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知事記者会見録(令和7年8月6日)

※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和7年7月29日(火曜日)15時00分

司会
 それでは、知事定例記者会見を始めさせていただきます。
 はじめに、青年農業士との連携による情報発信について発表させていただきます。本日は、今回から開始する情報配信の中心としてご尽力いただきました、農業系ユーチューバーでもある岐阜県青年農業士連絡協議会の川村雄祐会長にも出席いただいております。
 まず知事から取組みの概要について発言いただいた後、川村会長から取組みに対する思いと配信情報の内容について、動画も交えながらご説明いただきます。その後、質疑応答の時間を設けさせていただきます。
 では、知事お願いいたします。

知事
 
まず今日は、(知事会見での発表)項目が多いという話がありましたので、2つに絞らせていただきましたが、地上のフロンティアと宇宙のフロンティアの話をしますので、是非楽しく聞いてください。
 まず最初は、青年農業士、実は結構かっこいい名前なのですが、この活動の中でリーダーたる川村さんに来ていただきまして、農業がいかに楽しいものかについて語っていただきます。実は2年前に、私はここにお邪魔していまして、いろいろ取組みを聞かせていただきました。当時からやはりすごいなと思いまして、農業系ユーチューバーとして全国的に有名で、20万人以上の登録者があるということと、あの頃はトマトでしたね、おじい様から受け継がれたトマトで、これを土作りから、種を植えて、それから芽が出たりとか、いろいろ苦労話もあるんですよね。この後、お話いただくと思うのですが、その良いところだけではなくて、農業そのものを発信することによって、ものすごく多くのファンの方がいらっしゃいます。県がこれから進めていく農業というものを、本当にもっと魅力のあるもの、楽しいもの、そして儲かると言って良いのか、これは後でお話があると思いますが、そうしたものを積極的に発信していただく。特に青年というところに、今はどうしても後継者がいないという話ばかり全国で言っていますが、そんなことないよということも含めて、是非お話をいただきたいと思います。私があまり(話を)引っ張るよりも、ご本人の方からお話いただく方が良いと思いますので、よろしくお願いします。

川村会長
 
自己紹介からさせていただきます。岐阜県青年農業士会会長の川村雄祐と申します。僕自身、一応若手農家として、岐阜県青年農業士会というのが、だいたい40歳以下の方で作られている団体なのですが、僕自身も今現在29歳、今年30歳という年で、まだまだ若手ですが、それこそ自分が今雇っている従業員の方も30歳以下が7、8人いますので、今、岐阜県で若い農家さんがすごい盛り上がっているというのが現状であります。実際に、僕自身も野菜を育てながら、ユーチューブ活動をしておりまして、家庭菜園者から、また農家に農業の楽しさだったり、野菜を育てる楽しさなどを知ってもらうために、ユーチューブ活動も頑張っております。今回の取組みですが、青年農業士として、今岐阜県の若い農家さんたちとともに、岐阜県の農業をもっともっと盛り上げられるような活動をしております。
 その一つの取組みとして、今、僕のユーチューブなど、SNSなどを使って、もっと今現在儲かっている農家さんだったりとか、頑張っている農家さん、若手の農家さんなどを紹介して、岐阜県でこんな農家さんいるんだよ、または、岐阜県でこんな感じで農業をやっている、ここに来たら農業が儲かるんだなどのお話をしております。実際にユーチューブなどでも、今回上がりますが、動画などを通して、もっとたくさんの人が岐阜県で農業をやってもらえるような活動にしていきたいなと思いまして、ちょっと一部分でありますが、今から動画の方を放映させていただきたいと思います。

(動画放映)

川村会長
 
(放映したのは)最初の2分だけですが、この後、この動画自体55分ほどの長編動画にはなりますが、先ほどの(動画に出演された)前坂さんから、今回の動画であれば桃の魅力、または、飛騨高山で桃を育てる理由、または、こうすることによって飛騨高山で桃を育てることによって日本一美味しい桃が作れるんだよ、または、ここでどうやって儲かる農業を目指していくのかなどを詳しく55分の中でお話をしております。
 こういった活動を通して、もっともっと、今自分が(ユーチューブで)25万人という登録者がいる中で、発信力が少しでも付いてきましたので、青年農業士の会長として、もっと盛り上げられるような、岐阜県でもっともっと若い農家さんが就農できるような活動をしていきたいと思います。
 今後ともまだ、岐阜県の地域を代表とした農家さんが沢山いますので、そこを通して、もっと岐阜県の魅力を発信できたら良いなと思っています。

知事
 
今、ちょっと謙虚に話されましたが、2年前にお会いした時には、実はユーチューバーとしてだけで十分生活が成り立つ収入があって、プラス農業でもかなりいけていますよという話をされましたけれど。そんな話をしてしまいましたが、してもよかったですか。

川村会長
 
そうですね。正直ユーチューブだけでもいけるのですが、やはり岐阜県で自分が(農業を)やっている中で、岐阜県って本当に野菜が育てやすい、育てられるような状況にも関わらず、やはりやっていく人がニュースでも全国的に少ないと言われている中で、しっかり儲かるよというところをお見せできたら良いなというのと、もっともっと、農業を1つの仕事として皆に見てもらいたいと思いまして、もっともっと頑張れるようにしていきます。

