本文
司会
それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。
知事
私から、とても素敵な案件として、3点ご紹介させていただきます。
まず1つ目として、「岐阜県ぎふっこ育児サポート事業」を実施いたします。今日から(申請の受付開始)ですが、これは何かというと、やはり最近、子育てのためにいろんな支援があって、物価高などでいろいろやっているのですが、幼児教育・保育の無償化の対象にならない方達、この方々をターゲットにして、育児負担を少しでも軽減しようということで、育児用品の購入だとか、育児サービスの利用料、このようなものに使える電子クーポンです。今流行りの、QRコードを利用したものですが、これを発行することにいたします。対象となるのは、今申し上げました2歳児クラスまでの子ども達(の保護者の方)でして、令和5年4月2日から令和9年4月1日までに出生または出生予定の方(の保護者)です。まだ出生されていなくても対象となります。その準備のための費用でも使ってくださいということでして、電子クーポンの発行額は、第1子・第2子については1名あたり1万円分です。それで、第3子以降は1名あたり2万円分ということで、今日から手続きしていただければ、使っていただくことができます。申請から発行が10日間程度要しますので、(申請から)10日以降で使えるようになります。期限がありますので、注意いただきたいのは、電子クーポンは来年の3月7日までですから、(クーポンが)残ってしまったということにならないように、ご利用いただけるとありがたいと思っています。おかげ様で、参加店舗が767店舗・施設(7月15日時点)です。(利用可能な店舗・施設が)ドラックストアとかスーパーマーケットとか、大手のところはほぼ全店舗ということになっておりますので、県内どこでもということになりますし、またファミリーレストラン、それから保育所、認定こども園だとか一時預かりのサービスにも使うことができます。あとは、「アクアトトぎふ」や「ぎふ木遊館」の利用、現在767店舗・施設(で利用可能)ですが、これから随時増えていくことになろうかと思っておりますので、是非よろしくお願いします。(資料の)次にチラシが入っておりますので、ご覧いただければと思います。今、申し上げたことを端的にお伝えしております。第1・第2子が1万円分、第3子以降が2万円分ということになります。スマホで全ての手続きができますので、どこかの役所へ行って申請するということはいりませんので、これ(二次元コード)を読み込んでいただいて、登録していただければ、承認が出たらすぐに使えるようになるということですので、是非ご活用いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に2点目ですが、いよいよ今年の「ぎふモーニングプロジェクト」について、(前回)とても大盛況だったということで、「2回目もやってください。」という声もありまして、実施させていただくことになりました。これについて、何を今日発表するかというと、昨年、「ねんりんピック」の関係で県民運動として行いました「ぎふモーニングプロジェクト」について、今やテレビでも、「岐阜といえばモーニング」というようになってきました。この間、EUの大使との会合でも、岐阜のモーニングはご存知でしたので、これを更に進めようということで、特にコンテストについて、広がるには広がってきたのですが、やはり多くの店舗で、より良いメニューを出していただけるようにということで、頑張っていただきたいと。それで、一次審査の結果ですが、大変ありがたいことに、応募数が71件、62店舗ですから、2部門で申請いただいたところもありますが、「ワンコインモーニング」と言って、税抜き500円以下(のメニュー)になりますが、これが40件で、「プレミアムモーニング」、これは税抜き1,000円以下(のメニュー)が31件でありまして、これを審査員の方、いわゆる調理関係のプロの方に審査していただきまして、まず一次審査を通過したところを、最終審査ノミネートという形で今日発表させていただきます。この中で、今度は、実際に来店して食事された皆さんに審査をしていただくということであります。