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本文

知事記者会見録(令和7年9月2日)

※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和7年9月2日(火曜日)14時00分

司会
​ それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
 知事お願いいたします。

知事
 
今日は、私の方から4つ報告をさせていただきます。まず最初に、政策オリンピック第二弾「ふたつのふるさと(海・山の防災交流)事業」の支援対象団体が決定いたしました。第二弾は、第一弾の直後だったので、我々もどこまで来るかなと思ったのですが、おかげ様で応募が結構ありました。何でこんなに急いだのかと言うと、年度内に実施をしたいということがありまして、特に、防災関係なものですから、いつ起こるか分からないと。まず、できるところがあればやりたいということでスタートいたしました。
 結果として、金賞は池田町の、「ヤーヤにゃん」と「ちゃちゃまる」、いわゆるマスコットキャラクターを提示する形で実施するというものです。まず池田町は、三重県尾鷲市の特に小学生が対象なのですが、12月13日土曜日と14日日曜日と2日間に亘って、こうした交流と体験、特に防災に力を入れて行うというものであります。ここの目玉は、わざわざ交流をしようというところを見つけていただいて、そこで合意したものと、特に初めて顔を合わせる中で、炊き出し大作戦とか、1,200人くらいだったかな。この規模でやるのはなかなか目玉だと伺っております。それから、せっかくなのでお互いの地域を知ろうということで、来ていただいた中で、史跡を学ぶ。小学生ですから、いろいろ勉強していただく。何と言っても池田温泉がありますので、こうしたものを使って、いろんな活動、そして避難場所を想定して宿泊する。これは次のものもそうなのですが、やはり避難場所に宿泊するのはなかなかない経験なので、こうしたものをやり、その中でいろんな減災教育を学んでいこうということで、実施するものでございます。
 次に銀賞、(決定した支援対象団体が)2つなので金と銀なのですが、笠松町の「MISSIОN カサマツ」ということです。ここは、元々交流した地域はあったのですが、それは既に予定されている事業がありましたので、これとはまた別にということで、愛知県、三重県から中学生を募集するというものです。その中で、まさに「防災×冒険×友情の大作戦!」と銘打っておりますが、ここは今、まさにちょっと人気の笠松なのですが、この中で地域文化を体験するというのと、空き校舎を利用し、実際に避難所に見立てて、避難所で夜を過ごすとどういうことかと。それで、利用上の課題を考えると。これも、地元の人達だけではなくて、新しく来た人達と知らない人達と一緒にやるということを、これは特に南海トラフ(地震)が起きた時に、受け入れた人達とこういった防災を考え、逆に言うと、将来起きた時に、あそこであんな経験したよなと、あそこに行けば良いんだということを知ってもらうということで、今年度中にしなければいけないので、この2つということになりました。審査委員5人に加えて、子どもたちの審査を「審査委員1人分」として合算し、最終的な順位を決定しました。どちらも素敵なアイデアでありまして、こうした取組みをして、実際にこうやっていただくということは結構重要でありますので、この2つの取組みをいろいろと取材いただければありがたいかなと思っております。これが1つ目です。

