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知事記者会見(平成30年4月2日)

記事ID:0017737 2018年6月20日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成30年4月2日(月曜日)15時00分

司会

 それでは、これより知事定例記者会見をはじめさせていただきます。

知事

 新年度が始まりましたものですから、お手元に平成30年度岐阜県の主要事業予定と書いてありますけども、このイベントだけが県政ではありませんけども、シンボリックな表れでもありますので、この事業予定を眺めながら、話が行ったり来たりするかもしれませんが、30年度の大きな方向についてお話をさせていただこうと思います。
 その前に、つい先週、「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」がオープンしましたけれども、3月24日から4月1日までの9日間で3万4千人の方々がおいでいただいたということでございますが、最大が25日の日曜日の5,252人でありますけども、この週末も4千人台が続いておりますし、非常に好評でありがたいと思っております。
 2月の会見でもお伝えしましたが、お手元にありますとおり、5月24日に現在、宇宙ステーションに滞在しておられる金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士さんと子どもたちが直接、映像を交えて会話をするということで、今日から、参加者と質問の募集を開始するということでございます。丁度、24日の夜8時から10時の間のどこかで20分程ということで考えております。私も行こうと思っておりますが、金井宇宙飛行士とのやり取りもこの博物館でやらせてもらうということでございます。
 何度も足を運びたくなる博物館を目指してということでございますけれども、カフェ、お土産のショップがありますけれども、入場料収入とは別に、ショップとカフェの売り上げが一日平均140万円近くいっておりまして、これも大変ありがたいことではありますが、ひとつは、よく売れているのが「飛燕」のプラモデルですね、これは「飛燕」の実機を見てですね、何かオーラを感ずるところがあるのだと思うのですが、私も非常に感ずるところがありますけども、それを見て、プラモデルを作ってみたいということではないかと思います。もうひとつは、非常にびっくりしていますのは、1,500円の公式ガイドブックが飛ぶように売れています。普通、ああいう所へ行ってガイドブックを1,500円で買うということはですね、そう多いわけではないのですが、いろんな寄せられた投書などを見てみますと、一日や二日で見られるものじゃないと、内容が非常に豊富なので、しかも奥行きが深いので、先ずガイドブックをちゃんと買って、そこに出ている写真もですね、航空宇宙ファンにとって非常に興味の持てるような非常に良い写真が多いということで、ガイドブックをたくさん買って行かれると、私どもが当初想定したことと比べるとありがたい驚きでございますけども、順調にスタートさせていただいたということでございます。
 それから、今日からNHKの連続テレビ小説の「半分、青い。」がスタートいたしまして、これから9月の末まで156回にわたって放映されるわけでありまして、これを機会に県としても岐阜の魅力を発信してまいりたいと思っているところでございます。
 今年度の政策ですけども、予算の時にも申し上げましたように「清流の国づくり深化と挑戦」ということでございますが、3つの柱を掲げておりますので、この事業のスケジュールの資料を見ながらお聞きいただければと思います。
 ひとつの大きな柱が「『人づくり』と『生産性向上』」ということでございまして、4月ですと、「森のジョブステーションぎふ」。これは林業版のハローワークでございますが、就業相談から職業定着まで一貫してケアをするということで、美濃市の中濃総合庁舎内に開設いたします。4月10日に「岐阜県福祉人材総合支援センター」ということで、福祉人材について総合的にあらゆる角度から応援していくということでございます。4月11日に「西濃高等特別支援学校」を大垣市内に開校いたしますが、これは県下2番目の高等特別支援学校ですが、ここでは軽度な知的障がいのある生徒さんを対象に専門的な職業教育をするという人づくりでございます。6月上旬に福祉の仕事に新たに就かれる方を対象にした「福祉の仕事合同入職式」を岐阜市内で開催いたしますが、小規模事業所が多い福祉の職場において、新たに就職した方々が一堂に会するということで、事業所を超えたネットワークを作っていく端緒としていただきたいということで、人材の定着を図る上での新しい試みでございます。6月2日に「清流長良川あゆパーク」が郡上市白鳥地内にオープンいたします。世界農業遺産「清流長良川の鮎」の魅力発信拠点とあると同時に、人づくりにもつながるということでございます。