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司会
それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。
知事
まず最初に、発表の前に報告をさせてください。先週7月31日に、首相官邸で行われました「『地域未来戦略』に関する関係副大臣等会議」に出席して、総理自らもお出になられて、一言で言うと「(地域産業)クラスター(計画)」の話です。クラスターの全体像ということで、皆さんのお手元に資料があるかと思いますが、3つのレベルで、クラスターがあり、今回はある意味その代表的なものということで発表になりました。「戦略産業クラスター計画」というのは、いわゆる国が中心となってまとめていくようなものです。それで、今回我々が選ばれたのは、この「地域産業クラスター計画」で、都道府県がいくつか選ばれまして、あとは「地場産業成長プラン」になると、もう少し小さい単位で、市町村みたいなことが原則なのですが、お手元のA3の資料1の地図を見ていただければお分かりのとおり、中部で唯一、岐阜県が選ばれたということで行ってまいりました。
その地図の上の方に目を移していただきますと、千葉県、山梨県、岐阜県、徳島県、熊本県が県として選ばれ、総理の前でプレゼンテーションを行うという、そのような機会をいただいたものでございます。それで、大変光栄なことなのですが、何を言ったんだというのはこの次の資料(資料2)にありまして、特に岐阜県の場合、大変評価されましたのは、戦略分野をいろいろ支えるサプライチェーンを持っているということです。特に、国の場合は、目玉的にこのようなことをやりますというものが多いのですが、特に県単位で行うものについては、継続的に産業として進めるものであって、特に(資料2)の1枚目の左下に、「目指す姿(目標)」として、全ての県の中で最も大きな金額、累計で1兆円超えなのが岐阜県だけでして、非常に大きなインパクトがある地域であるということをアピールさせていただくことができました。特に領域としては、皆さんご存じのとおり、ものづくり県であるということもありまして、航空宇宙、防衛、半導体、更にはヘルスケアと、非常に幅広い産業部分を有している県であるということ。これは、戦略的に投資をすることによって、この国全体の発展を支えるということが評価されて岐阜県が選ばれたということになります。(資料2の)2枚目にもありますが、特に総理に申し上げたのは、もちろん半導体というのは非常に関心がある、他の分野でもクラスターがあるのですが、特に岐阜県が強みになりますのは、今、AIがあって、半導体の需要が高いと言われているのですが、どちらかというと、細い線を引くことによって大量の情報を処理するということ、よく皆さんが「2ナノ」と言っていますが、もう間もなく物理限界に達します。それで、何が起こるかというと、その細い線の競争ではなくて、今度はそれを積層していくということで、これが次なる技術の戦いと言われておりますが、この積層技術がある会社というのが世界に数社しかありません。そのうちの1つである(株)イビデンがトップクラスなのですが、まさに岐阜県にあるということで、これは「先端パッケージ」という言葉で呼ばれておりますが、これから半導体の世界の流れをリードする「先端パッケージ」を作れる会社というのは数社しかない、その代表がイビデンであるということが1つ。もう1つは、半導体というと、どうしてもシリコンばかりの議論がされますが、実は封止材といって、熱が大変悪さをするものですから、熱を逃がすための封止材、これは岐阜県にあります(株)アドマテックスで、世界の半導体のシェア約7割を占めています。だから、これが止まると、世界中の半導体が止まると言われる戦力物資が実は岐阜県にあります。こうしたものは、今後の半導体産業を考える上では欠かせないというもので評価をいただいていますし、何といっても航空宇宙産業では川崎重工業(株)があります。それで、更には、アピ(株)という、まさにバイオの最先端の工場を持っておられるところもあり、こうしたことが高く評価されまして、特に東海環状自動車道、及び東海北陸自動車道、縦横に高速道路があるこの地域に非常にポテンシャルがあるということで、そのようなお話をさせていただきました。これから非常に集中的に国から投資がなされる対象ということで、代表例ということになりましたが、その期待にちゃんと応えられるように、投資先の場所として発展させるというように思っておりますので、冒頭でご紹介させていただきました。
