本文
※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。
司会
それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
知事お願いいたします。
知事
会見で、できる限り分かりやすく説明しようと思って、言葉が過ぎたのかもしれませんが、少し修正が多いという話がありましたので、極力私が答えるべきものには答えますが、それ以外は基本的には担当(部局)に答えてもらうということで、正確性を期すというのが大事だと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、今日は3つご報告をさせていただきます。まず、新しい(記者の)方はご存知ないかもしれませんが、(岐阜県庁舎来庁)記念スタンプについてです。新庁舎記念ということでこの記念スタンプ、実は県民の方から「(スタンプが)ないのか」という要請が結構ありまして、実は旧庁舎にはあったのですが、元々は希望者に対してお示しするという形でやってきたのですが、今回、(土日祝日も)展望ロビーを開放したこともあり、多くの方から「(スタンプが)ないのか」ということでしたので、作らせていただきました。調べてみると、各県にはほぼ全部あるということでした。ただ、1個ではちょっとということで、担当者が工夫を凝らしてくれまして、5つ押すときれいな絵になるということで、優れものですので、是非お越しいただいたら押していただくとありがたいかなと思います。まさに思い出の一品ということで、明日から20階展望ロビーに置きましてスタートいたします。開いている時間はいつでも使えますので、平日は午前7時半から午後5時45分、土日祝日は午前10時から午後8時で、これは変わりません。ですので、20階において是非これを思い出の一品として、5種類のスタンプを順に押すときれいな絵になるというものですので、是非県民の皆さんに楽しんでいただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。これが1つ目です。
そして2つ目、世界農業遺産「清流長良川の鮎」ですが、これがおかげ様で認定10周年ということですから、これを記念してシンポジウムを開催したいと思っております。期日は12月20日土曜日で、「アクア・トト ぎふ」で行います。(資料の後ろ側に)プログラムが入っていますので、横目で見ていただきながら説明したいと思います。基本的には、記念講演は、池谷幸樹館長さんに記念講演していただいた後に、今回のテーマが「次世代を担う若者の活躍シンポジウム」ということですので、講演の後に、「『清流長良川の鮎』プレーヤーズ」と言って、小学生、高校生、大学生の方々が、まさに世界農業遺産の保全活用継承に取り組む団体の取組を発表するというのが一つ。それから、次のページをご覧いただきますと、高校生、大垣北高校や郡上高校、岐阜農林高校はビデオメッセージですが、調査研究の成果発表と、それから、世界農業遺産ということで、今度は大学生のグループで「長良川魅力発見ツアー&ディスカッション」に参加した方の意見、提案を行った後に、私から若者の皆さんへメッセージを行うと、そのようなことを予定しております。定員は100名程度、(参加費は)無料なのですが、(事前に)申し込みをお願いしたいと思います。せっかくの世界農業遺産でありますし、これが世界農業遺産になって良かったというだけではなくて、今後にどう繋いでいくのかと、まさにその取組を進めていきたいと思いますので、是非よろしくお願いいたします。
そして3つ目、ようやくお待たせいたしました。何度もお問い合わせいただきましたが、先方様との調整が終わり、期日が確定いたしました。NHK放送受信料に係る面談を実現いたします。日時は11月26日水曜日で、午前9時半から30分間ということです。責任者の方と面談を行えるということで、場所は千代田放送会館です。面談場所への(記者の)同席はご遠慮くださいということで、そこは先方様のご意向を大事にしたいと思います。ただ、終わった後に囲み(取材)という形で取材いただくことは構いません、ロビーを使っても結構ですと先方様からいただいておりますが、一応申し込みをお願いします。誰が来て何をするか分からないということで、建物管理上必要ということで、(資料の後ろに)申込用紙が付いておりますので、これでお申し込みいただければと思います。たいぶお待たせしてしまって恐縮だったのですが、一応年内にお話ができると、そのような運びになりましたので、よろしくお願いいたします。私からは以上です。
