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知事記者会見録(令和8年7月28日)

司会
​それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。

知事
本日は、私の方から3点ご報告させていただきます。後の2つはどちらもスタンプラリー絡みになりますが、まず最初の1つは、お手元にあります、「岐阜県 みんなの健康・福祉ひろば」を開催するということでご報告させていただきます。これは、イオンさんのお申し出をいただきまして、こうした夏の取組として、(場所は)イオンモール大垣なのですが、1階のフロア全体を活用して、夏休み期間中の8月22日、23日の2日間で、「健康&福祉を楽しく学ぼう!!」を(コンセプト)ということで、特に元気を取り戻すためにどうしたら良いかということで、取組をさせていただきます。まず、(資料の)1枚目にありますが、看護師さんに相談、意見交換してみませんかと。あとは、あなたの野菜摂取量はどのくらいですかというもの。(資料の)裏には、パラスポーツを見ようだとか、お肌と暮らしを見直すビューティアドバイスとか、ステージイベントとしてクイズもあったり、岐阜県ヘルプマーク大使の塚本明里さんも参加し、見たことはあるけど、よく知らないみたいなものを学んでいただければと思います。あとは、ケアラーのこととか、ただ単に賑やかなイベントというわけではなく、いろいろと健康のことを考えたりとか、自ら考えるチャンスがあるかなと思いますので、是非ご参加いただければと思います。
ちなみに私、昨日、人間ドックに行かせていただきましたが、おかげ様で全然問題なかったのですが、「最後に生活指導を受けますか。」と言われて、ちょっと早めに終わったので「良いですよ。」と言って受けたのですが、なかなか良かったです。意外に、自分で分かっているつもりで分かっていないこととか、一例をあげますと、それなりに健康を気遣って、朝に歩いて、筋トレをやるのですが、「空腹な状態で筋トレをやると、筋肉の方から栄養を取られるので、筋肉が落ちますよ。」と言われて、「そうなの。」みたいなことがありました。むしろ、「牛乳を1杯飲むだけで、そちらから栄養を取られるので、健康維持しよう、脂肪を減らそうと思って空腹で筋トレをやると筋肉が減って終わりですよ。」とか、いろいろとそういったことも教えていただけて、結構良かったなと。そういったものが盛りだくさんにありますので、健康な方でも分かっているようで分かっていないこともたくさんありますので、是非こういう機会を活用していただけたらありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

2つ目は、農業関係なのですが、「ぎふ農産物デジタルスタンプラリー」を開催したいということでご紹介させていただきます。8月1日から12月6日までの間ですが、岐阜の農産物を積極的に食べていただきたいということです。今、「アグリパーク構想」といったことをやっていますが、マーケット、やはりビジネスである限りは、買っていただけるチャンス、これを広げようということで、特に今回は、岐阜県内の直売所だとか、小売店の92店舗、(資料の)後ろに店舗が入っておりますが、この店舗自体もこれからどんどん拡大していきたいと思いますので、是非ご協力いただければと思います。こうしたところを回って買っていただくと、デジタルのスタンプが溜まります。スタンプ1個でデジタルフォトフレームの応募、これは応募者全員です。3個で、抽選で100名の方に(1,000円相当の)県産農産物加工品の詰め合わせ、5個で3,000円相当(の県産農産物加工品の詰め合わせ)が当たるというものです。そうした、ちょっとお楽しみ付きの形で、できるだけ「地消地産」ということで、岐阜県のものを売り出しております。こういったものをより多くの方に知っていただくと同時に、「アグリパーク重点推進モデル」に取り組む朝市・直売所といったところも(参加店舗に)入っておりますので、より広く、同じ買うなら、分かっているところ、「地消地産」、食べたいものを地元で作ろうという、そういった取組を、その応援の一環として進めさせていただきます。お手元の資料の最後の紙(チラシ)に、「デジタルスタンプラリー」として、こんなものが当たりますよというのも含めて、参加していただければと思っております。デジタルなので、紙とかではなくて、スマホで全部対応できると。今風の、慣れている方はどんどん使っていただけると、今後このタイプがどんどん増えていくと思いますので、是非ともご活用いただいて、まずは地元の応援とともに、健康になっていただきたいということで、デジタルスタンプラリーの農業版でございます。