 政策オリンピック絡みで2つ目なのですが、政策オリンピックのオリンピックをやります。実は、政策オリンピックを始めた当初も、結構県民の皆様から、こういうアイデアはダメなのか、ああいうアイデアはダメなのか、これをやってほしいというのは結構来ました。今でも結構来ます。ですので、政策オリンピックのテーマは、県が決めたものだけなのかと、以前もそんなご質問があったと思いますが、まず急ぎ2つをやりましたので、来年度に向けて、政策オリンピックのテーマそのものを募集したいと思っております。まさに、県民の皆さんの中で、こうした課題に対してはこうした取組みをした方が良いのではないか、こういうことはできないのかというようなことで、今回はテーマなので、こうした課題でよくあるのは、何とかしてくれという議論はあるのですが、その課題解決をしてもらうとありがたい。けれども、頼めばすぐできるかどうかというのは分からないというのがたくさんあります。そうしたものを、まずテーマを募集して、その中で来年度、そのテーマに応じて、そのどんな取組みをしたら良いかというアイデアを募集すると、そんな展開にしたいと思っています。本当にありがたいことなのですが、「僕のテーマを採用して」みたいなものが結構あったりするので、それは今回、正式に事業として行いたいと思っております。さはさりながら、いきなり何かありますかと言っても大変なので、事前に一月ほどかけまして、県庁内でやりましたのが(資料の)別紙でありますが、県庁内でいろんなテーマを募集してみました。おかげ様でいろいろ出てきました。ざっといくと、県のイメージアップをどうしたら良いのか。職員だけが考えたら、委託に出せば良いということではなくて、こういうのも広く県民の皆さんのアイデアがあっても良いのではないかとか、この後出てきますが、公用地とか施設、これもどうしても今までは役所の中でいろいろ決めて、有識者から聞いて、何それというようなことがあったかと思うのですが、サウンディング調査みたいな形をやるもので、あとは、面白いところでは、校庭の草対策です。個人的には、草刈りをやっている人間からすると、いろいろやり方あるよなというのは私も感じているところでございます。あとは、ちょっと下の方に行って、消防団の担い手不足、どこも大変だと思いますが、それをただ単にお金を払えば良いということではなくて、こうすると地元の人達が集まれるんじゃないかとか、引きこもりの対策をやってみようかと。これはあくまで県職員の方でしたし、次のページで言うと、買い物弱者支援。岐阜県だけではなくて全国的な課題。あと、車を運転しなくても安心して暮らせる地域づくりだとか、あと子育て関係で言うと、放課後の過ごし方です。今、学童(保育)がなかなか足りないというのもありますし、あとは岐阜県ならではかもしれませんが、オーバーツーリズム。せっかくたくさん来ていただいているのに、このままではもったいないと。これは、旅館だけの問題ではないですよねと。そして、一番多かったのは、アグリパークというのが来ているのですが、アグリパークそのもののアイデアを募集してはどうかという話もあります。あとは農繁期の労働力の確保。やはり瞬間的に労働力がいるという、結構半分答えが見えているのもありますが、こうしたものだとか、(資料の)次のページに、これは確かにあるなと思うのは、サルはやりましたが、イノシシ、シカもそうなのですが、特に皆さんの力を活用すると良いのはジャンボタニシです。一人ひとりが頑張って一匹ずつ潰しているよりは、一気に全部やらないと、1匹でも2匹でも見逃すと後でめちゃくちゃ増えてしまったりするものもあります。あとは、放置されている山林の対策だとか、ふるさと納税の使い方、あと面白いのは投票率の上げ方とか、働き方とか。確かに、県職員に聞いただけでも、まあそうだよねと。それぞれ大事な課題なのですが、簡単に何をするのが効果的か分からないものについて、まさに県民の皆様のお力をお借りし、むしろ自分達がやっているんだという感じ、特に消防団とかいろんな課題については、これもやはり全国共通の課題だと思いますが、こうしたものもどうかという、一応県の中で整理したアイデアです。これを見ながら、これだったらもっとこういうことをやったら良いのではないかということがあるかなという気がしますので、そうしたものを募集したいなと思っております。とりあえず、これから考えてくださいというよりは、もう既に考えてあることがありますので、1か月間の期間を見て、来年度の事業の参考にしたいと思います。これが2つ目です。

 3つ目の項目でありますが、前もご質問がありましたが、旧岐阜県庁舎(岐阜市司町)のサウンディング調査が終わりました。7月で締め切って8月中に色々と追加ヒアリングをしました。先週までやっていましたが、それが終わりまして、以前、取り壊しか存続かという議論がありましたが、存続を前提に、公募の準備を開始いたします。サウンディング調査は、基本的にどんな使い方の可能性があるかということをお尋ねすると。そして、使い方の可能性がなければ残念ですが、取り壊すしかないということだったのですが、ただのイメージではなく、実際、現場を見て考えていただいて、こんな可能性があるのではないかというご提案をいただくということを実施したところ、ありがたいことに9者に見ていただき、そのうち、こんなアイデアはどうですかということで4者から提案書が出てきました。もちろん、それぞれのアイデアですから、アイデア保護の関係で具体にはご紹介しませんが、その4者を比較、検討した結果として、これは存続を前提に公募してはどうかということになりました。今後、公募基準は作っていきますが、元々の提案に準じた形になると思います。まずは、ご覧いただいているように、旧岐阜県庁舎の歴史的、文化的価値を損なわないものであるということ。その上で、地域の賑わい創出に資すると。展示場、宿泊場、結構ありました。健康増進、学習等もありました。そして、要件3、これもすごく大事なのですが、バリアフリーや安全対策をしないといけない。そして、要件4ですが、これは残念ながら県に財政力がないので、県の財政負担がなくてもできますかということに関しては、県にはないことが分かっているが、他からもらったらどうかという意見がありました。また、存続を前提に、その他のところで土地・建物については貸付でもいいし、売ってくださいという提案もありました。これはちょっと至急検討して、公的財産の処分の問題にもなりますから、それを踏まえて、できるだけ早く、公募要領を作って公募を開始したいなと思っております。一連ご関心ありました旧岐阜県庁舎については、存続を前提に公募の準備を開始するということでございます。
 
