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知事記者会見(令和3年3月5日)

※知事及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和3年3月5日(金曜日)15時00分

司会
 ただいまより、知事記者会見を始めさせていただきます。
 知事、よろしくお願いいたします。

知事
 まずは、本日の感染状況でございますが、6人ということであります。このうち木沢記念病院関係が1人、東濃厚生病院関係が4人ということであります。この病院関係でクラスターが5人(増加)ということです。それから、10万人あたりの新規感染者数が2.27人ということであります。病床使用率が17.3%ということで、3月1日以来、連続で20%未満ということであります。内訳は中濃圏域が4割を切りまして39%。それから東濃が25.8%。岐阜圏域が少し下がりまして15.3%。あと、西濃が4.5(%)、飛騨が2.7(%)ということでございます。死亡例はなしということです。
 それから、変異株の話が出ておりますけれども、一昨日(3月3日)、本県としては初めての変異株による感染者が確認されたわけでありますが、この方の関連で、同様に変異株への感染が疑われる方が3名おられまして、この方々、県の検査では3名とも陽性でございました。これを今、国立感染症研究所のほうで検査を行っておりますけれども、変異株である蓋然性は高いのではないかと見ております。国のほうで最終確認され次第、国、県それぞれで発表させていただくということになろうかと思っております。
 それから、先ほど(岐阜県新型コロナウイルス感染症対策本部)本部員会議と(対策)協議会の合同会議を開きまして、コロナウイルスの緊急対策を決定していただいたわけであります。お手元の資料、横長のA3の紙は、これの概要版であります。それから、A4の資料は、これの本体のほうであります。
 特に今回の緊急対策の考え方については、このA4のほうの紙の1ページ、2ページに詳しく書いてありますので、これをご覧いただければと思います。緊急事態宣言が2月末に解除されまして、1週間の前倒しということで、そこで私どもとしては元々、3月7日までの間にステージⅡまでなんとかもっていきたいということで取り組んできたわけでありますけれども、その時点ではまだ(病床使用率は)20%をちょっと上回っていたんですね。あと1週間様子を見たいということで、時短を1時間緩める以外は従来と全く同じということで発表させていただいて、1週間様子を見てきたということであります。3月1日からずっと一貫して(病床使用率が)20%を切っているということで、私どもとしては3月7日までに安定的にステージⅡのところへもっていくという目標は、ほぼ達成できたのかなと、こんな感じでおります。
 そこから、さて、次はどうするかということでありますけれども、認識としてはまだ第3波は終わっていないということで、この1ページの下に折れ線グラフがありますけれども、第1波がちょうど1年前、年度末・年度初めの人の流れが増えるところ。第2波が夏休み・盆休みですね。それから第3波がこの年末年始ということで、ご覧いただきますと分かりますように、波の高さ、それから幅、どんどん大きくなってきているということであります。第3波もかなり落ち着いてきたと言っておりますが、こうやって見ますと、第1波の盛り上がってきた頃とそんなに違いがないわけでありまして、まだまだ第3波の終息に向けて、手綱を緩めるわけにはいかないという認識でありますし、言わんや再拡大に至るようなことは、何としても阻止をしたいというのが問題意識でございます。
 特に、2ページに懸念事項が5つ書いてありますけれども、ワクチンもこれからと。それから、死亡率が上昇しているのがちょっと気になると。それから、変異株が出てきたと。それから、後遺症の問題も言われ始めたと。それから、1都3県は今日、2週間延長の方向で議論されております。ということで、警戒を緩めないでやっていこうではないかということでございます。
 4月の上旬までということで、この年度末・年度初めの様々な行事とか人の流れの中で、警戒を保っていくということでの緊急対策であります。2週間、ちょうど中間点あたりで、レビューをしようかと思っておりますけれども、それに関わらずとにかく状況が急変すれば、それに合わせて必要な対策を講じていくという構えで、これから4月上旬に向けて取り組もうということであります。何としても第3波を終息させると同時に、昨年と同じような轍は踏みたくないなということで、県民の皆さんにも、ぜひこの緊急対策について、それぞれの持ち場持ち場で、個人として、事業者として、あるいは医療・福祉関係者として、あるいは学校関係者として、あるいは企業人として参加をしていただいて、オール岐阜でこの1ヶ月の目標をまた達成していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいということでございます。
 私のほうからは、以上でございます。