記者
 
せっかく若い人が農業をやっていてということで、可能であれば(川村会長の)年齢を教えてください。

川村会長
 
現在29歳で、今年30歳になる年です。

記者
 
これ(今回の動画)が第1弾の完成形で、今日の(午後)4時には放映されるということですか。

川村会長
 
(午後)4時に動画が上がります。2か月に1回、次は下呂市の方に行く予定で、お米農家さん、ちょうどお米の収穫時期でもありますので、今は曽我さんという方とお話をしております。

記者
 
この動画のタイトルは、「【農業紹介】岐阜県で桃を育てているとんでもない若手農家に出会いました」でよろしいですか。

川村会長
 
そうです。

記者
 
動画は、54分54秒の長さということでよろしいですか。

川村会長
 
そうです。

記者
 
県の方に聞きたいのですが、就農ポータルサイト「ぎふっ晴゜れ」へのリンクとかはありますでしょうか。

農政部
 
(ユーチューブの動画の方に)リンクを貼るようにしてます。概要欄を見ていただくと、ホームページのアドレスを入れていただいています。

記者
 
「ぎふっ晴゜れ」は新聞で紹介するときに、「晴」の漢字に付く「゜」はどうしましょうか。

農政部
 
「晴」の横に「゜」を付けるのを一つのロゴとして我々は今やっているので、その形なのですが、もし「晴」に「゜」が付けられないようでしたら、普通の漢字で「晴」と書いていただいて、「゜」はなしで構いません。

記者
 
その場合には、振り仮名は「ぱ」になるということでしょうか。

農政部
 
はい。

知事
 
確かに小さな「っ」が付いているので、次読むと「ぱ」と読んでくれるかなという期待はありますが、読み仮名が振ってあれば完璧です。

記者
 
知事、県にお伺いさせていただきます。働きかけと言いますか、どちらの方から県と連携した企画というご提案があったのでしょうか。

農政部
 
この5月に役員の改選がありまして、青年農業士連絡協議会の会長に川村さんがなったので、川村さんのこのような個人の活動もお聞きしながら、我々の方から「どうですか。」という働きかけをさせていただきました。あとは、川村さんの方でもし受止めがありましたらお願いします。

川村会長
 
最初、岐阜県というよりかは、自分が「たわらファーム」という名前なのですが、僕は岐阜県関市田原というところで生まれ育ったのですが、やはり地元がもっと盛り上がるような、自分の動画がもし仮にやり始めたと同時に伸びたら、関市というところが人気になってもらえる、また岐阜県がもっともっと農家が増えるという意味で、最初やり始めたのがきっかけでしたので、そういった意味では、今このような機会に会長として活動できるのであれば、協力してやっていきたいという意思はありまして、自分の方からもご相談をしました。

記者
 
川村さんにお伺いさせていただきたいのですが、普段の動画を拝見していないのですが、今動画のサムネをざっと見させていただいて、こういう若手の青年農業士、若手の農家の方にお話を伺おうと紹介する動画というのは、今までご自身のチャンネルとしては特にやっていなくて、県の企画として新たに始めるということでよろしいですか。

川村会長
 
農家さんとお話をする回は少しだけあったのですが、どちらかというと僕の動画に関しては、野菜の育て方、こうしたらもっと野菜が育ちますよ、こうした方が良いですよという家庭菜園向き、かつ農家さんが仮に見た時に資材なども紹介しますので、こういう資材を使うと収益がアップしますよなど、農家さんに少しでも役に立つような動画が多かったのですが、やはり最初チャンネル登録の母数が少ない時、見てもらえる方が少ない際に、例えばこう紹介したとしても、見てくれる人があまりいなければやる意味が薄くなっていくと思うので、現在登録者が増えていった中で、媒体の方も少し大きくなりましたので、正直、今からかなというのがあります。

知事
 
少し補足させていただくと、2年前は確か5分ぐらいか短いものを(動画として流していたと)。先ほど言ったように、土作りのバージョンとか、種まきのバージョンとか、芽が出た時の扱いのバージョンとか、ある意味見ていて飽きないということで、面白いなと思っていただけるのと、その時も「そんなノウハウを教えちゃって良いんですか。」と聞いた覚えがあるのですが、それを惜しげもなく発信しておられたと思います。

記者
 
今回の第一弾の動画が54分54秒で、結構長尺だと思うのでが、新たな動画というのは2か月に1回程度の頻度で、結構長めの、今回が1時間間弱ですが、同じような分量、長さになっていくのでしょうか。

川村会長
 
今のところその予定はしていますが、前坂さんという方がすごくお話上手でもありましたので、ちょっと話が弾みまして、自分も果樹などはあまり育てていなくて、自分も質問攻めしたりというのと、次お話しするのが曽我さんというお米農家さんなので、僕もお米はそこまで知識としては(なく)、生産者ではないので、自分がめちゃくちゃ聞く限り長くなるかなとは思っています。

知事
 
自分でやるところは適当に切り刻めるのですが、相手がある話と、これは申し上げても良いかですが、今回は桃で、次は米で、その後トマト、イチゴ、そして花きというように繋がっていきますが、その1回で語り尽くしていただくということなので、バージョンによっては長かったり(します)。

