ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 知事記者会見 > 令和2年度 > 知事記者会見(令和2年9月16日)

本文

知事記者会見(令和2年9月16日)

記事ID:0081308 2020年9月18日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和2年9月16日(水曜日)13時30分(於:岐阜関ケ原古戦場記念館)

司会
 それでは、ただいまより岐阜関ケ原古戦場記念館のオープンに関する知事記者会見を始めさせていただきます。私は司会を務めさせていただきます、岐阜関ケ原古戦場記念館副館長の堀でございます。よろしくお願いいたします。また、記者会見にあたりまして、地元関ケ原町から西脇康世町長様、また、せきがはら史跡ガイド代表細見昌男様にご出席いただいております。どうぞよろしくお願いします。それでは、早速記者会見に移らさせていただきます。知事、よろしくお願いします。

知事
 皆さんこんにちは。本当は先に全部見ていただいて、それから説明するとイメージも湧きますし、聞きたいことも山ほど湧いてくるんでしょうけれども、いろんなスケジュールの都合で、先に会見をやらせていただきます。まず、この記念館ですが、オープンの日にちが決まりまして、10月21日(水曜日)ということで決まりました。
 10月21日という日は、西暦1600年10月21日がまさにこの関ケ原の戦いの日でありまして、ちょうどその合戦から420年というその日にこの記念館がオープンになるということでございます。
 お手元の資料に、小和田先生のメッセージが載っていると思いますけれども、そこに書いてありますように、まさに「『天下分け目』と言われた戦いの現場にタイムスリップして下さい。」と、こういうことでございまして、小和田先生には、まさにこの道の専門家として、いろいろとこれまでもアドバイスしてきていただいておりますが、館長ということで更にリードしていただこうということであります。
 このオープンの記念式典とか内覧会、オープンイベント等々、これからやっていきますけれども、その詳細はまた別途、ご報告させていただきます。当面は「コロナ社会を生き抜く行動指針」ということで、入館予約など一定の入場制限を設けながら、感染防止対策を徹底した上で、万全の対策を打ちながら、進めていこうということでございます。
 この記念館は、記念館そのものを楽しんでいただくと同時に、戦国武将観光の新たな拠点ということで、今後広域的な周遊観光を繰り広げていただくひとつのポイントになると、そういうことでございます。
 これから皆様方、現地見学会ということで記念館をご覧いただきますけれども、展示品への影響を極力避けるということで、実は展示品、史料等はまだ展示しておりませんので、そこはぜひご了解をいただきたいと思います。
 オープン直前には、まさに完全に完成した記念館ということで、内覧会を予定しておりますので、改めてご案内したいと思っております。
 それから、ここに入られる時に、この記念館の外観を見ていただいていると思いますけれども、古戦場のイメージで、この展望台は櫓(やぐら)のイメージでつくってあります。それから2階のテラス部分には、馬防柵をイメージした、この柵が張り巡らせてありますし、それから壁面は甲冑の縅(おどし)ですね、このイメージであります。それから、1階の軒先は日本刀の剣の切っ先というんですか、これをイメージしてつくっておりますので、改めてちょっとそういう目で眺めていただけたらと思います。
 この建物は、関ケ原の駅を降りてこうずっと上がってきたときのアプローチですね、この道からどういうふうに見えてくるかという、この辺も角度等々相当工夫しておりますので、お帰りの際、もしそういうことでこっちに来られる時に見ておられない時は、逆にあの駅の方に向かっていただいて、こちらを振り返っていただくと、“ああなるほどこういうふうに見せたいんだな”ということもご理解いただけるのではないかなと思います。
 それから、まだオープンしておりません、少し後で遅れてオープンするわけですけれども、お隣にレストランとか、あるいはグッズを売る、結構十分なスペースがありますので、そこでもまたいろんな試みができるのではないかと思っております。
 まず1階でありますけども、あのグラウンドビジョンとシアターということでありまして、グラウンドビジョンはまず入って関ケ原の戦いへの経過を床のスクリーンに映しまして、天からこう覗き込むように関ケ原を見ていく、関ケ原の戦いを見ていくという7分半の映像でございます。ナレーションは講談師の神田伯山さんにやっていただいておりますので、これもお楽しみいただきたいと思います。
 それから、そこから次にシアターに入りまして、今度は一兵卒の、あるいは一将兵の視点で、関ケ原の合戦に紛れ込んだかのような体験をしていただこうということでございます。約8分ですが、縦4.5m×横13mの大型のスクリーンに映し出される迫力ある映像に加えて、風、振動、それから光のフラッシュ、それから音などですね、臨場感を演出してきておりまして、関ケ原の本戦、戦いの真ん中に自分がいるような、そんな体験をしていただこうということであります。
