さんに触れてもらいました。
大型器台の観察(池田町立温知小)
大型器台の観察(池田町立温知小学校)

授業後担任の先生からは「給食時間には出前授業で見せてもらった土器の話で盛り上がっていました」との報告をもらいました。

高山市立新宮小学校への出前授業

弥生時代中期(内垣内式)の土器

飛騨の弥生時代の土器には、鳥の羽のような文様が特徴の内垣内(うちがいと)式というものがあります。この土器の名前のもとになった遺跡が新宮小学校区内にあることから、新宮小学校の出前授業には内垣内式土器の完形品を持っていきました。
弥生土器の観察
弥生土器(中央のもの)の観察
児童の皆さんの前に、土器を提示すると、「おー」という感動の声が聞かれました。
学校近隣から出土した遺物を紹介すると、自分たちの身近な場所からこんな昔のものが出ていたのかと驚きの声が多く上がります。このような経験から自分たちのふるさとへの見方や考え方を広げたり、深めたりしてほしいと願っています。

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