川村会長
 
僕はトマト農家なのですが、トマトはトマトで、人それぞれ育て方とかやり方が違うので、そういうのも比較すると長くなるなとは予想できます。

知事
 
先ほどもあった、家庭菜園でも使えるノウハウがたくさんあるものですから、農家に限らず、本当に土に触れてみたいという方にもおすすめの動画かなと。

記者
 
川村さんはお父さんも農業をやってみえるのですか。

川村会長
 
祖父と祖母がやっているだけで、お父さんとお母さんはやっていないです。

記者
 
それは、後を継ぐというようなこと、(農業を)選ばれた理由みたいなものを教えてください。

川村会長
 
自分の家族形態で言いますと、母が三姉妹でして、お父さんが婿として来ました。それで、(父が)農業をやるという形はなくで、僕がちょうど姉、姉、僕の末っ子の長男ですので、継ぐとか残すという意味では、自分がやらないとなというのもありましたが、おじいちゃんからは「進みたい道に行きなさい。」と言われていましたので、強制はされていません。かといって、やはりおじいちゃんの姿だったりとか、おばあちゃんの姿を見ていると、どうしてももったいないなと。そこに知恵があり、知識があり、育てられるような場所があるのにも関わらず違う道に行くのはというのも一つありましたので、そういった意味では何かすぐという意識はないのですが、自然と残していきたいなという意思はありました。

知事
 
私もちょっと印象に残っていたのは、本来ならお父さんがやっていないし、おじいちゃんで終わるかなと思ったところを、やはり触れている間に関心持ちましたと。それで、彼自身で発信するんだということで、ユーチューバーになられて、ユーチューブで十分食べていけるけど、トマトもやっていますということは、本当に今農家に生まれてない人達にとっても、同じようなプロセスは十分辿れるかなと。それから、先ほど川村さんのお話もありましたように、岐阜県って農業をやるには最高の場所であったりします。良い土地もあるし、恵まれてるし、水もあるし、そういう中で本当に多くの人に、同じような経験をしていただくと、農業は面白いねというのを、最高に発信していただいたのかなという印象がありますので、是非こんな若い人もできるのですよということです。

記者
 
知事にお伺いしますが、こういった動画を通して、岐阜県全体の農業がどういった形になってほしいと考えていますか。

知事
 
県としては、いろんな商品作物もそうなのですが、食料自給率が岐阜県はカロリーベースで26%しかないです。国は最低でも6割を目指すという中で、国全体が現在38%で、岐阜県にいたっては26%と、これだけたくさんの土地がありながら、将来、いろんな社会的な問題を考えると食料生産をしっかりやっていただきたいと。ただそれは、追い込まれて食料生産するというよりは、本当に一つの仕事として、そして一つの楽しみとして、この県土を活かすという意味においては、農業は非常に重要だと思っていて、しかも若い人が楽しみながらやる農業という、新しい農業のフロンティアだと思っていますので、本当にいろんな土地に、野菜であったり、果樹であったり、お米であったり、いろんなことを取り組まれるような岐阜県になったら良いかなと思っています。

記者
 
川村さんにお伺いします。先ほども伝える上での工夫を少しおっしゃっていたかと思うのですが、改めてこのユーチューブで紹介される時に、工夫されることというか、どういったところを伝える時に工夫されるか、そちらを教えてください。

川村会長
 
動画を撮る際、よくあるのが、やはり自分を発信したい方がすごく多い。例えば、自分は一応農家として、自分の野菜などを売るために自分の商品を紹介したりだったりとかはあるのですが、誰が見たいのかという話になってしまったりとか、その一端になってしまうので、どちらかというと誰かのためになるような、誰かがこの動画を見て助かったなど、この動画を見てすごくためになるなという、情報としてすごく良いなと思われるような動画を撮るようにはしておりますので、やはり自分発信の動画は動画自体もあまり伸びにくいというのもあるのですが、誰かが求めているような声が多い動画に関しては、動画が実際に伸びたりもしますので、どちらかというと誰かのためになるような動画を撮るように心がけています。