 それから1階に、多分お気付きになられたと思いますけれども、受付があって、その左側に今日ビニールが張ってありますので、まだこれ何のことか分からないと思いますが、あそこは挟土秀平さんに壁塗りをしてもらおうということで、まだ制作中、途中でございます。完成してないんですけれども、彼はこの東軍と西軍の戦いをどう表現しようかということで色々とお考えになって、まず家康の陣地と三成の陣地からそれぞれ土をお採りになって、それぞれその土で壁土を作って、そしてあの東軍のというか家康の家紋を象徴するようなデザインを、家康の陣地の土をこう塗って。それから同じように、あの石田三成の家紋を想定するようなデザインのところには、今度は石田三成の陣地の土を使って、いわばその東軍西軍の、当時の人たちがそこに、ここに、この地に眠る東軍西軍の人たちの、何と言いますか、肉体そのものが、土になった肉体そのものを、この壁に生かしていくと言うかそういうイメージでですね。なかなか壮大なスケールの壁面を作っていただいておりますので、これはまた、直前の内覧会の時には見られると思いますけれども、またその時に尋ねていただきたいと思います。
 それから2階は展示室でありまして、面積が約800平方メートルということで、例えばバレーボールコート5面くらいの広さでしょうか。今日は展示品はありませんけれども、関ケ原に参戦した武将の甲冑、それから屏風、それから刀剣等々、県や町が所蔵する資料を中心に展示をするということでありますし、それから世界三大古戦場コーナーとか、VR、バーチャルリアリティーですね、VRアトラクションでの、この武将体験とか、火縄銃、槍、陣太鼓などに触れて、当時の雰囲気を体験できるような体験コーナーも設けております。
 それから、3階はお通り過ぎになったと思いますけども、あのセミナールームになっておりまして、いろんな企画をできるようなスペースを用意しております。
 4階が機械室。そして5階がこの展望台ということでありまして、この展望室は360度ガラス張りということで、1階のシアターで感じ取られた臨場感、それから2階の展示室で学んだ知識と、それから現在の関ケ原を重ね合わせて、思いを馳せていただくということでございます。ちょうどこの建物は高さ28mということで、新幹線からもそれと分かるようなスケールでございます。
 それから、ここをいわば関ケ原観光の拠点ということで、今日おいでいただいております史跡ガイドの皆さんのご案内で、古戦場ツアーにここから出かけていただくというようなメニューも用意しております。
 従って、この記念館は、シアター機能、博物館機能、体験機能、企画・セミナー・会議そういったことの機能、展望台機能と、それから観光の、いわば何と言いますかね、案内所と言いますか、インフォメーションセンターと言いますか、そういう機能、そういったものを色々と兼ね備えた建物ということでございます。
 ここが拠点になるわけでありますけれども、ここに辿り着くまでに、もう4年、失礼、5年、6年構想を練り、色々と議論しながらここまで来たわけありますけれども、関ケ原自身ご覧いただきましたように大変広いスペースで、各陣地も色々ございますので、既に陣地ごとに分かりやすく、訪れやすい形で磨きを入れております。それから陣地巡りで7武将と言いますか、武将単位でだいたい2時間ぐらいのウォーキングコースを7つ用意しておりますし、サイクリングコースも5種類用意しております。ちょうどここから岐阜市の金華山まで(を周遊するコースで)100kmなんですよ。だから100kmのサイクリングコースというのは、ここから金華山まで自転車で行くというのが、そういうコースになっておりますけれども、そういう関ケ原全体を色々と見ていただくために、まだまだ、このソフト、ハードを改良するとか、工夫をするとか、あるいは様々な新たなイベントを工夫していくとか、そのようなことを進めてまいります。
 既に、春、秋の関ケ原イベントも定番化してきておりまして、関ケ原で活躍した武将の子孫の方々においでいただいたり、人間将棋をやっていただいたり、それから関ケ原の戦いを模したある種の剣劇のようなものをやっていただいたり、映画、講演会もやったりですね。それから、夜には夜の関ケ原ということで、ナイトイベントを既に2年続けてやってきておりますけれども、竹下景子さんが「ねね」の役で出てこられて、関ケ原の戦いを振り返るという、1時間強の朗読劇を2年続けてやってきております。その竹下さんにこの記念館のアンバサダーということで、対外的にこの魅力をアピールすることに力を貸していただこうと予定しておりまして、オープンの時には、アンバサダーの委嘱状をお渡ししようと考えております。
 そんなことで、この関ケ原を、古戦場であり、それから東西、日本の東西文化のいわば接点ということで、この地域の魅力を、いろんな角度から掘り起こして、整備をして皆さんに楽しんでいただく長い道のり中の一つのプロセスとして、この記念館ができたということであります。それからこの関ケ原は、単に日本の、岐阜の、日本の関ケ原というだけではなしに、既にリンカーン、南北戦争のゲティスバーグと、それからナポレオン戦争のワーテルローと、それぞれ三大古戦場協定というのを結んで、既に古戦場サミットというのをやらせていただいておりますけれども、オープニングの時には、コロナで来られませんけれども、メッセージやら色々いただいております。
 ということで、この魅力を世界にも併せて発信をしていくという、世界の関ケ原という視点も併せてアピールしていこうということで、まだまだこれから何年かかるか分かりませんが、この地域を大きな我々の財産として磨いていく、その一つの大切なステップとして、この記念館が今回ようやく完成に至ったと、こんなことでございます。私の方からは、以上です。

