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知事記者会見録(令和8年6月16日)

司会
​それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。

知事
​今日は、私の方から5件ありますので、順次説明させていただきます。最初の2つがシンポジウム系なのですが、まずは「岐阜県リニアシンポジウム『リニアで描く未来を考える』」ということで、8月3日(月曜日)に中津川で開催させていただきます。これに向けての今回のお知らせは、参加者の募集ということで、本日から募集させていただきますので、よろしくお願いいたします。この中では、最初に基調講演で、私から少し(話をさせていただくの)と、あとは皆さんご存知か(どうか分からない)ですが、北陸新幹線の福井駅、私も行ってきましたが、大変素晴らしい駅となっております。それの(周辺のまちづくりを)企画をされた方である、松尾(大輔)さんにお越しいただいて、「日常の中から福井の活力を創造する」ということをテーマにお話をいただくことになります。その後、トークセッションで、まちづくりのプロでいらっしゃる倉内(文孝)先生がコーディネーターとなって、先ほどの松尾さんに加え、これに中津川市と恵那市の両市長さんに私を加えたメンバーでトークセッションを行うということで、こうしたことを地域の盛り上げと言いますか、そういったことも含めた機会になればということで開催したいと思っております。(チラシには)このような感じで顔写真入りで、東美濃ふれあいセンターの歌舞伎ホールというところでお話をさせていただきたいと思っております。こうした議論自体は、結構昔に、シンポジウムをやったのが十何年前ということです。その頃以来で、(それからは)行われておりませんが、このような形で、まちづくりを考えるという、そんな機運を盛り上げていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。これが1つ目であります。

もう1つが、その2日後です。8月5日(水曜日)になりますが、今度は、いわゆる防災庁の誘致に向けてのということで、「岐阜県防災シンポジウム」として、「自助、共助及び公助により総力で命を守り、命をつなぐ~『日本の真ん中』で防災庁と守る未来~」をテーマに、シンポジウムを開催したいと思っております。お手元(の資料)にありますように、基調講演を名古屋大学名誉教授の福和(伸夫)先生にお願いしております。この方は、ご案内のとおり、国の南海トラフ(巨大地震対策検討ワーキンググループ)や、防災庁(設置準備アドバイザー会議)に関わっておられる方でございますので、まさにこの分野のプロ中のプロということになろうかと思っております。被害想定を考えれば、(南海トラフ地震は)東日本(大震災)に比べて15倍(の死者想定数)と言われていて、 30万人の方が亡くなるのではないかということで、かなりの高い確率で起こると言われている以上は、この防災庁への誘致機運というのもありますが、県民の皆さんの防災意識を高めていくという機会にできればと思っております。あとは、パネルディスカッションでは、全国災害ボランティア支援団体ネットワークで有名な方である、栗田(暢之)さんに参加していただいたりとか、あとは県内最大の工業団地で、そういった災害に対してしっかり対応していただいております、岐阜県可児工業団地協同組合の大口(金次郎)さんにもご参加いただいて、私も参加させていただきますが、そうした防災の意識をより高めると、そのような取組をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。これも参加者募集ということですので、是非奮ってご参加いただいて、特に防災に対する意識を高めていただけるとありがたいなというように思うところでございます。

