本文
司会
それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事、お願いいたします。
知事
私の方から、年度の始めということで、今年度の主要事業予定、この一点をご報告させていきます。お手元にA3の1枚紙でお配りし、特に行事を中心にということでお示しさせていただいております。色分けしてあるのは、時間の関係もありますのでということで、色の付いたところを中心にご説明するということで、特にこれがどうというわけではありませんが、割と話題として皆さんの関心が高そうなところをハイライトしているというものです。それでは順番に説明していきたいと思います。それから、政策オリンピックについては別紙がありますので、そこで説明をさせていただきます。
この4月から、最初の話題としましては、「県庁マルシェ」、これは4月15日から本格スタートということで、皆さんにも取り上げていただきましたが、2月に一度テスト的に開催しました。おかげ様で非常に好評でありまして、特に今年度はアグリパークをやっていく中で、いろんな県産品をいろんな形で県民の皆さんに届けようというところから始まったものでございます。季節ごとに、美味しいお米や野菜、果物、畜産物、水産物と、こういったものを(販売する場を)定期的に設けつつ、(県産の)農水産物のファンを増やしていこうと、そんな取組をこの県庁を使ってやりたいと思っております。原則、毎月第3水曜日に、県庁1階のGALLERY GIFU前のホワイエで開催したいと思いますので、よろしくお願いいたします。そして6月になりますと、「『働いてもらい方改革』に関する優良事例集」に関するいよいよ第五弾、最終弾ということになります。毎回10社ずつということで、まさに県を代表する働いてもらい方改革(を行っている企業)、これを発表させていただきます。優良事例ということで、事例紹介としては一区切りにしたいと思っております。それで、今年度は特に、(事例集を)発表した後は、幅広い業種にそうした取組を浸透させる、知っていただくために、異業種交流会により、実際に直接取り組んだ企業さんたちの苦労話、それからアイデア、そうしたものを他業種の方々にも知っていただく、もちろん同業種もそうなのですが、そういったことで、県全体に働いてもらい方改革を普及していくと。そんな取組です。特に研修事業だとか、特に細分化の仕方だとか、多能工化だとか、概念は分かるのだけど、じゃあどうやってやるのといったようなことも、ノウハウを提供していただいたり、あとはDXとかAIなどの使い方、「うちの会社だとどのように使ったら良いのだろうか。」と、そういったことを学んでいただく、そんな機会にしたいなと思っております。それから「働いてもらい方改革企業展」ということで、この企業展は何回かに分けて開催してまいりますし、特に6月はインターンシップに向けた企業展をやり、12月にはこれから会社に入ろうとする(高校生を対象に)「高校生の日」ということで紹介するのですが、そうした時にも合わせて「働いてもらい方改革」のPRをしていければというように思っています。それから8月になりますと、防災庁誘致について、昨年度もいろいろありましたが、今後11月に本庁が設置されるにあたって、いろんな議論がありますが、サテライトが置かれることになると思いますので、それに向けて県としても、いろんな機運を盛り上げていきたいなと思っております。その中で、シンポジウムを行ったりとか、パネルディスカッションを行って、誘致だけが目的というよりは、そうした機運を高めることによって、もう一つは岐阜県という場所がそうしたものを置くにふさわしい場所、本当に地理的にも、いろんなことを改めて皆さんに知っていただくということで、こうした取組を行うものでございます。次に「山の日」、これは全国大会を初めて岐阜県で行うわけなのですが、普通は山の魅力だとか、アウトドアが中心なのですが、せっかく岐阜県で開催させていただくということで、山にまつわる様々な政策課題、伐採適齢期の木が伐られていないだとか、これはいつも言ってますが、所有者不明の土地が多いがゆえに、(伐採が)進まないと。