 そして最後、4つ目の項目ですが、同じくサウンディング調査ということで、南飛騨健康増進センターです。これは梶原さんの時に作られた、下呂市萩原の四美という場所にある、まさに健康を目的に作られたセンターです。結構広いです。センター自体は、裏に写真がありますが、177ヘクタール、東京ドーム40個ぐらいの広さがあるので、こうしたものを使ってどんなことができますかと。これは、元々下呂市からもどうしましょうかという話がありましたし、県のものなので、使い方については下呂市とも相談してきましたが、なかなかこれぞということがなく、一方で、せっかくのものなので、特に県有財産を有効に使っていく一環として、今回サウンディング調査をやらせていただきますので、今回はこちらの南飛騨健康増進センターについても、皆様のアイデアを募集しようと思っています。これは、下呂市も賛成で、募集内容としては少し緩いです。事業方法は不問です。これだけ広いので。ですから、全体を使っても一部でも良いです。まさに、有効に使うということでアイデアを出していただけませんかと。事業費の規模も問いません。ただ、実際には、県にそんなにお金があるわけではないですが、県としましては最低限の維持管理まで投げ出すつもりはありませんので、そこの部分については出しますが、実際にいろいろ企画をすると、場合によっては建物を直したりということもあると思います。そこは事業の中で見てくださいということでありますし、一切建物に触らずに活用してというようなことは言いません。色々と柔軟に考えていただくことによって、この地域でこの場所を有効に使っていただくということを考えていただきたい。元々健康増進センターなので、できれば健康に関わると良いかなというぐらいであります。2枚目にありますように、今後のスケジュールですが、まだサウンディング調査の段階ですので、これイコール公募ではないので、アイデアをいただいて、使い方の方向性が決まった段階で実際に公募していく、そんな順番になるかと思います。これは今回の旧岐阜県庁舎と同じ流れになるかなと思っています。ただし、これは建物だけでなく、エリアなので、いろいろと使い方の幅はあるかなというように思っております。結構綺麗なところです。私も何度も行きましたし、やれることは沢山あるかなと感じていますので、我々にできるだけ幅広いアイデアをいただければありがたいかなというように思っております。こんな形で、本当に県有財産が沢山ありますが、有効に活用していただくと。それも我々で考えてどうだというよりは、多くの県民の皆さんのご意見をいただきながら進めていきたいと思っております。

記者
 
サウンディング調査ですが、今回、旧県庁舎のものが一段落して、新たに今度は南飛騨健康増進センターで活用すると。県の施策に対してのこのサウンディング調査というのは、どのように評価して、どういうところで使いやすいとか、向いているとか考えていらっしゃるのか。また、今後もいろいろな施策で使う予定があるのか、その辺のお考えをお聞かせください。

知事
 
今回の旧岐阜県庁舎もそうですし、この南飛騨健康増進センターも結構長年に亘ってどうするんだと言われてきた案件です。下手をすると、10年以上に亘ってやや宙ぶらりんな状態にあったものに対して、どうしても県の中で考えると、費用がどうのとか、限定されたアイデアにとどまってしまう。それよりは、むしろもっと広い知恵をお借りすることによって、事業のやり方は様々かもしれませんが、一旦我々行政の枠を超えてアイデアを募集するという手法を今回始めたのですが、「意外に良いな。」とかですね、どうしても役所の中だけで考えると、「いや、それは無理だろう。」とか、「どうせ、そんなことやってもできないよ。」という議論があるのですが、実際できるかできないかも含めて、まずは聞いてみようよという、こういう手法がサウンディングなのですが、まさに10年以上、もう何十年にも亘って止まっていた、まさに旧県庁舎が、少なくとも公募というところまでいけると。したがって、この南飛騨健康増進センターも結構長くに亘っていたので、こうしたものもやれるという意味においては、しかも県民の皆さんのアイデアで、まさにこれは県民の皆さんの財産なので、やるということは、結構意義深いと思っていますし、これからもこうしたことを考えていきたいと思っています。

記者
 
旧庁舎の方は公募ということになるのですが、しっかりとサウンディング調査を分かっていなくて申し訳ないのですが、提案書を提出した4者を対象にするものなのでしょうか。

知事
 
そうではありません。これは最初のサウンディングの中で、あくまでその可能性を調べるものであって、サウンディングで、今回どこが当選したとか何とかと言わないと、そういうことで、その中でフィージビリティースタディーという可能性調査ということで、かなりいけるぞと、要するに廃止、取り壊しでなくても良いぞというほぼ確証が得られたので、この提出された方々のアイデアをベースに、もっと言うと、サウンディングの最初の4条件、これをクリアする形の提案が出そうだということなので、もう少し細かく先ほどの土地をどうするんだとか、終わった後どうするんだという辺りを決めて、今度公募要領という正式な形にして、この条件でやっていただく方を募集しますというのを、できるだけ早くやりたいなと思っています。結果的に、このサウンディングを出された方が出るか、場合によっては別の方が出ることももちろんあり得ますよということは、もう事前にサウンディングの段階で了解をとった上でやっておりますので、これから改めてということになります。

記者
 
応募に際して、全く別の団体が下見をしたいと遅れて出した場合はどうなのでしょうか。

知事
 
基本的にはお断りしていますということです。これは安全対策もあるので。ただ、絶対にそれを否定するものではありません。公募要領を見る限りにおいては、しかも誰かが、他の人が下見してくれて、いけるというのだったらやっても良いかなという人まで否定するのではありませんので、それはある意味不利です。ただ、もちろんその下見しておいた方が有利に決まっているので、そこの部分のアドバンテージはあるかなということですが、あくまで公募という意味においてはニュートラルです。