3つ目は、「『GALLERY GIFU』デジタルポイントラリー」になります。県庁の1階に「GALLERY GIFU」というのがあります。これが、おかげ様でだいぶ人気なのですが、期間を決めて、せっかくなので見たよというだけではもったいないので、だいたい2週間で(展示を)変えています。明日から10月25日までの間に行われるこうした「GALLERY GIFU」の企画展で、1回1ポイント取得できます。それを登録していただいて、(期間中に企画展が)5回ありますので、それプラス20階の展望台に行っていただくとまた1ポイントということで、合計最大6ポイントを集めることができます。(資料の)裏にありますように、豪華になっていきますが、6ポイントを集めると飛騨牛セット、10,000円相当の応募資格ができます。それから、5ポイントを集めると、お米とご飯のお供セット、これが5,000円相当。4ポイントでお菓子の詰め合わせセット(2,500円相当)となります。ちょっと寄っていこうかないうことがあれば行けますので、こちらも(資料の)最後のところに、紙(チラシ)を用意していますが、ポイントラリーということで、できるだけ気軽に、そんなに準備もなく、かなりの方が、ポイントラリーに慣れてきていただいていると思いますが、いろんなチャンスを含めて、更に今後、県庁での取組、県庁周辺での取組を広げていこうと思いますが、賑わいづくりの一環として、こうした取組をさせていただきたいと思っておりますので、是非夏休み期間でもありますので、期間の後半は夏休みが終わっていますが、一度来ていただいて、この県庁の取組に触れていただいて、また、ちょっと時間があるなという時には、県庁に行っていただくような、そんな流れができれば良いかなということでご紹介させていただきました。夏休みっぽい内容ですが、私からは以上です。

記者
「GALLERY GIFU」でのポイントラリーに関連して、県有施設の有効活用についてですが、先日の6月の県議会で県有施設の見直しの方針を示されたと思います。知事としては、どれくらいドラスティックな変換を求めているか教えてください。

知事
ドラスティックと言いますか、先走って言ってしまうと、施設を止めようという話をしているのではなくて、せっかく施設があるのであれば、今どのように使われていますか、それは元々何の目的で作りましたということをもう1回整理し直して、それをもっと他の方法でやるべきなのか、今のままで良いのかということも含めて見直しましょうと。それで、もしそれが目的に十分でなければ、その施設自体にもっといろんな付加価値を付けても良いし、その中で民間の知恵を借りても良いし、そういったことをしっかり見直ししましょうということで、今作業をしてもらっています。それで、少し先走って言うと、せっかくなら、今回のこの県庁、そして美術館だとか図書館の真夏の取組をご紹介しましたが、どういうエリアとしてこの地域を盛り上げていきたいのかと。これも併せて説明すると、この施設がどうなりました、あの施設がどうなりましたというよりは、例えば文化エリアであれば、あの施設もこの施設もこのように使ったら良いよねとか、例えばスポーツエリアだったら、このように使ったら良いよねと。その時のこの施設の使い方は今のままで良いのか、それとももうちょっと違う機能を持っていたら良いのかという、そのような形で、県民の皆さんからすると、分かりやすく、かつ、あの施設をもっとこのように使えたら良いよねというような形で進められるのではないかということを、今進めているというところです。

記者
県庁周辺は、図書館を含めて文化として、長良川(岐阜メモリアルセンター)の辺りはスポーツでとか、そのようなお考えでしょうか。

知事
そうですね。それと、福祉エリアもありますし、それからこれは県有施設ではないのですが、岐阜大学の辺りはデータサイエンスとかそういった議論が始まっていますので、そういうことも含めて、分かりやすい絵を描きながら、未来がこうなっていくんだという中で、県有施設をどう位置づけるのか、そんな議論をしていきたいと考えています。