そうしたことも、この「山の日」に合わせていろいろシンポジウムをやって、全国的にも発信をしていくということで、これも林野庁、その他との連携ですので、そうした問題意識を高める中で、法制度の改正、そうしたものにも繋げていきたいと、そのように考えております。もちろん、いろんなアトラクション、イベントなどもやりながら、アウトドア的なものもしっかりやっていきたいなと思っております。8月11日に高山市で開催されます。これも、イベントとして、アトラクション、その他いろいろをこれから考えてまいりますし、次への引き継ぎ、いろんな定期イベントも行ってまいります。その次に、同じく8月ですが、 「SDGs認証制度」の創設ということで、これは先に申し上げました「働いてもらい方改革」、これをある意味制度としてしっかり位置付けていくということの一つの中で、特に若者や女性を惹きつける働き方、職場環境づくりということ、SDGsの観点で、日本は女性の活躍ということでは非常に世界的に見ても低いということがありますので、そうした世界的にもちゃんと評価されるようなものになるということで、SDGsの意味合いを、どちらかというと環境を大事にしましょうとか、そのような話が多いのですが、働き方や(若者・女性の)活躍ということもSDGsの重要なテーマですので、こうした認証制度を作っていくことによって、これをさらに進めていきたいというものでございます。次に夏頃ということですが、まだ日にちは確定しておりませんが、先ほど申し上げたとおり、おかげ様で昨年の「ねんりんピック2025」で始めました「ぎふモーニングプロジェクト」でのスタンプラリー、こういったものが非常に好評なのですが、またやってほしいということがありますので、これを今年もやります。特に、モーニングコンテスト、これはもう毎年やってほしいということがありますし、さらにそうしたメニューの進化、サービスの向上ということにも繋がることになりそうですので、こうしたものを定期的にやって、モーニング文化といえば岐阜県という形にして、一つの観光の資源にもなるし、もう一つはいつも言っておりますが、この中で健康になっていただくような、既に始めていますが、そうした健康管理モニターを募集をして、これを継続的な形で進めて、データ分析その他、これは国内だけではなくて、世界にも発信していこうということを進めるものでございます。1年間データを取りますが、中間報告、その他いろんな発信をしていきたいなと思っております。それから夏頃ですが、「こどもの県庁見学会」ということで、これまで県職員のお子さんたちを中心に「こども参観日」はありましたが、この間、県議会でも、もっと県民全体に広げたらどうかというお話があり、まさにそのとおりだということで、まずは県庁を見ていただこうと。見るだけではなくて、仕事の仕組みだとか、何に取り組んでいるかということを学んでいただくような機会を想定しております。それから同じく夏頃の「アウトドアキャンペーン」、今年度の大きな目玉の一つとして、岐阜県内全域が観光地となる。特にこれから「体験する」、「健康」、「癒し」、そういった観光資源のウェイトが高まりつつありますので、それをしっかり広げていくということ。42市町村全てがそのポテンシャルがあるということをしっかり進めていくためのキャンペーンを進めたいと思っております。全国に知ってもらうと同時に、地域の方々に、自分の故郷にどんな良いものがあるのかということをしっかり知っていただくことも考えたいと思っています。その中ではブランディング戦略やキャッチコピーだとか、そういったこともまた検討いただくことになるだろうと思っております。それから夏頃の最後ですが、今年も「『県民文化の森』わくわくプロジェクト」をやりたいと思っております。元々は県有施設の有効活用ということで、図書館、美術館を夏の間に、特にクーリングシェルターであると同時に、県民の皆さんの憩いの場、そしていろんな文化に触れる場ということでキャンペーンをやりました。昨年は、おかげ様で来館者が24%増加しましたが、前回最初だったので、これは何ですかという意見もあったと思いますので、これを毎年やる中で、さらには図書館の中で子どもたちがもっといろいろ活動できる場所も今検討しつつありますけど、そのようなことをやりながら、さらに県有施設の有効活用に繋げていきたいと考えております。