記者
NHKへの訪問のことで伺いたいのですが、この日本放送協会視聴者局責任者というのは、どなたになりますか。
知事
先方からこういう形にしてくださいと(依頼がありました)。面談の後に、どなたであったかということはお伝えできます。
記者
この面談で訴えたいことを教えてください。
知事
まずは、今回のNHK放送受信料、特に、公共団体におきましては、特に公用車のカーナビですとか、携帯の中で受信ができる機能を備えたものに対して、お金を払っている人と払っていない人がいるということ。それについて、対応がバラバラになっているということ。それから、特に見る予定がないものに対してまで、一律にお金を支払うのはどうかという議論。これは、県内各市町村に意見を聞いて、そこについては、ルール自体が非常に不明確であるという議論がありますので、今回、それが法律に基づく取組であるものの、運用で(対応)可能かどうかも含めて、どのような対応が可能か、そして今後、どのようにしていくかということをNHKと意見交換をして、その後、議論として、法律まで行くのかどうか。その次のステップになると思いますが、そこで解決がなされれば、それはそれで終わりとなると思いますが、それの第一弾で、まずは意見交換をするということです。
記者
面談後の見通しは、どのようになるでしょうか。
知事
まずは面談してみないとわからないので、それはNHKの対応次第だと思います。
記者
以前おっしゃっていた、全国知事会などへの共有というのはされていくのでしょうか。
知事
一応しようと思っています。
記者
NHKの関連でお伺いします。全国知事会のお話もあったと思うのですが、ちょうど(11月)26日のお昼に、東京で全国知事会があると思いますが、すぐに協議結果をお伝えするようなイメージなのでしょうか。
知事
実はこの知事会、ものすごく時間がタイトで、事前登録制になっていますので、会長と相談をして、どうするかというのも、担当知事もいるものですから、相談して決めたいと思います。
記者
(協議結果を)言うのか言わないのかは、未定というようなイメージでしょうか。
知事
できれば言いたいと思っています。
記者
今回は、1回目の面談になると思うのですが、今後も継続して面談などをやっていかれるのでしょうか。
知事
まずは、意識合わせというか、どこに問題点があり、もちろんNHKとしてどう思っておられるかということを伺ってからになると思いますので、場合によっては、面談を繰り返す(ことになると思います)。NHKとだけで終わる話かどうかも含めて、これから考えていきたいです。
記者
副知事の人事案について、12月議会でご提出のお考えはありますでしょうか。
知事
書面にてお答えさせていただきます。
記者
「書面にて」というのは、どういうことでしょうか。
知事
どうするかも含めて、近々に(書面でお知らせします)。
記者
(副知事人事案を)出すか出さないかは、おっしゃられないということでしょうか。
知事
そうです。
記者
今まで、副知事がご不在だったと思うのですが、先ほど県職員組合が、団体交渉の結果をご報告されまして、副知事の不在ということを問題として挙げられていました。具体的に何かというと、組織運営や人事面での混乱、あと現場の声が届きにくくなるというようなお話があったのですが、それに関して知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
私も同感です。副知事に対する期待といいますか、ただ置けばいいということではなくて、やはり(私に)届かない声や私の目が届かないところに目配せができるなど、やはりそうした役割を期待したいと思っていますので、それにふさわしい人を選び、そこが選ばれたら、任命していくと。そういう順番です。
記者
職員組合から、副知事の不在による江崎知事のご健康の問題と言いますか、あまりにも行事が多かったりして、今もちょっと喉の調子が悪いのかなと思うのですが、そのあたりをお伺いできれば。
知事
こういう時に副知事がいれば、ここに副知事が立って説明してもらってもいいのかなというのはありますが、今のところ、明確な支障が私のところにはまだ聞こえておりません。ただ、できるだけ早く対応したいと思っています。
記者
昨日もご講演されていたと思うのですが、講演数が多いのかなと感じます。そのあたりの知事のお考えを教えてください。
知事
