岐阜国道事務所が国道41号バイパス工事に伴い、事前に2箇所の土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌含有量基準を超える鉛、土壌溶出量基準を超える六価クロム及びヒ素が検出されたため、本日(4月26日)、岐阜国道事務所から可茂県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)所在地
加茂郡白川町河岐地内
(2)調査結果の概要
【調査箇所1】
調査時期:令和4年2月から令和5年2月
(土壌含有量)
項目:鉛
調査検体数:43
調査結果:15未満から160(mg/kg)
土壌含有量基準:150mg/kg以下
最大基準超過倍率:1.1倍
※土壌溶出量はすべて基準値以内
【調査箇所2】
調査時期:令和3年2月から令和3年5月
(土壌溶出量)
項目:六価クロム
調査検体数:18
基準超過検体数:2
調査結果:0.005未満から0.08(mg/L)
土壌溶出量基準:0.05mg/L以下
最大基準超過倍率:1.6倍
項目:ヒ素
調査検体数:23
基準超過検体数:4
調査結果:0.001から0.018(mg/L)
土壌溶出量基準:0.01mg/L以下
最大基準超過倍率:1.8倍
※土壌含有量はすべて基準値以内
2 汚染の原因
現時点では不明です。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
六価クロム及びヒ素について、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」(以下、「要綱」という。)に基づく周辺地下水調査範囲(土壌溶出量基準超過地点から地下水の流向を考慮した半径500mの範囲)に井戸がないことを確認しているため、周辺地下水調査は実施しません。
また、鉛については、土壌含有量の基準超過であるため、要綱に基づく周辺地下水調査を実施しません。
(2)報告者に対する指示等について
岐阜国道事務所に対し、土壌汚染の拡大を防止する措置を行うよう助言しています。
また、要綱では、自主的に実施した土壌又は地下水調査から汚染が判明した場合、速やかに各県事務所及び岐阜地域環境室へ報告することとしているため、岐阜国道事務所に対し、今後汚染が判明した場合には速やかに報告するよう指示しました。
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