それで3つ目は、少し毛色が変わりますが、是非皆さんにもやっていただきたいのですが、まさに男女共同参画と言いますか、「共家事・共育推進キャンペーン」ということで、いわゆる「アンコンシャス・バイアス」と言われるように、「男性はどこどこで、家庭は誰々で」みたいなことはだいぶ変わってきたと思うのですが、そういったものをチェックしてみようということです。少しドキドキしますが、(資料を)捲っていただきますと、社会保険労務士の方の監修で、「共家事・共育チェックシート」ということで、「家事編」というものがあります。ごみを集めて分別するとか、それに対して、夫が多くやっているか、妻が多いか、同じぐらいやっているか、いやどちらかが多いとか。ゴミの搬出、風呂掃除、トイレ掃除、台所、洗面所の掃除だとか。食事の項目になると、献立を考えるとか、お米を研ぐ、ご飯を炊くとか、食器を洗う云々と。ちなみにうちは、洗うことを基本的に全部私がやっています。アイロンがけも基本的に全て私がやっていますが、そういったものもあります。お弁当は作っていませんが。あとは、食器の片付けだとかがあります。で、それから裏側に、洗濯の項目です。洗濯機から取り出して干すとか、それから 23番の「アイロンをかける」、これは私は4点満点なのですが、あとはシーツを洗うとか。その他(の項目だと)、車の関係とか、家全体(のことで)、トイレットペーパーを買ってくるとか、いろいろな行事に参加するとか、こういうのもありますので、是非(やってみてください)。点数が高いだけが良いというよりは、裏のページ見ていただくと、妻に偏っているかとか、夫に偏りすぎるとか、それはあまりないのかもしれませんが、こうしたものもチェックするという意味で是非やってみてください。「あなたはやったのか。」と言われそうですが、やりました。やった結果を(県のSNSに)動画で挙げておりますが、少しドキドキですが、夫がやった場合と妻がやった場合で結構点数がずれるので、認識の違いを確認していただければと思いますが、私もそれぞれでやりまして、ちょっとずれていました。ある程度認識が揃っているかなということで少しほっとしたのですが、何点だったか、動画をご覧いただくと出ておりますので、県庁の幹部職員にも、「皆さんやってね。」とお願いしたところですが、なかなかドキドキします。改めて、家事はこういうことをやるんだなということを認識していただく意味でも、すごく大事かなと。ちなみに、明日の「県庁マルシェ」で、あとは(6月27日、28日の)土日でもチェックシートを体験していただいて、改めて自分の生活を考えていただければと思っております。「共家事・共育」とありますが、パートナーの方、いろんな方、一人暮らしの方だとできないかもしれませんが、家族の中で誰かに任せているかというのも含めて、ちょっと確認をしてみるという意味でも、見ていただくと、正しい状況というか、性別に関係なく、家事や育児を協力して行うと、そういう社会に向けての大事なチェックシートになりますので、是非やってみてください。よろしくお願いします。皆さんに何点だったかは聞きません。よろしくお願いします。

それから次に、ちょっと面白い取組なのですが、(発表項目の)4つ目なのですが、岐阜バスさんと連携しまして、貨客混載といって、お客さんが本来乗るものだったところに、空いているスペース、ないしは荷物スペースに農産物を入れて運ぶということを行いたいと思っております。これは、最初として6月26日に出発式を行って、原則毎週金曜日に運ぶというものです。どこに運ぶかというと、名古屋の栄にあります「ギフツプレミアム」という、農産物とか食料関係が多いので結構売れています。私もこの間行ってきましたが、新鮮な野菜云々とあるのですが、この中で特に今回は、「高速名古屋関美濃線」、これは中濃(地域を走る路線)ですが、今までどちらかというと、中濃地域は外へのアクセスが弱かったと言われていて、そのエリアにある農家さんの産物を、毎週金曜日にお届けするということをやりたいと思っております。特に今回はありがたいことに、(政策オリンピックの)アグリパーク(重点推進モデル)で手を挙げていただいたところから持っていくと。特に季節もありますので、まずは今ちょうど出始めました「トウモロコシ」、そして「しいたけ」、それからアグリパーク関係で「葉ネギ」が、ちょうど今出荷のタイミングになりますので、旬のものとなりますし、あともう一つが「もち麦」で、これもアグリパークなのですが、やはり新たな販路開拓という意味において非常に役に立つかなということでありまして、これから季節に応じてそれをお届けすると。更には、いろんな会員の方に、「今度の金曜日にはこういうのが届きますよ。」ということもお知らせしながら、ただ並べるのではなくて、いろんな発信をすることによって、新たなマーケティングの道を拓くということで、私も期待しています。先立って(店舗に)お邪魔した時は、「いちご」がちょうど旬だったのですが、かなり売れると言っていました。そういったものを広げていくツールとして、岐阜バスさんと組んで、ただお客さんが少ないと言っているだけではなくて、そうしたツールを存分に活用してやっていく、そんな取組ということでご紹介をさせていただきます。