何をもって多いかというのは、判断にもよると思うのですが、ただ挨拶をして回っているというよりは、きっちり(県が)何を考えているかということを講演しています。それから考えると、講演の数はむしろ少ないかなと私は思っています。やはり、県が何を考えているかということをしっかり県民の皆さんにお伝えするというのは大事なことですし、それも体系立って説明するというのは結構大事なことだと思っています。これまでの知事が講演をほとんどしたことがないということと比べると、多いのかもしれませんが、やはり講演をして迷惑だという声は聞いておりませんし、できればもっと聞かせて欲しいという声もたくさんありますので、そういう点では可能な限り、続けていきたいなと思っております。
記者
いわゆる台湾有事をめぐる発言で、中国側からの反発が強まっていることについて、県内への影響はどのように出ているのでしょうか。そして、その受け止めをお願いします。
知事
これについては外交問題で、直接それの是非を議論するべき立場ではありませんが、今のご質問にありました県内の影響、特にNHKでもニュースで取り上げておられましたが、予約がキャンセルされたなど、そうした影響は今後出てくるのかなと思っております。ただ一方で、これは外交問題なので、我々としては一刻も早く解決されることを期待するということです。
記者
現状把握していらっしゃる影響とは、どのようなものがありますでしょうか。
知事
今、調査中なので、(報告が)上がってきておりません。
記者
知事ご本人としては、今後も影響調査をして、何らかの対応をしていくというところでしょうか。
知事
もちろん経済的な影響があれば、我々、地域経済を預かるものとして、然るべき対応をしていきたいと思います。
記者
NHKとの面談ですが、知事お一人で行かれる予定でしょうか。
出納事務局
会計管理者が一緒に同行いたします。
記者
他府県の知事など、そのような方は同席されないということでしょうか。
知事
今のところ(その予定は)ないです。
記者
副知事の関係で、今日の団体交渉の中で、知事の回答として、副知事の選任は必要であるが、人選は慎重に行うということをおっしゃったと思うのですが、現状、人選は決まっているが、議会に提案する機会を図っているのか、それとも人選はまったく決まっていないという状況なのか、今どちらなのでしょうか。
知事
着々と進めております。
記者
仮にですが、12月議会に提案されるとしたら、2人とも同時に上げるのか、1人ずつなのか。その辺はいかがでしょう。
知事
現在調整中です。
記者
同じ答えになるかもしれないですが、上げるとすれば、プロパーの方を先に上げるのか、国の方を上げるのか、その辺は決まっているのでしょうか。
知事
準備が整った方から行います。
記者
準備は、どちらかは整っていますか。
知事
着々と進んでおります。
記者
先程、職員組合との話も出ましたが、その中で夏季休暇を6日にするというような方向性を示されたと思いますが、その点について、知事として判断されたことだと思います。思いや狙いといったところを教えてください。
知事
県全体として、「働いてもらい方改革」というのを進めています。そして、私が着任した時、最初の挨拶の中で、県職員がいい仕事をしていただくための環境を作ると(言いました)。県職員とともに課題に取り組むという中で、メリハリのある働き方、これは重要だなと思っておりますので、しっかり働いて、しっかり休むと。これを県として、範を示していくという観点から、今回はあえて6日という形にしました。以前、部長時代に、それに近いことをやったことがあるのですが、皆さん、しっかり、ここで働くというタイミングの時にはしっかり働かれたという経験がありますので、あえて6日にしました。
記者
10月にあった人事委員会勧告ですと、夏季休暇を5日にすることを求めていたかと思うのですが、その中で6日にしたのは、これは知事として「是非そうしよう」という判断をされたということでしょうか。
知事
そうです。もう1つ、どうしても6日の方にばかり注目がいくのですが、やはり年休取得率が高くないという問題がありますので、まずは「しっかり休みが増えるのだぞ」というメッセージが1つと、それと合わせて、年休消化率を徹底的に上げていくと、それがメリハリのある仕事になると思いますので、そのメッセージも込めて6日という形にしました。
記者
年休の消化率を上げる方策で、具体的にどういったことを考えていらっしゃいますか。
知事
