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知事記者会見(平成23年5月18日)

記事ID:0008145 2015年9月10日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成23年5月18日(水曜日)午後3時

知事 まず、この後ろのバックボードにありますように、今日でちょうど、来年の「ぎふ清流国体」の総合開会式まであと500日ということでございます。そうした意味で、いよいよ国体の準備も本格化していくということで、今、考えております。カウントダウンボードにもありますけれども、日一日と近づいてくる中で、明日からはもう400日台ということでありますので、相当準備を加速しないといけないと、そんな思いでおります。

先だって5月15日に「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」をやりましたけれども、大変大勢のランナーと、それから沿道の方々も諸々合わせて、前日のイベントも含めて延べ13万人の方々が参加いただいたということで、大変な熱気を感じました。これ自体が「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」の協賛イベントでもあったわけでして、この熱気、熱意を「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」にぜひ活かしていきたいと思っております。
一方で、スポーツの振興、そして何としても天皇杯・皇后杯をいただきたいということで、これから各種競技のリハーサル大会でありますとか、東海大会でありますとか、色々と大会が始まるわけでして、それぞれ選手の方々も頑張っていただいていると思います。私自身も機会を見て、そうした選手の皆さんの、リハーサル大会であれ、あるいは練習場所であれ、お邪魔をして激励させていただくようなことも考えたいなと思っております。そういったことも含めまして、選手の皆さんを積極的に応援できるような環境を作っていきたいということが一つでございます。

もう一つは、やはり何といっても、この両大会、「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」を通じて、地域おこし、まちづくりをやっていこうということであります。県内の42市町村全てで何らかの競技をやるわけですし、それを通じて色々な県の方々と交流もするわけですから、これを一つのチャンスとして、地域おこし、おもてなし、あるいはじまんづくりなどに取り組んでいただいているわけでございます。そういうことで色々な声が届き始めておりますので、これにつきましても、私もそういった、国体をにらみながら地域づくりに励んでおられる所を、42市町村全部というわけにはいきませんけれども、これもまた応援に、あるいはアピールのお手伝いに参上したいなと思っております。

それから、先週の記者会見でも申し上げましたけれども、震災関連で色々なことをやろうとしております。今年の山口国体・山口大会がどのようにおやりになるのか、まだよく分かりませんけれども、来年の岐阜の国体というのは、"復旧・復興"から、この日本の"再生"に向けて、日本全体が力強く進んでいくと申しますか、"日本再生"のシンボルとなるような祭典にできないかと。そういう方向で、岐阜県から、「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」から、"日本再生"ののろしを上げていくと申しますか、そうした流れを作っていけるようなやり方、仕掛けも、"復旧・復興"あるいは"再生"に向けた議論をにらみながら考えていければと思っております。総合開会式まであと500日というところでの私の思いを、一言、言わせていただきました。

それから、お手元に資料がございますが、5月30日に「ぎふ技術革新センター」が開所いたします。これは関市の県機械材料研究所の中に新たに作るわけでございますが、この地域の産学官連携の拠点ということで、共同研究、人材育成あるいは先端機器の共同利用ということで進めていきたいと思っております。5月30日の開所式の後、その午後と5月31日に内覧会をやりますので、ぜひ見ていただければと思っております。

文部科学省のプロジェクトも活かしながら19億円をかけて整備したものでございまして、最先端設備40機が入っております。特に、成形加工機械でありますとか、航空機関連の部品の試験機器でありますとか、既に県内外から「使わせてもらいたい」という声もずいぶんございます。そういった先端的な機器も備えておりますので、ぜひご活用いただきたいと思っております。

産学官の「産」の中核が川崎重工業、「学」の中核が岐阜大学、そして岐阜県と、三者が中心になりまして、その他、各大学、研究機関、工業界あるいは企業等々を加えました運営協議会をこの3月に設置しておりまして、そこを通じて、本県の新しいイノベーションの拠点ということで、大いに活かしていければと思っておりますので、よろしくお願いします。