そして最後、これは昨日皆さんのところにお配りしたかもしれませんが、お手元に、おかげ様で、2025年、昨年ですが、一年間に工場立地を決めて、これからということで、土地の購入、準備をされた方、これが立地件数、そして立地面積とも初めて全国1位になりました。これは記録が残っております(昭和)49年以降で初めてのことになりますが、まさに全国1位で、しかも今全国的には、工場立地件数・面積とも減っている中で、岐阜県がずっと伸びたということで大変喜ばしいかなと。まさに「人やモノが集まる岐阜県」という意味においては、一つのシンボルかなと。これらは土地の購入、要は工場を建設する目的で土地を取得した件数でありますので、工場はこれから建つのですが、まさにそういう意思決定を昨年していただけたということでございます。基本的には、製造業とか電気業とか、こうしたものを中心に、ハードものが中心となろうかなと思っております。ちなみに昨年は、立地件数は3位だったのが1位、面積は6位だったものが1位ということで、おかげ様で非常に伸びたかなと。更にありがたいことには、もちろん高速道路その他の効果があって、岐阜、西濃、中濃、東濃まんべんなく増えています。特に東濃は、やはり全体がつながることによる効果も大きいのかなと思っておりますし、岐阜・西濃は言わずもがなかなと思いますが、こういったものを、特に市町村と一緒になってかなり誘致活動をやりましたし、特に今は、単なる条件闘争ではなくて、マンツーマンというか、企業にとってできる限り丁寧にいろんな課題、ただ補助金云々だけではなくて、地元との調整なども積極的にやるということで、これからも伸ばしていければなと思っておりますので、ご報告をさせていただきました。私からは以上です。

記者
岐阜バスさんと連携した農作物の輸送についてですが、これは最初中濃でというのは、おそらくあまりお客さんが入っていないとか、外へのアクセスが悪いといったところと思うのですが、今後他の地域に広めていくような可能性もあるのでしょうか。

知事
実はたまたまの部分もあるのですが、この路線が名古屋にアクセスするラインであります。一方で、飛騨の方では少しコミュニティバスを使ったものもありますので、場合によっては今日も議論が出たのですが、この可能性を確認しながら、横のエリア、乗り合い(バス)まで行くかどうか、まさに今後の課題として考えていきたいと思います。

記者
今回、社会実験ということですが、毎週金曜日(に行うの)ですか。期間的にはどれぐらい社会実験として行うのでしょうか。

知事
基本的には継続的にやっていく予定です。実験の意味は、(貨客)混載というのは、(輸送可能な)量に制限がありますので、山のように載せるわけにはいきませんから、今回は一応認められている350kgの範囲で、350kg未満だと許可不要で運送できますので、その範囲で行います。あとは、特に実験の大きなポイントは、お客さんもいらっしゃって、反対(方向)に(バスが)戻らないといけないので、荷卸しの時間として2分以内にできるかどうか。あとは、実際今回の場合は、荷物のところも結構エアコンが効いているということが分かっていますので、どれぐらいまでその鮮度を保ってやっていけるのかと。そういったのが実験という意味で、いつまでで止めるという期間はなくて、これからずっと進めていこうというように思っています。

記者
工場の立地の動向ですが、(立地件数、立地面積ともに)1位を取ったことは、率直にどのようなことが要因で、どのように受け止めていらっしゃるか教えてください。

知事
1位を取ったこともそうですが、全国的に立地が減っている中で、岐阜県が伸びているところが大きなポイントだと思っております。特に岐阜県の場合は、地の利として日本の真ん中にあるということと、今回、高速道路が東西南北につながったと、これが非常に大きいかなと思っております。あとは、今後の期待として、リニアが10年(後)、そういったことも見据えた議論がこれから始まっていくのかなと思っております。あとは、昔、私も企業誘致をやった感じからすると、防災だとか物流の効率性は一番大きいと思います。ですから、南海トラフ地震などを考えて、あまり沿岸に持っていくよりはという議論も今後また増えてくると思いますが、そうした意味では、まさに岐阜県の持っているポテンシャルが生かされたのかなと。あとは半導体だとか、今まさに話題のもの、その辺りもでき始めておりますので、そうしたことが中心かなと思っています。