その上で、今日は発表項目が5つございます。順次発表しますが、夏休みらしいというものもあるということで、発表したいと思っております。
まず最初は、「楽しすぎるぞ岐阜!」ということで、「岐阜県アウトドア観光キャンペーン」についてです。以前も42市町村全てが観光地になると、そのようなことを申し上げましたが、キャンペーンとして進めるためのロゴを作り、キャッチコピーを作り、そしてお手元に配布していますが、この冊子(「岐阜アウトドアWalker」)を作りました。非常に面白い、楽しいなということで、ロゴは、山あり、川あり、そして人が釣りをしたり、山登りをしたりというようなイメージで、キャッチコピーは「楽しすぎるぞ岐阜!」ということで、ワクワク感を表現し、楽しいということがいろいろありますが、特に自然の中で体を動かすことによって、体の中から湧き上がるような楽しさ、そういうものを表現した言葉にさせていただいたところであります。キャンペーンは何をするのですかというのが(資料の)1枚目の2ページに書いてありますが、おかげ様で、たくさんの企業から協力をいただきまして、特典キャンペーンもやらせていただきます。この期間が、9月1日から来年2月28日までの半年間でやっていきます。(対象施設が現時点で)158施設です。順次増えていきますが、その中で、資料にもいろんな特典が書いてありますが、こっち(冊子)を見た方が良いと思うのですが、見開くと、岐阜県ならでは、まさにアウトドアで、食もありで、活動(体験)もあり、釣りもあり、本当にたくさんあるなということです。中には、かなり人気なものもありますし、その中には、行ってみたいぞというのもありますし、後ろの方にキャンペーンの特典がいっぱい付いていたりとか、これ1冊あれば、この夏休みも楽しめるぞというものです。これを、いろんな施設、市町村の窓口もそうですが、いろんな人の集まる場所に置いて、皆さんに夏を満喫していただき、そして岐阜を感じていただければと思いますので、是非とも、まさにこれから、まだ8月に入ったばかりですが、まだまだ暑い時期を、涼しいところ、水に触れながら、山の涼しい風を感じていただきながら過ごしていただければということで、キャンペーンをさせていただきます。資料に戻っていただくと、いろいろと特典を提供いただいている施設の一覧が出ていますが、それぞれワンドリンクサービスだとか、いろんな特典をもらったりとか、お得感が出るような形もたくさんありますので、是非ともこれを体験していただければということで、宣伝方よろしくお願いいたします。
そして、次は2つ目になりますが、先ほどのキャンペーンに関連するのですが、キャンペーンのもう一つは「森」です。「ぎふ森フェス」というものがありまして、今回が3回目になります。今回の「ぎふ森フェス」の中で、先ほどのキャンペーンとも連携しながらということになるのですが、特に「森」というところ、岐阜は「木の国・山の国」ですから、ここに集中して、これは2か月間です。9月、10月の間に、「『遊ぶ。過ごす。整う。繋ぐ。』すべては森から。」というキャッチフレーズでありますが、県内各地で開催していきます。特に、(資料の)2枚目にプログラムがあります。これに参加していただくと、オリジナル手ぬぐい(をプレゼント)ということになります。場所によってもらえるものが違っていて、色が4種類ありますので、いろいろ回って、これを集めていただいても良いかなと。結構おしゃれなものがあります。集めていただくのも結構楽しいかなというように思っております。是非、ガイドツアーやキャンプ、いろいろと事業者の方に企画いただいた素敵な、これはどちらかというと、プログラムというような形になっておりますが、そうしたものも、これはどちらかというと秋、9月、10月ですので、夏から、秋にかけてお楽しみいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これが2つ目です。