それから今度の土曜日でございますが、5月21日に、下呂市の萩原町の四美の森、5年前に「第57回全国植樹祭」をやりまして両陛下がおいでになったということで、今は「皇樹の杜(こうじゅのもり)」という言い方をしておりますが、その同じ場所で、奇しくも5年前と同じ日に、全国植樹祭の5周年の記念大会を開催いたします。これは、毎年、岐阜県版の植樹祭と申しますか、「岐阜県みどりの祭り」を県内のどこかでやっておりますが、今年は5周年の記念大会ということでやらせていただこうということでございます。

2千名程度の参加を予定しておりまして、テーマが「植樹祭あれから5年これから5年の森林づくり」というキャッチフレーズでございます。例えば、当時主役で色々と活動していただいた小学生が、今や吹奏楽や合唱団の一員として参加したり、あるいは当時司会を務めていただいた中学生が、今や大学生なり社会人になっていたりするということで、総合司会の竹下景子さんにも今回また加わっていただいて、当時の思い出を語っていただこうということでございます。

それに加えて、この間、林業生産を中心に、豊かな森林づくりを林業という観点から色々やってきたわけでございますが、これからの5年間というのは「清流の国ぎふ」の森づくりということで、環境を重視した、いわば「恵みの森づくり」と申しますか、生物多様性の確保や環境保全という観点から重要な、里山、奥山、川沿いの森林といったところの整備や活用を考えていこうということでございます。

そうした発想で新たに、「恵みの森づくりコンソーシアム」の設立を当日発表させていただこうと思っております。現在、県教育委員会の委員長をやっていただいておりますオークビレッジの稲本さん、岐阜県観光連盟会長の尾関さん、それからモアツリーズ事務局長の水谷さんなどが参加をしていただいてということでございます。

それから去年、「第30回全国豊かな海づくり大会」の時に、関市の小瀬の会場になりました所の向かい側の森を、「魚つき保安林」ということで岐阜県としては初めて指定をしたわけでございます。今回、下呂市の馬瀬地域の清流・馬瀬川の右岸一帯を、「魚つき保安林」ということで、2箇所目でございますが指定をして、鮎、あまごの産地で有名な馬瀬川のさらなる環境保全につなげていこうということでございます。

この保安林につきましては、魚が生息しやすい環境を作るということで、指定地内の樹木の伐採を制限することにより、水面に木陰を作って水温の上昇を抑えるとか、餌となる落ち葉や餌の提供をするとか、あるいは表土の流出を防ぐとか、そのようなことを考えて指定をするということでございます。

それから、来週24日、25日と鹿児島県に行く予定でございます。昭和46年7月に鹿児島県と岐阜県との間で、江戸時代中期の宝暦年間の薩摩義士による木曽三川の治水工事にちなんで、姉妹県盟約というものを結んでおります。この昭和46年7月の姉妹県盟約は、全国では初の、県と県の盟約であったわけですが、これがちょうど40周年にあたるということでございます。

これを記念いたしまして、今年の春は鹿児島県で記念式典と慰霊祭をやるということでございます。一方、今年の秋には、今度は鹿児島県知事がこちらへおいでになって、岐阜県内で記念式典と慰霊祭をやろうということで、相互交流をしていこうということでございます。

せっかくの機会でございますので、単に式典とか慰霊祭だけではなしに、鹿児島県と岐阜県の間の新たな交流と申しますか、これまで色々と青少年交流ですとか、あるいは市町村間の交流ですとか、色々なことをやってきておりますが、新たな分野での交流についてもお互いに提案を出し合おうではないかと考えております。