昨年はじゃぶじゃぶ池をやったり、キッチンカーによる飲食物の提供だったり、各種子ども向けワークショップのようなこともやりましたが、モーニングサービスということもやるのと、開館時間を変更するといったことも進めております。そして10月になりますと、「日欧宇宙展」です。今回ヨーロッパと連携しながら宇宙展をやっていきたいと思っております。ロケット開発、地球観測、プラネタリーディフェンスといった議論がされておりますが、特に次世代を担う子どもたちにイメージを持っていただくためにしっかりやりたいと思っています。ちなみに「日欧宇宙展」というのは、10月17日から3月16日まで半年やります。結構長い期間になりますが、ESA(欧州宇宙機関)だとか、CNES(フランス国立宇宙研究所)、DLR(ドイツ航空宇宙センター)などと連携しながら、最先端の取組を紹介する事業にしたいと思っております。そして10月は、今年も農業フェスティバルを開催します。おかげ様で大盛況なのですが、これは毎年恒例の一回もの(の行事)なのですが、先ほど申し上げました「県庁マルシェ」と連携しながら、多くの農業関係の魅力を発信する取組にしたいなと思っております。ちなみに前回の来場者は約15万人でございまして、非常に大きなイベントとして定着しつつありますので、これをしっかり進めていきたいと思っております。あとは新しいところでは、秋頃になりますが、ソフトピアジャパンが30周年になります。これは私が商工労働部長時代にIAMASと一緒に事業をしたりといろいろありましたが、30周年を迎えるということで、産学官が連携したイベントを開催したり、体験コーナーとか、今AIとかそういったことも社会的に関心が高まっておりますので、様々なイベントその他を発信して、 30周年記念を祝いたいと思っております。年が明けますと、いよいよ「クリスタル国スポ岐阜2027」ということで、ベースは山梨県ですが、スピードスケートを岐阜県で開催すると。これが5回目になります。冬のスピードスケートは割と岐阜でやっておりますので、選手の活躍を見ていただくとともに、スピードスケートの聖地でもあるというような形で発信していけると良いかなと思っています。場所は恵那市です。北の方じゃないのかと思うかもしれませんが、気温が低いということでスケートには非常に適している場所ということを発信したいと思っております。それから3月になりますと、今度はイベントではなくて、様々な計画の策定、改定が出てまいります。特に本年度は「新たな総合戦略」、これが非常に大きな柱になりますが、観光やDX、森林、リニア、その他の計画が出てきます。今後、「力強い岐阜県」を作るためにどんな取組をしていくのか。もちろんこの中では、県有施設の見直しの方針だとか、大きくどういう方向でこの県政を動かしていくのかといったことを発信したいと思っております。あと、時期未定のところで、前の議会で長屋県議からも、武道を岐阜の文化として発信してはどうかという話もありました。それから関市の日本刀、おかげ様で大変な人気がありますが、今、特に観光では、武道ツーリズムのようにストーリーにするという中で、武道における「礼」の文化、茶の湯、座禅、その他含めて厚みのある文化として発信をするといったこともできたらと思います。今後中身については詰めていきたいと思っておりますが、様々な取組があってはどうかという話もいただいているところでございます。以上が、ざっくりとイベント中心に、こんなことを今年度やろうということであります。
そしてもう1枚、別紙の方にあります「政策オリンピック」。これも今年度進めてまいりますが、以前も少しお話をさせていただきました。まず、4月にはアイデア募集の段階です。そもそも、大きなテーマだけ決めて、どういったことをやったら良いかということの募集を行いたいと、これが3つです。まず、「空き家の活用推進」、これをどう活用していくのかと。防災、それから地域おこしとしていろんなアイデアがあると思いますが、まずはそのアイデアを募集しようというのが一つ。もう一つは、「消防団員及び水防団員の確保対策」ということです。そして、下旬から6月にかけては、「みんなで守る社会インフラ」ということで、ふるさとを維持していく。