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知事記者会見(令和2年8月7日2回目)

記事ID:0062249 2020年8月11日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和2年8月7日(金曜日)18時5分

司会
 ただいまより、知事囲み会見を始めさせていただきます。

知事
 先ほど記者会見もさせていただきましたので、だいたいご案内のとおりでありますけれども、特に(東海)3県がそれぞれの立場で、それぞれの実態に応じて対応していると。そういう中で、一つの広域的なエリアとして連携できるところは連携していくという意味で、今回、3県知事会議をやらせていただいたわけであります。
 最終的には共同メッセージということで、共通の認識に達したということで、よかったのではないかと思いますし、主として、このお盆休みを迎えるにあたってのメッセージということでありますけれども、これを一つのきっかけに、今後、さらにいろんな面で協力関係を構築していくということに繋がればよいのではないかなと思ってみておりました。
 記者会見の時にもご質問がございましたけれども、全国一律か、あるいは各都道府県それぞれにやるのかという、どっちか2者択一ではなくて、その間に、こういう広域エリアでいろんな協力関係を作ったり、いろいろな共通の施策を講じていくというのは、一つ重要なアプローチだと思っております。
 なお、旅行のクーポンの話はご案内だと思いますけれども、私ども第1弾は、岐阜県民の方が岐阜県内を観光すると、第2弾は東海3県の方が岐阜県内を観光して周るということでクーポン券を出させていただきましたけれども、いずれも大変好評でありましたので、この3県を睨んだアプローチというのは、今後いろいろあるのかと考えております。
 以上であります。

記者
 メッセージの内容を見させていただきますと、基本的な事項が並んでいるのかなと思うんですが、具体的に、3県でメッセージを出すことによる効果と言いますか、どういうことを想定されてこのメッセージを出しているのかということがあれば教えてください。

知事
 端的に、これを見た県民の皆さんは、単に岐阜県だけの危機意識ではなくて、愛知県も三重県も共通の危機意識に立っているんだと。つまり、このエリアが共通の危機意識に立って、共通の発信をしようとしているんだとご理解いただければ、それだけいろいろとそれぞれの行動を考えていただくうえで、大いに参考になるのではないかと思っております。

記者
 県境をまたぐ移動について、例えば3県内の移動に関しては、東京なり大阪なりに行くのとは違うのか、あるいは同様に移動に関しては、できるだけ控えてほしいというメッセージになるのか。

知事
 ここは愛知県知事さんも認めておられましたように、まさに愛知県由来の感染者が、愛知県はもちろんですが、岐阜県でも三重県でも、大変多数発生していると。何とか愛知県の今の流れを抑え込まないといけないということをおっしゃっておられたわけです。かつ、愛知県の場合には、はっきりと時間短縮と休業要請まで出しておられるわけですから、そういう取り組みがあるということは、そこには当然近づかない方がいいということになるわけなので、感染リスクの高い地域を避けましょうというくだりがありますけれども、その辺は、そういうことを反映していると考えております。
 ですから逆に言うと、そういう経済圏、生活圏が重なっていて、日頃から往来が非常に密であるだけに、それぞれの感染状況とか、よくよく見極めて慎重に行動しましょうね、と考えたらいいのではないかと思っております。

記者
 今日、国の分科会のほうで、新しい基準、ステージ1から4に関して公表されたと思うんですけれども、これに関して何か受け止めがあれば。

知事
 まず私もざっと見させていただいたんですが、せっかくのご提案でありますから、早速これを岐阜県に当てはめるとどういうことになるかという作業をしてもらって、分析してみようと思っております。
 結果として、私どもの認識なり考え方と同じことになるのか、あるいは違う観点が浮かび上がってくるのか、そこはちょっと実際に当てはめてやってみようかなと思っておりますので、ちょっと時間をください。

記者
 まだステージ幾つとかいうのは分からない。これから調査、分析すると。

知事
 そうですね。国のほうでは47都道府県について、そういう整理をするとおっしゃっておられましたけれども、我々の指標とダブっているのもありますよね。例えばPCR検査の陽性率とか、いくつかダブっているところもありますので、そんなにかけ離れたことにはならないと思っています。ただ、今ちょうど愛知県さん、三重県さんとも認識を一つにしたように、それぞれ、今のこの第1波の姿を思い浮かべてみると、どう見ても第1波に比べればはるかに大きな波が来ているわけですから、第1波の時以上に危機感を持って取り組むというのは当然ではないかなと思っております。

記者
 今の3県知事の共同メッセージが出るに至った経緯ですけれども、この会議自体は愛知県知事がお声がけしたやに会議の中でお話ししてみえましたけれども、3県で共同メッセージを出そうと言い始めたのは。

知事
 これは最初の頃は、誰が言うともなくというか、わりかし私が言うケースが多かったんですが、やっていまして、私が司会するような格好のケースが多かったものですから、そうではなくて3県持ち回りにしましょうというようなことを言って、前回は三重県知事が司会をしたと思うのですが、今回はそういう意味で愛知県さんの番で。
 ということで、これは自然の成り行きというのと、それからやはり今の事態で言うと、まさに話が出たように、愛知県の特定の地域の特定の場所が、非常にリスクが大きいということについて、どういうふうに取り組んでいくかということが一つの焦点ですから、それを踏まえて対応しようということで、愛知県さんの方から強い問題提起があって、私どもも、今回せっかくこういう場があるわけですから、やりましょうということで、素直にすんなり同意したということですかね。
 私どもの非常事態宣言に、愛知県、それから名古屋との認識を共有するというくだりがありますよね。私どもは別に愛知県、名古屋市に対してどうこう言っているわけではなしに、客観的にそこで発生しているから、これをどう抑え込むか、どう対応するか、岐阜県民は岐阜県民としてどう対処するかということを真剣に考えましょうと。そういうことのためにも情報交換を密にして、連携しましょうということでお出ししたわけですし、事前に、大村知事にも、河村市長にも、今の私どものそういう考えをお話しして、もちろんそれは当然ですねということで、ご理解、ご了解をいただいたうえでやってきております。まさに認識を共有しましょうということが、恐らく大村知事の頭の中に非常に強くあって、今回発信する前に一緒にこれをやって、共同メッセージにしたらどうかというふうに繋がったのではないかなと思っております。

司会
 では以上を持ちまして囲み会見を終了させていただきます。

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