知事
 
そうですね。出し惜しみをしていなかったですもんね。

川村会長
 
情報は全て、包み隠さず発信しています。

司会
 では、本日の1つ目の項目は終わらせていただきます。
 川村会長にはここでご退席いただきます。ありがとうございました。

 それでは改めまして、2つ目の項目に移らせていただきます。知事お願いいたします。

知事
 
次は、地上のフロンティアから、宇宙のフロンティアに行きたいと思っておりますが、資料としてはお手元にあります、「スペースビジネスシンポジウムin岐阜」になります。これをご覧いただきながら、ご説明をさせて頂きたいと思っています。
 宇宙産業というと、どうしてもNASAだとか何とかとすごい話と皆さん思われるかもしれませんが、そうではなくて、「宇宙」=「ロケット」ではなくて、いろんな産業が宇宙という概念のもとにあり、新しいビジネスを考えるというシンポジウムになります。昔、ちょっと古すぎてですが、皆さんのお父さんとか、「スタートレック」という宇宙と言うか、ファイナルフロンティアというのが始まる番組があったと思いますが、いろんな可能性がある場所ということです。9月5日に、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館でシンポジウムを行います。これは国の方も結構力が入っていまして、お手元にこうしたチラシが入っているかと思いますが、裏を見ていただくと、いろんな岐阜県の取組みの紹介がありますが、基調講演としまして、内閣府の宇宙戦略推進事務局と、それから国の参事官、さらには経済産業省の宇宙産業課長が来て、まさに最先端の取組みをご説明させていただく。その後に、そうしたスペースビジネスを生業としている方々以外に、「この分野そうなの。」というようなところも入っていただいて、パネルディスカッションをするというような仕組みになっております。なので、「うちは宇宙関係あるのかな。」という人も含めて、いろんな可能性を見つけていただく、そんなシンポジウムにしたいと思っています。例えば、食品だとか、ある意味、素材、繊維だとか。「宇宙服作るの。」ということではなくて、無重力であるがゆえにできることもあったりとか。あとは、宇宙仕様を開発する、その宿題に応えるために思わぬ新しいものができたりとか、そうしたものの可能性もあるので、「宇宙」=「関係ない」ではなくて、本当に身近なものとして考えていただけるとありがたいかなと思っております。会場では100名、オンラインも含めて数百名の方々に、もちろん無料ですが、事前登録をしていただくという形で進めていきたいと思っております。鳴り物入りでやっていただきますが、あとは飛躍するための協議会、ネットワークを作るということで、単にヒントがあるからすぐビジネスになるというよりは、引き続き、そういう関心を持っている方々と意見交換する中で、新しい発想だとか、そうしたものを得ていただきたい。どうしても今、トランプ関税なんかも含めて、いろんな世界的な動きがあるのですが、新しい分野に挑戦するというのは、全く違う発想だとか、そういう刺激を受けていただきたいということ。先立て、この博物館で高校生たちが作った衛星を本当に宇宙に運ぶということで、私も出させていただきましたが、本当にワクワクする、そんな取組みなど、いろんな可能性を感じていただければと思っておりますので、是非発信していただければと思っております。
 ちなみに、国が紹介している数字で言うと、2040年までに150兆円というビジネスチャンスがあると。それが何なのかというのは、これからいろいろ中身を見ていくことになるのですが、この150兆円というのは、航空機産業も上回る規模だと言われています。宇宙を使うことによって、防災、衛生、それから素材開発、食品、様々な可能性があるというのをこのシンポジウムの中で考えていただきたい。特に、先立てからのトランプ関税対応ということで、若手の経営者の方々に集まっていただく中で、こういう時に全く新しいことに取り組みたいという方もたくさんいらっしゃいましたので、そういう方々にも参加していただいて、GIFUスペースビジネス協議会を立ち上げましたが、こうした中にも参加していただいて、進めていければと思っております。私からは以上です。

記者
 
GIFUスペースビジネス協議会を、今立ち上げる意義と、どういうきっかけや狙いがあったのか。(協議会は)8月設立予定とありますが、今の時点で設置されているのか、このシンポジウムに合わせて作られるものなのか。あと、応募の状況などを教えていただけたらと思います。

商工労働部
 
まず、協議会は8月の設立を予定しております。これは、設立の準備会役員会というものを8月に開いて正式に立ち上げるというものです。9月5日はこの協議会の設立を記念して、シンポジウムを開催するというものになります。シンポジウムの開催=設立というわけではないということになります。あと、なぜ今ここで宇宙ビジネスかということですが、先ほど知事の方からもありましたように、まさに今、宇宙ビジネスが広がりをみせていく中で、2040年には1兆ドル、150兆円規模の産業に成長するということが言われております。そうした中で、岐阜県に限らず、現在、いくつもの県がまさに県の基幹産業として育てていこうということで、取り組まれようとしております。岐阜県にはもともと基盤として航空産業が基盤としてありますので、まずはそこで宇宙産業との相関性が高いので、既に宇宙産業というものに取り組まれている企業がベースとしてあるということがあります。一方で、宇宙産業というのは幅広く、地場産業であったり、様々な企業がそこの中に参入していく可能性もあるということで、まさに今、各都道府県が取り組んでいこうとしている中で、やはりそれに遅れをとらないように、岐阜県としても未来の基幹産業となり得るような取組みを今していくべきだろうということで、今回協議会を立ち上げて、初めてシンポジウムを開催すると、そういった意図で行うものです。

記者
 
弊社で先月、知事の仕事ぶりの評価を県民に聞くという電話調査をやりまして、オートコール方式でサンプルが600。(結果について)ざっくり言うと、「評価する」が44%、「評価しない」が15%、「わからない」が39%と、何とも言えない数字でしたが、この数字をどのように受け止められますか。

知事
 
それは、質問としてはどういう質問ですか。

記者
 
5つから選ぶという方式で、「大いに評価する」、「評価する」、「評価しない」、「あまり評価しない」、「わからない」から選んでもらうというものです。

知事
 
単純に「知事は誰か知ってますか。」という質問はありますか。

記者
 
そうした質問はないです。知名度は調査していません。

知事
 
実は、知事というのは県民にとっては、昔は結構遠い存在だったと言われてますので、「そもそも知事って誰。」ということを結構言われることが多かったなというのと、「そもそも県って何をしているの。」という(声が多い)中で42%も(評価して)いただければ、大変ありがたいなと思っています。それから、偽らざるところ、39%ですか、「わからない」という方がもともと8割、9割(がわからない)だと言われたところからすると、大変ありがたいなというのは正直思っています。おそらく今度、逆に「評価しない」というのも、すごく大事なメッセージで、これで(知事就任から)半年経ったわけですが、多分もっと期待していただいたのかなと。もっといろんなことをやってくれるのではないかという人じゃないと、多分、「評価する」と出てこないと思います。おそらく「これからもっとやれ。」というメッセージかなと受け取らせていただきました。