例えば、今回の東日本大震災をみておりますと、ある時点で知事会で整理をしまして、岐阜県の場合には宮城県に行ってくれですとか、バランスを取って、岩手、宮城、福島を中心に各県が応援に入ったわけでありますけれども、こうした姉妹県という関係がありますと、理屈抜きに日頃からお付き合いがありますから、お互いにすぐ飛んで行って話ができる、応援できる、チャネルも分かっているということでございます。こうした日頃の姉妹県としての色々な連携、交流を踏まえて、いざという時に、たとえ離れていてもお互いに相互支援が迅速にできるのではないかと。今回の場合ですと、岩手、宮城、福島と、どこへどういう順番で行こうかと、そんなことをよくご相談を受けるのですが、こういう姉妹県ということであれば、すぐに飛んでいけるということもございます。

災害時の相互応援ですとか、あるいは、あちらは屋久島、こちらは白川郷と世界遺産をそれぞれ持っているわけでございますし、特に九州新幹線が全線開通しましたので、相互の観光キャンペーンですとか、あるいは得意分野を生かした交流提携ですとか、お互いに提案をし合いながら、秋に今度向こうがおいでになるまでに、具体的にまとめていくことができたらと思っております。

ちなみに、鹿児島県まで新幹線伝いに行こうと思っております。飛行機と比べまして、空港での待ち時間や空港への移動時間など一切合切入れますと、ドアtoドアで、せいぜい1時間違うか違わないかで、あまり大差はないとおっしゃるものですから、試しに、岐阜羽島駅からずっと新幹線伝いに鹿児島まで行ってみようと。乗り継ぎさえうまくいけば5時間ちょっと、少しそこで時間を取りますと6時間、そんなオーダーでありますけれども、例えばここからセントレア空港へ行くだけでも時間がかかりますし、飛び立つ前に一定時間待っていなくてはいけませんし、それから、鹿児島空港から街中まで結構時間がかかります。意外と新幹線のほうが快適で、座ったまま色々本も読めますし、資料も読めますし、雑用もできるということで、ちょっとやってみようと思っております。いずれにいたしましても、そうした鹿児島県との姉妹県盟約40周年記念行事がございます。

それから、花フェスタ記念公園がこれからバラの盛りになるわけでございますが、県の施設としては初めてですが、東北から県内に避難しておられる方々に、花フェスタ記念公園、それから美濃加茂市の日本昭和村の無料招待券をお渡ししてご招待をしようと、それで、バスツアーを組みまして1日がかりで両方を見ていただくということで、6月12日にその第1弾をやろうと思っております。

先だっての「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」のレセプションや色々なイベントにもご招待して、非常に喜んでいただいております。行っていいものかどうか迷ったけれど、来てみたらとても楽しかった、東北からランナーがたくさん来ておられて楽しかったということをおっしゃっておられましたし、5月11日の鵜飼開きにもご招待をさせていただいて、これも非常に喜んでいただいたと聞いております。

喜んでいただけるのであれば、さらに、各務原市の世界淡水魚園の水族館でありますとか、養老公園でありますとか、色々やっていこうかと思っております。

私のほうからは、以上でございます。

記者 知事がおっしゃった、国体を"再生"のシンボルにしていきたいというお話ですが、具体的にどういうものを考えていらっしゃるのでしょうか。
知事 全体の流れをそういう方向で考えていけないかということで、まず、「輝け、はばたけ、だれもが主役」というのが大会のスローガンとしてありますけれども、そういう国体オンリーのスローガンに加えて、"日本再生"と申しますか、その突破口、のろしを上げるシンボリックな機会にするということでございます。

どういうメッセージをいつ頃から全国に発するかというところから始まりまして、そのメッセージの発し方、国体に向けてリハーサル的な競技会もありますし、1年前大会もありますし、年が明ければもう1月から、スケート、スキーとも始まるわけです。どういう機会にどのようにメッセージを出していくか。それから、そのメッセージに沿った中身ですね。岐阜ならでのやり方、例えば、被災地からおいでになる選手の方々をどう支援していくかなど、これから色々な知恵を絞っていきたいと思っております。

