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本県の有効求人倍率は、全国的にも高い水準で推移しており、県経済をけん引している製造業を始め、多くの企業で深刻な人手不足が顕在化しています。
また、本県の大学進学者の8割近くが、主に東海北陸、関西、関東などの県外に進学し、そのUターン率は3割程度(県産業人材課調べ)に留まるなど、若者の県外流出が大きな課題となっています。特に、県外の進学先の約5割が愛知県であり、名古屋圏へのストロー現象が顕著になっています。
県外への進学者は、優先的に現地の県外企業や都市部の企業を対象に就活を行うことが多いため、その結果、岐阜県企業は注目されにくい傾向にあります。
さらに、製造業を中心とする多くの岐阜県企業は、企業間取引が中心であるため一般的な知名度が低く、最初から学生の就活の対象から外されることも少なくありません。こうした不利な状況に直面する多くの県内企業は、慢性的に深刻な人材不足に陥っています。
こうした状況のなか、新型コロナ感染症の影響もあって地方回帰の機運の高まりが見られるようになったことを好機と捉え、県内外の大学生や若年求職者、県内高校生などを対象に、岐阜県で働く魅力や県内企業の魅力を、リアルとWEBのハイブリッドで発信する、県内最大規模の合同企業説明会「オール岐阜・企業フェス」を開催し、若者と県内企業のマッチングを図ります。
この事業においては、民間のノウハウを活かして実施するものとし、ついては、委託先を決定する公募型プロポーザルを行いますので、参加事業者を募集します。