記者
 
南飛騨健康増進センターのサウンディング型市場調査に関連して3点伺います。現状も運営されているかと思いますが、現状の課題をまず伺いたいというのが1点。次に、サウンディング型市場調査の結果、どういった姿を目指したいのかという理想形に関してが2点目。最後に、旧岐阜県庁舎に関しては、存続を前提に今後公募されるという話がありましたが、この南飛騨健康増進センターに関しては、廃止や休止の選択肢もあった上での今回のサウンディング調査なのかという3点について教えてください。

健康福祉部
 
課題については、平成16年度からこの事業を開始しておりますが、平成22、23年くらいには3万人程度の来場があったのですが、最近では1万人前後の来場しかありません。集客、街の賑わいという役割を果たしていない状況にありますので、より街の賑わい、下呂市の賑わいを醸し出せることを目標に頑張っていきたいという点が課題だと考えております。

知事
 
その上で、先に3点目の質問について、廃止があるかというと、使用目的がなければ廃止もあるのではと(考えております)。ほとんど土地なので、廃止をいう概念はあまり考えにくいかと思います。建物自体もそんなに古いものではありませんので、どちらかというと廃止を前提というよりは、今、1万人は来ておられますが、実際にかかっている費用から言うと、その費用も県民の皆様の税金を使わせていただいているので、もっと効果の高い使い方があるのではないか、場合によってはやはり、そういったものを使って稼げるというのも良いのですが、事業として独り立ちできるのであれば、地域の賑わいを、県費をあまり使わずにできるような仕組みがあれば、是非ご検討いただきたいという趣旨です。古いから壊さないと危ないとかそういう話ではないので、どちらかというと廃止というよりは、より良いアイデアを募集したい。ただし、その時に公的なところだから、あれがいけません、これがいけませんという議論がありますが、一旦それを外して、事業型も含めて、場合によっては建物を直すとか、そういったことも含めて自由にご提案いただけるとありがたいというものです。2つ目の質問は何でしたか。

記者
 
結果として、どういう姿を目指すのかということで、今のお話の中だと、地域の賑わいづくりに寄与するというか、そういったところが一番目指すところなのでしょうか。

知事
 
一番と言うか、せっかくある県の施設を有効に使うという中で、行かれたことがあるか分かりませんが、下呂なんですよ。今、おかげ様で下呂温泉を中心にものすごく人が賑わっているのですが、観光の広域化ということを考えた時に、これは非常に重要な候補になってきます。ただ、その時にどのようにしたら、そこがもっと賑わうようになるのか。昔と違って単独でどうこうというよりは広い観点で、下呂温泉そのものが賑わってきていますので、そこも含めて考えてはどうかというのと、温泉もそうですが、一応、「健康」と銘打っていますから、健康の観点もあると良いなというぐらいですが、そこにめちゃめちゃこだわっているわけではないということです。

記者
 
旧県庁舎の利活用に関して、これから公募ということで、いろいろと要件を満たさなければならないところがあると思いますが、今の段階からこんな話をするのは申し訳ないですが、もし公募した結果、それがなかなかうまくいかないという時であっても、存続ということは前提に、再度検討を進めていくという形になるのでしょうか。

知事
 
やはり耐震性の問題とかがありますので、使い道がなければ、もう一回振り出しに戻って、廃止という選択肢ももちろんあります。

記者
 
高校生へのタブレットの配布について、先日一部の保護者の方たちが会見を開かれまして、(学習用の)タブレットを新年度から、自分で用意してくださいということに関して、反対ということをおっしゃっていたのですが、知事としてこの件に関しての考えを伺えますでしょうか。

知事
 
タブレットを配布するかどうかというのは、昨年からずいぶん議論されていると私も聞いていましたが、実は私、国の方で、GIGAスクールの関係で、中高生にパソコンを配る仕事をやっておりました。端的に言うと、昔と違って、パソコン、タブレットというのは個人が持っているのが普通になってきている中で、私もそうですが、GIGAスクールもそうですが、国の予算だとスペック最低限ギリギリのものになります。それをあえて配るのか、今、既に普通に持っている子たちまで、多分配るものよりもハイスペックのものを持っている、ないしは2、3年でどんどんスペックが変わっていく中で、あえて配ることによって、2つ持つことになってしまう。それよりはソフトを入れるだけで、もう十分いけるのでどうかという議論があります。もちろん今、高校の無償化の議論がなされていますが、何でもかんでも無償化なのか、逆に2つにしてしまうと、2つ持ってくる子どもも出てきてしまうとか、おそらく県民の皆さんの貴重な税金を使うときに、「(既にタブレットを持っているので)いいよ。」というところまで、果たして配るのかという議論があります。逆に言うと、生活が大変だという方には当然、それに対する手当ては考えておりますので、そうなった時に、果たして全員にあえて配る必要があるのかどうかというところは議論があるのかなと思っています。
 ちなみに全員に配っている都道府県はむしろ少数派で、ほとんどが自前というのが36(団体)。実際に私の息子に聞いてみても、「僕が持ってるものの方が良いよ」ということがあったりするので、やはりこの手のものは2、3年でどんどん更新されていくということを考えると、数十億のお金を2,3年おきに予算で立てていくのが良いのか、もっと他に学校を立て直したりとか、いろんなことがある中で、そこにあえて全て無償配布するのが良いのかという議論の中で、苦しいところにはちゃんと手当をした上で、保護者負担が良いのではないかという結論に至った次第です。
 昔だと「読み、書き、そろばん」とか、鉛筆やシャープペンなんかはさすがに支給されておりませんので、ただこれから初めて使うとか、そういう方が多い場合、それから普及するものが倍ということでGIGAスクールをやりましたが、そこは逆に言うと、教育無償化になる中で、大体、数万円ぐらいのところで、負担が大きいか少ないか、そんな議論になるのかなと思っています。

