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本文

知事記者会見録(令和8年10月13日)

​司会
​それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。

​知事
​冒頭に2つ、お願いと言いますか、お知らせをした後に発表項目にいきたいと思います。
まず最初に、以前も(知事定例記者会見で発表が)ありました、クビアカツヤカミキリについて、駆除大作戦を実施しまして、おかげ様で、今のところ5市3町で(成虫、フラス(幼虫が木の内部を食い荒らして排出した木くずと糞が混ざったもので、クビアカツヤカミキリ寄生の疑いを示すもの)を含めた)64件確認ができました。ただ、(今からは時期的に)成虫はいないのですが、10月まではフラスが出るので、しっかり対策をしたいということで、改めて県民の皆様にご協力をお願いしたいと思います。ちなみに、県営公園は全て調べました。ただ、小さい状態(幼虫)で、これからフラスが出てきますので、継続的に(対策を)やっていきたいと思っておりますが、市町村にもご協力をいただいて、市町村の公園、あと学校関係、やはり(対策をしないと)桜並木とかそうしたものがなくなってしまう。それで、皆さん意外に、「何それ。」という方もいらっしゃるのですが、(配布資料を見ていただくと)栃木県ではこの素晴らしい桜並木が何にもなくなったんです。だから、これが本格的に広がると、これまで(樹齢が)何十年、何百年を超える木が全滅する可能性があります。それで、まだ(クビアカツヤカミキリ拡大の)始まりですので、初動がすごく大事だということで、改めてご報告させていただいております。ちなみに、県内だと(資料中)このような感じです。(県内の)南の方を中心に発見されたのですが、今回、周辺の市町村、これらを調査重点地域として、改めて10月まではフラスが出ますので、それをしっかり皆さんで見つけていただきたいと思っております。
ちょうど、先週10月6日に、国の方も対策ということで、予備費を用意してやろうということなのですが、これから成虫が動くわけではありませんので、今、どの木に幼虫がいるかを徹底的にチェックしたいと。それによって、今後またいろんな駆除の方法、伐採なのか、薬なのかということが出てくると思いますが、何がどこにいるのかということをこの際徹底的にチェックしたいと思っています。ちなみに、県では皆さんからいただいた情報で、被害木の分布地図を作成いたしまして、県のホームページで分かりやすく公開します。これを毎日更新してまいりますので、県内では、多分来年の春の段階で、おそらくこの木にいるぞということで、状況を把握した上で、それを切るのか、次(の対策)なのかということを判断するためには今が1番大事な時期なので、そういう点では、県民の皆さんに是非ご協力いただきたいということでご報告させていただきました。本当にこんなに(被害が)すごいんだと言いますか、(資料を見ると)桜のトンネルが何もかもなくなってしまったということで、特に栃木の方でひどい被害が出ていますが、実際にスモモの木だと、木がぼろぼろになってしまっていると。あと、今度夏になると、成虫が出てこないようにするとか、いろいろと対策があるかと思いますが、これが(被害木が)何万本という世界になってくると、本当に県全体、場合によってはお隣の県との連携もしながら、今まさに初動こそが大事ということで対応したいと思いますので、皆さん、ご協力のほどよろしくお願いいたします。これが1点目でございます。

そして、2つ目の緊急対応ということで、「STOP!特殊詐欺」ということで、これ(資料)が皆さんのお手元にもあろうかと思いますが、昨年に比べてかなり(被害が)増えています。昨年から大幅に増えていて、令和8年は8月末で662件です。(昨年同時期から)148件増えています。それで、金額としても、(昨年同時期から)11.6億円増えて、約41億円まで増えています。これだけ注意しても増えるということは、私は関係ないのだと思っている人がかかりやすいというのと、今、私の携帯電話にも入っていますが、知らない電話には出ないとか、特殊詐欺対策アプリというものもありますが、1番大事なのは、何となく「これは大丈夫じゃないか。」と思ってしまうのが危険です。それは自分で判断してはいけないので、(特殊詐欺撃退の)3つ(の対策が)警察の方からもお知らせがあって、まず「知らない電話には出ない SNSには応じない」、「電話・SNSでのお金の話は信じない」ということなのですが、何となく信じてしまうからこうなってしまうわけで、できれば「お金を払う前に家族・警察に相談」をしてください。特に岐阜県だと、喫茶店のモーニングを推奨していますので、朝に(お店へ)行ったら、「何かかかってきた。」とか、「うちにはこんな変なのが来たよ。」ということを、県民の皆さんがお互いに「それはあんた詐欺やがね。」という話になっても良いですし、そういったことをキャンペーンすることによって、この手の特殊詐欺は引っかかる人がゼロになれば、犯罪が成立しないので、そういう点でも、他の対策とは全く違う、ある意味守れる対策ですので、他人事ではなくて、まさに自分事として対応していただきたいと。最近は、どんどん巧妙になって、「ニセ警察官詐欺」で、これがだいぶ横行していまして、さすがに警察相手に「あなた(警察と)違うでしょ。」と言える人はなかなかいないというのもありますし、やはり、「私は大丈夫。」とか、「あなたに逮捕状が出ている。」とか。それから、「一旦お金を払え。」というものには、「はいはい。」と言わないということで、そこを徹底していただければと思いますので、まさに自分の身は自分で守ろうということです。この2つを冒頭でご紹介させていただきました。よろしくお願いいたします。