記者
今後、工場が増えていく中で、県としてもいろんな効果をもたらしていくべきだと思いますが、今後どのような展望が期待できるかを教えてください。

知事
実は工業団地自体はほぼパンパンになってきているので、今後、都市計画を大きく見直すということで、今年大きなものを行っていきますので、場合によっては向こう30年、 50年を見越して、岐阜県がどのような地域として発展するかということも含めた都市計画をやり、それを踏まえて、今はないところですが、工業団地を作っていくだとか、その中でどんな分野、今回クラスターの議論がありますが、(工場が)来れば何でも良いというよりは、このエリアの特徴を生かしたような都市の活性化、そんな計画を作っていきたいと思っています。

記者
工場(立地動向調査)の話について伺いたいのですが、工場ができたというところで、それこそ地方創生だったり、人口増加とか、そういうところにつなげていくことも当然大事になってくると思うのですが、その辺り、どういう施策を他と連携させていきたいか、もう少し具体的にお願いできればと思います。

知事
まず、工場立地の場合は、ただ単に工場があるというより、近隣の工場との連携だとか、物流だとか、特に今回高速道路がつながったことによって、関西方面からも増えています。あと、名古屋方面、関西方面とどういう形で物流とか生産体制を作っていくのかというのを視野に入れた形で、企業誘致をしていくということ。それから、先ほど言いました半導体、これからまた増えてくると思いますが、半導体のところでもそうですが、潮風があるといけないとか、いろんな条件がありますので、そうした意味で、誘致において、しっかりと業種やその発展(を視野に入れる)ということ。それと少し毛色が違うのですが、今、「働いてもらい方改革」を進めておりますので、来ていただいた企業さんに、雇用する際にいろんな人材確保のアプローチの仕方、そちらも県の方から積極的にアプローチしながら、働きやすい環境を作っていきたいと思っています。

記者
イランの情勢をめぐって、先日アメリカとイランとの間で、戦闘終結の覚書が締結されたというところで、まずこの締結の受け止めについてお願いします。

知事
まずは締結をされたという事実。これは非常に前向きに受け止めております。ただ、どちらかというと、国際情勢の中で、ホルムズ海峡(の封鎖)がもう限界だという圧力の中で、どちらからしても、とりあえずここは合意をしたいということの結果なのかなと。これから詳細については決めていくということになりますから、まだ手放しで万歳ではないのですが、まず一歩進んだかなと。その上での条件闘争もそうですし、イランの核問題についてはほとんど触れられておりませんので、この後まだ多少二転三転辛いのはあるかもしれませんが、いずれにしてもホルムズ海峡を通過できそうだということの流れが、株価が上がっているのと、石油の価格が下がりました。そういったものが良い方向に進むと良いなと思っています。

記者
今まさにおっしゃったところで、現状まだ核の問題だとか、そういうところの話が残っているところで、目詰まり含めて、石油だったり、ナフサのところで様々な影響が出ていたと思うのですが、現状どれほどポジティブなものとして受け止めていて、どれくらい今後の難航が予想されるものと思っていらっしゃいますか。

知事
ポジティブなところでは、WTIが80ドルという価格をつけたということは、今、目詰まりの最大の原因は不安なんです。いつも2つ買う人が3つ買っているということ。将来の不安に対して準備したということが、目詰まりの最大の原因と思っておりますから、そういった不安が多少なりとも軽減されることによって、ちょっと余計に買っておくかという動きが多少収まると。これがまずポジティブな面になってきます。他方で、今回の動きの中では、核問題について触れていないということは、ここでまた行き違いが発生すると、振り出しには戻らないと思いますが、少し難航するという議論があります。基本的には、ホルムズ海峡の通過に対して影響がない形で進めていただくことがベストだと思いますが、そこがある意味一つの交渉材料になると、また同じことが繰り返されるかなと。ただ、世界的にはもう限界だという声の下で、早くホルムズ海峡通してくれというのは、国際的にも共通の、アメリカの中でも同じ認識になっていると思いますので、そういう点では、あまり変なことにならずに進んでいくと。ただ、今日言ったから、明日は全部解消されることはありませんので、そこも含めながら、おそらく過剰な不安だけは解消される中で、徐々に鎮静をしていくことを期待しています。

記者
1点少し気になったこととして、立地件数の中で、県外の割合が比較的低い。おそらく、社名を出してしまいますが、イビデンさん(による影響)の大きな年でもありましたので、そういうこともあったのだろうというのは想像がつくのですが、県外からの誘致がまだまだというところに関して、どういうお考えなのかというところと、これからどのように伸ばしていきたいかというところをお願いします。