記者
今日、高校野球の地方大会の決勝で、中京高校が7年ぶり8度目の優勝を決めました。このことに対する期待の声をお願いします。

知事
勝った方も、負けた方も本当に一生懸命やられたと思いますし、高校野球というのはいろんな方にとっても、青春のシンボルであるというように思います。ですから、勝った中京高校の方には、ぜひ頑張っていただきたいと思っていますし、残念ながら今回勝利を逃した学校についても、高校野球というのはチャレンジした人達は、どのチームも1回しか負けていないんです。だから、青春の1ページを描かれたと思うのですが、まさに勝った方については、負けた方々の思いも含めて、存分に頑張っていただきたいと思っていますし、それ自体がこれからの人生の大きな力になると思います。今度は、惜しくもその勝利を逃した方についても、貴重な経験になると思いますので、一生懸命応援していただいて、共に気持ちの上で戦っていただけるとありがたいなと思います。

記者
先週、大規模災害の際に首都機能を代替する都市を定める副首都設置の関連法が成立しました。こちらに対する受け止めをお願いいたします。

知事
東京一極集中ということに対するいろんな懸念というのは以前から言われていたところです。それが今回は、副首都というものをつくることによって、いろんなリスクを分散しようと。場合によっては経済活動の分散にもつながってくるかと思いますが、それは非常に良いことかなと思っております。あとは、それが実際にどこに決まり、それにどんな機能を見出しておくのかによっていろんな応用問題が出てくるかと思っておりますので、そういう意味では、いろんな観点で見守っていきたいと思っています。

記者
既に名古屋、愛知県の方でも手を挙げていらっしゃると思いますが、岐阜県として、この副首都ができていくことに、見守りながらということもおっしゃいましたが、絡んでいくとしたら、どのように関わっていきたいというのはありますでしょうか。

知事
副首都ですから、いざという時の政府機能の分散ということになると思いますが、いざとなってから分散するのでは多分ないと思いますので、早い段階からその分散、その他という議論が出てくると思います。そうすると、地域としてもいろんな課題を相談に行くにも、別に東京に行かなくても、いろんな議論ができたりということもありますし、あとは岐阜県として、大湫の問題もありますが、リニアがつながってくれば、本当に東京がものすごく間近になってきますので、副首都のエリアをどう見るかにもよりますが、一つの大きな機能も果たしていけるのではないかと思っています。

記者
リニアの開業について、先立ってJRが開業時期を年内に示すことを明らかにしましたが、改めて大湫の問題を抱える岐阜県として、開業時期を示すのは少し拙速ではないかというような意見もあるかと思うのですが、その辺りについてお聞かせください。

知事
まず、これまで非常に大きな懸案ということで、リニアそのものが進まないかもしれないと思ったら、静岡県工区の問題、これに一定の決着がついて、工事再開という目途が立ったということは、リニア全体の議論としては非常に大きな一歩かなというように思っております。そうすると、時期を示すというのは、おそらく工事の進捗その他があるので、簡単なことではないかもしれませんが、一定の目途として、あれが止まらなければという議論が出てくるでしょうから、そうするとそれに関連する作業もそれをイメージしながら進めることになろうかと思っています。ただ、岐阜県としましては、大湫の問題がありますので、これはある意味、地元の方の納得感を醸成する中で、リニア全体としては、一刻も早く実現するのであれば、国全体としても非常に価値があることだと思っていますので、そうしたものを遺漏なきように進めていきたいと思っています。

記者
樽見鉄道についてお伺いします。樽見鉄道が、国の(ローカル鉄道の)再構築事業の交付金を受け取るために必要な調査を行う方針を固めました。このことについて、どう受け止めていらっしゃいますか。