ここからが、本日予定しておりました発表事項でありますが、今週末10月17日(土曜日)に、各務原の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館にて、ヨーロッパと一緒に国際協力をしているプロジェクトを、2年前から準備してきた企画展なのですが、テーマが「遠くに行きたければ、一緒に行こう」と、まさに各国で、ばらばらではなくて、欧州と一緒にやることによって、国際協力の醍醐味とか、それを感じていただければと思っております。期間は、10月17日(土曜日)から始まって、来年の3月15日(月曜日)までで、特に見どころは、水星探査、そして火星探査で、こちらも実物大のものが展示されています。「こういうものだと写真で見るけど、実際に見るとすごいよね。」と。実験モデル、この(資料の)2ページ目のところにいろいろ書かせていただいておりますが、たくさんあります。その中でも、実際の熱試験モデルだとか、車輪ではあるのですが、このような面白い格好した車輪で火星を歩くんだというものが、実物だと実感していただけるのではないかということです。おかげ様で、「岐阜県と言えば、航空宇宙」ということで、今回(先行事例として)中部唯一の、(地域産業)クラスターにもなりましたが、やはり若い人達、それから子ども達にこのようなものを見ていただくことによって、将来、こういった分野で活用しても良いかなということを思っていただければ幸いだと思っております。実は、航空宇宙に特化した博物館は、確か日本では唯一なんですよね。それも、何となくあって当たり前と思っているかもしれませんが、実は非常に貴重なものでありますし、今回、ヨーロッパとのコラボというのは本当に貴重なものでありますので、是非お立ち寄りいただければと思います。秋ですから、イベントだらけですが、是非私もいくつかイベントを掛け持ちしながら、顔を出していこうと思っていますので、よろしくお願いします。

次は、これもイベントですが、「農業フェスティバル」について、おかげ様で毎年15万人ぐらい、昨年も15万1千人来ていただいて、天気が悪かったにも関わらず、15万人以上の来場者がありましたが、今年も開催いたします。10月24日(土曜日)と25日(日曜日)の2日間で、これは例年どおりです。オープニングを(県庁1階の)ミナモホールで行いますし、県庁周辺のOKBぎふ清流アリーナも含めて、いろんなイベントがありますので、是非お立ち寄りいただければということをお願いしたいと思います。それで、食べるだけではなくて、スマート農業の器具だとか、シカ革を使ったクラフトだとか、アグリパークの生産者の方々による販売だとか、あとはせっかくなのでモーニング、こういったものもサービスとして、マルシェ感覚で楽しんでいただけるものもありますし、花きもありますので、是非お誘い合わせの上、今年のテーマは「楽しい農業」で、いかに楽しんでということで、その延長線上に「儲かる農業」ということで、これをやっています。特に、「地産地消」から「地消地産」へということで、食べたいものを地元で作ろうという大きな流れの中で、本当に消費者のことを考えて、多くの生産者の方に出店いただきますので、是非来ていただいて、買っていただいて、食べていただいて、農業の素晴らしさを味わっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。これが2つ目です。

次に、「インダストリアル・岐阜ツアー」ということで、これも一種のイベントなのですが、今度は対象が外国になります。外国の企業に、海外から岐阜県に来ていただくということで、インダストリアルツアーを10月23日に開催いたします。県内企業としては、岐阜車体工業(株)さんとイビデン(株)さんを視察し、海外と連携ということになると、日本の強い自動車関係もそうですし、やはり半導体ですが、関心が強いところで、まずはこの2つの会社の工場にお邪魔させていただくということになります。それから、ランチミーティングでは、今般岐阜に来ていただいたベルギーの会社なのですが、ここは金属を溶融したりとか、金属加工の時の温度センサーとか、そのようなものを作る会社なのですが、そういったところからプレゼンしていただいて、岐阜の良さというものを語っていただけると良いかなと思っております。いずれにしましても、本当にものづくり県である岐阜の魅力を海外に発信するイベントとして行いますし、ちょうどこの時、大垣の方で、「ものづくり岐阜テクノフェア2026」もやっていますので、こちらも来ていただいて、この2つの企業だけではなく、岐阜のものづくりを十分堪能していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

そして、これが最後になりますが、おかげ様で「新たな総合戦略」の策定に向け着々と進んでおりますが、せっかくなので、前は、骨子案を作る段階で3,100件のご意見がありましたが、今またもう一度、この間骨子案を出した段階で、もう1回意見を募ろうということで、(意見募集)期間を延長いたしまして、皆さんの意見を募集したいと思います。私も、昨日、海津の方で講演しましたし、それから養老、多治見でやっていますが、やはり未来に対する期待もすごく高まると、まだまだ意見が言えるのですかねとなるので、(意見募集期限を)少し伸ばします。11月30日まで意見を募集するということにさせていただきます。当初は、10月16日が期限だったのですが、結構反応が良いので、是非ともより多くの方に、岐阜県の未来についての思いだとか、期待その他を寄せていただきたいと。まさに、県民の意見で作った未来構想にしたいということで、意見募集を行います。ちょっとしたアンケートにプラスして、皆さんの意見を集めることによって、まさにワクワクする未来を、皆さんと共に作っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。駆け足で説明しましたが、私からは以上でございます。