3つ目は、今度もイベントになりますが、「飛騨美濃合併150周年記念式典」というものがございます。これは、明治9年に岐阜県ができてから(今年で)150年ということになります。これを8月23日の日曜日に、場所はちょうど飛騨と美濃の結節点ということで、下呂温泉の「水明館」で開催したいと思っております。出席者は、行政関係中心で約150名です。ここに一般の方は入場できますかというと、入場はできないのですが、その代わり、式典の模様を全部公式YouTubeでライブ配信いたしますので、ご覧いただければと思っておりますし、非常に素敵な舞踊だとか、あとは岐阜県民の歌などで、素敵な演奏もありますので、是非ご覧いただければと思いますし、記念のパネルディスカッションと講演、(講演は)私がすることになってしまいましたが、その中で、「岐阜県の150年のあゆみ そして未来へ(仮)」ということで、こうしたものを、飛騨、美濃それぞれの代表に出ていただいて、私も参加して未来を語ると、そのようなイベントを行いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。これが3つ目です。
その次が4つ目でございますが、今度は少し毛色が変わって、イベントというよりは、まさに頑張っていただいている企業さんについて、これまでいろんな登録制度があったのですが、ちょっと1つ上の取組をしようということです。どういうことかというと、SDGsについて、今、世界的には戦争等あるのですが、おそらく一旦落ち着けば、またもう1回環境問題、そしてサステイナブルという議論に戻ってくることは間違いないのですが、そのような中で、今の取組、どちらかというと「うちもやっています。」というのが多いのですが、これまでは登録制度で、「やっていますよ。」という人は自ら宣言してくださいというパターンだったのですが、これだけたくさん出てきたので、ちゃんと認証しようと。つまり、自己宣言型ではなくて、うちはこんなことやっているんだということを客観的に評価して、素晴らしいですよねということを認証する、「プラチナパートナー」という、一段上のものを進めようと思っております。これは、例えば環境だけではなくて、今まさに「働いてもらい方改革」も含めて、職場環境だとか、社会全体の価値観を変えていく取組なものですから、これを代表的にやっていただいている企業さんをしっかりと位置付けて、応援しようではないかということで考えております。これ(プラチナパートナー認証)を取ると何か良いことがあるのかというと、結構ありまして、これを取っていただきますと、様々な特典、特に今、働き手を探す時に、若者や女性を中心に良い人材が集まると。元々、私は健康経営をずっと国で指導してきましたが、健康経営に火を付けたのは学生さんでした。要するに、将来の働き先を目指す時に、「ホワイト企業」、「ブラック企業」という言葉が昔からあったと思いますが、まさに社会がお墨付きを与えたホワイト企業という認証で、「ホワイト500」だとか、今すごい人気なのですが、それの岐阜県版の1つ高いもの(認証)を作ろうではないかということです。ですから、優良企業として、就職の際にもPRすることができるし、あとは、公共事業のユーザーの際の加点ポイントにしたりとか、実際に企業として伸ばしていただくということをしっかりするし、あと金融機関その他からも資金調達の際のサポート、つまり人も採用しやすい、仕事も取りやすい、お金も集めやすいということ、まさにそういう企業をしっかり応援するための仕組みとして、プラチナパートナーということになります。
例えば、いろんなイベントでお声かけする時に、より優先的に(お声かけする)。ある意味新しい時代の岐阜を代表する企業ということになろうかと思いますが、こういった社会を変えていく、「働いてもらい方改革」もそうですし、環境に対する取組、いろんな支援の調達、そういったことを、「こういう風にやると社会的に評価されるんだよ。」ということをしっかり位置付ける、そのような取組として「プラチナパートナー」というものを今回進めるということでございます。期間としては、8月6日から10月2日までの間に募集させていただいて、岐阜県内に本社または事業所を有する企業・団体、または個人事業者の方でも結構です。その中で条件、項目を満たしたところの中で選び、まさに岐阜県を代表する企業というような形で応援させていただきたいということでありますので、よろしくお願いいたします。