知事
まず、そうした鉄道があるということ自体は、非常に大きな財産だと私は思っています。ただ、これは鉄道を鉄道として議論するというよりは、やはりまちづくりという観点から非常に重要なインフラでありますので、それが今回、国の交付金を受けて、更にこれを価値あるものにする取組だと思っておりますので、それは非常に良いことだと思っています。

記者
県内には他にもローカル線があって、赤字路線が多くあります。今現在も、県は補助金を出していると思うのですが、今後こういった赤字の第三セクターに対して、県としてどのように支援していきたいと考えますか。

知事
重要なポイントだと思いまして、日本全体として人口減少という流れ、岐阜県もそうなのですが、今住んでいる方、今通っている高校生・中学生等を前提にすれば、これからバラ色の絵を描けるということは無いと思っています。逆に言うと、その議論をしている限りにおいては維持するのは難しいので、今申し上げたまちづくり、そこに誰が乗りたいと思うか、どういう人がこれから乗ってくれるようになるのか。そのためには、やはり魅力あるまちづくりであると同時に、その鉄道を使うことのメリット、そこまで考えて初めてこの再生計画というのは成り立つのだろうと思っています。先立って、長良川鉄道の関係で5つの首長にお越しいただきましたが、まさにその議論が始まっています。1つの市だけだと、うちの市ではどうするこうするということがあるのですが、例えば、その路線の関係市町と連携することによって、常にどこかでイベントがあったら、昼はここに行った後に夜はここに行ったら良いよねと、そうすることによって、人の移動の足としては非常に鉄道が重要ですので、ただ、「その鉄道」をという議論ではなくて、まちづくりの中でそんな議論がされることは非常に重要ですし、まさに今、関係市町にも同じことを投げかけているところです。

記者
沿線市町が、樽見鉄道の協議を始めていますが、県としてそういった協議にどのように関わっていきたいか、支援していきたいか教えてください。

知事
私の入っている長良川鉄道についてのものは発表されていましたっけ。

リニア未来都市局
それぞれの会議体ですが、我々実務者が入らせていただきまして、新たな組織づくりというのはこれからになりますので、そこで課長レベルになるのか、部長レベルになるのか、その辺りを決めることになると思います。

知事
知事レベルもあったりするので、そういう意味で、県としてはしっかりそういったところで議論を一緒にしながら進めていきたいと思っています。

記者
美濃市などで連日酷暑日が記録されていることについて、記録的な暑さについてコメントをお願いします。

知事
日本全国、「記録的な」という言葉を(聞いても)もう驚かなくなるぐらい暑くなっております。であるが故に、「昔はこうだったから。」という議論が成り立たないということで、特に高齢者の方を中心に、外に出たりとか農作業中だとか、結構倒れられる方もいらっしゃるので、まず、これまでの経験を前提としないで、いろんな情報をしっかり聞いていただいて、まずエアコンを使うところはしっかり使うということ。あまり外に出ない方が良い時は出ないということも含めて、まずは身を守る取組をしっかりやっていただきたいと思っております。さらには、今日も幹部会議でやりましたが、酷暑日だけではなくて、(熱中症警戒)アラートが出た時に行事をどう中止するのかとか、そういったことも、より情報に敏感に対応していただければと思っております。

記者
日曜日に人気ドラマの「VIVANT」が始まりまして、初回は恵那市が出ていましたが、それ以外にもいくつか県内がロケ地になっているという話を聞いておりますが、どのように岐阜県の集客につなげていくかというところの知事のお考えをお聞かせください。

知事
前回の第11回で、恵那という場所が出てきました。本当にドラマの人気というのは、(作中の)あの場所というのがまた一つの聖地になってこようかと思っております。特に、あのようなドラマ仕立てではありますが、その地域の魅力も遺憾なく発揮されているところがありますので、そうしたもので是非「VIVANT」のファンの方々にも来ていただいたりとか、また「VIVANT」で最初で最後ではありませんので、いろんなものに使っていただけるように、そうしたことも含めていろいろと発信できれば良いと思っています。