記者
クビアカツヤカミキリについてですが、今が1番大事だということなのですが、当然調査するにも行政ではマンパワーにも限界があると思うのですが、いかに県民を巻き込んで、展開していくかというのが重要だと思うのですが、具体的にどうやって県民を巻き込んで、こういう幼虫の発見とか、そういうことができるのかと。どうしていくのかという考えがあれば教えてください。

知事
まさにおっしゃるとおりで、誰か専門家だけで県内全て回って(調査する)ということは不可能ですし、これ実はウメの木、サクラの木というのは、別に公園とか庭木だけではないです。山の中にも生えているので、だから一旦広がると、もう何ともしようがなくなるのですが、幸いなことに、まだ先ほど地図でお見せしたエリアで発見されているだけなのです。これが、「木の国・山の国」(である岐阜県)全体に広がったらえらいことになりますので、今この段階で、まず徹底的にチェックしようということです。そういう意味では、県でやれることはやりました。ですから、市町村に声をかけたりとか、学校の校庭にあるサクラもそうです。あと、梅林公園などもそうです。そうしたものと、あと庭木です。庭木にいたっては、我々は立ち入るわけにいかないので、皆さんのご協力をお願いしたいのは、「一度うちの庭のウメの木見てみようか。サクラの木見てみようか。」として、フラスがあったら県の方に連絡ください。それで、県内どこにあるかということも出てきます。今、国の方が予算を立てて用意してくれましたが、どう使うのかというのは、これから各県ともにいろいろ悩みが出てくると思います。(被害木を)切ってしまうのか、薬で対処するのか。おそらく環境省としても、これさえやれば良いというわけでもないでしょうし、例えば庭木だと、何とか切らずに済ませたいというのもあるでしょうから、いずれにしても、1番大事なのは、どこの木に入っているのか、入っていないのかということです。10月まではフラスが出ますので、入っていることだけは確認ができますので、それで、多分赤いテープか何かの印を付けておいて、しばらく観察はできます。幼虫は勝手に隣の木に行ったりしませんので、勝負は、まず幼虫がいるかいないかをしっかり確認して、これは県民の皆さんにお願いしたいと思っています。自分の家の木、堤防を歩いていたりとか、(自治体で)管理しているところは行けるのですが、そうでないところも気づいたら市町村か県にご連絡ください。今、県の方でデータベースを大車輪で準備していますので、毎日更新できるような形にして、「ここに(被害が)あるのだったら、うちのもちょっと見てみようか。」とか、「まだまだここだったら良いかな。」ということも含めて、まだ時間がありますので、ただし、初動が大事ですから、そのようなことで県民の皆様にご協力を呼びかけたというものです。

記者
被害の分布地図っていうのはいつ頃から(公表される予定ですか)。

知事
間もなくです。どれぐらいでできますか。

環境エネルギー生活部
県のGISの地図として作ろうとは思っておりますが、できるだけ早く、少なくとも、半月以内ぐらいには作りたいと思っております。

知事
(時期的に)基本的にもう(成虫は)増えませんので、いるかいないかが分かってくるだけですので、それをしっかりやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

記者
県民に情報提供を求めていくということなのですが、以前、情報提供をした方には商品をということがあったと思いますが、そういったインセンティブを与えるという、そういう自治体もあると思うのですが。

知事
前回は、どちらかというと、成虫を見つけてもってきてくれたらというのがあったのですが、今回は幼虫が糞をしているかどうかしか分からないので、賞金というよりは、こういう事態になりましたので、ご協力をひたすらお願いするという感じになっています。また来年になって、捕まえたらいくらか(インセンティブを)ということがあるかもしれませんが、(新しいフラスかどうかの)判別が分からないということになってしまうので、今回はご協力のみということでお願いしたいと思っております。

記者
総合戦略の骨子案を作った後に、再度意見を募集するということなのですが、その狙いについて改めてお願いします。

知事
以前もお話しましたが、約3,100件のご意見、これが多いのか少ないのかという問題はあろうかと思いますし、今、私も三日にあげずいろんなところで話をしていますが、まだまだ知られていないと。関心のある方は関心がありますが、未来に向けての講演をした後に、「あっ、そういうことやっているんだ。」という声も大変たくさん聞きますので、もう1回改めて意見を言っていただきたいということで始めるものです。
ちなみに、今のところ(の意見の件数は)886名でしたか。

総合企画部
昨日(10月12日)の時点で、延べ887名、109団体からご意見をいただいております。

知事
11月までできるだけ多くの意見を踏まえて、未来を考えたいと思っています。もちろん目標数があるわけではないのですが、目一杯、意見を伺いたいと思っています。

記者
企業へのサイバー攻撃によって、いろいろと情報漏洩ということが各地で相次いでいます。岐阜県でも、例えば業務を委託している業者がサイバー攻撃を受けて、それによって行政情報が漏洩するという危険性もあると思いますが、その点について、県としてどのように対策を今後講じていくのか、今講じているのかというのを教えてください。