そして最後、これも少し毛色が違うのですが、夏休みだからという訳ではありませんが、マスコミの皆さんはよくご存知だと思いますが、今、クビアカツヤカミキリというのが本当に猛威を振るって、日本中大変なことになっています。チラシを見ていただくと、日本人にとって大事なサクラ、それからウメやモモ、これらを枯らしてしまう特定外来生物ということで、時々ニュースになっていますが、実はこの8月中が成虫の最後の活動期間と言われています。ここで一斉に駆除することができれば、来年以降の被害も抑えられるのではないかということで、キャンペーン的に皆さんにご協力いただきたいということで、これの駆除にご協力いただけませんかということであります。ちょうど夏休みなので、親子で「見つけた。」というだけでは、そして駆除してくださいだけではいけないので、駆除したら持ってきてください。生きているものを持ってこないでください。駆除ですからちゃんと潰すなりして、首のところに赤いのがあれば分かりますので、それを持ってきていただけたら、そのような方々にはお礼を差し上げるという形で、チラシの裏側に書いてありますが、地域はある程度限定されたところではありますが、それ以外の地域でも構いません。今は海津、各務原、羽島という辺りが増えていると言われていますが、別に市の境でカミキリムシがいなくなるわけではありませんので、その周辺、または「うちのところにいたよ。」ということであれば、捕まえてきていただければ結構です。ちなみに、クビアカツヤカミキリは人体に害があるという情報はありません。普通のカミキリムシなので。ただ、噛まれないように注意してくださいねということです。あと、木にいますから、捕まえる時に木に登ったりして怪我しないように十分注意してくださいというのと、あと果樹園にもいますが、果樹園は別に結構です。果樹園の方が駆除されますので。まずは、公園だとか街路樹だとか、皆さんが普段散歩されているところで、いたということであれば、是非「いたよ。」で終わらないで、捕まえて、ちゃんと駆除して市役所等の窓口まで持ってきていただければ、「ありがとうございます。」ということでお名前を登録させていただいて、お礼を差し上げたいと思います。人数によっては、抽選になるかもしれませんが、ただその時に大事なのは、どこでこれ(クビアカツヤカミキリ)を捕まえたのか。「たくさん20匹取ってきました。」だけではなくて、「これはここと、ここと、ここで捕まえました。」という、その記録が大事です。死骸だけたくさん持ってきてもらっても困るので、そこをまさに、計画的に駆除、どこにいたのかということも含めてすごく大事になりますので、是非この夏休み、暑い時は難しいですが、散歩したり、親子で一緒に協力して行うイベントとしても良いかなということで、是非県民の皆さんのお力をお借りしながら、この自然を守っていくという取組として、是非お願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私からは以上です。
記者
「岐阜県アウトドア観光キャンペーン」について、この取組を通して、今回どのように岐阜の魅力発信に改めてつなげていきたいか伺いたいです。
知事
実は岐阜県は、「木の国・山の国」とか、割と山が多いという議論だけで終わっていたと思うのですが、本当は実は、パンフレットをご覧いただければ、温泉はもとより、体験をするということ。「清流」と言っているだけではもったいなくて、カヤックに乗ってみたり、ボートに乗ってみたり、実際にはその後に鮎を食べてみたり、鮎釣りをしてみたりとか、そういった体験というのはすごく魅力的でありますし、それをもっと体系的に発信することによって、おかげ様で外国からの宿泊客が200万人を超えたのですが、意外に日本人の方で、「岐阜はどこですか。」みたいな話があったりするので、「いやいや、こんなに楽しいんだ。」ということをしっかり発信することで、特に今、夏休みで、最近は夏もとても暑いのですが、これから秋にかけてとても良い季節になっていきます。そんな中で、自然を体験するということ。特に今、子ども達もそうなのですが、どうしても家の中に閉じこもりがちだったりだとか、コンピューター相手にということが多いのですが、やはり体を動かすというのはすごく大事なことなので、そのポテンシャルが非常に高いこの岐阜県が、(岐阜県に)来ていただく方のために、岐阜県自身の魅力をキャンペーンという形でしっかり発信をすると、そのような目的であります。