記者
 昨日も専門家会議を開かれましたけれども、現在の感染状況ですけれども、知事から見て、改めて伺ってもよろしいでしょうか。

知事
 感染状況ですか。

記者
 感染状況の分析ですけれども。

知事
 2月に入ってから、何と言っても木沢(記念)病院と、それから2月の後半に出てきました東濃厚生病院ですね。一時のような数字はもう収まってきていますけれども、まだクラスターの終息には至っておりませんので、この木沢記念病院の状況をしっかりフォローし、ここからいろんな教訓を学びながら終息に持っていきたいということが、これは喫緊の課題だというふうに思っておりますし、時を同じくして、東濃厚生病院(に係るクラスターが)現れましたので、病院関係者には、ここら辺の経験を情報として共有してもらう必要があるのではないかと思っております。
 それ以外はかなり散発的なものが多いので、それはそれとして気を付けていただくと。市中感染ですね。気を付けていただくということだと思いますし、クラスター自身は徐々に減ってきていて、今(終息していないものが)4件。先ほどの2つの医療機関を合わせて4件ですので、これも今、しっかりと追える状態にはなっておりますので、最後までこれは見届けたいと。そういう中での、新しく出てきた課題が、新しい(変異)株の問題でありますので、しかも、1件出てきたと思ったら、おそらくお3方も同様だと思いますので、これについて、不明なことも多いですから、国と連携を取りながら、いろんな対策をやっていくと。
 岐阜県としては、検査の中で変異株のPCR検査もずっとやってきておりまして、国としては5ないし10%くらいを、感染者の中で対象にやるようにと言われておるんですが、私どもは5ないし10%どころか、ほぼ全て、あるいは場合によると、過去の検査で陽性になった方で、検体が残っているものについてもチェックをするというので、100%を超えて検査をしておるということで、かなりしっかりとした検査体制に入っておりますけれども、ここら辺を続行していきたいと思っております。

記者
 今の変異株ですけれども、3人が蓋然性が高いということですけれども、今日、これは発表とかはありそうですか。

知事
 これは(国立)感染症研究所のほうで、最終確認をしたところで正式発表ということではありますので、まだ、先ほど申し上げましたのは蓋然性ということでありまして、正式発表ではありませんので、固まり次第、またご連絡したいと思います。

記者
 変異株への対応ということで、頻度を上げてスクリーニングを実施するということですけれども、具体的にその頻度というところで言うとどういうことになりますか。

知事
 まだこれは、この手の検査をスタートしたところでありますけれども、県としては先ほど申し上げましたように、国の考えている頻度をはるかに超えてやってきてますので、これをしっかりと持続していくという、手を抜かずにやっていくということかと思います。
 それからもう一つは、昨日の専門家会議で先生方がおっしゃっていましたのは、変異株についても、この予防策は一般のコロナと特に変わりはないと。3密を避けるとか、手洗いの励行でありますとか、そういった基礎的なところをきちんとやるというのが基本的な予防対策だと。飛沫に注意ということをおっしゃっておられましたので、その部分については、これまで以上に丁寧に基本的な対策を励行していただくということを強調したいと思います。

記者
 この3ヶ月続いた時短が7日で終わるわけなんですけれども、昨日もおっしゃっていましたけれども、この1ヶ月間は飲食店のクラスターが発生していなかったりとかですね、県民であったり、事業者の方のご協力であったり、ご努力というのがあったと思いますけれども、改めて第4波を出さないためにということで、県民とか事業者の方へのメッセージを伺ってもよろしいですか。

知事
 時短については、第3波が発生した時点で、特に11月から12月にかけて、第2波以降のいろんなクラスターとか動きを分析する中で、やはり飛沫、飲食というところに焦点を当てて、そこをきっちり抑えていこうということから、飲食についての時短という手法が取られたわけであります。3ヶ月間、非常にしっかりとやっていただいたということで、特に岐阜県は99%を超える実行率でありますので、全国的に見ても非常にこの方針に沿って皆さんが努力していただいたということで、そういう意味では大変ありがたく思っております。
 その結果として、2月に入ってから飲食関連のクラスターも発生しておりませんし、十分な成果があったのではないかなと思っておりますので、ここらあたりで解除するということであります。
 ただ、一つひとつ、発症の実態に応じながら対策をやっていくということでありますので、固定的に考えないで、また少しでも緩み、飲食のところで飛沫が飛び交うようなことがあれば、同じことを繰り返しますので、そういう意味では、頑張っていただいただけに、この成果を無にしないためにも、ぜひ引き続き慎重に。時短という制度はなくなりますけれども、飲食という場面で、この感染が爆発しやすいということについては、一つの経験値として皆さん理解をしていただいて、慎重に行動していただきたいと。そういうことです。