司会
 ありがとうございました。続きまして、関ケ原町長、一言お願いいたします。

西脇関ケ原町長
 関ケ原町長の西脇でございます。
 今、知事の方からオープンの日取りが発表されました。本来ですと、7月17日のオープンということでしたが、コロナの感染症防止のために延期になっているということで、落ち着くまでというような話でしたから、いつ発表していただけるかというのが非常に心配しておりましたけれども、10月21日オープンということが、今日正式に発表していただきました。町民のほうとしても、この日に向けて大きな期待を持って、その日を迎えたいと思っております。
 記念館の開館後におきましては、多くの方がここを訪れていただけると、そして館内を巡り、また、この展望台から関ケ原の古戦場を見ていただけると思っております。ここの展望台から見える各陣跡を見ていただいて、その後、直接現地に行っていただいて、それぞれの陣、例えば、この向こうにあります笹尾山、ここで石田三成が戦況をどのように見て、またどのように感じたか。そういったことにも思いを巡らせていただけると、非常に楽しい関ケ原の体験ができるのかなと。そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 町といたしましても、グランドデザインの策定以後に、各史跡の整備、またサインの整備をやりまして、観光客の方に見やすくさせていただきました。また、史跡ガイドの動員、そちらのほうの養成も図りまして、受け入れ態勢のほうについても努力をさせていただきました。今日、同席していただいておりますけれども、観光客をガイドしていただくせきがはら史跡ガイド、また、ほかの町のボランティアの方、こういった方々に関ケ原を訪れる方に対して、目一杯のおもてなしをさせていただきたいと思っていますので、ぜひとも楽しみにして来ていただきたいと思っております。
 町といたしましては、この記念館の完成をひとつの契機といたしまして、これからますます観光、また史跡の町ということでの関ケ原をアピールさせていただきたいと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。今日は、ありがとうございました。

