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KYB株式会社出前講座

KYB株式会社への出前講座について

企業で働く現役世代の地域デビューを応援する出前講座を、KYB株式会社で開催しました

 平成24年12月5日(水曜日)に、KYB(ケーワイビー)株式会社様(可児市)のご協力により、従業員の皆さんを対象として、認知症と地域のボランティア活動について一緒に学ぶ出前講座を開催しました。
 出前講座では、約50人の従業員の皆さんにご参加いただき、恵那市岩村町にて、グループホームや小規模多機能ホーム等を運営している、有限会社耕(こう)グループ「くわのみ」統括責任者の繁澤弘子(しげさわひろこ)さんを講師にお招きし、認知症の特徴や認知症の方を家族や地域で支えるために必要な心構えなどについてご講話いただきました。
 また、可児市の「鳩吹山(はとぶきやま)を緑にする会」会長の高橋知久(たかはしともひさ)さんを講師にお招きし、鳩吹山の山火事跡地への植林活動や清掃活動など、地域のボランティア活動に参加するきっかけや活動のやりがいなどについてご講話いただきました。

「認知症について学びましょう」

講師(繁澤弘子さん) 講話の様子1 講話の様子2
講話1 講話2 講話3

 講師の繁澤さんからは、

  • 認知症は誰もが罹りうる病気であることを理解し、認知症の症状が疑われる場合には医師に正しい情報を伝え、早期に診察・診断を受けることで必要な薬の服用が可能になり、症状の進行を緩やかにできること
  • 認知症の方は常に不安を抱えている状況であるため、周囲の人が認知症の方の欲求や行動の理由などを知ろうとする努力が必要であり、情報・情緒の共有のため積極的なコミュニケーションを図るなど、周囲のケアによって地域で暮らしていける環境づくりが求められていること

などの講話がされました。

「地域活動は、私の生きがい」

講師(高橋知久さん) 講話の様子3 講話の様子4
講話4 講話5 講話6

 講師の高橋さんからは、

  • 尾瀬湿原の清掃活動への参加をきっかけに、企業に勤めるかたわら、地元の可児市でも鳩吹山の清掃・登山活動を始め、「鳩吹山を緑にする会」を設立し継続して活動していること
  • 鳩吹山の山火事をきっかけに、地元の親子などと植林活動を始め、現在、そのフィールドを遊歩道の清掃や地元の幹線道路の清掃活動、絶滅危惧種である「ヒメコウホネ」の保護活動などに広げていること
  • 夏の暑さなど大変だと思う時はあるものの、地域貢献を実感できて自らの生きがいにつながるなど、非常にやりがいを感じていること、ボランティア活動を始めるには第1歩を踏み出す勇気が必要であるが、勇気に見合うだけのフィールドの広がりがあること

などの講話がされました。

 受講者からは、「認知症という病気の見方、接し方など参考になった。もし、身内や周りの人が認知症になった場合に心がけることが分かった。」という意見や「地元のボランティア活動について、少し興味がわいた。」、「活動の内容についてもっと詳しく聞きたかった。勤めていると、興味があってもなかなか話が聞けないため、出前講座という形で会社で受講できて嬉しい。」などの意見がありました。