知事
本当に毎日のように、特に大手とか、いろんなサイトが狙われて、個人情報が流出しているというのが(報道で)出ています。これはもうシステムの問題になるので、攻撃された時の、その脆弱性を突かれないようにと。特に法律上では、通常の責任を果たすということが最低限求められておりますが、出てしまったものがどうなるかということは、まだまだこれからであります。一方で、出たら出たで大騒ぎをしていると、業務が止まってしまうので、今般、個人情報保護法が改正されまして、ある意味その報告義務なども、むしろ業者の方に責任を負わせられる形になりました。元々の法律は、全部委託元に責任を負わす形になっていましたが、ここは一旦整理されましたので、まずは県が発表するというよりは、業者に対してしっかりとしたセキュリティ対策を実施するようにということを求めることだと思っています。あとは、中身によっては、実際に影響が及ぼされるようなデータが出た場合については注意喚起等をしたいと思っていますが、今のところ出ているのはほとんど大手企業の顧客情報ですので、これは国の方でも対策を考えていると思いますが、まずはセキュリティをしっかりとすること。その上で、影響がありそうなものについては、お知らせ、周知する等の対応を取っていきたいと思っています。

記者
県の行政ネットワークについても、その保守とかについては、これは民間の業者に委託している、その業者がどれだけセキュリティ対策をしているのかということについては、特に岐阜県においてチェックしているのでしょうか。

知事
一応大手にお願いしておりますので、ある意味、岐阜県だけ特別にということではないと思っておりますが、逆に、決してそこで予算をけちってやっているわけでありませんので、通常のレベルが維持されていると思います。

記者
養老町で行われた会議の方で、岐阜羽島駅と大垣市を結ぶBRTの輸送システムを導入するような言及をされたということですが、改めてどのようなアイデアを今お持ちなのか教えていただけますか。

知事
これは、全体像から説明した方が良いと思いますが、あの時の文脈は、いよいよリニアの開通が見えてきたという中で、これは東濃だけの話ではありませんという中で、まずは東濃を中心としてまちづくりを行っていますと。(東京から)岐阜県駅まで各駅(停車)で58分、仮に直通ができれば34分と。一方で忘れられていますが、名古屋までは40分だと。40分にあと10分足すと岐阜羽島駅に来ると。今度、岐阜羽島駅からのいろんなルートを考えてまちづくりをしていくという文脈の中で、今、LRTはご案内のとおり、岐阜羽島駅からという議論はされていますが、これまで一度も質問されていませんが、私の講演の中ではBRT、どちらかというと各務原とか、団地に向かっての図はあるのですが、それと同じアナロジーで、羽島から大垣方面のルートがやはり弱いということもあって、今後新しい橋を架けるという計画もあります。こうしたものを踏まえながら、1つの可能性としてBRTでつなぐと。LRTは多分残念ながら道幅の関係で難しそうなので、今回(検討会において)階層性という言い方をされていますが、コアがLRTであるならば、ある程度それに準ずるものはBRTで、それと路線をつないで、場合によっては団地の中は自動運転と、そういった議論の一環として、こういう可能性があるということを示したものになります。

記者
路線としては、岐阜羽島駅から大垣駅ということでしょうか。

知事
今は岐阜羽島駅から大垣駅まではバスが出ているのですが、めちゃくちゃ渋滞する場所なので、そこではなくて、新しいルートが今整備されて橋が架かるので、そこを前提として議論するとすればということですが、LRTの途中の駅からBRTにつないで、大垣駅まで行くという議論が可能だという話をしています。

記者
新しく整備されるLRTの駅から新たな橋を通って大垣駅までつなぐということでしょうか。

知事
今のところ、そういう案もありますよということです。

記者
これは、県庁内で何らかの会議体の中で、もう既に上がっているような案なのか、それとも知事ご自身のアイデアなのか、どういうものでしょうか。

知事
前者に近いのですが、まさにまちづくりチームがいろいろと検討してくれている中で、ただ実際に1つの可能性ということでお示ししたのは今回初めてですので、今後周りの議論、まずは今のところ岐阜圏域のまちづくりの議論ですが、今後これが広がっていく中での1つの候補になるかと思っています。

記者
岐阜圏域の方は、交通事業者さんとか関係市町に入ってもらって議論を進めているわけですが、西濃についての今後の検討の在り方についてのお考えを教えてください。

知事
これも中で議論をしているところなのですが、両方あるかなと思っていて、今は岐阜圏域を中心に基幹区域とその周辺ということで(検討を)やっています。これを拡大していくという意味において、先ほどの各務原市だとか、関市、美濃加茂市、西の方においては大垣市とか瑞穂市その他が絡んでくるかなというようにするか、場合によってはその路線を特出ししてやるかというのは今後の議論かなと思っています。両方あるかなと思っています。

記者
現状はまだ、県庁内でBRTについての議論とかは特にはされていなくて、これからということですが、(県議会)議員さんとかの方には、特に今のところ共有はしないというような感じですか。