司会
 ありがとうございました。続きまして、せきがはら史跡ガイド代表、細見昌男様、オープンに向けての意気込みなどをお願いいたします。

細見せきがはら史跡ガイド代表
 ただいまご紹介いただきました、史跡ガイドの細見です。よろしくお願いします。
 古戦場記念館が完成しまして、関ケ原合戦はじめ、戦国武将の活躍の跡、また観光の拠点として、それと合わせて学習のスタート地点として、非常にすばらしい施設ができ誠に喜んでいる次第でございます。
 現在、史跡ガイドは約65名います。その内の4割が町民でございます。近年、特に若い方を中心に、関ケ原町外、また他県からのガイドが多くなってきておりまして、関ケ原の魅力が広がりつつあるのかなと思っております。
 今回のこの記念館オープンで、さらに関ケ原を訪れていただくお客さんが増えるんじゃないかということを期待して、私どもガイドは、関ケ原にお越しいただいたお客様、またご案内させていただいたお客様、これらの方が満足して、また楽しんでいただいて、2度3度とこの関ケ原に足を運んでいただけるようなガイド活動を目指して、これからやっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

司会
 ありがとうございました。それでは記者の皆様から、この記念館開館に関するご質問をお受けいたします。なお、事前の案内のとおり、会見での質疑につきましては、記念館に関する事項に限らさせていただきます。また、後ほどご案内させていただきます見学会の中でも、随時質問をお受けいたしますのでよろしくお願いします。それでは質問のある方は、挙手でお願いします。

記者
 先ほど町長からもありましたけれども、コロナの影響で3ヶ月、開館が延期になったと。結果的に合戦の日のオープンということですけれども、いつオープンするかわからない中で、ようやくオープンするご感慨とか、もしあれば改めてお願いします。

知事
 当初予定の7月17日という日は、石田三成が挙兵した日だったんですね。工事の進捗に合わせて、何かそういう史実と合うような日にちにしようということで、7月17日に設定したんですが、例の新型コロナの問題で、工事関係者から、あるいは展示の作業をする方々から、いったん現場作業を中断したいという申し出がございましたので、無理のない形で仕事を進めていただこうということで、それならということで、今度はまさに正真正銘の関ケ原の合戦の日に合わせてスタートということになったわけであります。
 工事もさることながら、最初に関ケ原グランドデザイン策定委員会というのを、何もないところでスタートして、ここまで来るのに5年から6年かかっておるわけであります。多くの方々にその間、助言やらご指導やらいただいてきまして、また、関ケ原町を挙げて、これに積極的に参加もしていただいたということです。まずはひとつ大きなステップを踏み出すことができたということで、そういう意味で私自身、感慨無量でございます。
 当初から、これは一過性の簡単な点としての記念館を作るプロジェクトではないと。関ケ原全体をどういうふうにレベルアップしていくかという流れの中で、イベントの磨き上げもあるでしょうし、各陣地なり、各戦場のパーツパーツの磨き上げもありますけれども、何と言ってもこの記念館がシンボルになりますので、ぜひ多くの方に“なるほど”と言っていただけるものを、ここに作りたいと思いました。
 外観から始まって、本当に関ケ原に相応しいと言いますか、素晴らしいものができたのではないかということで、本当に多くの方々に感謝をしたい、そんな思いでいっぱいであります。

記者
 ようやく念願のものができたと思うんですけれども、数ある展示の中で、知事が見る一番の目玉はどういったことでしょうか。

知事
 一つだけというのは難しいですね。冒頭ご説明したように、随所に関ケ原らしい魅力を配置しておりますので、一つだけというのは難しいんですが、やはり多くの方々に、身体ごと体感していただけるのはやっぱり1階のシアターですかね。まさに関ケ原の戦いがどんなものだったかということを身体で感じていただけるという意味では、最初に来られた方にとっては、そこが一番印象に残るのではないでしょうか。そこで感じたうえで、ここにやってきて、この展望台から360度眺めて、“ああそこがこうか”、“ここがこうか”というような。映像の方も、鳥瞰図から始まって、見ていただければいいんですが、非常にリアルな映像で、関ケ原の戦い全体を表しておりますけれども、それを今度はもう一回この展望台に上がって、今の関ケ原ということで確認をするという、その重ね合わせが非常に面白いのではないかなと、そんな気がします。