それで、前回はこの県庁の上(20階で)イベントをやって、食べていただいて(審査をする)とやりましたが、今後は、そういったことはご負担をお願いすることでもありますので、通常の営業の中で、お客さんに審査していただくと、こんなスタイルにしたいと思っております。それで、色々と細かいところがあるのですが、まず期間は、7月25日から8月23日と約1か月間で、審査フォームとして二次元コードから入れていただいて、4つの項目で審査していただくということになります。「コストパフォーマンス」、「味」、「見た目」、「リピート」、(リピートは)何度も食べたくなるかどうかということで、こうしたものを審査していただくのですが、次の資料(チラシ)を見ていただくと、「すごいなこれ。」というのが結構あって、ワンコイン部門と、プレミアムモーニング部門のそれぞれ(のチラシ)ですが、ワンコイン部門でも十分だなと思いますし、プレミアムモーニング部門については、全て喫茶店かと思いきや、何とうなぎ屋さんとラーメン屋さんが入ってきました。「どこまで行くんだ、このモーニングは。」と言われていますが、香川が「うどん県」なら岐阜は「モーニング県」にしようということをまさに思っていますが、モーニングといえば岐阜県と。これはおまけで、あくまで主役は飲み物なのですが、誰もそう思わないレベルまできてしまっていますが、ありがたいことに、もちろんビジネスですから、こうしたもので、ちゃんと(お店の経営が)回っていくということがありがたいですし、その中で、審査の基準として条件があって、主食、主菜及び副菜を1品以上取り入れる条件があるのと、特に「プレミアムモーニング」部門の方は、県産品を1品以上必ず入れてくださいという、そうした条件もクリアしながら、ここまで素晴らしいものを作っていただけているということです。これらのお店を渡り歩くだけでも本当に楽しいなという感じがしますが、こうしたものがまさに岐阜県の特徴であり、地域の方々にとってもコミュニケーションの場所であり、栄養が摂れる場所であり、運動にもなるということで、本当に一挙両得どころか、健康になるための取組として、第2弾として行うものでございます。(審査をする)条件としては、お客さんが適当に入れておけば良いのではないかということになってはいけないので、 20人以上の方が審査してくださった場合(に表彰の対象となる)という条件をつけています。その中で、身内だけにお願いして、高い得点になってはどうかとか、そういう議論も当然出てきます。ただ、実際には、審査の方々、プロと呼ばれる方々に審査していただいた点数をベースに、その上に、いわゆる紅白歌合戦のような方式ですが、それに実際のお客さんの方々の点数を加味して、最終的な審査をするというような形にさせていただきたいと思っております。特に、1位、2位、3位を決めることもそうなのですが、より多くの方にモーニングというものを知っていただくということ、そして、その中身について考えていただき、評価をしていくということも、健康につながる大事な取組かなというように思っておりますので、多分この写真を見ていただくだけで審査をするより全部(の店舗に)行きたいなという感じになると思いますが、こうしたものが本当に地域の経済の活性化とともに、県民の皆さんの健康づくりにつながることを願っているものでございます。これが2つ目でございます。
そして、3つ目なのですが、これも楽しいもので、今年も「『県民文化の森』夏のわくわくプロジェクト」ということで、昨年、図書館と美術館を中心にいろんなイベントをして、県有施設の有効活用ということで始めたのですが、おかげ様で今回は、更にそれのバージョンアップということで、イベント、どちらかというと、今まで10年以上にわたって使われていなかった、図書館前の公園の池を復活するということをやりましたが、最近大変暑いですので、外(のプログラム)もやりますが、中のプログラムを充実しました。お手元にパンフレットがあるので見ていただくと、これも本当にすごいなと私も思うのですが、じゃぶじゃぶ池どころか、スタンプラリーから始まって、キッチンカーもあるし、いろんなパフォーマンス、「濃姫」だとか「土岐高山城戦国武将隊」も出てくれば、自分達でいろんな物を作ったりだとか、体験したり、「おはなし会」だとか。