記者
 
南飛騨健康増進センターについてお伺いしたいのですが、去年の国民文化祭は下呂市の方でも行われ、その会場になっていたと思いますが、下呂市でも今後芸術祭を3年ごとにやっていくみたいな話が出ている中で、会場は必ずしもここという話ではないと思うのですが、その棲み分けみたいなものはどのようになっていくのでしょうか。

知事
 
先ほど申し上げたように、下呂市とも相談した上で、下呂市もここを大事だと思っているのですが、下呂市が全部引き取るかと言うと、それは無理ですと。イベント以外の時にどうするのかというのと、あとは「四美ナリエ」と言って、キャンドルをやったりするのですが、あれも1日ですから、そうすると今回は全部任せて全てをお願いしますという型ではなくて、ここの活用のアイデアをいろいろ募集しますというものなので、そこは十分棲み分けというか、共存はできるかなと。それで、下呂市の意向も聞きながら、最終的にどうしますかと決めていく、そのアイデアをいただいてるところがありますので、そこは大丈夫です。

記者
 
政策オリンピックのテーマ募集についてですが、県民の皆さんからは、比較的身近な課題みたいなものを募りたいのか、あるいは県全体に亘るテーマのようなものを募りたいのか、その辺はどうなのでしょうか。

知事
 
実際に聞いてみると、いろいろあります。政策オリンピックと言った瞬間に、「僕のアイデアを」というのが結構あって、政策オリンピックは最初、サル(と防災訓練)ですよと言った時に、「えっ。」という反応がありました。あとは我々がやっている取組みの中で、アグリパークだとかそういったものを、政策オリンピックだったらこれをやりたいというのがあったりで、そういうのもありましたので、最初に(政策オリンピックが世間に)出てきた時に「あれ」という感じがあったので、政策オリンピックの第一弾、第二弾の募集をした時に、政策オリンピックはそういうものなんだということが分かってから少し落ち着いてきましたが、あといろいろ聞いていると、次の政策オリンピックはこんなアイデアでどうですかみたいなものが来るので、であるならば、むしろそのアイデアそのものを皆さんから募集するということをやった方が良いよねということで、今年度はこの2つで終わりですので、来年度の政策オリンピックを考えるにあたってのアイデア、そういったものを募集することがあっても良いかなと、そんな流れです。

記者
 
旧岐阜県庁舎について、参加申込みが9者あったということですが、可能な範囲でどういう業態の方々が多かったのかとか、その辺りを教えていただけないでしょうか。

知事
 
参加者が推測されてしまうので、アイデアも含めてそこはご容赦ください。

記者
 
いわゆる企業というか、会社が多かったということでしょうか。

知事
 
企業というか、グループであったり、会社であったり、いろいろありますね。

記者
 
今後のスケジュールについてはこれからということですが、ある程度長い目で見ますと、今年度中にはしたいとか、その辺りはどうでしょうか。

知事
 
2つあって、このように民間の方にお願いしているので急げということ、そして私自身が担当部局にお願いしているところなのですが、一方で今度公募した後、やはり検証の時間があるので、公募期間は長く取ってほしいというのは当然ありますから、できるだけ我々でやれるところは早めにやって、あとはもう皆さんに検討していただく時間を長めに取りたいなと思っていますので、おっしゃるとおり、年度内には何とかしたいなと思っています。できれば、年内も含めて急ぎたいと思っています。

記者
 
年内に公募を始めたいということでしょうか。

知事
 
いやいや、公募はすぐにやりたいと思っています。(提案書の提出を)7月の終わりで締め切って、それから追加の説明とかを先週までやっていましたので、それが一旦終わって、一応9月にということなので、一番早いこのタイミングでとりあえず残すのか潰すのかということはしっかりしてくれないとあとが大変なので。その上で、一応残すことを前提に公募しますと今日発表して、可及的速やかに公募要領を作成してできたところで公募開始という感じです。早ければ早いほど検討していく時間が長く取れますので、そこはできるだけ長く取れるように頑張りたいと思っています。