記者
 その中で、2週間を目途に中間評価をするということが、この文言に入っていますけれども、残念ながら感染が再拡大の懸念であったりとか、そういったところも含めてこの2週間という数字を設けられたということですか。

知事
 この年度末、新年度というところの人の動きとか、気の緩みとか、そういうところに焦点を当てて対策をやっていこうということで1ヶ月と置いたわけであります。基本的には常に状況を見ながら柔軟に対応していくということでありますから、常にウォッチしていくことでありますけれども、ちょうど折り返し地点ぐらいのところで、国のほうも今、2週間後にどうするかという議論をまたされると思いますし、そこで日本全体を見渡した議論も行われるでしょうし。それから関西の1府2県ですか、これらの方々も21日を目途に今、時短を続行するということを言っておられますので、そこら辺が、いろんな議論が起こる時期でもありますので、そういったところも睨みながら、それからちょうど折り返しの地点でありますので、一回、包括的なレビューはやってもいいんではないかなと。そういう意味で申し上げておるところであります。

記者
 ちょっと話が変わりますけれども、ワクチンの、今日、箱の数とかのスケジュールを出されましたけれども、こういった箱の数とかというのは、他の都道府県でも今、示されていることですか。

知事
 同じですよ、これは。国のほうの提示に合わせて、各都道府県で、どういうふうに配布していくかということになるわけですけれども、私どもとしてはいち早く、フォーメーションを組んで、考え方とかディシプリン(規律)の合意をして、そのやってくるワクチンの数に応じて、そのフォーメーションと言うかディシプリンに当てはめれば答えが自動的に出てくるということでもあります。
 それから、状況によっては調整本部を設けておりますので、微調整とか、あるいは考え方を改めたほうがよいようなことが生じたら、そこでまた調整をするということで、オール岐阜で市町村、それから関係者、県民、医療機関、皆さんがお互いに信頼関係の中で、粛々と的確にやっていくということで進めていきたいと思っておりますので、どっちが先だ、こっちが先だというような議論を、あちらこちらでやるということではなしに、ルール化して対応していくと。それに調整本部を設けるというやり方を取っておりますので、それに合わせて粛々とやっていきたいと思っております。
 ただ、スタートのところは、今日もお話ありましたように、非常に配布されるワクチンの量が少ないわけなので、国のほうでも河野大臣もおっしゃっておられますけれども、薄く、広く、とにかくいろんな分野でいろんな地域で、まず1回きちっとやってみると。そこで接種がスムーズに行くんだというところを見届けることを優先しようではないかということで話が進んでおりますので、今のところはそういうことで、特に混乱なくやっていけると思っております。

記者
 これも何度も聞いていて申し訳ないんですけれども、愛知県との動きということですけれども、愛知県は2週間ということでやられていますけれども、岐阜県は早くこの1週間終わるわけですけれども、昨日の専門家会議とかでも、愛知と歩調というか足並みをそろえるべきではないかとか、そういった意見とかは特になく、岐阜県はもうこのタイミングで終わろうということになったということでしょうか。

