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司会
それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。
知事
私の方から大きく分けて2つ、細かく分けて5つお話をさせていただきますので、よろしくお願いします。
まず最初の大きな括りですが、山について、1つ目に御嶽山が国定公園に指定されることとなりました。これは長野県と一緒に前から求めていたものですが、今週の金曜日、4月10日に、国定公園に指定されるということになりました。これに伴いまして、私も東京に行ってまいりまして、環境大臣と意見交換をするとともに、長野県知事と今後の対応について意見交換をする予定としているところでございます。御嶽山ですが、全国第2位の火山性独立峰ということでございますし、巌立、溶岩でできた素晴らしい岩肌が見える所や、この関連でたくさんの滝があることも評価された理由の1つとなります。特に山岳信仰だとかいろんな自然環境、こうしたものを評価いただいたということでございます。実際には今後、いろんな形でPRして、県庁舎、飛騨の方も含めて発信をしながら、岐阜県の魅力を更に発信してまいりたいと考えております。これが山の関係の1つ目です。
もう一つが、前回も少し申し上げましたが、「第10回『山の日』記念全国大会」の名称・テーマ及びロゴマークが決定しましたというのが2つ目でございます。これは高山で今年の8月11日に式典という形で開催される予定でございますが、大会名称は「第10回『山の日』記念全国大会 岐阜in飛騨高山」で、「『木の国 山の国』の恵みを活かし、未来へつなぐ」というテーマで開催いたします。それから、その下のロゴマークでございますが、実行委員会で絞っていただいて、やはり山をどう表現するかという中で、その源となる清流や県花「れんげ草」、県鳥「ライチョウ」、県木「イチイ」、県魚「あゆ」といったもので、盛りだくさんになっていますが、それからやはり飛騨高山を象徴するということで、「さるぼぼ」が良いのではないかということで、こうしたロゴマークになったところでございます。今後これを使っていくということになるかと思っております。特に今回、どちらかというと、山を楽しもうというのがこれまでの流れだったのですが、今回はむしろ政策的なテーマをしっかりこの中で発信していく、そんな会にしたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。また、近くなりましたら、いろいろ発表させていただくと思いますので、よろしくお願いします。これが大きく分けた1つ目の2つということです。
その次に、3つのシリーズになりますが、今度は中小企業向け、一部既に報道いただいている部分もあるのですが、その中で、この岐阜の経済を強くしていくという取組のシリーズについて、発表をさせていただきます。
まず1つ目は、「中小・小規模事業者パワーアップ応援補助金」の募集開始ということで、3つのうちの2つはもう既に(募集が)始まっているものとなりますが、新しいもの(補助金)がまた出てくるというものであります。まずは、「中小・小規模事業者パワーアップ応援補助金」で、ピンチをチャンスに変えるということで、今回、おかげ様で大変好評だったものの拡充ということです。今まで小規模事業者(を対象としていましたが)、資料の方に何が中小企業で何が小規模かということが一覧表になっておりますが、端的に言ってしまえば、従業員の数を見ていただければ、基本的には5人以下は資本金に限らず小規模事業者であるということで、ただし製造業の場合は20人以下ということで、これまではここ(小規模事業者)が対象だったのですが、今後中小企業者の方にも拡充するとともに、メニューなども少し充実させていくということで、上限金額も増やしていくというような取組をすることによって、中小企業、小規模事業者の取組を支援していくと。賃上げの環境整備というようなことが大きなテーマになろうかと思いますが、そうした取組をしてまいります。
そして2つ目が、「ぎふ企業成長投資補助金」、これはまさに前向きの投資ということでありますので、どちらかというと規模が大きい投資になる、1,000万円以上の設備投資をしていく企業さんに対して、しっかり将来稼ぐ力を持ってもらおうということで、この資料の一番下にありますが、補助上限額3,000万円と、かなり大規模な取組を応援できるように、補助率1/2以内で、特別枠としては2/3ということで、分野を特定して更に応援をするというメッセージを明確にするために、今回こうした制度を新設いたします。後ろの方に募集要項がありますので、微妙にそれぞれ募集期間が違っていますが、大体一月ぐらいを見て、皆さんの応援ができればということでございます。
