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事業のあらまし(工業用水道事業)

事業のあらまし

 可茂工業用水道事業は、既存企業の発展ならびに東海環状自動車道の開通による企業立地の増加に伴い増大することが見込まれる水需要に応え、産業の振興に貢献することを目的に事業を行っています。東海環状自動車道の開通などを要因として給水区域内の工場建設及び工業用水需要は増加基調にあり、今後ますます当事業の果たす役割に期待が増すところとなっています。

1.事業の経緯

 当事業は、可茂地域の1市2町(美濃加茂市・坂祝町・川辺町)へ計画給水量13,500m3/日を給水するため、平成7年度に補助事業採択を受け、8年-9年度に施設を建設、12-13年度には給水区域内の工業団地整備に合わせた管路の拡張、14年度にはポンプ施設の整備等による管路延長など、地域の工業用水需要に応えているところです。また、15年度からは水資源及び施設の有効活用や事業経営の向上等を図るため、公園などへの雑用水の供給を行っています。

給水の概要(令和6年4月1日現在)
業種 給水先事業所数 契約水量
製造業 10事業所 4,728m3/日
雑用水 3事業所 696m3/日
合計 13事業所 5,424m3/日

2.工業用水道施設の概要

 当事業は、利水・治水・発電用多目的ダムとして共同負担方式により建設された岩屋ダム(岐阜県下呂市)を水源とし、清流飛騨川において取水(表流水)後、約17kmの木曽川用水を経て美濃加茂市地点より専用施設へ導水(0.9km)しています。岩屋ダム及び木曽川用水は、独立行政法人水資源機構の管理となっています。配水場からは、原水を自然流下方式1ルート(13.4km)とポンプ圧送方式1ルート(1. 4km)の計2ルートにより配水し、導水管はφ600-900mm、配水管はφ75-450mmのダクタイル鋳鉄管を使用しています。現在施設能力は、9,760m3/日です。

3.事業の特徴

・取水地点は飛騨木曽川国定公園の清流飛騨川上流にあって、良質な原水が確保されます。
・将来的な需要の増加にも対応できる豊富な水量を確保しています。
・配水管は東海環状自動車道の美濃加茂IC周辺及び最寄りの工業団地に整備しており、進出企業に対してスムーズに水を供給することが可能です。
・平成9年度末に完成した配水管は、耐震性を有しています。

4:位置・管路図

・岐阜県可茂地域のご案内

 可茂地域は、岐阜県南部、名古屋市40km圏に位置し、古くは中山道を軸に交通の要衝として栄え、今日では高速道路などの道路網が整い、全国各地に容易にアクセスできる恵まれた交通環境が魅力です。今後、東海環状自動車道西回りの全線開通も予定されており、交通環境の更なる向上が期待されています。

 また、災害リスクの低い固く安定した地盤、立地に恵まれた環境であることから、先端・大手様々な企業の製造工場が数多く立地し、工業都市として成長する一方で、都市公園や総合病院が身近にあり、生活環境も優れた地域です。

ぎふ清流里山公園<外部リンク>

管路図

<外部リンク>

工業用水道事業