そして、大人向けのイベントとして、「夜の図書館」とか、あとは地震体験だとか、県警の方にもご協力いただいてパトカー展示だとか、本当に夏休みをより充実したもので、かつ、図書館、美術館は涼しいので、特に美術館は収蔵品の関係で365日24時間20度に保たなければいけないとありますから、せっかくこうして電気代を使って冷やしているのであれば、より多くの県民の方に楽しんでいただき、また学び、鑑賞していただくという機会につなげていくためにも「わくわくプロジェクト」ということで、本当にかなりプログラムが充実してきました。あと、合唱もあったりとか、工作体験とか、まさに県有施設を徹底的に使おうということで、こうしたプログラムを用意いたしました。夏休みが始まりましたので、是非どこ行こうか、どうしようかということ以上に、こうしたものを体験していく中で、より価値の高い、そして健康な夏休みにつなげていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。私からは以上です。
記者
「岐阜県ぎふっこ育児サポート事業」のことで、細かいことなのですが、クーポンは1回で使い切らないといけないタイプなのか、残高が使えるものなのか、どちらですか。
子ども・女性部
このクーポンは、1円単位で、何回でも分けて使っていただけます。
知事
時々、(使用できるのが)1回ぽっきりで、余っても(残額の使用が)無理という場合はありますが、今回はどうですか。
子ども・女性部
余ったらということですが、(ポイントを)全て使い切って、かつ現金等の他の決済手段と一緒にお支払いすることもできます。
知事
足りなかったら足せば良いのですということで、本当にお金と同じように使えますのでよろしくお願いします。
記者
先日の全国知事会で、NHKの受信料の件が提言となって、知事としては今までの活動がひとつ形になったということだと思うのですが、その所感と、その要望先がNHKなのか、総務省になるのか、スケジュールが決まっていれば教えてください。
知事
おかげ様で、全国知事会でも皆さん満場一致という形で提案が決まりました。その後も、いろんな懇親会の中で、結構多くの知事から、本当に大きな問題だし、なかなか言い出しにくかったということをおっしゃっておられました。それで、こうしていろいろ活動して良かったと思っております。ちょうど発表になったかと思いますが、林総務大臣も来られて、私は向かい(の席)だったものですから、お礼を申し上げたら、「自分も国会で話をしている時に、やはりその問題はあるな。」と言って、自分からも発言したとおっしゃっておられましたので、そういう点では、大臣意見としてNHKに意見が出ておりますので、これから取組が進むかなと。したがいまして、提言案に沿いまして、これは担当委員長が高知県知事になりますので、(NHKに)一緒に行くことになろうかと思いますが、まずは今、総務省が意見を出したというところをもとに、こんな形ではどうかというのを先にアポイントメントを取ろうとしているところでございます。早ければ8月か9月の早いタイミングだと思っています。その状況も踏まえて、NHKの方にも申し付けすることがあると思います。
記者
今日から着任されたかと思うのですが、新しい副知事の国枝さんと足立さんに関して、担当の役割をどのように決めたか教えていただきたいです。
知事
まずは、これまで足立さんお一人で全体を見ていただいた形になっております。それから、足立さん自身が、もちろん2人とも農政の専門家でありますが、より広く県を見ているということで、足立さんにはより全般に近いところ、今回農政は、どちらかというと、これまで県内で積み上げてきて、これから国への調整が中心になりますので、基本的には国枝副知事にお願いしようかなと思っております。あとは、それぞれ、どちらかというと、国に働きかけているところを中心に国枝副知事と。あと、全般を総括みたいな形で足立副知事にお願いすると、そのような形で整理しております。
記者
部ごとで(役割を)決めてはいるのですか。
知事
一応決めています。決めていますが、今朝の幹部会議で、一応担当はそうなのですが、例えば知事レクの時は両方とも来ていただいて、「これは担当外だから私は聞かない。」ということはないようにします。逆に、各部からすると、2人の副知事をいろいろカードとして使ってくださいということを申し上げておきましたので、情報については全てシェアすることにしています。
記者