特に、私が(商工労働)部長時代にやったのは、年末年始、特に休みやすい環境の時に課全体として休むというのに取り組むということで、当時は最終段階では、出勤する人数をむしろ決めていくと。今はテレワークができるようになりましたから、むしろ柔軟に働くと。ただ、休みは休みですので、家で働いては意味がないので、環境として休みやすい環境を取るために、まず年末年始、それが今回、夏休みはそうであるように、特に連続して休みが取れるといろんな計画が立てやすくなります。ですので、部長時代も1か月前に言って、家族とちゃんと計画を立てるだけの時間はあるので、しっかり休むようにということをやりましたが、今回はそれを全庁的に実施したいなと思っています。
記者
課ごとに、何人出勤とかというのを実際決めていくということでしょうか。
知事
あの時は商工労働部だったので、仕事の中身は分かっていましたので、あとはそれぞれの部の業務内容に応じて、一律に決めるというわけにはいかないので、そういったことを推奨していきたいと思っています。
記者
夏季休暇を6日にする関連で、今回「働き方改革」にも、結構知事として意欲を示されたと伺っていますが、こちらの方は具体的に、例えば週休3日であるとか、何かそういう具体的に考えていらっしゃるものがあれば教えてください。
知事
実は今日、発表事項ではないのですが、今度タブレット型端末を新しく入れることになりますので、それに合わせて、仕事は必ずしもオフィスでなくてもいいような、柔軟性を持たせたいと思っています。なので、休みを取るのと合わせて、そもそもの働き方そのものを変えていく、そのための武器というか、ツールも出始めておりますので、実際には外部のところで、外を回る方々にとっても、今までは事務所に戻ってから報告書を書くみたいなことがあったのですが、今は現場で書けるようになるなど、そうした報告がありますので、こういったことを全庁的に広げていくことによって、みんなが休みやすい環境、空気づくり、実際に休む、それと先ほどの課によって計画的に(休みを)取ると、そういったことを重層的にやりながら、休みを増やしていきたいと思っています。
記者
以前、「働き方改革」のことを伺った際に、「働き方改革」もあるが、「働いてもらい方改革」と言いますか、意欲を、どうモチベーションを高めてもらうかというところに、結構重点を置いていらっしゃるような、そういうお答えをされていたかなと思うのですが、今回、「働いてもらい方改革」も当然されるし、「働き方改革」というところも、やはり別として、そこもしっかりやっていこうと、そういうお考えなのでしょうか。
知事
もう1回言葉の定義をすると、今働いている人たちの職場環境を改善するのは「働き方改革」で、「働いてもらい方改革」は、今働けていない方々が働きやすいように職場を変えるという定義からすると、今回は「働き方改革」の方になります。ただ、実際に仕事そのものを細分化していく中で、今後、これは将来の課題になりますが、職員の採用の仕方として、週のうち半分しか出勤できないという人であっても仕事ができるようになると、今度は「働いてもらい方改革」になるかなと思うのですが、今回は働いている方から迎えに行くというか、業務の柔軟性を高めていくという意味では、今回は「働き方改革」ということで進めていきたいと思っています。
記者
先ほどの、副知事が12月議会で(人事案の上程が)あるかどうかという問いの中で、「書面にて答える」とおっしゃったかと思うのですが、この「書面にて」というのは、人事案の書類という認識でよろしいのでしょうか。
知事
これは口頭で言う話ではないと思うので、決まったら書面で正確にお伝えすると、そういう趣旨です。
記者
プレスリリースを近々に出されるということですか。
知事
出すことになったら、そうしたいと思っています。
記者
一昨日の17日の知事日程実績の中で、増山さん、前田さんらとお会いされていたと思いますが、知事日程実績の中で、当初はもうお一人の名前が挙がっていたのですが、すぐに差し替えが来て、その方の名前が消されました。何か意図があったのでしょうか。
知事
単純な修正です。特に意図はないと思います。
記者
台湾有事をめぐる高市総理の答弁の関連で、観光への影響や中国に進出している県内の企業に影響が出ていないか調べるなど、今どんな対応をされているのかお教えください。
知事
後ほど担当部局からお答えします。
記者
現時点で伺える範囲で結構ですのでお教えいただければと思います。
知事
担当部局には、そういった把握をするように昨日指示していますので、そちらが一番正確にお答えできるかと思います。
記者