それから、建築あるいは建設業の分野では、5月中旬に、仮称でございますが、「ぎふ建築担い手育成支援センター」、「建設ICT人材育成センター」を大垣市のワークショップ24に同時オープンいたします。6月13日には、記念講演も行います。それから、「飛騨牛研修・繁殖センター」ということで、飛騨牛を育てる担い手を育成するということと、飛騨牛自体の増殖ということあわせて図っていこうということで、7月上旬に美濃加茂市、8月上旬に飛騨市、それぞれセンターの整備を開始いたします。少し飛んで10月をご覧いただきますと、「岐阜県障がい者総合就労支援センター」の工事に着手することになっておりますが、平成32年度にオープンするということで、長良のぎふ清流福祉エリアの一角に、障がいのある方の就労をワンストップで応援していく施設として造ってまいります。来年2月には今年に続いてですが「女性の活躍推進サミット」、3月に場所をちょっと移しましたけども「木のふれあい館」と、いわば「ぎふ木育」の総合拠点ということで、工事に着手して、オリンピック前の2020年4月の完成を目指すということでございます。
 それから『生産性向上』という観点では、6月に「岐阜県IoTコンソーシアム」の立ち上げということで、ソフトピアジャパンを中核に、民間主導によるIoT導入・活用に関する研究、実証を行っていただくということであります。それから、今ご紹介しました「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」につきましては、気が少し早いですが、来年3月にはオープン1周年ということで、何か大々的な記念イベントをやりたいと思っております。
 2番目の大きな柱が、「『ぎふブランド』づくりと内外交流戦略」ということでございまして、特に東京オリンピック・パラリンピックを睨んで様々なことをやっていこうということであります。
 4月22日にオリ・パラを睨みながら第8回の「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」、それから6月7日から10日にかけては「アジアジュニア陸上競技選手権大会」、7月26日から8月20日にかけては高校総体、いわゆるインターハイでございますが、これを東海ブロックとしては初めて開催するということでございます。
 それから、9月下旬でありますが「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」が岐阜県内で行われるということで、フラッグが各県をツアーするということでありますが、県内巡回をやると、これに合わせて、東京オリンピック・パラリンピックの盛り上げのイベントを行うということになろうかと思います。それから、9月から10月にかけては、去年は第1回をやりましたが、「第2回ぎふ清流レクリエーションフェスティバル」ということで、県内各地で開催するということでございます。これは、オリンピック直後の「ねんりんピック」につないでいくということでございます。
 観光関連では、5月19日に高山市の平湯温泉で、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」を開催するということで、フランスのオ=ラン県の議長さんをはじめとして、いろんな方が来られますが、オ=ラン県との友好交流に関する覚書の調印式も前日に行うということでございます。
 それから、関ケ原につきましては、写真コンテストを今年度からスタートしようということで、これもお手元に「『私の関ケ原』写真コンテスト2018春・夏の作品を募集します」とありますが、上半期「春」、「夏」、下半期「秋」、「冬」ということで、多くの方にこれぞ関ケ原というものをそれぞれのお考えのもとで、写真で切りとってもらって、今後、関ケ原をアピールする時にコンテストの優秀作品を積極的にアピールする材料として使っていきたいと思っております。ご存知の方はパッと写真を見てあの場所だ、この場所だとなるのですが、なかなかこれが関ケ原ということを誰が見ても関ケ原だというところがちょっと分かり難いものですから、少し多くの方の目線で写真コンテストを通じてですね、そういったものを見出していきたいと思っております。
同じ関ケ原で、5月と10月に、それぞれ武将シリーズということで、5月が小早川秀秋、10月が、福島正則、黒田長政をテーマにやっていこうということでございます。7月は「関ケ原古戦場ナイトイベント」を行うということでございます。
戻りますが、4月8日には、平成記念公園(日本昭和村)が模様替えをしまして、「ぎふ清流里山公園」という形で、無料で、里山の風景を楽しんでいただくための、県営公園ということで、再スタートいたします。モロッコ王国との交流10周年ということで、10月に、花フェスタ記念公園の中に「モロッコロイヤルローズガーデン」がございますが、これを記念した事業を盛大に行いたいと思っております。