あぜ道(道路の路肩など)の維持、用水路の維持、いろいろありますが、これらを通して皆さんお分かりのとおり、やはり防災ということをしっかりベースの中に置きながら、空き家の活用の中には、そうした避難の場所、いろんな活用もあるでしょう。それから、もちろん消防団・水防団はもちろんですが、社会インフラをみんなで守っていくそのアイデア、NHKさんの「ご近所の底力」ではないですが、そうしたアイデアも含めてです。あとは地域の自治会の活性化、そういったものにも繋がると良いなと期待をしております。いずれにしても、ここはまずはアイデア募集ということで、進めたいと思っております。それから5月になりますと、もう一つ重要なテーマでありますが、「ひきこもり支援」です。今本当に、年齢も高くなったひきこもりの方、8050問題、いろんな問題があるのですが、これをただ支援というよりは、本当にひきこもられている方々の意見も含め、いろんな取組が必要かなと思っておりますので、こうしたことで何をしたら良いのか、これも皆さんのアイデアを募集しながら考えていきたいなと思っております。6月には、これは昨年度もやりました「ふたつのふるさと(海・山の防災交流)事業」ということで、これもやはり防災ですが、前回は2つで笠松町と池田町だったのですが、今年度は、中津川市、山県市、七宗町において、相手方も、愛知県、静岡県、福井県とちょっと幅も広げて、いろんな取組を実施していただくということになっております。そして、「空き家の活用促進」の実施は7月ぐらいには始めたいなと思っておりますし、最後に、3月には成果報告と。ニホンザルの対策モデル、先般ここでも発表しましたが、これは3年計画なので(今年度は)2年目になると思いますが、もう少し具体的に進んだものが発表できると良いかなと。そして「ふたつのふるさと(海・山の防災交流)事業」の結果報告、そして、今回34件ありますが、アグリパークについての成果報告、発表ということになりますし、「空き家の活用促進」、これも防災という意味では、できるだけ早く取組を進めていきたいということで政策オリンピックのテーマとしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。少し長くなりましたが、私からは以上でございます。
記者
「主要事業予定」について、(資料中)緑色になっているところがありますが、これはどういう基準でしょうか。
知事
説明をするとより分かっていただけるのではないかというのと、逆に言うと他のは大体今までやってきたことが中心のものが多いかなというぐらいです。特にすごい大意があるわけではなくて、皆さんが関心を持ちそうなものを塗りましたというところです。
記者
6月にある「働いてもらい方改革企業展」についてですが、これは一般の県民の方に取組を知ってもらうみたいな、そのようなイメージでしょうか。
知事
基本的には、一般の県民の方もそうなのですが、まずは企業の方々に、自分の会社で取り組むとしたらどうだろうかというのが一つと、秋にやるのは、高校生の方たちが、自分がどこに就職しようかというところに対して、その中でも取組を紹介するということがあります。ただ、これは一般の人が入ってはいけないということはなかったと思うのですが、多分ベースは企業が中心なのですが、一般の方も排除するものではないと思いますが、確認してまた報告します。
記者
就活生というよりかは、企業の方ということでしょうか。
知事
まずは企業です。先ほどの細分化のやり方だとか、企業としてどう運営するのかが中心になるかと思います。
記者
昨日自民党が、国の方で国旗損壊罪の創設に向けたプロジェクトチームの初会合を開いたということで、今国会での法案の成立を目指すということですが、論点として罰則をどうするのかとか、対象行為がどうなるのかという、そういう法制化には慎重な意見もあるということで、まずこの議論が始まったことに対する評価と、江崎知事ならこの法律に対してどうするというのを、ご意見伺いたいと思います。
知事