記者
 
提案内容のところで、いろんな提案内容が書いていますが、これはいずれもこの提案書の中にあったこと、意見ということでよろしいですか。

知事
 
要件1から4の中にある4つの柱は、我々が元々サウンディングの時にお願いしたものです。その下に書いてあるのは、おっしゃるとおり、提案の中で、アイデアは守らないといけないので、あまり分からない程度に抽象化するということ。これ一応、その事業者の了解を取って出しているので。あまり提案書は公開しないということでやっているので。

記者
 
南飛騨健康増進センターについて、平成16年4月から事業を実施しているとあるのですが、建物自体は結構バラバラとあるかと思いますが、事業を始めた経緯というのはどういったものでしょうか。

健康福祉部
 
大きな施設でありますが、平成9年度ごろから用地取得を実施し、平成14年度くらいから「健康学習センター」や「キャンプ縄文」といったものを整備しております。それで、全体的な供用開始は平成16年度からなのですが、その後も、「薬草の森」とか「食と健康の家」といった各施設は順次整備しております。その後、平成18年に全国植樹祭がございまして、その時にはお手植えの木とかを植えていただいた公園の整備なども行っていて、現在に至るといった施設でございます。

記者
 
南飛騨健康増進センターという名前になったのは、平成16年4月からということで良いですか。

健康福祉部
 
そのとおりです。

知事
 
(資料の)裏の写真を見ていただくと、左の2つは同じ建物です。「健康学習センター」をちょっと遠くから写したのと、やや東から写したのと。これがメインの大きな建物です。あと、「キャンプ縄文」という施設が森の中に一個あるという程度です、逆に言うと、あとは177haのほとんどが山です。

記者
 
資料にある利用者数を見ていると、去年は2万人超えていますが、これは国民文化祭の影響ということでしょうか。

健康福祉部
 
おっしゃるとおり、「南飛騨 Art Discovery」が開催されましたので、それによる臨時集客と考えております。

記者
 
この施設のこういう利用が少ないとか、そういうものは何かあったりしますでしょうか。

健康福祉部
 
施設については、例えばなのですが、お客様に来ていただくために、県民の皆様にご活用いただくために、常設講座と言いまして、そば打ち体験とか、そういったものも開催しているのですが、こちらの利用者数は現在年間で1,000人程度ということで伸び悩んでおりまして、それを改善するために、岐阜の方から日帰りバスツアーという形で、非常に低価格で行って帰って来られるというようなものも組んでみたのですが、それでも利用が少なかったといったような現状でございまして、なかなか行政としては方策が考えづらいという状況でございます。

記者
 
政策オリンピックのテーマ募集のところでお聞きしたいのですが、少しよく分からなかったのが、「来年の政策オリンピックのテーマとしてアイデア・手法の募集を行います。」というところがあったと思うのですが、今の政策オリンピックのやり方は、出てきた提案に対して補助金を付けるというものだと思いますが、こういう手法のことも1回検討しますみたいな、そういう意味なのでしょうか。

知事
 
基本的にはまず、アイデアからいこうかなと思っています。たまたま、今回の最初の2つは、緊急性、急ぐということと、やはり負担があってはできないという議論が多かったので、(補助率)10/10の形でやりました。まず、基本的にはアイデアでいきたいなと思っています。ただ、その提案の中にやり方も書いてあるものもあるでしょうと。そこまで排除するものではないので、もし、今おっしゃっていただいたように、「これは民間でやれ。」とか「お金を出してほしい。」というのはあるかもしれません。それは多分、テーマによるかなと思っていますので、その辺りの自由度は持っていても良いかなと思っています。

記者
 
同じ資料の参考のところに、県職員さんから提案があったテーマ一覧を挙げていただいたのですが、あえて嫌な言い方をしますが、県民から募らなくても県職員で考えてくれよというものも個人的にはあるなと思ったのですが、その辺り知事のお考えはいかがですか。

知事
 
はい、正解です。私も今日の幹部会議で同じ発言をしました。「『これは県でやれよ』というものもあるんじゃないの。」という話をしたのですが、「これが良い。」、「あれが良い。」というよりは、とりあえず「こうしたアイデアが出ましたよ。」という、あくまで参考なので、お出ししたということです。本当におっしゃるとおり、「これなら県でやれば。」ということもあるかなと思います。ただ、場合によっては、「こういうものでも良いんだ。」ということは分かってもらえるという。あまりに練りに練ったアイデアというよりは、とりあえずこれは一切精査していません。こういうのが出てきている、こんな感じで出てきているので、「皆さんはどうですか。」というのが良いかなと。あまりにもレベルが高いアイデアになってしまうと難しいかなということで、あえてこうしています。まさにご指摘のとおりです。

記者
 
大野泰正元参議院議員が、9月10日に初公判が決まりました。江崎知事も4年前の知事選で応援を受けていた立場だと思うのですが、率直な受け止めをお願いします。

知事
 
大野さんだけちょっと遅いなということをよく言われていたようなので、いよいよ始まるのかなというのが一つと、ご質問外なのかもしれませんが、確かNHKさんで発表された中で、取り調べがどうのこうのという議論も出始めているので、その辺りは本当にフェアに議論がされると良いなという、率直な感じです。