大きな太い幹と申しますか、今、この国体はどういうものとして行われるのかというところで、"日本再生"ということを一つのテーマに掲げまして、それから、開会式のあり方も関係してくるでしょうし、色々知恵を絞っていきたいと思っております。また、まとまったらその都度、ご報告させていただきます。

記者 お隣の三重県、愛知県でいずれも、三重県については震災復興のための財源を準備するために、知事をはじめ職員の給与カットを行うと、愛知県のほうも震災の影響で税収が不透明さを増しているということで、職員の給与削減を打ち出しています。国のほうも10%削減という方針を打ち出しているわけですが、岐阜県についてはどのように考えていらっしゃるか、お聞かせいただけますでしょうか。
知事 まず、色々な議論がありますけれども、ひとつひとつ私も直接聞いておりませんので、報道その他で伺っている限りなんですけれども。被災地を支援するための財源というふうに特定してお考えになっておられるのか、それとも税収の先行きをみてお考えになっておられるのか、あるいはそれ以外の、例えば民主党政権であれば、既にマニフェストで2割カットということを震災以前におっしゃっておられるわけですから、どういうコンテクスト(文脈)で給与削減をおっしゃっておられるのか、ちょっとよく分かりません。

また、ひとつひとつどういうふうに算定をされるのか、例えば、何をしたいからそのための財源がどう足りるのか足りないのか、そのためにどうするのかと、そういう積み上げ的な議論がよく分かりませんので、それぞれおやりになることについて、私のほうからコメントするのは差し控えたいと思います。

岐阜県としてはもう既に、皆さんもご案内のように最大限の支援をさせていただいておりますし、これからも続けていこうと思っております。それは予算の面もありますし、それから多賀城市のように、他の方々はお帰りになっても岐阜県だけは最後まで残ってくれということで応援に出したり、あるいは教員交流ということを踏まえて中期的に教員をお出ししたりですとか、人的な応援もあります。

それから、岐阜県においでになっておられる方々に対する色々なケア、支援もありますし、それから、県、行政だけではなしに民間からも色々な義援金をいただいて、それを県内の被災者を支援する部分と、現地へ持って行く部分と、整理をしてやらせていただいたりですとか、あるものは赤十字に持って行ったりですとか、色々ありますけれども精一杯やらせていただいておりますし、これはこれで当然続けていこうと思っております。

それから補正予算を組んで、震災に関連して必要な予算も組んできているわけですので、これはこれでやっていこうと思っております。

それから給与という話になりますと、私どもは平成22年度から、正確には平成21年度から、人事委員会の勧告を超えて職員に協力をお願いしております。そういう意味では私自身としては申し訳ないなと思いながらも、県の財政状況をオープンにして、これだけ足りないのでこれだけ頼むということで、ご理解をいただくように努力してきているわけでございます。これについて、今、岐阜県として、さらにそれを追加してどうするこうするということは、私自身としては特に考えていないというのが現状です。

それから、税収の不透明さという話ですが、まだ今は5月の中旬を過ぎたところですから、4月の数字もありませんし、まだまだこの議論をするには、この先まだ色々なデータや色々なものを見ていく必要があります。先の話は先の話として、その時点その時点で適切な対策を考えたいと思っております。

今言われているような、三重県、愛知県のようなことを、今、岐阜県としてどうこうということは考えていません。

記者 2点ありまして、1点目は先日の「緊急観光戦略会議」で、知事が長良川の鎮魂の花火大会をやってみたいとおっしゃられたことについて、もう少し教えていただければと思いまず。もう1つは、先週の記者会見で、福井県の原発から30km圏内に岐阜県も入っているのに通報や立ち入りの法的権利がないので、国に来週中にも訴えていきたいとお話しされたと思いますが、その後、進展がありましたらお聞かせください。
知事 後者の点は、アポイントメントが、大臣が今、国会や色々なことで、申し訳ないけれどもう少し待ってくれというお話なものですから、今週はちょっと難しいようであります。タイミングを見てご相談したいと思っております。