知事
今回は、どちらかというと(県内の)件数が増えたおかげで、県外から減ったわけではないのですが、(県外からの)比率がちょっと下がったかなということはあります。ただ一方で、積極的に工場を拡張しようと思っているところが、県内の企業であっても、場合によっては県外に出るということも当然あるわけですが、それが県内にとどまっているということ。それから県内を目指して、案件としては来ていただいているということがありますので、今後は予算の中でも、県外から呼ぶということによりシフトしていくことを中心に置いていますので、そこからすると、おそらく県内で動かれる方が動いたのかなと。だから、これから県外から新たな投資をするという流れの中、できる限りこの岐阜県に呼び込むと。特にやり方としては、先ほど申し上げました、補助金とか何かの条件闘争ではなくて、マンツーマンでいろんな手続きだとか、警察との調整だとか、民間企業ではなかなかやりにくいことを、一つの窓口という形で、行政でしっかり、市町村と一緒になりながらやることによって、やはり物事を考えるのだったら岐阜県でやった方が良いよねと、そんな環境を作っていきたいと思っています。

記者
同じ半導体という流れといえば流れなのかもしれませんが、今、各地でデータセンターの誘致というものがあると思います。この辺り、岐阜県のポテンシャルをどのように考えていらっしゃるかということを教えていただければと思います。

知事
市町村の中でデータセンターという声が上がっていますし、実際にそういう相談も受けてはいます。ただ、実際に全国で起きているように、一番の大きな問題は電力です。電力が不安定な状態でデータセンターだけ呼んでしまうということでは、将来的な課題というのが出てきています。これもホルムズ海峡にも連動してくるわけですが、まだまだ、原子力という形に頼れない国においては、やはり火力関係が強い、重要になってきますので、そうすると今、将来に向かってはもちろん積極的にと思っておりますが、ただ来れば良いという形ではないかなと。それと、最近のデータセンターは、都市部に作ることによって、近隣住民との問題がいろいろ発生していますので、その辺りもしっかり考えた上で、幸い岐阜県は土地が広くございますので、そこを見極めて進めていきたいと思っています。

記者
先立って観光連盟の元職員による公判が、判決を迎えました。改めて、県としての調査を、今どういうタイミング、どういう状況にあるのか教えてください。

知事
本件は、今回判決が出たことに関しては、契約の金額を着服したとか、コーヒー代をとか、そういった議論なので、そこの部分については、要するに犯罪として確定したということなのですが、県としてはむしろそこではなくて、そうしたことが行われてしまったような背景、その中には、そうした契約を認めてしまったことになった経緯、その辺りはまだまだ、明らかにしなければいけないところがあるのかなと。したがって、県としては、そういった外部の方が、意思決定にここまで関わってきた背景、原因を引き続きしっかり調べていきたいなと思っています。

記者
調査の進展とか、あるいはある程度時期的にいつぐらいまでにというのはどうでしょうか。見えてきた部分もありますでしょうか。

知事
今回はまさに公判の状況を見守りながらということでありましたように、一応今回は犯罪として確定したということになりますので、その中で調べられたことも明確になってくるでしょうし、今はどちらかというと、それに絡む関係者の方々への聞き取りというのを行っております。その中で、いくつかまだまだ分からないことがありますので、それを引き続き調べるということです。ただ、いつまでにということは特にしておりませんが、関係者の方のご都合に合わせて、できる限り早く、そうした全貌を明らかにすると同時に、要は再発防止のためにやっているので、なぜここまで外部の方が影響を持てたのかというところが分かれば、そこで一つの区切りかなと思っています。

記者
第三者の方での調べというのは特にまだでしょうか。

知事
まだ特に考えていません。関係者のヒアリングの段階なので、ファクトとして、今回のお金を着服した部分だけは、固まったのですが、それ以外のところはまだ全く同じ状態なので、特に先ほど申し上げたように、なぜここまで県に対する影響力を持てたのかということのある程度材料が揃ったところで、そこで理由が分かれば、特に第三者(による調査)までやる必要がないと思っていますので、その状況を見た上で決めたいと思っています。