知事
前回のLRTの議論と全く同じです。あれも中で議論していたものを、(議員からの)質問に応じてお答えしたということに近しくて、今回はどちらかというと、どうしても西濃の県議(会議員)の方は「どうせ岐阜圏域の話だよね。」みたいな話があるので、「そんなことないですよ。」と。今、各務原方面からも「うちの方は。」という議論がある中で、既に今まで講演している資料の中にはBRTが出ているように、あれのもう1つのオプションかなという形で考えています。

記者
現在議論を進めているLRTの、新交通システムの検討会の方とは別に議論を進めていくという、そういうイメージですか。

知事
今申し上げたように、橋自体はまだ数年先なので、その交通量の分析その他というのはまだできませんので、その辺りが整ってくると、いよいよその議論に乗せるのか、先ほど申し上げたようにまた別でやるのかというのは、まさにこれからということです。

記者
その一方で、やはり知事の言葉というのは結構重みがあると思うのですが、LRTの時も同じような状況だったかもしれないですが、どうしても先に知事が発信してしまうと、周りの方がバタバタするというか、そういうことがあると思います。知事が今回BRTのことを講演でおっしゃったという狙いというか、その辺りは何かあるのでしょうか。

知事
元々はBRTの話をしたのではなくて、リニアができた時に岐阜県はどう変わっていくかという中で、もっと言うと、電車ではないのですが、濃飛横断自動車道というのは結構重要な位置付けになってきますので、それができると岐阜県駅から下呂まで30、40分ということになります。もう劇的に変わってくると。そこから40分で今度は高山にとなってきますという文脈があるように、リニアができるとどうしても岐阜県駅だけの話になっていますが、今申し上げたように、名古屋まで40分と、そこから10分で岐阜羽島駅に来ると。実は羽島から大垣方面は、ルートがほとんどないです。そうすると、羽島を拠点にいろんな議論をする中で、そこが空白にならないという意味においては、そうした新たなBRTの議論もありますよねという、そんな文脈でお話ししたものです。

記者
一方で、結構お金もかかる話だと思うのですが、そのお金が大体いくらぐらいかかるとか、そういったお考えは知事の中にありますか。

知事
これはむしろLRTの方でお話をした方が良いかと思うのですが、今何でここまで丁寧に意見を聞きながら試算をやっているかというと、赤字路線を作りにいくわけではありませんので、10年かけて、まちづくりとともに、これからシミュレーションをやっていきます。そうすると、逆に言うと、何年かでペイするのであれば、別にこれは民間資金で十分できることになると思います。特に、大垣方面はこれからの議論になっていきますので、どちらかというと「うちは関係ないよね。」というような議論をする方が多いので、そうではなくて、そうしたものができた時に、今ソフトピア(ジャパンセンター)だとか何とかという議論があるのですが、そういったものも含めていろんな議論を惹起するには、大事なタイミングかなと思っています。下から積み上げてというと、いつまで経っても決まらないので、ちょうどリニアに関わる形で、こうしたものを呼び掛けてみて、それであえてまた意見を求めているのは、未来構想の中で「こんなまちにしてほしい。」という声は、具体的にリニアをイメージしている方とそうではない方によってまた違ってくるので、そういった意味でも、是非皆さんにまちづくりの観点で考えていただきたいと。だから、いくらかかるかどうかというのは、まだまだこれからということになります。

記者
民間資金を活用するのか、各自治体がある程度負担するのか、その辺りも含めてこれから議論をしていくということでしょうか。

知事
イメージとしては民間資金だと私は思っていますが、これからどれぐらいコストがかかるのかも含めて、いろいろ検討していきたいと思っています。

記者
今回の西濃の案に関しては、これはまだ岐阜圏域の新交通システムの検討会に入れるかどうかもそれも分からないということでしょうか。

知事
まだこれから(検討していくこと)です。

記者
岐阜圏域というと、西濃は違うと思うのですが、西濃に広げる場合は県議会だとか、県民に説明されるお考えはあるのでしょうか。

知事
そうなると思います。先ほど申し上げたように、美濃加茂も岐阜圏域ではありませんので、既にいくつか議論が始まっております。だから、拡大した岐阜圏域にするのか、別途やるのかというのは、まさにこれからです。

記者
そうなった場合に、また西濃だとかの道路の調査をすると思うのですが、その調査費だったり、どのような調査をするかというのは、事前に県議会に説明をしたりというお考えはあるのでしょうか。

知事
前回も同じように、まずこうした道路、街路関係については、一般予算があります。普通は案になるかならないかの段階ではそういうのを使って、これは全て決算の段階で報告をしていますので、それでやることになると思うのですが、今回はまだ橋が架かっていないので、その後になろうかと思いますが、その上で、実際の人流・物流の試算ができてくるという段階では、その一般予算でいければそれでいけますし、足りなければ補正(予算で対応する)ということになると思います。

記者
一般とか補正(予算)で通す前に、調査の内容を、具体的に(県議会)議員の方に説明をされるのかどうかというところはどうでしょうか。

知事
議員の先生はあるかなと思っています。逆に言うと、まちづくりなのでお分かりのとおり、事前に発表をすると地価が上がってしまったりとか、そういうことがあるので、ここは通常どおり、ある程度計画ができた段階で正式な発表になりますが、まだ意見募集とかイメージの段階ですので、それはいろんな形でご説明をさせていただこうと思っています。