秋から県の美術館が改修工事に入りますので、美術館で例年行っておりました、美術館の特に庭ですね、庭を使ってやっておりました「アートまるケット」を、今年は、10月に養老公園でやろうということで、屋外で、参加型のアートを皆さんと一緒に作ってこれを展示するということでございます。
 『ぎふブランド』という意味では、今月の17日からイタリアで開催される「ミラノ・サローネ」に陶磁器を中心に『ぎふブランド』を売り込んでいこうとでございます。
 4月19日には、世界農業遺産の国際フォーラムが開催されますが、そこで、「清流長良川の鮎」をアピールしようということでございます。来年1月には、フランスで開催されます「メゾン・エ・オブジェ」にも県産品の出品をしていきたいと思っております。
6月に「ぎふの木フェスタ」ということで、これは「ぎふの木」の素晴らしさを発信するイベントでございます。7月には、恒例となりつつありますが世界農業遺産にちなんだ鮎の日イベントを行います。9月には、全国GIAHS、世界農業遺産の集いということで、日本全体の全国にある世界農業遺産の関係者に集まっていただいて、世界農業遺産を盛り上げていこうということでございます。今日から始まる「半分、青い。」のNHKの朝ドラですが、7月下旬から8月上旬にかけて、県の物産販売、トークショー等々ですね、東京都心で「半分、青い。」にちなんだイベントを開催します。
 芸術・文化の振興という観点では、6月中旬ですが「ぎふ美術展」ということで、いわゆる県展を廃止しまして、模様替えをするわけでありますが、この第1回がこの6月に行われるということです。
7月には「(仮称)岐阜県障がい者芸術文化センター」が開設をいたしまして、障がいのある方々への芸術に関するワンストップでの支援体制とか、発表の場の確保とかといったことをやっていくわけでございます。
10月になりますと、日仏友好160周年ということで、政府がパリ市内の様々な文化施設を借り切って、大規模な日本文化紹介行事「ジャポニスム2018」が行われますが、そこに、岐阜県としては、「地歌舞伎」、それから「美濃和紙」も参加することになりましたが、紹介をしようということでございます。
 来年2月には、今年度で20周年を迎える「ひだ・みの創作オペラ」を大きくアピールしていこうということでございます。
様々な国際交流ということでは、この4月に、サラマンカ大学創立800周年ということで、サラマンカホールで記念コンサートをはじめ、サラマンカ大学と岐阜大学・岐阜薬科大学との研究、教育についての連携も進めていこうということでございます。
4月には、モロッコとの友好交流10周年を記念して、訪問させていただこうということでございます。4月の私の海外出張の詳細は、次回の記者会見で発表させていただきたいと思っております。
 7月に、「アルゼンチン県人会創立45周年」「ブラジル県人会創立80周年」ということで、アルゼンチンのブエノスアイレス、ブラジルのサンパウロでそれぞれ式典がございますので、県からもしかるべき人を派遣しようということでございます。
また、杉原千畝が命のビザを発行したリトアニアとの交流が始まるわけでありますが、友好協会が昨年12月にできまして、今年は、リトアニア独立100周年ということでございますので、7月下旬から8月上旬にかけて「リトアニアNOW」という交流イベントを県内でやっていきたいと思っております。おそらく、9月上旬にはリトアニアの方では、スギハラウィークを、また開催する方向になるのではないかと思っております。11月には、中国の「江西省との友好提携30周年」ということで、久しぶりに江西省にお訪ねするということになろうかと思います。
 3番目の柱が、「安全・安心・健康」づくりというテーマでございまして、このテーマの関係では、5月に、6年ぶりになりますが、大規模な「木曽三川連合総合水防演習・広域連携防災訓練」というものを開催いたします。7月には、大野町に新たな広域防災拠点にもなります、道の駅「パレットピアおおの」が開駅をいたします。これは防災拠点にもなりますし、広域的には、観光拠点にもなることも期待しているわけでございます。9月2日には、新たなテーマを設定して、「岐阜県総合防災訓練」を行います。
現在、岐阜県福祉・農業会館の中に「中央子ども相談センター」がございますが、大変老朽化したということで11月に「ぎふ清流福祉エリア」への移転が完了するということでございます。
「東海北陸自動車道白鳥インターから飛騨清見インター間の4車線化」ですが、これも長年の懸案でございましたが、年度内には完了するということでございまして、年度内といっても4月から来年3月までありますので1日も早くということで国交省にはお願いをしておりますが、1番下のところに書いてありますが、今年度には開通するということでございます。
ということで、主な行事をざっと見ていただきましたけれども、様々な予定がございますので、一つ一つ岐阜県にとって意味のある形で推進をしていきたいと思っております。
 私の方からは以上でございます。今年度一年よろしくお願いします。