そして3つ目が、お酒です。特定業種ということになりますが、岐阜県産の酒米価格高騰のために応援をしようということなのですが、ここで特に大事なのは、酒米がまたしばらく高いから応援するというのではなくて、この際、生産性の向上に取り組む企業さんを集中的に応援しようではないかと。やはり「稼ぐ力」を増やす投資をした方に対して、県産のお米の価格を購入する、そこの部分についても、(2)「県産酒造好適米購入助成事業」の方で助成しようということです。(2)だけというのはなしということで、そうした形で、まずはしっかりと「稼ぐ力」を付けるための取組をし、そのために必要な酒米の購入補助もするという、この二段構えで応援していこうというものでございます。後ろにパンフレットが付いておりますが、こうした取組を応援していくためのメッセージにもなればということで予定しているものでございます。これは、募集期間が4月3日から5月29日まで、これはほぼ2か月ぐらいの間ありますので、しっかり検討していただいて、利用して、力を付けていただきたいというものでございます。私からは以上でございます。
記者
御嶽山の国定公園指定の関係で、先ほど岐阜県の魅力を発信するという説明がありましたが、指定を受けて、今後の施策の展開をどのように考えていますでしょうか。
知事
今回指定を受けることによって、いろんな施設整備、登山道整備等で国の予算が使えるようになりますので、そうしたものを計画的に整備することによって山へのアクセスを良くしたりとか、関連設備を支援することによって、より魅力を高めていくと、そんな取組をしたいと思っています。
記者
基本的には観光というところに注力されるということですか。
知事
今日、庁内でも議論があったところなのですが、国の方が支援メニューを限定しておりますので、まずは使えるものを使った上で、今後、政策的な取組を発信していきますので、必要なものはまた要望していきたいと思っています。
記者
先ほどお昼前にあった、政策顧問の辞令交付式の関係になるのですが、政策顧問の方を3名任命されたということで、逆に令和7年度で辞められた外部の顧問でありますとか、アドバイザーの方はいらっしゃいますでしょうか。
知事
(政策)顧問という概念は今回初めてなので、それはないのですが、多分お一人、違う形で今ちょうど手続きをしております。その顧問がもう一人増えるかもしれません。
記者
それはどういう方なのでしょうか。
知事
先に言ってしまうと、いわゆる健康系絡みでずっとお願いしていた方が、ちょっと形を変えて今回、制度そのものを一回整理しようということですので、その方が今後4番目の顧問として上がってくる可能性があります。今までいろんな形で絡んでいただいた方は、ほとんど終わる形になっておりますが、その中で継続する方はそんな形で継続したいと思っています。
記者
先日、高市政権が、今までの米の増産方針から、減反政策の方に転換したということで、この辺りの評価をいただけますでしょうか。
知事
国全体として増産から切り替えるというのは、農林水産省としては一つの選択肢かなと思っております。一方で、岐阜県からすると、全体をどんどん増やすというよりは、ちょっと落ち着いてきたというのは、ある意味チャンスかもしれないと思っていて、少なくともより価値のある米を作っていこうと。まず国内の自給率を上げるとともに、周辺マーケット、海外も含めて取り組もうとしている中では、岐阜県は引き続きこれをより進めやすい環境が整ったかなと思います。
記者
岐阜県としては、増産方針は変わらないということですか。
知事
変わりません。
記者
そうすると、令和8年度からの「『ぎふの米』生産・販売拡大アクションプラン」というものがあったと思いますが、その修正は特に考えていないということですか。
知事
考えておりません。むしろやりやすくなったかなと思っています。
記者
リニアの大湫の水位低下の関係でお伺いいたします。今、工事が止まっている状態だと思いますが、工事再開の判断基準というのは、どういったところになりますでしょうか。
知事
先日、市長さんともお話をさせていただいたのですが、現在、地盤沈下の状況だとか、水源率みたいなものも出てきておりますので、その辺りも地元の方々にそれをご覧になっていただいて、進めて良いという、そんな雰囲気が出ることが大事だねという話はしております。ただ他方で、どこまでいったら進めるかというのは、JRとまた相談をしながら、今回、静岡(の協議)が終わったことに伴いまして、JRとしてもどこまでどんな体制で進めていくのかを今整理しておられると思いますので、意見交換しながら決めていきたいと思っています。
記者
イメージとしては、住民の方の理解とJRの方針ということでしょうか。
知事
やはりどちらも大事だと思っていて、特に住民の方々に対しても、個別補償しているところとか、あと今回、代替水源、深井戸ができましたので、ある意味、生活上の不便さがほぼ解消してきていると聞いておりますので、それがある程度見えたところでかなと思っています。
記者
住民の方の理解というのは、何をもって住民の方の理解だというようにお考えですか。
知事
これは、大体よく説明会を実施したり、今、瑞浪市がいろいろ意見を集約しておられますので、先立て市長さんにはその辺りよく集約してくださいねという話をしたところなので、まず市と連絡を取りながら、タイミングを見計らっていきたいと思っています。