記者
 
併せて、「知事に求める政策は何ですか。」という質問で、いくつか例示した中から選んでいただいたのですが、多かったのが「経済振興」が28%、「人口減少対策」が   21%、その一方で、「政策オリンピック」で、現在取り組まれている「防災」は7%、「鳥獣害対策」は5%と、ちょっと低めの数字が出ました。一丁目一番地で取り組まれたと思うのですが、サンプルは600ですが、認識にちょっと隔たりがあるのかなというのを感じたところで、このギャップはどのように捉えますでしょうか。

知事
 
むしろ、それは私は正しいと思っていて、政策オリンピックは別に一丁目一番地ではなくて、県民の皆さんが関わりやすいものとして、政策オリンピックをやっています。今の数字は、今の世相そのままで、先の参議院選挙がそうであったように、基本的には物価対策、つまり経済対策ですよね。そして、人口減少。この2つはもともと圧倒的に多いですし、私の政策もそちらがむしろ一丁目一番地ですから、そういう点では何ら問題ではないと思いますし、逆に7%出てくるだけでこれすごいなと。まさに政策オリンピックは知る人ぞ知るなので、それでもそこまで上がってくるというのはちょっと嬉しいですね。

記者
 
話は変わりますが、玉田県議が先日亡くなられました。在任期間もまだ半分ありますし、商工労働部長時代も面識は当然あったと思いますが、思い出話があれば教えてください。

知事
 
商工労働部長時代、玉田先生には大変お世話になりまして、重鎮でありながらも、新しいものにはかなり関心が高く、当時は議員の先生の中でスマホを持っていたのは玉田先生くらいだったかと思います。玉田先生のスマホを借りて、ソフトピアの立て直しをやる時の説明を全議員の先生にした覚えがあります。ですから、そういう点では、新しいことについてはどんどんやれということで応援していただきましたし、私が国に戻ってからも時々、いつもの勢いで「どうや、元気にやっとるか。」というように、定期的にお電話をいただきました。残念ながら思い出話になってしまいますが、実は6月後半に、まさに LRTについて、地元ということもあり、お邪魔をしてご説明をさせていただきました。 30分以上にわたってご説明をしたら、本当に喜んでいただき、「こういうのが欲しかった。ようやってくれてありがとう。」と。その褒めていただいた後にボソッと、「俺乗れるかな。」と言われ、その時、私も「大丈夫ですよ。10年でやりますから。」と言ったのですが、それが先生との最後のやり取りになってしまったというのが残念ではありますが、岐阜市に対して責任を持って色々進めてこられた先生に、あそこまで喜んでいただけたというのが印象的でした。今朝、弔問に行ってまいりました。ご遺族の方々も同じことを言っておられて、本当に喜んでおられて、それをお伝えできたことが、何よりの供養ではないですが、先生も上から応援していけるのではないかというような話をしてきました。本当に大事な方でしたので、ちょっと早すぎるかなという思いでありまして、できれば乗っていただきたかったと思っています。

記者
 
今日で広島県への原爆投下から80年になります。来週は終戦の日ですが、戦後80年の所感をいただければと思います。

知事
 
今朝は黙祷をさせていただきました。大学2年生の時、広島まで行って参加させていただいたこともありましたが、湯崎(広島県)知事も大事なことを仰ってみえました。「今、世界が自分のことしか考えない、それが戦争に向かう大きな力になってしまうことを懸念している。」ということと、「抑止力というのは、頭で考えたフィクションでしかない。今まで、力と力の均衡といってやってきたことは必ず崩れて戦争になってきた。」という彼の発言がすごく印象に残っています。そして、総理も仰っていましたが、我々日本人の最大の義務が唯一の被爆国としてその悲惨さをしっかり伝えていくということ。もちろん今も戦争がある中で、きれいごとという批判はあるかもしれませんが、やはり戦争というのは人類最大の不条理、これは議会でも申し上げましたが、これを無くす取組みを人類は延々とやってきましたが、また何年か経って同じような危険な状況になっていると世の中でも言われていますので、今まさに改めてそうした問題をしっかり受け止めることが必要かなと。まさに80年という節目で、実際に体験された方がどんどんいなくなる中で、しっかりと受け継いで発信していくというのは大事だと思いました。

記者
 
今の質問に関連してお伺いします。核兵器禁止条約について、日本は現状参加しない形になっていますが、知事のお考えをお聞かせいただければと思います。

知事
 
戦争は何としても避けたい。そして、核兵器の戦争などあってはならない。その上で、条約を結ぶかどうかは国の仕事なので、色々な国家との調整の中で決まることだと思っています。他方で、自治体としてどうあるべきかというと、核兵器については反対すべきだと思っていますので、それを発信していくということ。最終的に国としてどうするかというのは国の判断になりますけども、その材料として我々としては、戦争は起こしてはいけないし、核戦争などあってはならないことを発信していくことが大事だと思っています。

記者
 
就任して半年になられますが、就任前に各社のインタビューにも応じていただきましたが、改めて、今日をもって半年というところで自己採点、自己評価と、今後取り組みたいことをお聞かせください。