副知事の件について、近々にとおっしゃっているのは、少なくとも今日ではないということでよろしいしょうか。
知事
今日ではないです。
記者
12月議会に向けて、その対応についての説明がなされる予定だと思っていいのでしょうか。
知事
そうですね。できるだけ早く決めるように、今まさに進めている最中です。
記者
書面で出すということは、当然何も決まっていない状態では出せないと思うので、人選は終わっていて、出すタイミングを今図っているところということでいいのでしょうか。
知事
それも含めて、着々と進んでおります。
記者
先日、高山市長が荘川の産廃最終処分場の建設について、明確に市として反対を表明されました。知事のもとにも漁協さんなどから署名なども届いていると思いますが、改めて、県としての対応や受け止めをお聞かせください。
環境エネルギー生活部
産業廃棄物最終処分場の設置計画については、現状、岐阜県産業廃棄物処理施設の設置に係る手続の適正化等に関する条例、いわゆる手続き条例に基づく手続きと、岐阜県環境影響評価条例に基づく手続きが今ちょうど行われているところであります。こういった条例に基づく一連の手続きを終えた後に、事業者から廃棄物処理法に基づく最終処分場の設置許可申請が出てくるという段取りになっているという認識でございます。申請がなされた場合には、最終的には県として許可・不許可の判断をしていくというところでございますが、この廃棄物処理法に基づいて、慎重かつ厳正に審査をしていくという立場は変わっていません。
知事
今意見を出しているので、それに対する回答を待っているところです。それが出てきたら、次のアクションになります。
記者
先日のクマの追い払いドローンをやってみて、(効果は)どうでしたでしょうか。
環境エネルギー生活部
11月14日に追い払いを実施しまして、現在までに農作物への被害は確認されておりません。また、果樹園の中にクマ出没の痕跡は見られないということです。一方、果樹園周辺の状況を確認しましたところ、平地に設置したカメラでは、追い払い後に(クマの)出没の頻度が下がっておりまして、山側に設置したカメラでは、(クマの)出没の頻度が上がっているということが確認されております。こうしたことから、追い払いは一定の効果があったものとも考えられますが、依然として出没が確認されている状況ですので、今後のクマの出没状況を調査、分析し、追い払い効果の検証を進めてまいりたいと考えております。
知事
おかげさまで、平地から(クマの出没が)ちょっと減って、山の方に行ったのだろうと推測されるということで、先程、報告を受けたところですが、これだけで全てが解決になるわけではないと思っていますので、私も山之村でマタギの方からいろいろ話を聞いてきておりますので、そういうことも含めて今後の対策を立てようと、先程、打ち合わせをしたばかりです。
記者
高山市や中津川市は、(クマの追い払いの日程は)決まったのでしょうか。
環境エネルギー生活部
現在調整中です。
記者
ドローンについて、今回一定の効果があったということに、結果落ち着いたと思いますが、それについての受け止めをお願いします。
知事
今は、どうしても出てきたものに対してどう対処するかというのが基本的になっていますが、住民の方からすると、出会い頭が一番怖いということからすると、その手前で会う前に対策をしなければならないということで、今回、ドローンに踏み切ったわけでありまして、その結果として、作物のところまで来ていないということ、それから平地において数が減ったということにおいては、まずは一定の効果があったのかなと思っています。ただ、これで今申し上げたように終わりだと思っていませんので、さらに、夜はドローンを飛ばすことができませんし、今後、捕獲という意味では、クマは銃に対しては一発で仕留めるのがなかなか難しいと言われているので、いろんな檻を使うなど、いろんなことをこれから対策していこうと考えています。
記者
日中関係の悪化の懸念があるという状況の中で、現時点で知事が把握する中で、観光への影響は、県内では大きいもしくは小さい、どのように分析されていますか。
知事
私は把握している限りということでは、まだ把握しておりません。ただ、実際ニュースその他を聞いているところからすると、中国からの予約のキャンセルというのは、NHKで流れていた屋形船のように、他にも波及する可能性はあるだろうと思っています。逆に言うと、これがどこまで続くのかというのと連動しますので、まずはその様子をしっかり見ておくということだと思います。
記者