記者
 いろいろな目玉などお話ししていただきましたが、改めて、10月のオープンを楽しみにしている県民の方、その他の県外の方々へのメッセージを少し頂けると。

知事
 実は、世界三大古戦場サミットをやりました時に、三者合意してメッセージを出したんです。そのメッセージは3つから成り立っていまして、一つは、古戦場を大切にしようと。二つ目は、歴史に向き合おうと。それから三番目に、戦争と平和を考えようと。こういうメッセージでありまして、まさにこのメッセージに表れているようなことを体感し、考えていただく、そういう拠点として多くの方々に、何度でも訪れて親しんでいただければと思います。そんなところでしょうかね。
 もう一つ申し上げたいのは、古戦場ということで、どうしても戦いということが強調されがちなんですけれども、なぜここで戦ったかと。ここは壬申の乱の戦いの場でもあるわけです。ですから、日本国が2つに分かれて、東西に分かれて戦うときに、分け目の戦いがここで2度あったと。なぜここであったのかというあたりについても、日本全体の地勢とか、文化圏とか、歴史の流れとか、いろいろと、日本国を治めるというのはどういうことかとか、またその前提としてそれぞれに、東と西にどんな文化が発展していて、それがここでどう接していたかとか、そういう人の暮らしとか、文化とか、そういったものの東西の接点という側面もぜひ感じ取っていただきたいと。そのことをアピールするコーナーも設けたいと思っております。

記者
 今、コロナとかで難しいと思うんですけれども、年間の来場者数の見込みと、今年は非常に岐阜県全体として観光に取り組む予定だったと思うんですけれども、急にこういうことになってしまって、来年以降の観光事業について、どういったご予定があるのかをお伺いできればと思います。

知事
 記念館を作りました時の想定は、年間20万人あたりを目安にしたらどうかということでやってきたわけでありますけれども、ご案内のように、やっぱり観光ということの大前提が安全安心ということであります。当初は、今日見ていただくとわかると思いますが、最初にまず入る部屋があって、その次にシアターがあってと。それぞれに固まって入れる固まり分が徐々に進行していけるようなペース、人数を考えて予約制にして行こうということであります。当初はこういう状態ですから、年間何人とかということよりも、着実に、安全に見ていただこうと。
 今度、少し国のルールが緩みますけれども、こういったコロナ禍自身が変化していく中で、あるいは厳しくなる時期もあるかもしれませんし、また更に緩むかもしれませんし、そういった変動がございますので、人数を見込むよりは、その時その時の状況でルールに則って、安全安心にということを大事にしていきたいと思っております。
 観光全体も、岐阜県としてはまず何と言っても安全安心を第一に進めていきたいと思っております。それから、近間の話としては、小中学校の皆さんの修学旅行が、やはり宿泊をするということになるとリスクが大きくなるということで、識者の方々も泊りがけの修学旅行は控えた方がいいのではないかということで、今はできれば。しかし、せっかくの機会でもありますし、思い出づくりということもあって、日帰りの修学旅行ではどうかということで提案をさせていただいておりまして、バスの増発をして、密にならないような座り方をして、そして日帰りでいろんなところを学んだらどうかと。10月21日以降、修学旅行の小中学生の皆さんが、仮に日帰りで飛騨の方から関ケ原に来たいというようなことがあれば、喜んでその受け皿としてお迎えしたいと思います。
 コロナ禍ならではの、そういう制約の中での工夫をし、その工夫に合った場所としてこのセンターなり、関ケ原の地を活用していきたいと。そういう中でまたいろいろと、こういうアウトドアの、広い空間の楽しみ方というのも、おそらくこれからコロナ禍を経て、あるいはコロナとともにという中で再評価されてくるのではないかと思っております。

司会
 以上を持ちまして知事会見を終了いたします。ありがとうございました。

知事
 ありがとうございました。それではじっくりお楽しみください。

<外部リンク>