詳しくは担当部署にも聞こうと思うのですが、職務代理順というのが、今回は足立さんが1番ということになったそうなのですが、前は国から来る方が1番ということが結構多かったみたいなのですが、その辺の意図があれば教えていただきたいです。
知事
要は2人ということしか決まっていなくて、第1位、第2位を決めるということになりますので、今回は第1位が足立さん、第2位に国枝さんなのですが、一旦私(が知事に)になってから、元々国(から来た方)が先かどうかというのは別に決まっているわけではなく、たまたま慣行でそうだっただけの話です。私が着任してから一旦副知事はゼロになりましたので、リセットされた状態の中で、まずは全体を見ていた足立さんが第1順位で、今度は2番目に入ってこられた国枝さんが第2順位という、自然な流れだなと思っていますし、行政経験から、年齢と言ってはいけないかもしれませんが、経験も含めて足立さんの方が長いので、順当な流れかなと思っています。
記者
今日、県内各地で40度に迫る高い気温が記録されています。このような高い気温で懸念されることであったり、注意喚起などがあればコメントをお願いします。
知事
今朝の幹部会議で少し話題になったところなのですが、さすがに40度という酷暑になると、(熱中症)警戒アラートということなのですが、今まで(熱中症)特別警戒アラートは出たことがないのですが、警戒アラートの段階で、先般ご紹介させていただきました、「クーリングシェルター」をまず徹底的に紹介していこうということ、それから特に、まだ少し打ちかけにはなっていますが、何か行事をやめるのか、やめないかと。それを各部において適切に判断してくださいということ。それともう一つは、(熱中症)特別警戒アラートが出たら、「クーリングシェルター」を開けなければいけないというルールになっていますので、それはまずきっちりやっていくということになります。実際に、40度が続くというのは多分初めての経験になってまいりますので、実際に何が起こるかという状況を早め早めに、活動によってだいぶ対応が違ってくると思いますが、そういうのを見極めながら、適宜適切な対応をとっていきたいと思っています。
記者
副知事の話で、先ほどと同じ質問になってしまいますが、ご担当を決め過ぎずに、色々と共有しながらやっていかれるということではあるのですが、それぞれの分野で、どちらがご担当か決まっているということなら教えていただけますでしょうか。
知事
(担当する部局は)一覧表になっています。各部それぞれきっちり決まっておりますので。ただし、担当のところしか聞かないというわけではないということで、知事レクに関しては両方入るということです。
記者
本日、副知事の就任会見があると思うのですが、「安心とワクワクの岐阜県」を目指して、知事として、どんな岐阜を目指していきたいのかというところの気持ち、新たに2人目の副知事が着任して、どうしていきたいのかという思いをお聞かせください。
知事
まさに今、世界情勢、社会情勢も含めて不安な中で、やはり「安心とワクワクの岐阜県」を作っていくには、きめ細かく県内のことを熟知しているという意味においては、足立さん、それからやはり県だけでは答えが出せないものもあるので、しっかりと国との関係をつないでいく、むしろ国に対してしっかり提案をしていくということにおいては国枝さんと、この2人の副知事はまさにいかんなく力を発揮してもらいたいなということです。それから先週、鳥取県に行きました。それから去年は青森でした。各県それぞれにいろんな悩みを持っているなということもよく分かったのですが、一方で、そうであればあるほど、この岐阜県というのは、本当に恵まれたところがたくさんあるなと。これをしっかりブラッシュアップして、まず県民の皆さんによく知っていただくということ、それから特に国に対しては、要望するのではなくて、提案をしたいと思っています。例えば、2人とも農業が中心なのですが、今、米の問題も含めて農業というのは、本当は大事な産業であるのに、これほど後継者が少ない産業も珍しいと。であるならば、このように農業を変えたら国全体が良くなるのではないかと。あと、防災、これは国枝さんが担当になると思いますが、防災訓練、これだけ災害が起きそうだという中で、どんな準備をしておくことがより人の命を守ることになるのかと。それから、鳥獣害対策もそうなのですが、ただ出てきたら撃てば良いというものではなくて、本当に彼らとの棲み分けをどうするのかというようなことも含めて、岐阜でモデルを示して、岐阜だけではやはりお金が足りませんので、こうしたやり方が効果的だよと、だから国も支援してねと。その成果はまた広く、また全国に均てんしていくと、このようなことで、やるべきこと、やりたいことをやれることというのは本当たくさんあるのだと思っていますので、それぞれ2人の副知事に存分に力を発揮してもらいたいと。その結果として、各県から羨ましがられるような、そんな県にできれば良いかなと思っています。