知事
 専門家会議では、その手の議論は全く出ておりませんね。というのは、愛知県にせよ三重県にせよ、それぞれ日々、感染の出方も違いますし、出る場所とかジャンルもニュアンスは違うと思いますし、そういった実態に即してそれぞれやっていくということですから、あらゆる方法とかタイミングを合わせるべしという議論は特にありませんでした。むしろ先生方が気にしていたのは、昨日の段階で言うと、一昨日、昨日と、ちょっと大型の、愛知県でクラスターがいくつか出ていますので、ちょっとこの動きは要注意だなというようなことはおっしゃっていましたけれども、行政としては特に、あれですね。
 というのは、私どもが先ほど申し上げましたように、もともと2月8日から3月7日という1ヶ月で、ターゲットを設けてやってきたわけですから、そのターゲットを完遂するということで、3月7日で一つ区切りをつけると。政府も3月7日で区切りをつけて、さあどうするかという議論をしておられるわけですから、それをやった上で、じゃあ次にどうするかということで、向こう1ヶ月ということで必要なことをやりましょうということですから、そういう、時間間隔とか、アプローチについては、全会一致というか、皆さんそれがいいのではないのかなということで。
 逆に、毎週毎週、対処方針なんて言うのは、そもそもクラスターのデータが出てくるのが2週間ずつずれているわけですから、そういうことも考えると、毎週毎週、議論することでもなかろうということで、特に愛知県を意識した議論とか、それから愛知県さんは14日ということをおっしゃっておられますが、14日というのは、私どもにとっては一つの区切りになるとは思いませんので、そのことについての議論もありませんでした。
 ただ、3県で共同メッセージを出しましたので、この季節の行事への対策とか、基本的な感染防止対策の徹底とか、医療機関とか高齢者施設の感染拡大防止とか、そういうところについての認識とか対応は一致しているわけで、そこは足並みは揃っていると。
 それから、ちなみに三重県について言うと、三重県も同じように3月7日というのを一つのターゲットにしてきましたから、今日、私どもと同じように、3月7日で、いわゆる彼らの緊急対策と言うんですか、正確な名前はちょっと忘れましたが、対策は一区切りで、そこで区切りをつけると。区切りをつけた上で、今度は三重県さんの場合には、4月末ですね。4月30日までを対象に、これから年度末、新年度の動向を見ながら、注意深く対応策をやっていくということで、やっておられますので、それは三重県さんの感覚だということで、足並みとしては、問題意識としては、そんなに違っていると思わないので、特に問題視することはないと思います。

記者
 目標についてなんですけれども、前回の緊急事態対策の時は、病床使用率を20%を下回るというところでしたけれども、今回の対策の目標というのが何なのかということと、表題を見る限り、第3波の終息というところかなと思うんですが、仮にそれだとするならば、何をもって終息というふうに評価していくお考えなのかお聞かせください。

知事
 まさに第3波の終息と再拡大阻止ということでありまして、終息ということは限りなく、感染者を限りなくゼロに持っていくということですね。第1波と第2波との間にも感染者ゼロという日はいくつかありましたし、第2波と第3波の間にもゼロという日はありました。残念ながら、(1日の陽性患者公表数として)一桁で3人まではいっていますけれども、このところですね、まだゼロにはきていませんので、むしろ何日かゼロが出てくるような、そういうところまでは持っていきたいと思います。
 基準として厳しいものだから、あまり私どもも言いませんし、皆さんも取り上げないですけれども、岐阜県の基準があるでしょ。あれは1日1人なんですよね。1週間の平均で感染者が1日1人を超えたら、これはもう要警戒だという、そこが我々の元々の原点ですから、そういうところまで持っていくということだと思います。

記者
 移動の関係、県をまたぐ移動の関係で少し確認を改めてしたいんですが、3ページに書いてある、「県をまたぐ移動で、緊急事態措置を実施する地域への移動は慎重に」ということで、こちらは関東圏の、緊急事態宣言、国のやつが続くところということで意味は捉えているんですけれども、改めて知事としては、今も独自でやっている関西圏だったりとか、愛知も14日まで時短をやっていますし、クラスターも出ているということで、そういうほかの都道府県も含めて、改めて県をまたぐ移動についての認識、県民への呼びかけをお願いします。

知事
 この部分は、この間の愛知、岐阜、三重の3県のメッセージと同文なんですよね。ここでも緊急事態宣言が継続している首都圏、1都3県や、感染者が多数発生している地域への不要不急の移動は自粛をと言っているわけで、まさにその通りであります。そういうところへの不要不急の移動については自粛をしていただきたいし、できる限り延期できるものは延期していただきたいということです。

記者
 時短要請の件でして、今回愛知県と、これまで愛知県と東海3県、足並み揃えるのが重要とお聞きしましたが、時短要請に関しては、今回は愛知県とは違った形式になります。そういうふうにした理由と、あと、それによって愛知県の人が夜、岐阜県に来ないかということが心配される気がするんですが。

