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北方町ハイタウン北方で「地域のつながりを深める防災講座」を開催

北方町ハイタウン北方で「地域のつながりを深める防災講座」を開催しました

 平成25年12月7日(土曜日)に、家庭や地域で取り組む防災対策について学ぶ講座を、県とハイタウン北方自治会、地域住民組織ひなたぼっこくらぶの三者共催で開催しました。

(1)講演会では、42人の住民の皆さんにご参加いただき、防災士として、全国各地の災害現場に出向き調査・支援活動を行うとともに、県内各地で防災意識啓発のための講演や災害ボランティアコーディネーターの養成を行っておられる西田重成(にしだしげなり)さんを講師にお招きし、「迫り来る巨大地震~備えは万全ですか?隣近所で助け合うこと出来ますか?~」と題して、ご講演いただきました。

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★講師の西田さんからは、近年の地震発生状況からみて巨大地震(南海トラフ地震)の発生が切迫していること、免震高層住宅の特性を生かした防災対策が必要であること、などが講話されました。

★講話では、地域の防災対策を検討するうえで、建物への被害は免れたとしても、ライフラインや医療機関などへの被害発生が想定されるため、各自で高層住宅内での被災生活を考え事前に備えておくとともに、安否確認や避難所への移動、要援護者への協力、救援物資の受取・配分など、住み慣れた自宅での生活を継続するためには隣近所で助け合える「防災マニュアル」を整備しておくことが有効であること、被害の状況によっては被災地外に疎開する選択肢も有り得ること、などの助言がありました。

(2)講話の終了後には、ライフライン(ガス、水道、電気)が止まった時に活用できる食材を紹介し、持ち寄ったカセットコンロとビニール袋を使った非常食づくりを体験しました。

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★非常食づくりでは、スナック菓子を湯煎利用したポテトサラダづくりやビニール袋を利用したカレーづくりなどを、参加者がグループになって体験しました。

(3)本巣消防事務組合予防課の協力のもと、県が有する起震車(地震体験車)に乗って、濃尾地震や東海・東南海地震などの大地震の揺れを体験し、地震に備えた日頃の準備の大切さを学びました。

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★講座を受講した参加者からは、次のような感想がありました。

 ・TVで見る映像からでは分からない緊迫感が伝わった。参加してよかった。(高齢者・女性)

 ・普段から食料を備蓄しておかないといけないと思った。(高齢者・男性)

 ・水道が止まる、食料が無くなるなど、免震高層住宅に住んでいても想定外のことが実際に起こるのだと知った。(高齢者・男性)

 ・非常食づくりが参考になった。子どもが美味しいと言ったのは意外で、今度子どもと一緒に試してみたい。(子育て世代・女性)

 ・子どもと一緒に体験でき、子どもにとっても事前の良い経験になったと思う。(子育て世代・男性)