知事
 
半年何とかやってこれたのは皆さんのおかげですし、県庁の職員の皆さんが、本当に見事に色々な課題に立ち向かってくださいました。4月1日で既に政策オリンピックが始動できるというのは私から見てもすごいなと。今回、あまりニュースにならなくて残念ではありますが、図書館のクーリングスポット、そして(県庁舎)20階(展望ロビーの土日祝日の開放)。こうしたことがあっという間に動くというのはすごいことだと思っています。私の評価というよりは、県庁の持っているポテンシャルはすごいなということを改めて感じたところであります。LRTも含めて色々な可能性を発信しております。まずは、半年の中で、「こうしたことができたら良いのではないか。安心とワクワク。」ということで、県民の皆さん、そして、この国に夢を与えるというのは大事な仕事ですので、いくつか発信をしました。これから政策に仕上げていくところで、まさにこれからが本領発揮ということになります。ありがたいことに、(全国)知事会議の中でも色々な発信をさせていただきました。国で仕事をしていたこのアドバンテージということで、昨日も東京で色々な陳情をさせてもらいましたが、やはりその仕組みを知っていることの強さ。財政的には非常に厳しい状況にありますが、手持ちのお金で政策を考えるのではなく、まずやるべきことを先に打ち上げて、そして賛同いただける方々に今色々なアイディア、場合によってはその心理的な支援も含めて、あらゆる可能性を探っていくフェーズにこれから入っていくかなと思っています。

記者
 
他紙の話になりますが古田県政の財政運営に対する認識というところで、岐阜新聞さんの方だと繰り延べはそれはそれで(良い)という有識者コメントもありましたが、改めて古田県政に対する評価を、何度も聞いてしまいますが、お聞かせください。

知事
 
コメントいただくのはすごく大事なことでありましたし、今日のコメント見ていて残念だなと思っているのは、別に繰り延べたことを私は悪いとか一度も言ったことはなく、やはり財政運営上繰り延べるものは繰り延べたら良いというか、その選択肢をやらないと運営できないこと、それ自体は私は何の問題もないと思ってます。
 むしろ問題はそこからで、繰り延べた結果として、どんな政策をやっていくのか、その時に前回だいぶ物議を醸しましたが、県のお金の使い方については、もっと工夫があったのではないかと申し上げたところです。ですから、今日新聞で見たコメントは何かちょっとずれているなという感じがして。そこではないよと。ですから、むしろ与党だから皆良いのかということではなくて、古田県政というよりは、今我々が将来を考えるにあたって、今どんな状態にあるのかということを県民の皆さんに正確に知っていただく。その中で、できること、できないことを考えていく。お金がなければないなりに知恵を使うということを、どちらかというと行政というのは、由らしむべし知らしむべからずみたいな、昔風の行政をやってきた。そういう伝統があるのかもしれませんが、今、そういう時代ではないと思っています。県民の皆さんのお知恵をお借りする、力をお借りする。そして、いろんな協力をお願いするにあたっては、今、どういう状況にあるかというのを可能な限り正確にお伝えする。それは県民の皆さんだけではなくて、議会の先生もそうです。それは自分が関わったとか関わってないとか、私も15年前関わっていましたから、その誰かを批判するというよりは、今どういう状況にあるのかというのを正確に説明をする、そのスタンスでぜひ皆さんもご報道いただければと思っておりますし、それを踏まえた上で、過去を振り返って云々ではなく、これから我々は何をしなければいけないか、その中で今どこにいるのかということを発信する、それに徹していきたいと思います。

記者
 
下の(県庁1階の)GALLERY GIFUの、「ウマ娘」の展示が大変好評を呼んでおりまして、来場者数もいつもより何倍か多いということで伺っております。あと、今、(岐阜)関ケ原古戦場記念館の方で、「刀剣乱舞」のコラボもあって、これもまた盛況で、前知事がアニメの県内ツーリズムをやったらどうかということも言っていましたたが、県内観光振興について、改めて、こういった聖地巡礼のようなことを検討して進めていく考えがあればお聞かせください。

知事
 
よく、観光なんかは当たったか当たらないかという議論をする方が多いです。そうでなくて、これは当てに行くのです。前の議会で申し上げましたが、例えば(映画)「君の名。」はというのは、あれはもう大成功事例と言われてますが、結果的に成功したのではなく、成功するように、ものすごく周到な準備がされているわけです。公開前に、どの場所がシーンとして採用されているかをあらかじめ調べて、公開と同時にこの場所であるという看板を立てて、聖地に訪れたら、「あっ、ここなのか。」と。この角度から取ると、あのシーンになりますよと、特に図書館というのは、本来写真を撮ってはいけないところでも、ここからは撮っても良いです、その代わりSNSにあげてくださいねということの中で、やはりそうした発信をする。このノウハウを我々も学ばせていただいて、観光チームが一生懸命やってくれてます。それが、例えば今回の「ウマ娘」もですが、ただ「ウマ娘」は人気ありますよねで終わりではなくて、それはどんな風にこれから展開していくのかとか、特に関ケ原、ありがたいことに「SHOGUN 将軍」で侍ブームですが、ただ鎧があります、刀があります、ではなく、それからストーリーにしていく。ここがかなり大事だと思っています。これ、アニメしかり、歴史しかり、侍しかり、でありますが、今、本当に県庁をあげて、そうしたストーリー性のあるもの、40プランを既に作って世界に発信してますが、そうした取組みが、これからますます重要になると思ってます。

記者
 
3点ほど伺います。まず1点目、副知事の件ですが、定数2人とも空席となってからそろそろ1か月というところで、念のためと言いますか、改めて伺いますが、知事として、副知事の重要性だったり、必要性について、いた方が良いとお考えなのか、それとも副知事を現時点で置く必要がないとお考えなのか、改めてお聞かせください。