知事
 時短について言うと、この前、3県(知事による会議)の時にも議論しましたけれども、三重県はもっと先に時短を終えているんですよね。もっとずっと前に、2月の中旬ぐらいかな。そこで時短を終えているわけです。私どもは時短を終えたことでどういうことでしたかと。愛知県との兼ね合いで何かありましたかということを問うたわけでありますけれども、三重県知事のお答えは、何らそのことで愛知県と三重県の間の人の行き来に影響があったとは思えないということをはっきりおっしゃっておられました。ですから時短をどうやるかというのは、またそれぞれの県のそれぞれの人の流れとか、感染の状況とか、クラスターの状況とか、そういったところを見ながら、適時適切にやっていけばいいのではないかと思います。
 岐阜県について言うと、3月7日ということで、目的を一応達成したということで、一つのこれは規制ですからね。ビジネスに対するいわば規制をしているわけですから、規制というものは、必要な限りは規制をするということでしょうけれども、その必要がなくなれば、むしろ緩めるほうが当然であると思っております。

記者
 愛知県から夜、岐阜県に来るような懸念はあると思うんですけれども、その辺の受け止めはいかがですか。

知事
 時短と言っても、(午後)8時を9時にしたり、細かく今まで動かしてきていますけど、そういうことにいちいち消費者が反応しているようには思いませんので、私自身としては、注意深くこれから見ていきますけれども、何かドラスティックなことが起こるとは思っておりません。

記者
 ちょっと細かいところで確認ですけれども、3ページにあるように卒業旅行の扱いなんですけれど、緊急事態措置が出ているところへは自粛とあるんですが、卒業旅行そのものの自粛というところまでは求めないということになるんでしょうか。

知事
 ここに書いてありますように、大人数でワイワイやるようなタイプの卒業旅行は自粛してもらいたいということを、ここで言っているつもりなんですけれども。

記者
 じゃあ大人数とかを避けたりとか、感染が拡大しているようなところを避けるような形での卒業旅行というのは、注意してやってくださいよというような形。

知事
 たとえば同じ項目の一番下にありますように、分散型の旅行とか、なるべく混雑しない平日の間での行動とか、いろいろ注意をしながらやってくださいということです。

記者
 医療機関クラスターの教訓を踏まえた対応というのが、医療・福祉対策のところで、7ページのところにあるかなと思うんですが、今のところ、まだ木沢(記念)病院のクラスターの要因分析というのは、多分、国のクラスター班がまさにやっていらっしゃるかなと思うんですが、ある程度、今の時点で、あそこまで広がった要因の中で分かってきていることがもしあれば、教えてください。

知事
 これは、どこかのタイミングでというか、そんなに遠くないタイミングで、きちっと整理した形で、むしろ専門家の先生のほうから、こういう記者会見でもいいと思いますけれども、報告していただいたらいいんではないかなと思っております。今はまだクラスターが終わっておりませんので、先生方は手分けしながら、日々現場を見に行ったり、いろんな現場からのお尋ねとか、そういうことに対するお答えをしたり、指導したり、結構やっておられます。それに合わせて、東濃のほうもやっておりますし、それから、その関連で他の病院からもいろいろお尋ねもありますし、ちょっとまだ渦中にありますので。それとまだ、最終的な国のほうのレポートが来ているわけでもないんですけれども、どこか適当なタイミングを考えて、中間報告でもいいんですけれども、発表できればいいかなと思っております。

記者
 ワクチン接種の関係で、高齢者の方と、医療従事者の方の並行接種という形になるかと思います。その辺り、統一的な県のルールだったりとかというのを、今後示されている予定はあるんでしょうか。

知事
 ルールはもうできていますよ。もしあれだったら後でご説明しますけど、もう方針も決まっていますから、特に今、バタつくことはないんですけど。
 それと、今回は非常に僅かなワクチンの量ですから、それを巡って何か複雑なことが起こるとは到底思えませんので、私どもとしては、将来的にどういう数のワクチンが来ても。もちろんこちらのキャパシティはありますよ。接種能力の範囲内であれば優先順位とか、そういったことについては混乱なくやれるように調整ルールを作りましょうということでやっておりますので、その部分については特に問題なくできると思っておるんですけれども。その辺の細かいところは、ちょっとまた事務方のほうで説明してもらいます。

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