記者
県として、集客の仕掛けとして何か考えていることはありますか。

知事
ものにもよるのですが、今回の「VIVANT」について私が広報をやらせていただきましたら、あっという間に(県公式SNSでの投稿が)79万5千回再生だとか、やはりその人気はすごいなと。それが岐阜県で行われているということだけでも、「VIVANTといえば岐阜」みたいになるだけでもすごくありがたいと思っております。さらに、今回のように、特定の地名、場所が出れば、それは全国の方、場合によっては海外の方も知っていただけるような、そんな場所になるということで、大いにそこは宣伝に使わせていただければと思っています。

記者
今日の発表項目の「GALLERY GIFU」でのデジタルポイントラリー、(「3 実施内容」)の「④」の9月18日からのロケツーリズム(の企画展)では「VIVANT」は入っているのでしょうか。

知事公室
今、調整中でございます。ロケツーリズムは「VIVANT」に限らずいろいろありますので、他のものも考えながら、お楽しみにしていただければよろしいかと思います。

知事
そうですね。このタイミングだと微妙にまだ放映されていないものがあったりするかもしれないので。

記者
副首都の関係で、愛知県の方で具体的に、愛知県内の市町村と意見を交わすための会議が愛知県内では始まっているのですが、例えば岐阜県として、愛知県に対して、この副首都の関連で何か要望したりだとか、一緒にやっていくようなことというのは、今後考えていらっしゃったりしますか。

知事
まだ今のところはないです。まず、愛知県と名古屋市が中心に発表されました。あとは、今後何ができるか、それから今回法案が通った段階で、どう具体的な機能をシェアするのか、しないのかも含めて、これから見えてくると思いますので、あまり先走って「ああだこうだ。」というか、基本的には、例えば防災庁のように、明確にその機能が分かっているものについては岐阜県としても手を挙げておりますが、副首都というものの位置付け、その他具体的なイメージができたところで考えたいと思っています。

記者
樽見鉄道に関して、こういった第三セクターに対しての県の関わりについて、具体的にまた今後予算措置などをして財政支援していくようなことというのは、どう考えていらっしゃいますか。

知事
実はいろんなところからも財政支援してくださいという声があるのですが、岐阜県自体も残念ながらそんなに潤沢にお金があるわけではありません。一方で、お金があったら支援して維持できるかというと、先ほど申し上げたように、利用者そのものが明らかに減っていくということが見えている段階の計画を前提にお金を入れたとしても、それは残念ながら、その場しのぎでしかなくなってしまうと。むしろ、県としては、まちづくりの方により力を入れると。そちらについては全面的に協力しようということで、各地域にも話をしているところです。

記者
次世代の交通の在り方検討会なのですが、中間まとめが出るということであったと思いますが、こちらの進捗状況の方はいかがでしょうか。

知事
ちょうど先立って、いろんな議論をさせていただいたところでありますが、まさに論点整理をするということと、もちろんいろんな賛成、反対、心配といった議論がありますが、できるだけそれをニュートラルに整理をして、むしろ大事なのは、県民の皆さんにしっかり関心を持ってもらって、議論を惹起(じゃっき)していくということで、今のご質問とも絡むのですが、大事なのはまちづくりなのであって、交通システムを敷くか敷かないかというのは、むしろ後の話だと思っています。ですから、県内というか、この地域にある良いもの、そして人を惹きつけるようなものが何であって、それから今後皆さんが歳を重ねていかれる人口構造を考えた時に、どういうことが望ましいのかと。そういった議論も踏まえて、いろんな論点を整理すると。論点整理がこの中間報告の大きなポイントになるかなと思っておりますので、そう遠からずまとめて発表できればと思っています。