記者
 
大野元参議院議員なのですが、今まで公の場で自身の裏金問題に関する件について、ご自身の言葉で説明される場面がなかったと思うのですが、今回の裁判でどんなことを語ってほしいとかという思いはありますか。

知事
 
多分、あの裁判手続きなので、思いを語るという瞬間があるかどうか分かりませんが、そうした司法手続きの中で、いろんなファクトファインディングがされていくということなので、まずはそれをしっかり見極めることかなと思っています。

記者
 
LRTの関連なのですが、先月29日に岐阜市の柴橋市長が、LRT先進地の台湾を視察されることを発表しました。まず受け止めをお願いします。

知事
 
良いことだと思います。我々も既に国内はほとんど全て見てきていますし、私自身が、元々台湾のようなものをやろうというよりは、台湾に行った時に、例の架線を使わない方式が結構見事にできていたので、これは非常に、景観も壊さないし良いよねという話をしていて、この間会った時に柴橋氏に言おうかなと思っていたのですが、「台湾に行くなら高雄に行ってきてね。」という、台湾もいろいろ(なLRTが)走っているので、いろいろ見てくると良いかなと思います。おそらく、実際に私が見てきた中でも、公園の中を本当に線路があるだけで普通に(LRTが)走っています。ガードもしなくても、「これで大丈夫なの。」と聞いたら、「スピードの関係で大丈夫です。」と、いろいろと説明を聞いてきたので。実際に柴橋市長も自身の目で見て、そういうのを感じてきていただけると、今後に役立つかなと思っています。

記者
 
関連で、自分の意見というか、感じたことをあえて言うのですが、少し違和感を感じるのは、岐阜市のどこの路線というか、どこにルートを引くのかも決まっていないのに、まだ先に架線かどうかのタイプにする議論をするのは、少し順番が違うのではないかと思っていまして、それこそ車両をどういうタイプにするかというのは、それこそツールでしかないように思うのですが、その辺りの知事の見解はいかがでしょう。

知事
 
基本的には、LRTが目的なのではなくて、前から申し上げたように、岐阜圏域をどう活性化していくか、3月議会でもあったように、おそらく柳ヶ瀬だけでも多分狭くて、あのエリアをどう活性化していくかという中で、どんな方法があるかと。特に岐阜の場合は、車社会になったが故に、車でしか行けない場所があって、前から言ってるように、良いものがたくさんあり過ぎる中で、それを活かし切れていないと。それを活かすためにどうしたら良いのかという流れの中で、いろんな選択肢があるでしょうと。私も(県の)商工労働部長時代に富山県を見ていますし、それから台湾を見てきた中で、この方式であるならば「景観を壊さない」、それから「安全である」ということ、そして「歩く街にする」ということができれば良いかなという中で、先ほど(岐阜市長が)台湾に行くとおっしゃったので、台湾(での方法)も良いよねと。だけど台湾を採用しようというわけではなくて、宇都宮も見てきていますし、古いタイプのものも全部、広島も富山も見てきています。そんな中で、良い点悪い点を整理していく中で、柴橋市長も多分行かれるのだったら、むしろ宇都宮とか広島とか、特に岡山とかいろんな経験があるので、その辺りは我々も見てきているのでシェアしますし、今回、県職員も行くのかな、一緒に(台湾で)いろんな観点を見てきたら良いのかなと。あくまでツールでしかないのはおっしゃるとおり、賑わいを創出するため、あと歩く街にしていくという中で、近々発表しようと思っていますが、(フランスの)ストラスブール、簡単には行けませんが、本当に(路面電車が)元々あったところを外して戻すことによって、街中ほとんど全てのお店がまたオープンしたというのがあって、そういうことを考える中で、やはり(LRTが)一つの有力な候補としてあっても良いのかなと。その中で、なぜ架線がないと良いのかというと、調べてみていただければお分かりのとおり2つ問題があって、メンテナンスの中で一番大変なのは架線の維持です。あれは要するに、パンタグラフは削られていきますから、あれが壊れるというのが一番大変で、メンテの大きなポイントになります。
 それともう一つ、皆さんご記憶にあるか分かりませんが、(岐阜市の)電車通りのところは(架線で)空間を滅多切りにしていて、非常に景観が良くない、私も子ども心に思っていたのですが、あれがなくなるというのはやはり感動します。だから、台湾で見た時に「嘘、こんなところ走れるんだ。」というあの感動を、むしろご自身の目で見てきてもらうと良いかなという期待をしているということで、別に台湾が良いわけではなくて、台湾で見た感動だとか、営業の方法としては、今宇都宮が大成功と言われていますが、県も今職員を派遣してノウハウも全部聞いています。あと岡山ですね、有名なのは。あと広島のやり方、それぞれ地域によってやり方が違うので、それを今、内部でこの間立ち上げたチームで、大車輪で整理していると、そんなところです。

