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食品科学研究所

研究所紹介

 岐阜県では「食料品分野」を成長産業と位置付け、特徴的な健康食品を製造する食品業界や特徴的な清酒等を製造する醸造業界などの産業振興を推進しています。岐阜県食品科学研究所は、その中核的な役割を担う県の機関として、地域の食品産業及び関連企業等の支援とともに、地域食材等を活かした研究開発、実践的教育・人材交流による専門人材育成等を行う新たな拠点です。特に当該施設は、ライフサイエンス分野(医薬獣農工)の一大クラスターを形成している岐阜大学エリア内の中心に位置し、学官が一丸となって食品科学分野に関する先端的な研究開発や企業の新製品開発等を促進し、食品産業の発展に貢献します。

概要


地域食材等を活かした研究開発の推進


研究開発・共同研究

  • 県試験研究機関の大学構内設置に伴い、より一層の県内企業との連携を加速
  • 県内食品企業が求める食品素材の探索から、評価、試作まで一貫した支援を実施
  • 産学官が一体となり食料品分野の技術競争力を強化するため、食料品の付加価値向上や新たな機能性食品開発を実施

食品・ヘルスケア関連企業等の支援体制の拡充


食品開発支援体制の強化

  • 食品関連企業ニーズに対する技術相談、共同研究、高度分析などのフルサポート体制を構築
  • 食品の機能性(抗酸化、抗老化、抗アレルギーなど)や、食品から発する香り成分など各種有効成分の分析を実施

微生物利用〜微生物を利用した食品の開発〜

  • 食品の微生物検査や簡易的な動物細胞の培養・観察のほか、酵母や乳酸菌などの増殖試験などにより、微生物を利用した食品開発を支援

醸造・発酵〜新たな清酒ブランドの開発を支援〜

  • 清酒などの醸造・発酵試験や、官能試験(鑑評会など)、試作品の分析や味・色・香りなどの評価を実施

試作・加工〜新たな食品試作加工に活用〜

  • レトルト殺菌装置や燻製器、乾燥機等による、地域食材を使った食品の試作加工を実施

実践的教育・人材交流による専門人材の育成推進


実践的教育による社会貢献

  • 食品加工・製造などの実践的教育カリキュラムの強化、学位取得など社会人技術者への知的支援の推進

産学官連携〜県内企業と連携強化〜

  • 施設内にサロンを設置し、企業技術者、大学教員、県技術職員が集い、気軽に議論や相談できる環境を整備

ご利用案内


依頼試験サービス

 企業から依頼された食品分野の製品や材料について試験・測定・分析等を行い、試験成績報告書を発行します(有料)。


開放機器サービス

 機器・設備を開放し、企業の皆様にご利用いただける開放機器サービスを提供します(有料)。


受託・共同研究

 企業の抱える技術課題を有料で受託し研究所で研究を実施します(有料:受託研究)。
 企業や大学などと共同で研究開発を実施します(共同研究)。


技術支援

 企業が抱える技術課題や新製品開発課題など、電話、メール、来所により技術相談を受け付けています(無料)。
 相談内容に応じ各種支援メニューをご紹介します。

  • 専門家(大学教授等)を派遣し、企業訪問により課題を解決する巡回技術支援事業
  • 企業の技術力向上を支援するための、研修、セミナーの開催(中小企業技術者研修、各種講演会、セミナー、研修生受け入れ)

技術情報

研究成果発表会の開催、研究報告・ミニ情報誌の発行、ホームページの公開を行います。


組織

  • 所長
  • 管理調整係:服務・福利厚生、予算・監査、庁舎管理
  • 産学連携部:岐阜大学、岐阜薬科大学との連携(業界とのマッチング、人材育成)、機能性食品・素材に関する研究・技術支援、産学官の連携、知財、広報
  • 試験研究部:食料品、飲料、食品素材、物性等に係る研究・技術支援

岐阜県職員倫理憲章食品科学研究所実行計画

 平成18年7月に発覚した不正資金問題に対する深い反省と再発防止への固い決意とともに、岐阜県職員としての基本理念を示すために平成18年12月28日に制定した「岐阜県職員倫理憲章」の内容を実践するため、食品科学研究所実行計画を定めます。
岐阜県職員倫理憲章食品科学研究所実行計画 [PDFファイル/285KB]<外部リンク>

主な業務内容

県内産業界のニーズに応えた研究開発や依頼試験等に取り組んでいます。
<対象業種及び分野>
畜産加工、水産加工、野菜・果実加工、穀類加工、醸造、寒天製造

食品科学研究所庁舎

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