記者
福岡県議会の議長ポストに係る金銭授受疑惑の関連ですが、福岡県知事は、これについて動かれていらっしゃるという視点からお尋ねしますが、疑惑とされる問題について、どう受け止めていらっしゃるのか、所感も含めてお願いいたします。
知事
これは、実際に状況がまだつまびらかになっていないので、何となく噂ベースの議論の域をまだ出てないのかなと。それぞれ渡したという人ともらったという人が、どういう趣旨でどういうものとして渡し、それをどう使ったのかということがむしろ明らかになることが大事かなと。よくある、就任に合わせてとさらっと言われていますが、それにしては額が大きいよねと。それは多分、彼だけの問題ではないかもしれない。そうすると長く慣行として行われてきたのであれば、それはそれなりに一部の合理性はあるかもしれないけど、一部過剰になっているものはあるのではないかなと。その後は、むしろしっかり見極めて、恐らく社会通念の域を出ているのであれば、やはりどの程度が社会通念なのか、それはまた、政治の世界であるがゆえに成り立つものなのか、しっかり今回の件で明らかになると良いかなと思っています。
記者
岐阜県の場合で、同様のことで、遡ってということでも結構ですが、見聞きされているということはございませんでしょうか。
知事
議長に就任したからお金を払うという話は、私は今のところ聞いたことがないと思います。ただ、前に、総理が就任したらお祝いで何か配ったとかやっていましたので、それはある程度、例えば、民間企業で社長に就任したらお祝いをやるとか、昔、私が(県の商工労働)部長だった時に、関係者を集めてパーティーをやるのが慣行になっているというのを聞いたことがあります。皆がお祝いしてくれたのかと思ったら、後で請求書が来てびっくりしたみたいな、その話も聞いたことありますが、一応幸いに岐阜県ではそれがなかったので、各地域においてずっとやっていることはあるのかもしれません。それで、今のところ県議会で何かやっていると聞いたことがある人を今のところ私は聞いたことないし、多分誰も知らないと思いますので、あれはちょっと珍しい例なのかなと思います。
記者
知事自身は、議員への接し方というところで留意されていることはございますか。
知事
おかげ様で、私は2回目の選挙でございましたので、ある意味きっちり手続きを踏んで入ってきていて、逆に言うと、禅譲ではありませんので、本当に県民の皆さんに真意を問うてやっていることもありますので、何か貸し借り関係があってどうのこうのというのはないです。ですから、おそらくそういう形でどうのという話があれば、その際に検討してみたいと思いますが、今のところないです。
記者
福岡県の方で、職員さんの議員に対する慣例というようなところで、調査なども始めていらっしゃると聞いていますが、岐阜県においてはその辺りの方針はいかがでしょうか。
知事
何かきっかけになるようなことがあれば、そうしたことを調べる必要もあるかなと思いますが、今のところないです。
記者
金銭というよりも、それもそうなのでしょうが、例えば(県議会議員を)「先生」と呼ぶとか、(県議会議員が)委員会室に入る時にはお辞儀をするとか、そういったことはありますか。
知事
「先生」と呼んでいます。呼んでいますし、お辞儀はしています。
記者
それは職員さんが、知事も含めてそうやって呼ばれていらっしゃるということですが、それについて改めようとか、そういうお考えはありますか。
知事
「先生」と呼んではいけないのでしょうか。普通に議員の先生は議員の先生で、「先生」と呼んでいますが、あえて何々さんとしては呼んでいないし、多分岐阜県ではそういうように呼んだ人はいないと思います。
知事公室