これは、日本ならではの議論かなと思いますが、私もヨーロッパで仕事をしている中で、国旗とかに対する敬意というのは、多分世界は日本より遥かに高いと思います。ただ一方で、これが議論になるのは、表現の自由の中で、国旗を使って何かモニュメントに使ったりするのは良いのかという、大体それが世界の感じになってきます。もっと言うと、自分の国の国旗を目の前で焼くなんてことは、多分世界ではほとんどないと思いますので、おそらく、これから自民党さんの中での議論で、どういうことを想定して、それに対して何があるのかと、まさにこれからの議論かなと思っています。その中で、私個人としては、先ほどの表現の自由だとか、それとその国に対するパトリオティズムというのですが、この国を大事にするという思いとのバランスをどこにもっていくかということだと思っています。ですから、海外にいた感じからすると、日本もようやくこういう議論が始まったのかという感じはありますが、ただ行き過ぎると、落書きしただけで罰則という、それも多分やり過ぎだろうという感じもありますので、そこは推移をしっかり見守っていきたいなと思っています。
記者
古屋圭司衆議院議員についてですが、台湾との友好関係を深める日華議員懇談会の会長を務められていますが、一昨日3月30日に中国の外務省から入国禁止などの制裁措置を受けたということで、中国政府のこの対応についてどう思われますか。
知事
これは確かに微妙なところかと思います。古屋さんは自民党の中でもかなり重鎮になってこられて、国を代表する立場で、中国のやり方としてはそういうこともあるかと思うが、それは適当ではないと思います、もちろん。ただ、実際にそういう議論がいつか起こるかなという気がしておりましたが、一方で日本は、国交は持っておりませんが、経済的な繋がりは非常に強いですし、議連としてそういうことがあること自体、全然私も問題はないと思っています。ただ逆に、古屋さんという方の存在感とのバランスでこういう議論になったのかなと思っておりますし、逆に言うと、我々岐阜県としては台湾は大事な取引相手だと思っていますから、それは良いことではないと思った上で、いろんなルートを台湾と開いていきたいなと思っています。
記者
リニアの関係ですが、3月26日にあった、静岡県がJRに求めた課題の28項目についてなのですが、有識者専門部会で了承されまして、着工の可能性が高まったということで、これに対する知事の受け止めをお願いします。
知事
これは本当に素晴らしいことだと思っていて、やはりこうした大きなプロジェクトの時にはいろんな課題があります。それをないがしろにするのではなくて、きちんと一つずつ解決した上で、動きが出たということはすごく大きな進展だと思っています。リニアというのはその沿線だけではなくて、この国自体の物流や経済、人流を変える可能性がありますので、これは県としてもしっかり進めていただきたいなと思っていましたし、逆にそうなると今度は岐阜県の瑞浪の問題が出てきますから、これも静岡でやられたことと同じように、住民の方の納得感とか、いろんな課題に対してしっかり答えを出していくこと。今回、JRが示されたいろんな回答は非常に参考になると思いますので、それを踏まえて、岐阜県としてもしっかり進めていきたいと思っています。
記者
今、瑞浪の大湫の問題で環境影響評価審査会の地盤委員会がまだ続いているところなのですが、知事としてはいつぐらいまでに結論を出したいとか、改めてお願いできますか。
知事
これで静岡県のハードルは全部越えてしまったので、全国からも注目されると。だからといって拙速にやって良いとは全く思っておりません。ただ、逆に言うと、そのJRも今度は岐阜県に対して全精力を傾けてもらえることになると思いますので、JRの方で手が回らないといったことがなくなるので、しっかり、そういう意味ではいつまでということはないのですが、今出しているテーマはできる限り迅速にしっかりとした答えを出してもらいたいなと思っています。
記者
もう1点関連でお伺いしたいのですが、大湫の水位低下の関係で、JRさんの方で、代替水源という深井戸を整備されていて、先月2日に供用開始されたということで、この対応について知事はどのような評価をされていますでしょうか。
知事
まずは何と言っても一番大事なことは、住民の方々の生活その他の利便性を確保することが第一だと思っています。そのための方法として、この深井戸がそれなりの効果があることは大事だと思っていますし、これで全部解決するわけでは多分ないと思いますので、これを踏まえた上で、あとどんな論点が残るのかと。逆にこの深井戸が掘れたおかげで、いくつかの論点は多分クリアするでしょうし、逆に残った論点に対しては、他の方法も出てくるでしょうから、そういった議論が進むことになったので良いかなと思っています。