記者
先週の質問でもあったのですが、県がその判断に関してどのように関わるかという質問の知事のお答えで、住民の意見とJRの意見をうまくつないで、両者の納得を得るというところをしっかりやっていきたいなというお話だったと思いますが、もう少し具体的に教えていただきたいです。
知事
まず、手続き上の岐阜県の関わりというのは、環境影響調査のところになります。その中で、今6項目の宿題を出して、それが返ってきて検証していくと、これが形式的に大きな作業になってきます。その中で、出した宿題、意見に対して、今度はJRの回答を待って、それを瑞浪市に返して、そこでの意見を聞きながら、更なる意見を出すかどうかを決めていくというのが県の立場でありますから、基本的には瑞浪市の回答を見ながら、更なる意見を出すかどうか。あとはJRの取組と調整していく、まさに今おっしゃった、相手をつないでいく作業になるかなと思っています。
記者
その辺りをもう少し具体的に教えていただければと思います。今まさに何をしているのか教えてください。
知事
今まさに回答を投げて、今度、委員会を開くことになると思いますから、その中で、この間、静岡であったように、回答に対して全て了解されるのかどうかということを検証していくことになるかと思います。多分、やっていることは同じだと思います。
記者
LRTの関係ですが、昨年9月の補正予算で3,000万円の調査費を計上されましたが、この調査費はもう使い切られましたでしょうか。
知事
いえ、あの予算は年度またぎになるので、今まさにやっています。
記者
当初の話だと、年度内の完了をある程度目指していくということで予算を使っていくということだったでしょうか。
知事
いえ、年度内に検討会を立ち上げるという話です。その検討会に対して材料を提供するということです。それを今まさに作っています。
記者
予定どおりと言いますか、計画自体はスムーズに進んでいるというご認識ということでよかったでしょうか。
知事
はい、おかげ様で、次の第2回か第3回(の検討会)ぐらいにその結果が出てきます。
記者
結果というのは、いわゆるこの調査費用を使っていってというようなことでしょうか。
知事
調査費を使った結果として、いろんなシミュレーションをしてもらえますので、その結果をお示しできると思っています。
記者
次の第2回になるのでしょうか。
知事
前回はそこまで会議自体が煮詰まっておりませんので、それを提示するのにふさわしいタイミングでお出ししようかなと思います。
記者
2回目の日程はもう決まっているのでしょうか。
都市建築部
現在調整中でございまして、まだ日にちについては申し上げられません。
知事
また決まり次第発表します。
記者
リニアに関しての質問ですが、住民の方の理解というのが大事ということを知事は繰り返しおっしゃっていると思いますが、現段階、まずは地元の瑞浪市が取りまとめる話なのかもしれませんが、知事からご覧になって、住民の方の理解というのは、現段階でどのぐらい得られているものか、そのご認識をお聞かせください。
知事
我々が直接聞くという立場ではありませんので、基本的には瑞浪市経由ということにはなるのですが、先立って市と意見交換した感じからすると、先ほどの補償がかなり進んでいるということと、深井戸が掘られましたので、生活に支障がないということにおいては、かなり進んでいくのではないかということを市長さんがおっしゃっていましたので、我々もそうかなというように思っています。実際の地盤沈下が収まっているわけではありませんので、それがどれくらい影響があるのかとか、その辺りはこれから最後に残された論点になるかなと思っています。
記者
これまでに比べたらある程度その理解が進んできたというような形なのでしょうか。
知事
深井戸を掘ったということがやはり大きくて、水源が確保されているということになりますので、これからどうなるのだろうという不安というのはだいぶ解消されてきていて、まずは今申し上げましたが、生活に支障がないということ、そこが第一弾かなということで、それが今進んでいると思っています。
記者
イラン情勢について、今朝も公共交通の関係で、長良川鉄道さんの話が来ておりましたが、企業からの問い合わせということではなくて、もし県の方で公共交通の減便、バス、電車に関して把握しているもの、検討しているものがあったら教えていただけますでしょうか。
知事
問われていないかもしれませんが、(県が開設した相談窓口への相談件数は)2件から4件に増えております。それと、実際に減便云々というよりは、燃料の確保状態についてはヒアリングしております。一応長期契約ではありますが、2週間単位ということで確保されておられて、当面の分は確保できているというのは、情報として入ってきています。ただ、今後長期化した時にどうなるかというのが課題かなということでありますし、あとは石油会社との関係では、スポット割りの方が逆に安くなっているとか、今価格がだいぶ乱高下しておりますので、そういう意味では今後の動向を見ながら判断していくことになると思います。