事実関係だけですが、県議の方々を「先生」とお呼びすることは一般的にあることかなという気がします。一方で、福岡県議会で報道されているような、(県議会議員が)委員会室に入られる時に(執行部側が)全員立ち上がって一礼するみたいな、そういった仰々しいことは特にございませんで、(県議会議員が)お入りになられれば、先生方も「よろしくお願いします。」と言って入って来られるところを、私ども執行部の側も「どうも。」と言ってペコっと頭を下げるくらいの、極めて普通に人間的に行われる程度の対応しか今のところなされていないと認識しております。
記者
委員会等のそういった場での慣例を見直すとか、そういうことはないということですか。
知事公室
特に慣例で、ずっとこういうことをきちっとやっているということ自体がないものですから、見直すという前の段階であって、特にそういう慣例そのものがないと思っております。
知事
私がやっているのは、一礼してから知事室に入るようにしていますが、それぐらいしかないかなと思います。
記者
NHK受信料に係る全国知事会の提言の話なのですが、今後、契約の在り方とか変更の実現に向けて、これまで知事の他の要望であったりだとか、大臣意見というのが出ているところだと思いますが、今回、全国知事会としての提言がまとまったということの意義というのは、どの辺りにあるとお考えでしょうか。
知事
ちょうど昨年の青森での全国知事会で、私が問題提起をしたところです。その時は結構反応がまちまちで、そもそも「知らない。」という人もいれば、「いやいや、もう払っちゃったよ。」という人もいれば、「そんな問題こんなところで議論するのか。」みたいな議論もなくはなかったです。ただ、実際に自治体まで調べてみたところ、結構な額になるよねというのと、そもそもルールがよく分かっていないというか、特に今回はカーナビだけになってしまいましたが、ワンセグに関しては相談に行ったNHKの幹部ですら知らなかったものですから、「それ分かりにくいよね。」ということは、NHKともほぼ合意ができたかなという意味において、実際「何となくあるよね。」で終わっていたのが前回で、今回NHKにお邪魔したりとか、いろいろ話をする中で、こんな問題だったんだというのが明らかになりましたし、今回正式に議題登録をして発言をさせてもらいましたが、「えっ、そんなことになっているの。」ということが結構多くて、隣の三重県はちょうど補正予算を立てようとしておられた時がNHKにお邪魔したタイミングと一緒だったものですから、実際にワンセグの扱いその他をお電話させていただいて、しかるべき対応ができたのでありがたかったというお礼の話もあったりとか、結構多くの知事からは、「聞いてはいたけど、どうして良いか分からなかった。」というのがありましたので、今回全体としてまとめる中にあっては、契約の仕方にいろんな意見がありました。それが知事会全体としてまとまったということで、全都道府県の総意ということで、総務省、それからNHKに提示ができるというのは非常に価値があるかなと。特定の県だけがワーワー言っているわけではなくて、まさに総意としてこうしてほしいと。特に分かりにくい契約について分かりやすくしてほしいというのと、NHK自身がコメントを出していただいていて、やはりこのしかるべく公平性とか、見直していただけるということなので、特に一般家庭との関係で、あまりにもバランスを失している感じがするので、それと一件一件探す、調べるということも大変なので、やはり手続きの簡素化も含めて合理的なところにすると良いかなと思っています。
記者
副知事のことでお伺いさせてください。様々な問題がある中で、農政に精通しているお二人、農政に力を入れる理由について、改めて教えていただきたいです。
知事