記者
食料品の消費税を1%に引き下げることの関連で、県内の影響であったりだとか、知事としての懸念であったりだとか、期待感とか、両方を伺いたいです。
知事
今、物価高の状況の中で、食品を中心に税金が下がるということ自体は、各家庭にとってはプラスかなとは思っております。ただ一方で、0にするか1%にするか、手続きその準備、その他のコストは非常に大きくなるということで、1%になったのだろうと思います。ですから、むしろ懸念は、その制度変更に伴う混乱だとか、事業者の方々(への説明)、それからシステムの見直し等が必要になってきますので、それは可能な限りスムーズに行くようにということ。それから、確か消費税を10%と8%に分けた時のように、どれが10%でどれが(1%)なのかということはまた今回も起きますし、特に今回1%ですから、非常に大きな差が出てきますので、それに伴う経済的な歪みがないように、それはちょっと目配せをして、もし何かあるのであれば、それはまた国の方にも次の対応を求めるということになるかと思います。
記者
食料品の消費税を1%にすることの関係なのですが、以前、0%に引き下げた場合の試算というのを発表されたことがあると思うのですが、1%というところで、何か新しい試算は今お持ちだったりしますか。
知事
今のところ特にありません。
記者
「ぎふSDGs推進パートナー認証制度」についてなのですが、これはずっと募集し続けるというよりは、一旦10月2日で(募集を)締め切るという形になるのですか。
知事
私は(国で)健康経営をやってきたので分かるのですが、ずっとというか、一旦まとめて審査をします。その中で、どこをプラチナ(パートナー)にするかということを決めていくことになります。健康経営では、毎年募集期間は決まっておりますので、それと同じということになります。
記者
「戦略産業クラスター計画」についてですが、この計画自体、県で策定した計画ということで、どこの部署で作っていたのでしょうか。
知事
基本的には商工労働部が中心になります。
記者
特に有識者の会議とかではなく、部の職員で作ったということでしょうか。
商工労働部
基本的には部の方でやらせていただきましたが、関連する企業さんがたくさんいますので、この企業さんへのヒアリングもずっと続けていまして、地元のニーズだとか投資計画だとかを順次集めてやらせていただきました。
記者
今後のスケジュール感というのはどのような流れなのでしょうか。
知事
これはどちらかというと国の予算措置になりますし、今回は代表例ということで呼ばれています。それから、ここに漏れたからゼロかというと、そうでもなくて、こうしたものを参考に、これから各県もまた出していきますから、それで、また次なる最終的な、当選と言いますか、それが決まると、そこを対象に、国から補助金、当然、反対側には民間の投資が必要になりますから、そういったものが出てくるというのが、これから進んでいくことになります。締切というのは特にありましたかね。
商工労働部
基本的には半年ごとに計画を採択していくということが国の意向ではありますが、まだ明確なものではありません。そこは国の動向を見ながら、対応していきたいなと思っております。
知事
370兆円と積み上げておかなければならないということも含めて、今回、岐阜県の1兆円というのは2036年でしたっけ。10年後ぐらいをイメージしながらという計画なので、随時それが見直されることになるかなと思っています。
記者
虫(クビアカツヤカミキリ)の件ですが、深刻さ、県内の状況をどのように受け止めていらっしゃるか伺いたいです。
環境エネルギー生活部
今、県内では羽島市、海津市、各務原市で確認していまして、岐阜県としては初期段階と思っていますが、隣県をみますと、愛知県や三重県では、(多くの市町村で確認されており、こちらへ)飛んできているのではないかと推測しています。ですので、初期段階で手を打とうということで、今回の計画を考えさせていただいています。
知事
これは(枯らすのが)サクラなものですから、日本人の本当に大好きな花を一気に枯らしてしまう恐れがあります。本当にいよいよ岐阜に来たぞという危機感があります。だからこそ、その水際はもう超えちゃった(かもしれませんが)、最初のところで、もちろん専門家とかも(いらっしゃるの)ですが、県民の皆さんのお力を借りて、1匹でも多く駆除できればと、そのようなイメージであります。
