本文
農業振興
農業の振興
清流の国ぎふ」の未来を支える農業・農村づくり~安全・安心で魅力あふれる「食」と「ふるさと」を目指して~
ぎふ農業・農村を支える人材育成
1 担い手の経営強化に向けた取組みの支援
ぎふ農業・農村を支える中心的な農業経営体を育成するため、新規就農者の早期の経営安定や認定農業者等の経営強化を目指した取組みを支援しています。
2 産地の実情に応じた多様な担い手の育成・確保
新規就農の相談から研修、就農まで一貫したサポートや「郡上トマトの学校」を拠点に関係機関との連携による研修を実施して、地域を支える農業者の育成を行っています。
3 農業分野でのDX化に向けたスマート農業の全県展開
高齢化の進行等により労働力不足が深刻となる中、より少ない人員での対応や高品質化に向けて、農業分野でのDX化を図るため、ICTやロボット技術等の先端技術を活用したスマート農業を推進しています。
4 農村を支える集落営農組織・活動組織の体制強化
農村の有する生産基盤と景観を守り、次世代に引き継いでいくため、中核的な担い手である集落営農組織や農業・農村の多面的機能の維持を担う活動組織の育成及び持続的な体制づくりを支援しています。
<郡上トマトの学校>
新規就農者研修施設への補助、運営助言等を行っています。
<ドローンを使った病害虫防除>
先端技術を活用したスマート農業を推進しています。
安心で身近な「ぎふの食」づくり
1 地産地消県民運動の展開
地域で生産された農林水産物を地域で消費するとともに、消費者と生産者の相互理解を深めるため、官民一体となった地産地消運動を展開しています。
2 安心と信頼を届ける農畜水産物の生産支援
持続可能な農業の実現に向けて、「ぎふ清流GAP評価制度」の農業現場への普及など、生産者のGAP等の取組を総合的に支援するとともに、消費者に対するGAP農産物の認知度向上を図っています。
3 家畜伝染病に対応できる畜産産地づくり
家畜伝染病に備え、農場の飼養衛生管理の更なる強化を図るとともに、家畜防疫体制を充実・強化しています。
また、野生イノシシを介した豚熱ウイルスの拡散防止を図るため、経口ワクチン散布による抗体付与と捕獲による個体数削減を推進しています。
<イノシシ経口ワクチン>
ワクチンが入ったカプセルをトウモロコシ粉やミルクパウダーなどで包み、固めたものを土中に埋めて使用します。
ぎふの農畜水産物のブランド展開
1 飛騨牛をはじめとする売れる畜産物を支える生産体制の強化
担い手不足、生産コスト高止まり、安価な輸入品との競争にさらされるなど、畜産業を取り巻く情勢は厳しさを増しています。このため、畜産業の将来を支える担い手の育成や施設整備への支援を行っています。
2 園芸産地の生産体制強化と新たなブランド品目等の創出
管内の主要品目である夏だいこんをはじめとした園芸品目への夏期高温対策などの技術支援や法人化などの経営支援をとおして、産地の維持・発展を目指します。
3 新たな需要開拓による花き振興
冷涼な気候を生かした高鷲地域の切り花生産や市場ニーズにあった鉢花生産を支援し、郡上管内の花き振興を支えます。
<飼料用稲収穫機>
集落営農組織や認定農業者の規模拡大や経営の多角化に必要な機械等の整備に対し補助しています。
地域資源を活かした農村づくり
1 農地の保全と生活環境の向上対策・鳥獣害対策
中山間地域など営農条件が整っていない地域では、農地の荒廃が進み、野生鳥獣による被害が営農意欲の減退要因ともなっています。このため、遊休農地発生防止活動に加え、鳥獣害対策、営農条件整備を進めることにより優良農地の確保を図っています。
2 世界農業遺産「清流長良川の鮎」の持続的な発展
鮎王国ぎふの拠点である「清流長良川あゆパーク」により、鮎をはじめとする地域資源や流域の伝統文化・食文化などを伝え、感じてもらいます。また、川や魚などに触れ合う機会を通じて、子どもたちをはじめ多くの県民に「清流長良川の鮎」の魅力に対する理解を深め、釣り人口の増加を目指します。
3 棚田など地域の魅力を活かした農村の活性化
郡上地域では、過疎化や高齢化の進行による集落機能の低下が顕著であり、新たな人材の確保や、集落機能の強化が喫緊の課題となっています。
そこで、豊かな自然、棚田やジビエなど多くの地域資源の魅力を活かした郡上地域の活性化を推進します。
<耕作放棄地解消活動>
優良農地の確保と有効利用を進めるため、耕作放棄地を解消し営農活動を再開する取組を進めています。
<鳥獣被害防止柵>
鳥獣被害を軽減するため、鳥獣被害防止柵の設置や有害鳥獣の捕獲等を支援しています。