記者
新交通システムの話で、今回の西濃まで(範囲を)伸ばすという話に関して、知事が具体的な案を示すということは、いわゆる今やっている検討会の中立性というところから、知事の立場として少し外れているように感じるのですが、そこはどうお考えでしょうか。

知事
元々、LRTも私が言ってきましたし、今の検討会には私は一切入っておりませんので、そこについては先ほど申し上げたように、これから未来を語ろうという議論の中で、特に西濃の方々が「うちは置いてけぼりになっているんじゃないか。」という議論がある中で、「そんなことありませんよ。いろんな可能性がありますよ。」ということですので、それとはまた(別に)、私が入っていない作業部会も含めて積み上げていただいておりますので、ある程度、先ほど申し上げたように、橋が架かったり、熟度が上がってきた段階で、こうしたプロセスに入るだろうなと。ですから、まずは県民の皆さんに、将来のまちづくりを考えていただく材料を提供するというのが私の仕事ですので、その中で、「いや、そうじゃなくて、こっちのルートが良い。」という議論が出てきても良いと思っておりますので、まずは、何もないまま、「関係ないよね。」ということにならないことがむしろ大事だと思っておりますので、そんな投げかけをしてみたところです。

記者
現状、検討会と作業部会のものに関しては、知事は特に直接的に何か助言したりとかはないということでよろしいですか。

知事
一切しておりません。

未来創成局
先ほど、県のセキュリティの関係でご質問いただきましたが、県のホームページについては、福泉(株)という会社に管理を委託しておりますが、現在起きている事案を踏まえて適切に対応するようにということで注意喚起をしているところと、国から注意喚起の文書も届いておりますので、日々のネットワークの監視と、そちらに基づいた対応を適切に行うように、改めて今通知しているという状況でございます。

記者
簗農林水産大臣が、自分を支持しなかった首長のところの予算を減らしたとして問題になっているかと思いますが、こちらについての知事の受け止めと、知事が中央官庁にいらした際に、こういう事案を聞いたことがあるかということについて、伺わせてください。

知事
逆から言いますと、私が経済産業省にいた時に「(予算を)付けてくれ。」という話はありましたが、「削ってくれ。」と言われた経験はないです。そういう意味では、こういうこともあるんだと思いましたし、政治家の方がそうした発言をされることの重みというのは大きいと思いますし、それが実際、国土交通省がどう答えているかということも微妙な説明になっているので、多分そういった陳情は山のように来ていますので、その中で答えたらどうかという中の1つかなと考えております。

記者
このような発言について、知事としても、ある意味国の方に予算のお願いをしたりすることがあると思いますが、今回のような(予算を削ったりするような)事案があるという感触があるものなのかどうなのかというところはいかがですか。

知事
(予算を)削ったりというのは、私が(中央官庁にいた)30何年間の中では経験はないです。どちらかというと、(予算を)付けてくださいという要望は山のように来るので、私自身も今お願いに行っているのはだいたい(予算を)付けてくださいという内容です。ただ、動機が自分を支援したかどうかということは、そういう意味では初めてです。ですから、「県民のために(予算を)付けてください。いろんな政策的に(予算を付けてください)。」というのはありますし、むしろ霞が関にいるとそのようなことばかりですから。ただ、今申し上げたように、「選挙の時にこうだったから(予算を)削ってくれ。」というのは今のところ経験がないです。

記者
例えば県と市町村との間で、知事選の時に自分を支持したかどうかということで、インセンティブと言いますか、動機が働く余地があると思いますが、そのような経験だったりとか、見聞きされたりということはありますか。

知事
少なくとも私に関すれば一切ありません。完全に等距離でやっておりますので、ただ、かつてあったかどうかは是非取材してみてください。

記者
それはどういう意味ですか。

知事
それはおそらく感じ方によるだろうと思いますので、そうしたものがあるかどうかというのは、経験された方に聞いてもらうのが1番良いかと思います。

記者
BRTについてもう少し詳しく教えていただきたいのですが、橋をまだ作っている段階ということは、まだこれから架かるということでしょうか。

知事
架かる準備になっています。もうほぼ準備は終わっています。要は、これは別にここで確定しているわけではなくて、羽島方面から大垣に行こうと思った時の道はみんな細いです。今回のところが、ぎりぎりまで4車線で来ていて、橋が2車線なので、そうした議論をすると、多分ここが候補になるのではないかという議論をしているということです。

記者
安八町の、岐阜羽島駅から大垣方面に向かうソーラーパネルとかがある通りが渋滞しているということですか。

知事
そうではなくて、今、岐阜羽島駅から直接大垣駅にバスが出ているんです。この路線がものすごく道が細くて、実際渋滞するので、逆に言うと、既存路線で羽島から大垣へ行けますということはできないよねというのが議論のスタートです。ですから、もし今後、大垣方面に、割と時間に遅れずに行けるルートがあるとすればどこだろうかと。そうすると、大垣方面から4車線で来ているものが、尾濃大橋につながるラインがあるので、これが今整備中なので、あるとすればこうじゃないかという議題です。

記者
(議題の)メインとしてはやはり渋滞緩和というところですか。

知事
そうではなくて、今の路線で人を運ぼうと思うと渋滞し過ぎているので、多分候補にはならないだろうと。なので、他に候補になるとすればどこだろうかという議論を部局の中でしてもらったら、ここじゃないかというぐらいの段階ですかね。