記者
 
2点伺います。1点目、まず政策オリンピックのテーマの募集についてですが、テーマを募集するというのは、ある意味で言うと、現状の県の課題をどう認識してますかということを募集すると言い換えられるようなものかなと思うのですが、現状に対する課題認識というと、まさに県職員の方がプロフェッショナルとして持っていらっしゃるものなのではないかと思うのですが、そうした中で県民の中からあえて募集する意義というところを改めて教えていただけますか。

知事
 
実は奇しくもおっしゃったように、我々行政の側から見た課題は行政の課題として見えるのですが、私も4年間現場を回ってくると、偽らざる思いがあるということです。行政から見ると、それはもう手当てしているはずだと思っているが、いや、現場から見ると結構違うよねということがあったりすると。そういうものを挙げていただくことによって、より県民の皆様のニーズに届く政策が打てるだろうという意味で、視点の違いが政策の違いになるだろうという思いでお願いするものです。

記者
 
それから2点目、副知事についてなのですが、9月に入りまして、少し先ですが9月議会もそろそろというところで、現状で選任のお考えをどのように思っているか教えてください。

知事
 
基本的にはもう検討はしております。ただ、こちらが良いと言えば良いというものではありませんので、機が熟す、それから候補の方の条件をまさに検討しているところです。

記者
 
9月議会に提案されるお考えはいかがですか。

知事
 
考えはあるのですが、先方次第です。

記者
 
2つ質問なのですが、政策オリンピックについて、今年度は第二弾までということでしたが、来年度は第何弾ぐらいまで考えていらっしゃいますか。また、規模感はどうでしょうか。

知事
 
2つあって、やれる限りもちろんやりたいと思っているのですが、先ほど質問があったように、今回の2つは予算手当をしてやりました。場合によっては、提案によっては予算手当が要るもの、要らないものということはないと思うのですけど、財政上そんなに豊かではないので、今回も全体からするとすごく少ない、ないしは既存の予算のやりくりでいける程度でやっていましたので、このタイミングで募集するというのは本当に本格的なテーマがあれば、それについて来年度予算の中で立てるものもあるかもしれませんし、今いくつというのはありませんが、できるだけたくさんやっていきたいなと思っています。

記者
 
旧県庁舎についてなのですが、もしかしたら本格的な公募をして、また振り出しに戻ってしまうかもしれないのですが、現状、今回の4つの提案を受けて、提案の中には、利活用して市が活性化するような未来が知事に見えたのかなと思ったのですが、その辺の確信みたいなものがあったら教えていただきたいです。

知事
 
まず、前向きなこともさることながら、例えば耐震をやらなければいけないとかは結構大変かなと思っていたので、場合によっては提案なしという覚悟も正直ちょっとしていました。でも、それも自分たちで工面してやりますよという提案があったということで、まずほっとしています。その上で、最初の提案からこの1か月の間にまた追加でいろいろ聞いている中で、地域の活性化、商業施設だとか宿泊施設みたいな話も出てきているので、それは当然その地域にとってはすごく良いと。ただ古い建物がゴーンとそこにあるよりはそこに賑わいができたりとか、宿泊ができるというのは良いことだと思っていますので、そういう点ではせっかくの歴史価値もあるし、それが岐阜市の1つのシンボルになると。まさに先ほど申し上げました、点では良いものあるのがもう1個増えるので、そういう点では賑わいになるかなと思います。

記者
 
LRTに関して少しお尋ねします。先ほど知事のお話の中で県職員が一緒に行くとおっしゃっていたのですが、どこに行かれるのですか。

知事
 
これから岐阜市と一緒にいろいろやる中で、一緒に調査しているので、行ったらどうよという話が出るかなというぐらいです。

記者
 
台湾に一緒に行かれるというわけではないということですか。

知事
 
それはまだ決まっていないと思います。その可能性もあるのではないですか。これからまた相談だと思います。

記者
 
LRTの関係で、現状、宇都宮の方に職員を派遣していらっしゃるということですが、今後、例えば海外とかにも職員派遣したりとか、あるいは宇都宮以外の都市に職員派遣のご予定はありますでしょうか。

知事
 
もし台湾に行くなら、海外ですから、あと今言いました、ストラスブールとか、世界でも結構成功事例がたくさん聞こえてきているので、行って見てくるか、実際に調べるか、いろんな方法があるので、行くと結構お金がかかりますから、まずは国内でできることを全部やろうということです。まさに、そこは行かなくても分かるということが結構たくさんありますので、その上で本当に見てこないと分からないということがあれば、それも結構で、検討していきたいと思っています。
 宇都宮からも本当に親切にいろいろ教えてもらっていますので、かなり役に立っているかなと思います。

記者
 
国内外含めまして、知事が自ら行かれる予定とか、そういうのを考えていらっしゃいますか。

知事
 
今のところないです。スケジュールがパンパンでなかなか行けないです。