司会
先ほどご質問のございました、「働いてもらい方改革企業展」の関係に関して、担当部から補足させていただきます。
商工労働部
先ほど、「働いてもらい方改革企業展」の参加者についてお尋ねいただきました。今回、「働いてもらい方改革企業展」というように銘打っておりまして、県が進めている「働いてもらい方改革」、これを企業の方々にも浸透させようということの狙いなのですが、もう一つの狙いは、求職者に企業を知っていただくということで、いわゆる合同企業説明会というものの体も成しておりますので、来場者として一般の方にも広くお越しいただければと思っております。
知事
どちらの展覧会、春も秋もどちらも大丈夫ですか。
商工労働部
はい、そうです。
記者
主要事業予定の中の「防災庁誘致機運醸成シンポジウム」ですが、これを8月に実施する理由はありますか。
知事
これ多分準備の関係だと思いますが、確認いたします。
記者
内容としてはどういうものを想定していますか。
知事
今のところシンポジウムだとか基調講演です。防災のいわゆるプロと言われる方にお越しいただいて、ある意味、防災庁そうろうというよりは、これを契機に県民の皆さんの防災意識を高めていただくということで、講師も決まっていて、一応テーマを「南海トラフ地震対策と防災庁」というテーマでお話をしていただくことになっていますし、パネルディスカッションは、「南海トラフ地震に対し私たちが備えるべきこと」ということで、先生の名前を言って良いか、後ほど確認しますが、それに実際に、大学の先生、それから災害ボランティアのネットワークの代表さんだとか、私も出ることになっているのですが、あと企業関係者の方とか、そういったメンバーでパネルディスカッションをやっていくと、そんな内容を予定しています。
記者
先週、高山の産業廃棄物の処分場についての要望書の提出があり、知事はご参加できなかったと思うのですが、提出された団体の方々から、知事にぜひ現地を見てもらいたい、視察をしていただきたいというようなお言葉があったのですが、そちらは知事としてはどう受け止めていらっしゃるのか伺いたいです。
知事
実は私、知事になる前に1回行きかけたことあるのですが、ただ、実際にここまで議論が進んでいる中で、行くこと自体が逆にいろんなインパクト与えるといけないという議論もあるようなので、ただ、実際には最終的な判断する前にはそれを見るということも大事だと思っておりますので、今、写真その他は山ほど見てますが、やっぱり現地の状況だとか、どちらかというと、どちらに言われて、どちらに行くかということ自体が、こういった段階では問題になりそうなので、やるならニュートラルに行きたいなと思っています。
記者
イラン情勢に関して伺いたいと思います。先週の会見の時に、これまでのところ相談は1件だということなのですが、それについて、まず、もしアップデートがあれば教えていただけますか。
知事
アップデートして2件になりました。昨日の夕方5時の段階の情報として、中小企業関係で2件ということになりました。
記者
それ以外に、例えばその相談窓口以外に、業界団体からの要望であるとか、知事が把握していらっしゃる影響、もし県内に既に出ているもの、報道等では結構その温泉の閉鎖であるとか、いろいろ出ていますが、もしあれば教えていただけますか。
知事
聞きとりではほぼ同じ状況を把握しておりますし、どちらかというと聞こえてくる声は不安の声が多いです。だから、「あれが不安だ、こうなったらどうしよう。」という声がたくさんあるのですが、具体的にあれしてほしい、これしてほしいっていうのは、今のところまだないかなと思っております。実際に日々刻々と状況が変わるものですから、これが当分ということであれば対策の打ちようがありますし、逆に言うとその不安も、トランプさん自身も言うことがコロコロ変わるので、その辺り、皆がちょっと様子を見ていると、そんな感じだと思います。
記者
政策オリンピックの関係でお伺いします。「みんなで守る社会インフラ」のところなのですが、例えば全国で問題になっている道路の陥没だったりとか、そういうのを念頭に受けての取組ということでしょうか。