記者
いつ頃からそのような案を江崎知事は考案されたのですか。

知事
これは、元々リニアの話なんです。リニアが、静岡(工区の問題)を突破しそうだということの中で、東濃中心の議論はずっとやってきたのですが、今度は岐阜県内全域にその効果を広げようとすればどうだろうかという議論はずっとしていて、その中で今度、西濃方面で、飛騨方面は濃飛横断(自動車道)だと。これも多分皆さんずっと聞いていると思いますけど、西濃方面にそれをつなぐとしたらどうだろうかという議論を、担当部局の中でしている中で、このような案もありますかねというぐらいの話です。

記者
だとしたら2年前とかからですか。

知事
いえ、静岡を突破したのはまだこの間ですから。だからこれは、あくまでリニアの人流、物流と言うのですかね、40分で名古屋まで来ると、そこから10分で羽島まで来ると。だから、1時間という時間を切る中で、さてこの羽島からの流れをどうするかという議論をまさにこの間から始めたということです。

記者
今、知事がBRTのお話をされましたが、橋が架かって、そこから調査をするということで、かなり先の話ですが、これは(知事の任期として)2期目を見据えて、3期目を見据えてという議論をされているということですか。

知事
そういうことではないです。基本的に今やるべきことをしっかり議論するという中ですので、1期だから、2期だからということは一切考えておりません。特に、リニアがいつ来るかということはまだ分かりませんが、静岡の問題をクリアしたので、そう遠からず、JRが発表されたら、他は一気に議論が進みますので、それから準備したのでは多分遅いということも含めて、今、1つ見えた段階でその議論が始まったと、まさにそういうことです。

記者
2期目が前提の議論と思ったのですが、知事の心の中ではいかがでしょうか。

知事
選挙をやる身からすると、1期やったら、2期やったらという議論はすべきではないと思っておりますので、むしろ今、知事という立場で、この件が最も良い形になるにはどうしたら良いのかと。特にインフラというのは、1年、2年でできるものではありませんから、当然先を見て、まさに今1番大事なのは、県民の皆さんに一緒に将来を考えていただく、そのプロセスとしての材料を提供するというのが私の大事な仕事だと思っております。その上で、結果的にその路線にならないかもしれません、まだアイデアの段階ですから。でも、逆に決まってから発表すると、なぜ相談がなかったのと言われるし、早めに言うと早すぎると言われるし。多分どっちにいっても批判は出ると思うので、むしろ、リニアがある程度見えてきた段階で、こういう議論をもっともっとすべきと思っております。場合によっては、今(声が)出なかった地域の方からもいろんな声が上がってくると思いますので、そこもこれから随時発信しながら、県民の皆さんと議論を進めていきたいと思っております。

記者
BRTの構想、アイデア自体は、(リニア中央新幹線)活用戦略の方に入れていきたいという方向性でしょうか。

知事
そうですね。元々のスタートは、理事に就任してもらって、2つ私から宿題を出しています。リニアを中心としたまちづくりと、まさに県都がある岐阜圏域のところのまちづくりを考えてほしいということです。それが両方から今伸びているので、どっちからでもいけるかなと思っていますが、やはり1番大きいのはリニアだと思っていて、大きくこの国の物流、人流が変わった時に、この岐阜県で受け止めるのは東濃だけかということはないだろうし、おそらく、今は岐阜県駅の話に集中していますが、名古屋駅は大事なポジションになってきます。そうなると岐阜羽島駅は、全く違った意味を持ってきます。名古屋まで40分、羽島まで10分と計50分で東京から羽島まで来ます。今、外国の方も含めて羽島周辺にたくさんいらっしゃるので、それをどう持っていくのかという中で、LRTの話の1つの要素になっています。これは岐阜だけに持っていけば良いのかというとそうではなく、そうするとおそらく西濃方面の議論は必ず出てきますので、ちょうどその走りという感じになると思っています。

記者
アイデアの時間軸とすると、かなり長期なものでしょうか。

知事
まだまだです。各務原方面のBRTについては、誰にも質問していただけず、ずっと言っておりますが、それと同じようなものです。

記者
今回、養老での講演をされましたが、ほぼ42市町村でそういった講演会としてやられていらっしゃいますか。

知事
今、手分けしてやっていますが、まず私に声がかかったところで、この週末も3か所、今週も来週もありますし、週2、3か所ぐらい回っています。その中で、まさに未来の構想ということで話をしていますし、特に、LRTを中心としたまちづくりの方は担当部局の方で、いろんな自治体を回って説明していますが、それでもまだまだ足りないという感じです。これからも引き続きやっていきます。

記者
こういった形でアイデアを投げかけて、市民の方と語り合うというのが、今のチームのスタイルというかスタンスでしょうか。

知事
まさにおっしゃるとおりです。繰り返しになりますが、やはりリニアの話をすると、西濃の方は関係ないみたいな感じ方をされる方が非常に多いので、そうじゃないですよと。本当に物流が変わった時に、西濃の方も、もし仮にそれができたとしたら、(東京から)2時間で行けるわけです。だから、今までと全く違うことが起きるよという中で、まちづくりを考えてください、その材料だと思っています。