記者
消費税の話ですが、先ほど、試算という話もありましたが、いずれにしても、税収がそのままやったら減るというところで、国に対して、今後県として何か求めていく予定だったり、お考えがあれば教えてください。
知事
もちろんであります。当然、財源の問題の中で、あれを削るこれを削る時に、そうした影響が地方経済に起きないように、それをしっかり知事会としても求めていくことになっていますし、実際には、まずは税金が下がるということで、消費が増えると良いなという、ここはしっかり(要望に)入れていただきたいと思います。他方で、今後の予算措置、その他の中で、あれを削るこれを削るとならないように、しっかりそこはウォッチしていきたいなと思っています。
記者
国の財政の安定性に対する懸案というのが強まるのではないかという話があると思います。そうすると、金利が上がって、地方にとっての債権を発行する際とかに重荷になってくることもあるかと思うのですが、その辺りの懸念についてはいかがお考えですか。
知事
金融の場合は、むしろ今、円安の方の影響は結構大きいですし、これも金利とも連動していることになりますから、円安を止めるためにはどちらかというと金利を上げなければいけないというのが、金融の場合の一般的な常識になりますが、それに拍車をかける形で、金利が上がってくるのは良くないなというように思っております。ですから、まさに今回のことをもって、そのような方向に行くというのはよろしくないと思っていますが、一方で、円安を止めなければいけないというのがありますので、そこも少しバランスを見ながら、特に地方の場合は、具体的な問題が出たところで、しっかり意見を言っていきたいなと思っています。
記者
先日、最低賃金の話で、岐阜県について56円引き上げるというような答申が出たと思います。こちらについてのまず受け止めをお願いします。
知事
まさにこれは勧告どおりの金額なので、もちろんそれが高いか低いか、それぞれの立場によって違う意見があることは存じ上げておりますが、まずは順当に勧告に従って進んだのかなということで、受け止めております。
記者
この物価高と言いますか、原材料費も上がる中で、人件費も上がるとなると、県内に多い中小企業に対する経営的な重荷ということが心配されるところだと思うのですが、ここについて、県として、今後どのようにフォローであったり、サポートをしていくお考えでしょうか。
知事
まさにそのとおりです。もらう方についてはそれで良いのですが、払う方からすると、普通、企業の場合は賃金を上げるということは、生産性が上がっていないといけないです。上がらないまま(最低賃金を)上げるということになると、そのまま企業の負担になっていきますので、企業の存続(が危惧される)ということになります。ですから、今、岐阜県ではとにかく生産性を上げるための「働いてもらい方改革」、特に日本の場合は、最大の資源は人ですから、働いている方がいかに気持ち良く、それが生産性につながって、企業業績が上がるかという文脈のもとで、最低賃金が上がっていくとか、セットにしなければいけないと思っていますので、今どちらかというと賃金を上げる方の議論ばかりが先行して、国全体としても(その議論を)していますが、やはり県としては、それに置いていかれないように生産性を上げると。これは取りも直さず、労働の方で生産性を上げるというのと、また、今度も国へ要請に行きたいと思っていますが、今回のホルムズ海峡の影響その他がまだまだ残っておりますので、それに対する要請を国の方へすると。そういう形で、企業のリスクを減らして、企業の存続と賃金の引き上げをうまく両立させていきたいなと思っています。
記者
日曜劇場「VIVANT」について、今、ロケ地に岐阜県の恵那と県庁を含めて選ばれています。今後、聖地巡礼も期待されていくと思うのですが、まず、知事の受け止めを是非聞かせてください。
知事
