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東海旅客鉄道株式会社が、リニア中央新幹線第一木曽川橋りょうの工事に伴い発生した土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超える「ヒ素」が検出されたため、昨日(9月12日)に同社から恵那県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)土壌調査地点
中津川市落合地内(工事現場から約1.3Km離れた工事発生土の仮置場)
(2)調査結果の概要
【土壌溶出量調査】
項目 |
調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 |
土壌溶出量 基準 |
基準超過 倍率 |
---|---|---|---|---|---|
ヒ素 | 1 | 1 |
0.015 |
0.01mg/L以下 | 1.5倍 |
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
2 汚染の原因
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
なお、周辺地域には、ヒ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、中津川市の協力を得て、第一木曽川橋りょうの工事現場及び工事発生土の仮置場から自然河川により隔てられた地域を除く半径250mの範囲内にある家庭及び事業場を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を実施します。
(2)事業者に対する指導について
汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導しました。