記者

 先ほど知事もおっしゃったとおり、先週空宙博がオープンしまして、かつ「半分、青い。」もスタートして、全国的に岐阜が中部圏内以外にも関心を集めている時だと思うんですけれども、特に今年度の事業で期待している部分がもしあれば教えていただいてもよろしいですか。

知事

 そうですね、まあ、「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」はいわば完成体としてですね、いいスタートを切れたということで、こういう博物館というのは絶えず内容を精査しながらですね、来られる方々の要望とか期待をよく見ながらですね、航空宇宙の世界というのは日進月歩でありますので、ソフトの面でですね、これから大いに工夫していかなければならないということは考えておりますし、ちょっとまだタイミングを計るのが早いんですけれど、いずれどこかのタイミングで、宇宙開発のもう一つの雄はロシアでございますので、ロシアの航空宇宙博物館との連携というのもですね、ちょっと視野に入れていく必要があるのかなあと、思っております。
それからまだ完成形ではないんですが、まあ少しずついろんなことをやりながら盛り上がってきていますのが関ケ原でありまして、今年、春・夏・秋とございますし、その間、いよいよビジターセンターも実施設計に、それから工事に入っていくと思いますので、これもオリンピックに向けて、仕上げたいと思っておりますので、着実に進めていきたいというあたりも、私にとっては特に強く意識していることであります。
 それから、ミラノでの、「ミラノ・サローネ」とか、それからパリの「メゾン・エ・オブジェ」とか、まあそれぞれ2回やってきておりますので、こういう出展・展示から国際的な商品化ですね、商品戦略にどう持っていくかということも考える時期に来ていると思いますので、そういう問題意識で、物事を進めていきたいと思っております。
それから清流福祉エリアが、着々といろんなものが整ってきますので、障がい者芸術文化センターであれ、あるいは障がい者の総合就労支援センターであれですね、整ってきますので、障がい者に対するいろんな様々な支援をですね、エリア全体として相乗効果を発揮できるようなですね、いろんな施設が連携を取りながらやっていけるような、そんなことにも意を注いでいきたいと思っております。まあたくさんありますけれども、ざっとそんなところでしょうかね。

記者

 2点あります。どちらも東濃に関することで、さきほどの質問・発言もありました、「半分、青い。」なんですけれども、もし番組をご覧になられていて、感じられた感想といいますか、思いはどうだったでしょうか。
 もう一つの質問が、やっぱり東濃なんですが、今度はナンバーの問題です。東美濃ナンバー。今、地元の要請を受けて、受付期限の延長というのを、半年ですね、求める要望を国に出したということなんですけれども、今、知事としてはこの件をどういうふうにご覧になっているかというご所見をお伺いしたいということです。