記者
県有施設の見直しに関して、(7月)30日に有識者会議があるかと思うのですが、その中で、今知事がおっしゃったような話の方向で議論を進めていくという、そういうことでよろしいですか。

知事
そうです。大体それに近い話もありましたし、明確に今日も幹部に対してそのような指示をしたところであります。

記者
エリア全体という表現をされましたが、公共交通に関してはまちづくりというような位置付けになっているとおっしゃいましたが、同じような考え方で、県有施設に関しても、エリアというかまちづくりとして、その施設をどう活用していくかということに重きを置いていくという、そういう考え方でよろしいですか。

知事
まさにそのとおりです。そうした議論が、あの議論はあの議論、この議論はこの議論ではなくて、県有施設もまちづくりには非常に重要な要素になってきますので、それを前提に議論した方が県民の皆さんにも分かりやすいと。まずは、あの施設が、この施設がという議論ではないようにまとめられないかという指示を、まさに今日(幹部に)したところです。

記者
県庁について、先日土曜日に大垣花火大会があって、私も(県庁の)20階の方から拝見させていただきましたが、皆さんの声を聞いてみると、「暑い中で見るというのが当たり前であって、涼しいところで見るというのは良かった。」ということをお伺いしまして、それも新しい発見だなと思うとともに、県有施設の活用の仕方、県民との接点という意味では面白い取組かなと思ったのですが、知事としてはこの県庁、オフィススペースを、どう県民との接点の場にしていきたいのか、お考えを教えていただけますでしょうか。

知事
私の個人的な意見も踏まえて申し上げると、岐阜県庁というのは住所が「薮田南2-1-1」という薮の田んぼの南という、まさに何もないところにいきなり建った建物だったんです。当初は、本当に周りには何もないと、今でも高いビルがないおかげで、非常に見晴らしが効く場所になります。それから、先立って、大河ドラマ(豊臣兄弟)の仲野太賀さんが来て驚かれたのは、ここの上(県庁の20階)に立つと清洲城も犬山城も岐阜城も、それから墨俣一夜城も全部見えるわけです。そういう素晴らしい場所はただのオフィスビルではなくて、観光にも使えるし、それから下の(ミナモ)ホールもそうですが、「GALLERY GIFU」もそうですが、県民の皆さんにとって非常にシンボリックな場所にもなりますし、いろんなイベントをやるには非常に良い場所です。先ほどの公共交通機関のことも含めて申し上げると、サラマンカホールも隣にあるし、いろんなところとつなぎやすくなれば、更に価値のある建物になってくると思っています。そのため、できるだけ、オフィスビルではあるものの、県民の財産ということで、ありとあらゆる活用の可能性を探っていきたいと思っています。

記者
先日、まちづくりの関係で、LRT構想の話の時に、事業費の半分は国の補助金で、もう半分については民間投資を呼び込みたいというようなことをおっしゃっていたと思いますが、民間投資というものはどのようなものを指しているのか、教えてください。

知事
これはもちろん、いろんなパターンがあるかと思いますが、実際には、ファンドを募って行うものもありますし、実は、内々にファンドマネージャーのような人にいろいろ聞いてはいますが、採算性とプレーヤーさえしっかりしていれば、民間投資としては充分に呼び込めるのではないかというお話もいただいております。ありがたいことに、既に参加したいという声も来ております。ただ、全体の規模だとか、時間感覚、それから事業計画はまだこれからですので、まだ今すぐ募るというものではありませんが、いろんなやり方、通常のファンドもあれば、例えばソーシャル・インパクト・ボンドのようなものとか、いろんな仕組みがあろうかと思っております。今どちらかというと、この国は、投資先がないというのが最大の悩みで、だからこそ株価が7万円を超えてしまったりとか、東京のマンションが1億円を超えてしまっていると。これは、いわゆる金融的に言うと最大の金余り状態です。投資先がないがゆえにそういうことが起きるということから考えると、やはり長期的に意味のある投資であれば、お金が集めやすいのではないかということは、一応専門家の方にも言われておりますので、そうしたことを前提に、これからの事業計画やプロジェクトの成り立ちによっては、そのような資金集めができるかなと思っています。