今この国、世界の置かれている状況からすると、やはり安心と安全の中で一番大事なのは食とエネルギーだろうと思っています。特にエネルギーに関しては、この国自体にほとんどないのですが、食に関してはこの岐阜県の持っているポテンシャル、地理的な環境その他を考えれば、非常に発展の可能性が大きいかなと。更には、全国平均でカロリーベース38%のところ、岐阜県は何と26%しかないと。そうすると、本当に耕作放棄地も含めて大きくこの県が発展する、特に農業を成長産業にすることによって、まさに県のイメージ、価値、それから若い人達がこの分野を考えるに当たってすごく価値があるかなと。更には、農業は、私もやっていますが、工場と違って24時間365日働くものではなくて、もちろん365日なのですが、要所要所でちゃんと見るとか、時間を割と自由にできるとか、「半農半X」と言われるように、他の仕事と重ねることができるということを考えても、人生100年時代を考えた時の産業として非常に価値があるものだろうと思っています。なので、今回、まずきめ細かく足立さんに見ていただいている中で、今度は岐阜県だけが変わってもしょうがないので、いろんな国の補助金、補助金があるがゆえに、逆に縛られてしまっている部分もたくさんありますので、こうしたところを岐阜県が中心になって国全体を変えていくことができれば、まさに岐阜県だけではなくて、この国自体の強さが加わっていくかなと。加えて、農業ではありませんが、林野庁と話をしていますが、「木の国・山の国」、国土の67%が山というのは中々ないです。しかも岐阜県のような81%が山の中で、この山を資源として生かしたら、その2つ目の大きなテーマであるエネルギーの問題、これを解決する、これは農水省、林野庁も含めて、まさに国枝さんのいた場所なので、この2つをしっかり押さえることによって、しっかりとした安心、これを確保するためにはこれは大事かなと思ったので、この2人には期待しているところであります。
記者
先ほどおっしゃっていた、国への調整とか提案というところは、国枝さんへ求めることについては、補助金に関する調整とかですかね。
知事
正確に言うと、制度の方です。補助金をもらうというのは、2つあって、もう(補助金の)割り当てを決める時になって、陳情に行ってお願いしますというのが大体のイメージかもしれませんが、岐阜県でやりたいのは、補助金の制度そのものを作るとか、見直すというところ。だから、制度要請みたいなものは実際あまりやらないのですが、やはり実際に制度を作ってきた人間であるが故に、どのタイミングでどういう提案をすると、国の制度が変えられるか。特にエネルギーの方で言うと、まさに所有権、民法に関するようなところ、法制度に関わる分野になってきますので、これはまさに国との調整過程、プロセスを、法制局との折衝、その他を知っているという意味においては、非常に重要なことになるかなというように思っています。その上で、補助金が出るのであればくださいというのは、そこは私が言っても良いのですが、まさにそういうプロフェッショナルなところをしっかり対応してもらいたいと思っています。
記者
去年に副知事が辞めてから1年近く、国枝さんのポジションがいなかった、空席が続いていたことについて改めて受け止めをお願いします。
知事
結果的に、たまたまでありましたが、私が着任した時にはプロパーの方がいらっしゃらなくて、それからしばらくして国から来ていただいた方の任期が来たということなのですが、実際に私が部長をやっていた経験からしても、今、現状何が起きているかということをしっかり踏まえて、方針を各部長さんたちと共有した上で、改めて、副知事という方に活躍していただきたいと思っておりましたので、空席だから急げ急げという声がありましたが、むしろ、早く決めるよりも、何を担当していただいて、どんな機能をということからすると、一応予定通りかなということです。ですから、足立さんの場合も、ちょっと1月になりましたが、1年間しっかり様子を見てからと思っておりましたし、国の方に至っては、まず国との関係そのもの、私自身がある程度できますので、その上で、大事なポイントを整理した上で、今度はしっかり任せていけるということで、特に大事なポイントは、岐阜を大事に思ってくれるということがやはり良いかなと。よく分かった上で、大事に思ってくれていて、それを岐阜の中で留めないということで、国にちゃんとそれをフィードバックしていくということにおいて、その準備期間の一環としてはちょうど良かったかなと思います。
記者
少し前に判決が出た、観光連盟の元職員について、県庁の中で調査されていると思いますが、その進捗状況と、発表するまでのスケジュール感は今現在いかがでしょうか。
知事