記者
路線でいうと、LRTの岐阜羽島の駅から大垣駅へ向かうところで、経由地として考えられているのが、その新たにできる橋ということでよろしいでしょうか。

知事
微妙に違っていて、元々は羽島から大垣に行けないかという議論はしており、その中で今もバスが出ているという報告もいただいていますが、それでいけるかといったら多分無理ですと。それは道が細いのと、元々すごく渋滞する道なので、そこでBRTは絶対無理だろうと。では、どこかないのかという議論の中で、今言われた、途中から大垣に向かって出るものは1つの候補だと。そうした時に、大垣方面である程度太い道でないといけないので、そうするとこの辺が候補になるのではないかぐらいの議論です。

記者
発着点、終着点というと。

都市建築部
まだルート等は検討段階のため、具体的には申し上げられません。

知事
岐阜羽島駅から直接ではないということだけお伝えします。

記者
羽島から大垣方面、羽島と大垣をつなぐということですか。

知事
そうですね。羽島と大垣をつなぐ新しいルートを検討中で、ダイレクトかどうかは別ということです。

記者
各務原のルートはどこからどこになりますか。

知事
これは、どちらかというとあちらの方面ぐらいしかなく、まだあの橋とか云々ではないです。ただ1つ狙っているのは、その先に団地をイメージしています。前に申し上げたように、LRTの弱点は坂道を登れないことです。そうすると、ある程度、専用軌道だとしても、坂道があるとLRTは無理なので、そこはまずBRTかなというのは前から言っている方向ですが、今まだその団地そのものは固まっていませんが、むしろ、自動運転ができれば、団地の中を走らせる、子ども達が飛び出してこないし、ある程度ゆっくり走ってくれる方がありがたいというニーズが多分大事だろうなと思っています。それが、鵜沼なのかどうなのかというのがありますが、私が勝手に言っているのは、鵜沼団地も1つの候補ではないかと。そこにBRTをつないでいくということが、先ほどの階層性のある交通網としては、どこかで自動車が入らないことが多分大事で、料金体系があって、最初にお金を払って、ずっと(公共交通機関に)乗っていけるような仕組みです。今ベルギーで出ており、大分話してしまっていますが、その議論の中で、BRTは絶対に要るという議論です。

記者
羽島の話に1度戻させていただいて、名古屋駅まで来た時に、名古屋駅からは東海道線で大垣までも通っていますが、改めてこの羽島大垣ラインを作る意味はどういうところにありますでしょうか。

知事
一応、岐阜県としては、今、羽島の近辺で某球団(の2軍本拠地移転候補として)手も挙げておりますし、いろんなスポーツ文化の中心を持っていけると良いかなと思っています。そうなると、そこにやはりダイレクトアクセスというのは、非常に有利になりますし、もっと言うと、全国の人が来る時には、ぐるっと岐阜(市方面)から回るよりは、岐阜羽島駅に近い方が圧倒的に交通の便が良くなります。そうすると、そこに対して、県内からの直接アクセスルートは当然あったほうが良いし、あるべきだと思っていますので、そんな文脈として、いろんな検討をしているということです。

記者
先ほどの質問にもありましたが、知事の言葉にはすごく重いものがあるので、議論のきっかけとして投げかけているという位置付けなのか、これもある程度できるということを見据えた上でのご発言なのか、その辺りはどのように考えていますか。

知事
ちょうど中間ぐらいです。このルートでいこうと思っているわけではないですが、やろうとすると、多分これぐらいのルートしかないということです。だから、結果的におっしゃったように、JRがあるから要らないという議論になるのであれば、この話は消えるし、むしろ、やはり直接ルートが要るよとなると、おそらく物理的な可能性を考えると、このような候補になるものではないかというところです。

記者
リニアでできた人流、物流を西濃にどう持っていくかというところで、この議論をしていく案の1つとしたということですか。

知事
そのとおりです。講演を聞いていただいたらお分かりのとおり、この文脈は全てリニアの文脈で語っているので、リニアが来た時に、大きくこの国が変わる形が西濃にも非常に大きな影響がありますよという文脈で語っています。

記者
リニアの関係で確認ですが、発着の発の部分ですが、要は岐阜羽島駅から岐阜市に向かうLRTのルートの途中から大垣方面へという話で良いでしょうか。

知事
すごく正確に分析していますね。あるとすればそういうことも含めてということだと思います。

記者
講演でも説明されているかと思いますが、改めてバスではなくてBRTである必要性というところを教えていただきたいです。

知事
正確に言うと、 BRTは、専用路線を持ってないといけないです。今、岐阜(市内)を走っているバスは単なる連結バスであってBRTとは言わないです。だから、最低でも優先路線を持っていて、やはり、定時性というのは結構大事になり、渋滞したらいつまでも動かないというのではダメなので、先ほど申し上げた、今ある羽島からのバスだと渋滞に捕まってしまいますから、多分これは無理だと。そうすると、ある程度大きな道で、これから物流についてもコントロールできるところでないと、こうはならないかなという意味において、今も存在している道、それから今後作られるだろうものを考えた場合の1つの候補ということになります。