記者
公共交通機関で、ファンド的なもので、事業費を賄ったというような前例はどこかにありますでしょうか。

知事
(前例が)ないということはないかと思いますが、例えば、(運営の)半分を民間がやっているような上下分離方式の場合は、上(運行)が民間ですから、そういう意味では十分あるのではないかと思います。その会社がどのようにお金を集めたかというだけの話で、会社の手持ちのお金でやるか、そこに更に株式を発行して、資金を募るというのは、通常のファンディングのやり方としてはあるかなと思っています。

記者
鮎の漁期に関して、去年の10月だったと思いますが、江崎知事自ら、鵜飼漁の時期の変更なども含めて(検討する)ということで発言されたと思いますが、それから間もなく1年経つわけですが、今のところで、その見直しに向けての議論のスケジュールとか、現在どのようなことを進めていらっしゃるのか、教えてください。

知事
後で補足してもらいたいと思いますが、元々の発想が、今回暑くなったということもありますし、一方では鮎が大きくならないとか、早い時期に放流しなければいけないとか、今、いろいろとトライアルをしています。最終的には、どの時期に漁期を設定するのが一番鮎が大きく育つか、それから資源が枯渇しないか。それから、いろんなイベントとしても価値があるかということを、総合的に判断して決めることになると思いますが、まさにデータ収集中ということになるかと思います。一方で、いくつかの団体の中では、漁期を変えてほしいというのがありましたが、意外に全体の漁獲量から言うと、そこまで無理しなくても良いという声もあったりするので、そういったことを総合的に考えながら、ただ、今回のこの暑い夏の結果で何が起こるか、またこれから見えてくると思いますので、そういったものも踏まえて決めることになると思います。

記者
見直しありきというよりは、もう少しデータを蓄積したいという感じでしょうか。

知事
去年の段階では見直しありきのような議論が多かったので、一応見直す方向での議論を進めていると思います。ドラスティックに大きく変えるということは、事の性質上そんなにないので、多少延ばしたり縮めたりという、今議論としてはどちらかというと延ばす方向が議論の中心だったと思いますが、それも実態を把握してということになると思います。

記者
ちなみに、いつまでに決めていきたいなどスケジュール感はありますかね。

知事
漁期は年に1回しかないので、今回なければ次回に向けてということになると思います。一応、準備の期間もありますので、そうだらだらやって良い話ではないと思いますが、これは農政に確認していただいて、今の状況が分かればお伝えします。

記者
県庁の活用についての質問ですが、毎月の「県庁マルシェ」が大盛況で、車を停めるところがないくらいで、駐車場に車もすごく待機していて、我々が停めている「OKBぎふ清流アリーナ」の方も停められない時がたまにあります。県庁はとてもポテンシャルのある施設だと思いますが、駐車場の確保も大事なところかなと思いますが、それについてどうお考えでしょうか。

知事
これは元々、農業フェスティバルとかイベントがあると、なかなか足りないという議論がありましたし、もう1つは、立体駐車場をもっと高くしておいた方が良かったのではないかといういろんな議論もあります。ただ、今おかげ様で隣のビル(旧庁舎)を壊した後に、これからですが、どのようにするのかと。その時に併せて、その機能も含めて、やはり駐車場があった方が良いじゃないかというような議論になると思いますので、別にあれを駐車場にしようとは思っていませんが、例えばその一部を駐車場にするだとかいろんな議論が出てくると思っていますが、いずれにしても、これからここをいろんな活動の中心にしようと思うと、駐車場が足りないとありますが、別の交通手段があれば、それもなくなってくるので、それも両方視野に入れながら検討していきたいと思っています。