まずは、今回告発された部分について確定したので、逆に言うと、犯罪であったことは確定いたしました。県がやるのはそこではなくて、それに絡む、そこに至った経緯だとか、特に一番分からないのは、なぜ彼女はそこまで県に対して影響力を持っていたのかというと、まだ全然分からないので、おそらく犯した罪について、詐欺のところは、罪としては確定したのですが、問題はそれに至る経緯、背景、そこが分からないと、今後の再発防止につながらないので、そこの部分をしっかり今、ちょうど調査しているところです。ですから、いつまでにというところは、私も知りたいなと思っているところですが、ある程度ヒアリングを一巡した上で、そこが見えてきた段階で、発表したいなと思っています。
記者
今現在、何人体制でやられているのですか、調査は。
知事
今3人と、向こう(観光連盟)も入れればもっといるか。
知事公室
今5人体制です。
知事
3足す2で5人か。
記者
2人は観光連盟にいらっしゃる方ですか。
知事
はい、その2人もこちらにいますかね。
知事公室
2名も今現在は県庁の中におります。
記者
5人とも県庁の中にいらっしゃる方で調査されているのですか。
知事公室
そのとおりです。
記者
ヒアリングはとりあえず一巡したのですか。
知事
一巡できていなくて、ある程度どこの部分を中心に聞くかということを今整理しているところで、聞いているところと既に情報を得ている部分があるので、今回その警察の方が確定したので、確定をもって、関連情報は確定だと言えるかなと思っています。
記者
完全に個人的な所感ですが、結構時間がかかっているなという印象ですが、今、時間がかかっている理由はあるのですか。
知事
結構早いかなと思っていますが、むしろその背景を調べるというのは、もっと時間がかかるかなと思っています。実際には先ほど申し上げた、よく幹部に対して影響があるという人なんていくらでもいますが、それに対してここを犯罪までいってしまうという例は多分かなり稀有だと思っていますので。それから、実際に今回告発された部分以外でも分からないことは結構あるので、そこはどこ行ったんだっていうのも、今、調査の対象になっていますので、そこをある意味、逆に言うとどこで止めるかという話だと思っています。だから、ある意味、調査は順繰りに、範囲を広げながら進めているということです。
記者
ある程度それがまとまったら、発表されるという認識で良いですか。
知事
そうですね。
記者
郡上市で40度を超えて、初めて酷暑日になったというのが気象庁から先ほど発表されました。酷暑日になったということを踏まえて、改めてコメントをいただけないでしょうか。
知事
おそらく県民の皆さんにとっても、あまり経験していないと思いますので、油断せずに、県民の皆さんにとっては、できるだけ水分補給と、特に塩分を、しっかり摂るということと、できるだけ日向に出ないということです。特にお子さん達は、やはり大人よりも暑さを感じる度合いが大きいのと、あと高齢者の方は温度変化に敏感ではなくなっている部分がありますので、いつもどおりであれば良いのだろうということにならないように、やはり40度という数字をしっかり認識しながら行動に注意していただければと思っています。
記者
知事は、いつもピシッとネクタイをしてらっしゃるなという印象ですが、県職員の皆さんへはクールビズを推奨されているのかなと思って見ているのですが、ポリシーを持っていらっしゃるのですか。
知事
一番大事なポイントと言いますが、これはクールビズです。皆さん、ネクタイを外すのがクールビズというように思っているかもしれませんが、このシャツは大変優れもので、クールビズであるということ。それでもう1つは、そうは言っても、やはり知事でございますので、県民の皆さんの前に立つ時には、常に正式な形にしたいなと思っております。だけど、やはり職員の皆さんには誰一人要求をしておりませんので、誰もしていないと思いますが、それはそれで、やはり、県の代表であるという意味で、県民の皆さんの前に立つ時には、原則ネクタイをしておこうかなと。だからといって、クールビズをしていないわけではなくて、大変涼しいシャツも着ておりますし、あとはもう1つ言えば、やはり岐阜県は繊維の県でありますので、ネクタイもいらないよというよりは、実際に、皇族方がお越しになったら、フォーマルとか皆さんちゃんとしていますので、私にとってみれば、県民の前に立つというのは常に正式でありたいなと思っておりますので、それだけでありますので、誰にも強制しておりませんし、一応これはクールビズです。