知事
実はそこまでの大きな話ではなくて、本当にあぜ道の草刈りだとか、まさに故郷を守っていくというようないろんな取組かなと。ただその中に、おっしゃったような、皆で見守りをするだとか、今どちらかというと道路をAIを使って監視するということも進んでおりますので、おそらくそういう形では対応できないようなものだとか、日々の気付きのところ。あとは、インフラですから、どちらかと言うと、あぜ道、それから水路、そして多分道路の(区画)線が消えかかっているところなどいろいろあると思いますが、陥没までは多分いかないと思いますが、そういったことでこれもアイデアを募集しようということなので、各地域において、こうした課題に対しては、私たちこういうことできますよというのがあれば、そういうものも取り上げていきたいなと思っています。
記者
イメージとしては日々使っているインフラとかの細かな保全というようなものでしょうか。
知事
一応(当初予算)発表した際の写真からいうと、あぜ道の草刈りというのが一番大きいかもしれないです。
記者
(政策オリンピックについて)アイデア募集しているこの4つの事業ですが、これらを選ばれた基準だったりとか、狙いだったり、これも改めて(お聞きします)。
知事
実は、昨年の9月には政策オリンピックのオリンピックと言って、県庁内から、それから県内からテーマ募集をしました。その中で検討して選ばれたのがこの項目ということになります。
司会
先ほどご質問のございました、「防災庁誘致機運醸成シンポジウム」に関して、担当部から補足させていただきます。
危機管理部
なぜ8月に行うかということですが、防災庁設置の法案が現在提出されておりまして、11月に防災庁の本庁が設置されるということを踏まえまして、議論が盛り上がりを迎えるというタイミングを逃さずに8月に行うというものです。それから、基調講演を予定しておりますが、基調講演をしていただくのは、福和伸夫名古屋大学名誉教授にお願いするということで予定しております。
記者
リニアの関連で伺いたいのですが、静岡工区の今回の議論の進め方が参考になる部分があるというようにおっしゃっていたかと思いますが、具体的にどういった部分が参考になるなとお考えでしょうか。
知事
水が枯れるかどうかというのが大きな論点だったと思いますが、それに対して、その被害状況に応じて、しっかり将来的にも対応していくというような、その辺りだと思います。
記者
(水位)が落ちた時にどうするのかというのをしっかり決めておくということでしょうか。
知事
というよりは、起きたら全部対応しますと言われたので。
記者
そこをしっかり明文化するということでしょうか。
知事
今回静岡でどうされるのかというのは、多分参考になるだろうなというように思います。
記者
今後、住民の方の同意を得るというのが必要になってくるかと思いますが、その際、県がどの程度それに関わると言いますか、同意を取れたかどうかというのは、ジャッジも含めて、どのように関わるというようにお考えでしょうか。
知事
まず県としては、環境影響調査に対する意見を述べられるというのが、我々がその制度上許されているものではあります。ただ他方で、やはりJRさんからしても、制度がこうだからそれだけで走るんだということは多分ないと思いますので、これはどちらかというと県はちょうど真ん中に入る形になると思いますので、まずは瑞浪市長さんをはじめとして、住民の方のご意見、それからJRさんの意見、その中でうまく繋ぐことによって、両者の納得を得る、そういったところをしっかりやっていきたいなと思っています。
記者
今回の静岡の件だと、専門部会がまず了承してということだったと思いますが、県で置いている環境影響評価審査会というのを、どのような位置付けで今後やるのかということで、この審査会で何かしら了承するというようなことを想定していらっしゃるのでしょうか。
知事
今回の環境影響調査に対する項目及び回答に対する意見、それをこの専門家の方にお願いしておりますので、専門家から見て、これは意見への答えが十分返ってきているなということであれば、環境影響調査としては、ゴーサインが出るというように思っています。