知事
 
置きたいと思っています。ただし、副知事を置くというよりは、今副知事ゼロ、これは全国でも岐阜県だけらしいのですが、ただその一方で政策をやるということと、副知事を置くということはしっかり整理しておく必要があると思っています。今、ありがたいことに、本当に各部の部長さんをはじめとして、すごく頑張っていただいているので、そういう点では政策をやっていく意味で、今、即支障があるかというと、今のところないです。ただ、防災その他でどうしても、私一人では回りきれないところがあったりする時には多少(支障がある)。ただその時も、知事代理というポストがありますので、基本的には問題ないと思ってます。ただ、むしろ先ほどの半年経ってということですが、私は副知事はいるなと思っているのは、これから政策が進めば進むほど、多分、私の耳に入らない声が増えていくと思います。本当はこうなんだけど、なかなか知事に言いにくいよねとか、こういうことあるんだけど、今の政策だとはまらないよねというところがあったりとか、したがって、私の目が届かないところを見てもらうということ。そして、私の耳に届かない声を聞いてもらう。これは必ずいると思っています。そして、何といっても私をちゃんと諫める、やはりこれは違うのではないですかということを直言していただけるのは必ず必要になると思ってます。ただ、今のところまだ立ち上がり期間なのでですね、政策をやるという意味ではいけていると思いますが、その条件に合った人を探していきたいと思っています。

記者
 
一応伺いますが、今後のスケジュールの方はどのようにお考えでしょうか。

知事
 
まだしばらく様子を見ています。

記者
 2点目を伺いますが、先日、8月4日に、中央最低賃金審議会、中央で最低賃金を議論するところですが、最低賃金の引き上げの目安を全国平均で63円と、大きく過去最高だったと思いますが、答申しました。岐阜県が入ってる経済力ごとのランク、Bランクも 63円ということで、今後、県内でもそれぐらいの賃上げになることは確実かなと思いますが、県内の中小企業への影響も懸念されるところでありますが、こちらについて受け止めの方お願いします。

知事
 
実は昨日、東京でも講演をしていましたが、今この国が陥っている物価高に対する経済対策の答えが、果たして最低賃金を上げることなのかということは改めて問題提起をしてきました。どういうことかと言うと、今物価高で皆さん生活が苦しい、その中で、やはり給料を上げてほしい、これは皆さんおっしゃっています。ただ、それの答えが最低賃金を上げてくれと言った人は聞いたことないです。逆に言うと、企業さんからすると、今の生産性の中で63円を上げるというのはかなり苦しいと思います。今まさにおっしゃったように、中小企業の影響はもちろんあります。じゃあ、これはやりますか、やりませんか、ということではなくて、中小企業にとってみれば生産性を上げれば、給料を上げることはそんなに難しいことではありません。県内企業でも、今年は一人当たりの給料を100万円上げると宣言した会社があるように、それを実現するための環境を作ることが政策としては大事だと思ってます。ですから、上げてはいけないということよりは、給料はもちろん上げた方が良いに決まっているが、上げ方の問題の議論がされていないということです。強制的に給料を上げると、多分企業としてのコストが増えるだけで、生産性も上がってないのに、その給料を上げたらやっぱり苦しい企業があると。なので、県としては、働いてもらい方改革ということによって、最も生産性の高い働き方に企業活動自体を変えることによって、仕事はないわけではないので、仕事はあるわけですから、例えば午前中だけ働く人、1日3時間だけ働く人、従業員にとって自分が一番働きたい時間帯が一番生産性の高い働き方で、そうしたことを推奨することによって、賃上げがしやすい環境を作っていきたいと思ってます。結果的に63円という引き上げが負担にならないような、それがまさに政策の本質だと思います。

記者
 
最後に関連(した質問)ですが、政府は今年の骨太の方針の中で、目安を超える最低賃金の引き上げを行った都道府県に対して、交付金などの支援を行うという方針を示しています。この方針について知事がどのようにお考えなのかということと、交付金の話もあるということで、一部の県では、県が主導して最低賃金の引き上げを目指すような動きもありますが、岐阜県でそうしたことをする意向があるかということを教えてください。

知事
 
私も国にいた人間なので、やはりそうやって政策誘導するというのはないわけではないです。例えば、(最低賃金を)上げることによって交付金がくるのは県としてありがたいのですが、上げろと言われた企業さんが、その交付金を使って上げやすい環境を作れるかどうか、そこまで回して初めてその政策は意味を持つかなと思ってます。だから、交付金欲しさに強制すれば良いという、そういう話になってしまうことは一番危険だと思ってます。なので、我々としては働いてもらい方改革を中心に、今の施策もやりながら生産性を上げて、結果的に63円上げをクリアしていって、それは結果なのか、原因結果問いませんので、63円上がったので、交付金くださいというのはもちろん言えるかなと思っています。そこはそのように繋いでいきたいと思っています。

記者
 
副知事の件です。2人置くという条例の趣旨からすると、できるだけ0人という期間は短い方が良いのかなと思うのですが、先ほどしばらく様子を見ているとおっしゃっていますが、9月議会への提出を目指すというようなお考えはございますでしょうか。