知事

 「半分、青い。」は今日第1回ですから、朝、観てきましたけれども、これから、朝観るのがルーティーンになるのではないかと思いますけれども、いかにもこれから面白くなるよといわんばかりのイントロというか、そういうスタートでありましたけれども、いろんな資料がNHKさんのほうからも出ておりますけれども、見てみますと、俳優陣がものすごく豊富ですよね。非常に、主人公の物語、片方の耳に難聴があるという少女の成長物語ではありますが、その少女を取り囲んで非常に多彩な方々が登場して、多彩な物語が展開されるのではないかという予感がしておりまして、朝ドラ自身が、私もずっと昔からいろいろ観てますが、スタートした時にはやっぱり主人公にひたすら焦点をあてて物語を展開するというところから、徐々に、群像劇って言いますかね、かなり広く、しかもそのために非常に素晴らしい役者さんを配置するというかですね、物語がこういろいろと輻輳して重層的に展開してくるというかですね、そういう風に変わってきているような気がしまして、なんとなくそういう予感がするので、そこを楽しみにしているということですかね。
 それから自動車のナンバーの件は、「半分、青い。」も含めて、あの地域の様々な観光とかですね、いろんなことを連携してやっていこうというそういう時期にきておるわけなんで、それからリニアも、もちろん視野には入っているわけなんですが、広域的な連携をして物事を進めていくっていうのは、それ自身大変結構なことだと思うんですけれども、やや、正直申し上げて、アンケートを急ぎすぎたのではないかというかですね、アンケートをする前にまず、この地域をどう、これから変わっていくのかとか、どんなことをこれから連携して物事を進めていくのかとか、そういったことをまず、住民の皆さんにアピールしていくと、その中には朝ドラの展開もありますし、観光戦略もありますし、リニアに向けての街づくりもあるでしょうし、いろんなことがあると思いますけど、そういう部分をまずは、汗をかいてこの地域全体の一体感といいますかね、そういうものを作り出しながら、さてそこでその広域的なエリアを作っていくうえでの一つの手段といいますかね、象徴的なものとして車のナンバーの問題というのを問題提起されるという、そういう手順のほうがよかったのではないかと。現実的に出てきた数字も、賛成約30パーセント、反対約45パーセントと。で25パーセントがどちらでも良いということでございますので、非常に分かれておるわけで、ちょっと急ぎすぎたのかなという感じがしておりますし、そうであるとすれば国のほうが手続き上3月末までに出しなさいと、それで地元の合意を得て持ってきなさいと、こういうルールだったんですけど、そういう事情を十分ご説明をして、延長できるものならしてもらいたいということで、9月末まで延長しようっていう、これはごく自然な要求・要望ではないかと思っておりまして、私どもも、国に対してはプッシュしていこうと思っておりますし、特にそれが何か問題があるというような感触を得ておりませんので、我々としてはそれを受け入れていただけることを期待をしているということでございます。
 それからもう一つは、車のナンバーっていうのは、例えば、もちろんこういうピンバッジを付けたりですね、ポスターを貼ったりとかいうのは、これはもう、まったくボランタリーにできるわけですけれども、ことは一人ひとりが自分でお金を払ってお求めになったマイカーにこれを付けなさいよ、ということをいうわけですから、ある種、なんといいますか、強制的な部分があるんですよね。そういう部分があるだけにですね、この問題はやはり、住民の方々一人ひとりの十分な理解を得ていくというか、そのための努力っていうものをですね、しっかりやっていく必要があるんではないかなと。ピンバッジをつけたりポスターを貼りましょうっていう話とは、ちょっともう一段ですね、レベルの違う話だと最初から心得て、丁寧に進めていく必要があるんではないかと思っております。

記者

 先日ソフトボールの大垣ミナモの開幕戦がありまして、知事もお見かけしましたけれども、その試合をご覧になっての感想というか、これからへの期待とかをお聞かせいただければと思います。

知事

 私は毎年9月に大垣で行われる2部リーグの試合を見に行っておりましたけれども、1部になると何が変わるのかと思っておったんですが、まずドームでですね、かなりきちんとした設営の中で、お客さんも大垣から約2千人ですか、おいでになって、その前のトヨタの試合は何か8千人入っているとかって言ってましたけどね、なんといいますか、会場の雰囲気も盛り上がり方もやっぱりワンランク違うものを感じました。それから応援する方々の応援の姿勢もですね、随分なんというか、テンションが高くてですね、一生懸命で、非常になんていうかますます地域にとってのソフトボールというかね、そういうものを感じましたし、それから試合のスピード感ですね、ピッチャーの投げるボールのスピードから、打球からですね、スイングからですね、守備のこの、なんといいますか、スピード感といいますかね、いろんな面で違うランクの試合を見せていただいたという感じで、最初の試合として、ミナモの選手の皆さん、どういうふうにお感じになったかわかりませんが、たぶん、やっぱりもう一つ上のランクの舞台に自分たちは来たんだという思いを強くされたんではないかと思いますし、そういうものとして私どももさらにまた応援をしていきたいということで、結果は残念ではありましたけれども、非常にいい雰囲気の中で非常にいいスタートを切ったんではないかと思っています。特にあのチームはクラブチームでありまして、大変財政的にも厳しい中を、大垣を中心にですね、各企業がそれぞれに選手を雇って、そして昼間はちゃんと仕事をして、そして夜、みんなで集まって練習をするという、そういう中で2部を勝ちぬいて1部に上がってきたと、こんなチームはないわけで、しかもぎふ清流国体のいわば財産がそのままこういう形で生かされているということなもんですから、わたしとしては否が応でもですね、応援したくなるというかですね、こういう形で地域のクラブチームが全国レベルで十分やっていけるんだというのをですね、見せてもらえるとありがたいなということで。今回のスローガンが、地域密着、1部定着というスローガンで、いずれも気持ちは非常によくわかるわけで、この地域密着、はもう相当進んでいると思いますが、1部定着というのは相当汗をかかないといかんだろうと思いまして、まあそんなことで期待をさらに高まってきたと、そんな感じがしております。

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