中国人客が減ることによって、どんな影響が県内にあるとみられますか。
知事
基本的には予約のキャンセルじゃないかと思います。
記者
先程、(日中関係の悪化により、県が受ける影響について把握するよう担当部局に)指示をして早速ご対応されたということについて、詳細を伺えればと思うのですが、どういった指示をされたのでしょうか。
知事
後程、お伝えします。
記者
知事からのご指示なので(ご自身でどのような指示をされたのかを教えてください)。
知事
(県が受ける)影響を調べてくださいという事です。
記者
(中国へ)進出している企業への影響と、それから観光業への影響など、様々な観点があると思うのですが、知事ご自身としては、どのような点への影響を一番懸念されていますか。
知事
これまでトランプ関税について相当色々聞いてきているので、その流れの延長線かなと思っています。実際に言われていることと、経済活動が動き始めるまではタイムラグがありますので、その間をしっかり見極めるということだと思っています。
記者
今回の中国との関係性において、知事の方から、もし国の方に要望していきたいことがあれば、お聞かせください。
知事
総理自身が、従来の立場を変えていないとおっしゃっているので、それは我々としては、まさにそれ以上でもそれ以下でもないと考えています。
記者
アクア・トト ぎふで開催される「次世代を担う若者の活躍シンポジウム」の開催について、ご質問させていただきたいのですが、今回、このシンポジウムは初めての開催でよろしいでしょうか。
農政部
初めてになります。
記者
若者に向けてということで、次世代の若者がたくさん参加されると思うのですが、このアクア・トト ぎふの場所に決めたきっかけや経緯はどのような感じなのでしょうか。
農政部
アクア・トト ぎふは、世界淡水魚園水族館ということで、やはり魚に関係するところのシンボル、郡上市にも清流長良川あゆパークがございますが、まずはそういう魚というところのイメージがつきやすいという場所ですし、やはり人が集まりやすいといいますか、水族館もありますし、近くに水産研究所という県の研究所もありますので、そういった中でみんなが協力して、イベントができるのかなということで選ばせていただきました。
記者
シンポジウムの中に、知事から次世代を担う若者へのメッセージのお時間もあると思うのですが、たくさんの若者が集まる場というところで、意気込みや思いの部分を簡単に教えていただけたら幸いです。
知事
メッセージはこれから考えようと思っていますが、私自身も板取川で育った人間ですので、やはり子どもたちが川の素晴らしさをしっかり理解して、ただ楽しむだけではなくて、その意義を今回いろんな調査を報告していただけるので、そこの大切さを改めて確認したいなと思っています。
記者
参加者募集のチラシがありましたが、現在の募集状況を教えてください。
農政部
今日から1か月かけて、募集をかけていくことになりますが、100人しっかり集めたいと思っています。
記者
例えば、今年度の県と中国との交流事業みたいなもので、中止や延期などの影響が出ているか出ていないかということについてはどうでしょうか。
知事
今のところ私は把握しておりません。
司会
この場ではお答えできないので、引き取らせていただいて、先ほどのものとまとめて答えさせていただきます。
記者
副知事の件で、書面にてお答えすると(おっしゃいましたが)、その理由は、口頭でお答えするようなことではないからということでしたが、9月議会の時ですと、口頭で出しますか出しませんかで、今回は出す予定はございませんというようなことを口頭でおっしゃっていたかと思うのですが、そうなると、今回は書面となると(前回と)違いがある。要は出すみたいな感じに取れるのですが、どうして書面にてお答えするということなのでしょうか。
知事
正確性を期したいと思っておりますので、今申し上げたように、着々と準備をしております。
記者
12月議会に出す可能性が高いということなのですか。
知事
それは推測の域でどうぞ。
記者
岐阜県庁舎来庁記念スタンプの設置についてなのですが、明日から設置ということですが、いつから設置をし始めるのでしょうか。
総務部
本日勤務時間が終了した段階で設置をして、明日からご利用いただけるように準備するという予定にしております。
知事
これが並ぶのですよね。
総務部
はい。
知事直轄
先ほどの知事の日程実績の変更についてですが、当初、出席予定の方が欠席されたことに伴い、差し替えの方をさせていただきました。