やはり、我々が思っている以上にテレビの影響というか、力はすごいなと思っております。実は第11話が恵那だったかな。そして、第12話のところで、まさに県庁が舞台になったと。驚くことなかれ、せっかくなので、聖地巡礼の手前ではありませんが、(県庁)1階のホワイエのところで、納豆を食べるという、私も「とりあえずここですよ。」とやったら、昨日時点で(その県公式インスタグラムの投稿が)170万回再生という、もう史上空前の再生数になりました。なので、実は今、ちょっと面白い設えをしていますので、この会見が終わったら行ってみてください。特に聖地巡礼は「ここですよね。」だけではなくて、そこに行ったら、「あっ、ここですね。」という岐阜ならではのちょっとした設えをしています。最初、納豆も混ぜてもらおうかなと思ったのですが、非常に面白いものがありますので、そこへ来ていただいた方に、そこに座って写真を撮っていただけるような、そういうことによって、岐阜というものを有名にするにはこれ以上のチャンスはないなということでありますので、ぜひ覗いてみてください。
記者
「VIVANT」がきっかけにではないですが、ロケの誘致を積極的に県として進めていきたいみたいな、その辺りのお考えはいかがでしょうか。
知事
もちろんですというか、やはりこの影響というのは、映画「君の名は。」がそうであったように、本当に海外からもきていただけるような、そんな場所になったし、その時の経験で、それは待っていても来てくれなくて、「ここがその場所ですよ。」と。特に「君の名は。」の場合は、「ここの窓から見た景色がこのシーンですよ。」とか、例えば、「この図書館のここから撮った絵ですよ。」というようなことを積極的に発信したというのがヒットにつながったと言われておりますので、まさに今回も、それを上回るような勢いで今準備をしておりますし、もう一つは実際にロケの時に言われたのですが、やはり県としてウェルカム感、撮影する側もどこでも行って撮れるわけではなくて、やはりそこに協力してもらえる関係があるかないかはすごく大事だと言うことをおっしゃっていましたので、県として積極的にそういったことに協力することによって、どんどん、そうした映像(関係)の方々に来ていただいて、逆に今度は岐阜というものを徹底的に、私の最大のミッションは岐阜を有名にすることだと思っていますので、そうしたものには全面的に協力していきたいと思っています。
司会
先ほどの消費税減税の件に関して、1点、補足させていただきます。
総務部
消費税減税について、食料品(への減税が)1%になった場合の影響額についてご説明させていただきます。あくまで、報道されております全国の減収額 4兆3,000億円をベースに機械的に試算したものでございますが、税収ベースで約75億円、地方交付税ベースで71億円、合わせて146億円の減収となる見込みをしております。
記者
LRTに関してですが、6月議会の際に、7月中を目途に中間報告をまとめるというお話がありました。その進捗状況を教えてください。
知事
だいぶ進んでおります。そう遠くかからず中間報告を発表できるかなと。やはりいろんな議論が出ましたから、徹底的に、出た意見を両論併記というか、きちんと皆さんに分かっていただけるように伝えるべく、今準備をしております。
記者
7月中としたものが、今、8月6日になっているという遅れにはどのような原因があるのですか。
知事
7月中には(関係部局が)私のところに相談にきていますが、見え方が分かりにくいとか、注文を出したものですから、今作業をしています。
記者
今のところのスケジュールは今月中ですか。
都市建築部
関係者と調整していまして、いつということは申し上げられないですが、できるだけ早い段階で公表していきます。
知事
私が出した宿題で、発言した皆さんへ確認するように言ったので、その作業に時間がかかるということです。
記者
作業部会も先月中を目途にされていますが、作業部会自体は中間報告とは別途スケジュールどおりという形なのでしょうか。
都市建築部
作業部会につきましても、まだ設置のための調整をしている段階でございまして、関係者と調整中です。
知事
基本的には、中間報告の論点を作業部会でさらに詰めていくという形になるので、先に作業部会が始まることはないです。
記者
あくまでも中間報告の公表を待ってという形になりますか。
知事
はい。
記者
知事のお盆期間の過ごし方についてですが、県外へ出られる予定はございますでしょうか。
知事
妻の実家に行こうかなと思っています。お盆なので。それだけです。あとは地元の行事に出たり、防災関係で何度か出勤してまいります。
記者
知事が出られている間の職務代理の順位ですが、国枝副知事でしょうか。