知事
 
もし、そういう候補が現れれば、9月は間に合うかなと思っていますが、大事なことは条例があるから置かなければいけないというよりは、何のために2人副知事を置かなければいけないと条例が考えたのか、というところだと思っています。
 これまで慣例ではプロパーの方から1人、あとは国との関係で1人ということが割と慣行として行われてきましたが、おかげ様で国との関係はある程度自分でできるので、そこにいなければいけないかというのは一つと、プロパーの方でいなければいけないかというと、今、各部長さんたちが本当によく仕事をしていられているので、その観点からすると置かなければならないという規定であるので、確かに置かなければならないんでしょうが、しっかり人を見極めたいなと思います。逆に言うと、財政的に厳しいところの中で、そして人件費も、それだけの人件費を使うに値するようなミッションとその仕事をやってもらわなければいけませんし、今、東京の出張も私全部1人で行っています。人を連れて行くかどうかについて、やっぱり財政事情も全然変わっていきますので、本当に節約できるのは徹底的に節約している。ただし、そういう中にあっても、人件費を使ってでも副知事を置くべき役割、それを見極めた上で、選んでいきたいなと思っています。

記者
 
以前、お話のあったLRTについてお伺いさせてください。
 岐阜市や羽島市との検討会というのは、もう既に始められているんでしょうか。

知事
 
もう既に打診はして、人選も進んでいて、こうやって発表して、いついつやりますということではないですが、もうかなり協議は始めています。

記者
 
今後のプロセスというか、議論の予定としてどういったプロセスを踏んでいくのか教えてください。

知事
 
もともと着任早々からやはり電車いるよねという話をしていたのですが、LRTという形で発信したのは先般の議会が最初になります。ただ、それ以前にも、先ほどの玉田先生の話もそうですが、いろいろお話を伺っておりますし、かなり賛成のお話もいただいております。ただ、問題はどの路線をどこに通すのかというと、未だに別にLRTと決まっているわけではないので、モノレールにしてはどうかとか、ゴンドラ方式はどうかとか、続々と来ています。ある意味、こうした発信をすることによって、色んな意見をいただく、ふわふわっと出してしまうと、何を聞かれているのか分からなくなってしまうので、ある程度形にして発信をしたおかげで、今色んな意見が来ています。それを今度、羽島市としての考え方、岐阜市としての考え方、色々もちろん課題はあるんですが、それをどういう形に具体化していくのか、方式は何だろうかと、それをそれぞれから要望を聞きながら詰めていくと、まさにそんな段階になっています。

記者
 
当事者が岐阜市、羽島市ということですが、今後、メンバーが変わったり、追加されたりとかはどうでしょうか。

知事
 
今、我々が持ち出した案としては、通る場所は岐阜羽島駅から県庁を通して岐阜駅、そして岐阜インターまでということなので、この両市が少なくとも関係あると。ただ、もう既に、その周辺の市から、うちもというのが来ていますので、一応その路線10年ということですが、横に伸ばしてほしいとか議論はありますので、将来的にはもちろん増やしていく可能性はあります。

記者
 
今少しおっしゃったところで、色々な話は来ていてLRTと決まったわけではないと。

知事
 
そうですね。次世代型の路面電車と言えばLRTか、まさに新しい交通システムがいるというのが正確な言い方かもしれません。

記者
 
可能性としては、もしかしたらLRTではなく、先ほどおっしゃったようなモノレールであるとか、自動運転バスのような形で先般知事がおっしゃったような、羽島から岐阜を繋ぐということもあり得るということですか。

知事
 
実は以前にもそんな議論はありました。ただ実際に、4年間いろいろと見てきた中で、まず大事なことは運べる量です。いろんなシステムあるのですが、運搬量が足りなかったら話にならないと、今、莫大な外国人の方が羽島に来ている方々が出るということ、そして何といってもコストがかからない方法が結構重要ですし、できる限り土地の買収はしない方向でと、大体開発費の大半は土地の買収費であったりするので、そこを入れないという方式を考えて、コストを考えると、やはり地面を走ってる方が良いかなと。
 あともう一つ、岐阜市の周遊のところ、もともと電車が走っていましたので、逆に言うと橋の補強がいらないとか、そういうことを考えると、結果的に、今のところLRTという、特に架線を引かない方式というのが、我々がイメージしているものとしては一番揺るぎ無いんじゃないかと思っているというだけです。

記者
 
今後の議論ではLRTに限らず、色んな次世代型のものを候補としてあげる可能性もあるということですか。

知事
 
もう既にいろいろ議論してますので、多分それに代わるものは今のところちょっと思い当たらないなというのは正直なところです。

記者
 
もう一点、先ほど今後のプロセスということでも伺いましたが、前回の会見でも年度内には検討会も終わってということだったと思うのですが、具体的に検討会の形であるとか、いつまでにやりたいかということと、それと年度内というお話でしたが、大体いつ頃までに具体的な形を皆さんに提示したいかというのはございますか。

知事
 
今、連日のように内部で検討し始めていますので、ある程度、いろんな専門家の方とか、議論していただくに足りる状況ができれば直ちにやりたいなと思っています。そういう点では平場でやるという議論もあるかもしれませんが、あまりにもフリーハンドで議論しすぎるとまとまらないので、少なくとも県としてはこれがベストではないかというぐらいまで詰めた上で、それに対していろんなご意見ご批判をいただくという形が、結果的に一番早いかなと思っています。今、それを大車輪で詰めております。浮上したら一気に進んでいくかなと思います。