知事
副知事にも夏休みに取ってもらうので、調整をしてその場で決めます。
記者
食料品の消費税率を1%にする話で、先ほどの(発言のあった)影響額に関しては、県だけなのか、県内市町村も含めての額なのか教えていただけますでしょうか。
総務部
先ほど、県のみの影響額をお答えさせていただきました。県・市町村を合わせると、概ねその倍になりまして、税収べースで150億円、地方交付税ベースで134億円、合わせて284億円の減収を見込んでいます。
記者
観光連盟の調査の関係ですが、進捗状況はどうでしょうか。
知事
だいたい第1巡のヒアリングが終わったところです。先ほども報告があったので、一旦整理したところで、疑問点があるので、そこをもう1回精査して対応を決めようと話をしたところです。
記者
ちなみに今回のヒアリングですが、江崎知事もヒアリングの対象に含まれたのでしょうか。
知事
私は関わっていないので、聞く理由はないのではないでしょうか。
記者
以前、商工労働部に勤められた時に、関口さんとは面識がありましたか。
知事
ありますが、その話はもうしています。ただ、彼女が貰った、送った、何とかというところは関わっていないので。少なくとも私が企業誘致に行った先に、(前知事と)一緒にいたよねということは全て報告してありますので、あえてヒアリングの対象には今のところなっていないです。
知事公室長
私どものヒアリングでは、当時事案の対象となった方を雇用して以来、その周りで関係された方々を中心に行っておりますので、前知事、前副知事とヒアリングを行っておりますが、江崎知事が直接そのラインの中にいらっしゃった歴はありません。そのような対象者の絞り方をしております。
記者
前知事とその前の知事にもヒアリングをされたということですか。
知事
前知事の前の知事は亡くなっておられます。前知事にはヒアリングしています。
記者
前知事へのヒアリング内容、結果がどうであったかは言えないでしょうか。職員の方が会いに行って、調査には応じてもらえたという認識でよろしいでしょうか。
知事
その辺りも含めて報告書に出てきます。
記者
報告書が出された後に、第三者委員会の設置は検討されているのでしょうか。
知事
今ちょうどその議論していたところですが、まだ今回の調査でいくつか疑問点が出たと申し上げましたが、そこの部分を精査した結果として、必要に応じてやるならやるということだろうかと思います。
記者
第三者を含めた調査を行う可能性が検討されているという理解で良いですか。
知事
今行っています。弁護士の方にも相談しながらやっているので。それを第三者委員会という形にするかどうかだけなので、そこは全部出揃ったところで決めようということです。
記者
第三者委員会という名称になるかどうか分からないが、第三者を含めた報告書をたたき台にした調査が行われるのでしょうか。
知事
今、オンザウェイでやっています。その全体の報告を通して、もう1回客観的にこういったことが良いのかという時に、第三者委員会にするかどうかを検討しています。県が行っている調査も、県だけではなくて、その中に弁護士も入れて調査をしています。その中で出てきたファクトについて、再発防止策も含めてこれからまとめていきます。そのまとめ方が良いのかどうかも含めて、第三者、それは我々というよりは、むしろ弁護士の方を中心にチェックしてもらうことは決まっています。それを第三者委員会と言うかどうかをまさに検討しています。
記者
報告書が出た時に、第三者委員会を設置する方向になることを発表されるのか、今はもう既に弁護士まで含めた調査が行われているので、それをもって第三者の視点が含まれた報告書が完成しましたということになるのでしょうか。
知事
これも決まっていないですが、そこまで単純にはいかないと思っています。弁護士も含めて、今調査をしています、中間報告ができます、その中間報告に対してもう1回チェックをするという流れにしたいと思っていますので、第三者委員会と言うなら言うということかもしれませんし、ただ、まだメンバーが決まっておりませんので、第三者委員会と言うのはちょっと早いかなという感じだと思っています。
記者
目途としては何月頃でしょうか。
知事
本当にまだ分からないところがいくつかあり、それが終わるタイミングだと思いますので、まだしばらくかかると思っています。