前者の点は、先程来の話の復興支援にも関わるわけですけれども、「ぎふを旅して日本を元気に!」というスローガンで、このGWに岐阜を旅をすると、岐阜を楽しむと宿泊費の1割が義援金として現地へ送られますよと。それから、岐阜を旅をすると、各ホテル・旅館で色々なメニューがありましたけれども、例えばおもてなしとして東北地方の産品、お酒や料理が出ますからそれも併せて楽しんでください、そのことが被災地を支援することに繋がりますよと。「ぎふを旅して日本を元気に!」ということで、かなり危機感を持って、飛騨から美濃から多くの関係者の方々が、60何回にわたるキャンペーン活動をやられまして、何とかGWはよかったなとの報告があったと思います。これからもそうしたチャリティー的なイベント、キャンペーンをやりながら、岐阜も元気になる、そして、岐阜が元気になる中で東北も元気になってもらおうということでございます。

たまたま先日、「緊急観光戦略会議」の中で、岐阜の花火大会が今年無いのは淋しいという意見を、何人かの方が異口同音におっしゃったものですから、私自身として考えておりますのは、8月の第1週あたりをチャリティーウィークというようなことで、例えば柳ヶ瀬の空き店舗を活用して東北の物産展をやるですとか、あるいはチャリティーイベントを岐阜市を中心にやっていくですとか、あるいは東北復興支援にゆかりのある、関わりのある映画を上映するですとか、色々な復興支援に関連するチャリティー行事をやる中で、その一コマとして、長良川の花火というのもあり得るのではないかと。

その場合、花火というのは元々、戦後の岐阜の花火大会も、やはり戦死者に対する鎮魂、慰霊という気持ちと、戦後復興への願いということも兼ねてスタートしたと聞いておりますので、今回そういう意味で、どういう形でどういうフォーメーションでできるかはともかくといたしまして、チャリティーウィークの一環として何らかのことができないかということを検討しております。最終的に決まりましたら、またご紹介したいと思います。

当然、岐阜市とも、あるいは商工会議所ともご相談し、色々な各方面から、ぜひこの花火大会の流れを絶やさないでほしい、やってほしいという声があるのですが、私どもは、その花火大会を花火大会としてやるということではなしに、チャリティーウィークということで、1週間、復興支援という様々な行事をやっていく中の一コマとして、花火というものもあり得るではないかということで考えているというのが現状でございます。

この先は、もう少し詰めたところで、固まったところでご報告したいと思います。

記者 先ほどの原発の話にも関連するのですが、中部電力と、連絡をしてもらうことについて、先日知事と、副社長がお見えになって合意されたと思いますが、16日にありました復水器への海水の400トン漏れがあった件について、中部電力のほうから何がしかの報告が県にあったのか、どうなのでしょうか。
知事 まず中部電力との関係は、この間の議論を踏まえて文書化するということで、事務的に突き合わせをしているところです。実は来週、関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構、北陸電力のしかるべき方においでいただいて、これまでの色々な意見交換、あるいは情報交換の仕組みを、さらに異常時だけではなく平常時にもということでご相談しようと思っておりますし、国からの指示を受けてどのような安全対策をそれぞれ追加的にやっておられるか、状況を聞いてみようと思っております。そういうことの流れの中で、どこかのタイミングで、中部電力と合意文書を交わしたいと思っております。

今の特定の件については、私のところに報告が上がってきておりませんので、担当に確認してご連絡します。

記者 こちらで伺った範囲では、岐阜県のほうには報告は来ていないようです。知事と副社長という事実上のトップの方の会談で、報告しますということがなされた直後のこうしたトラブルですが、こういうご時世の中で、いまだに中部電力から連絡がないことについてどうお考えですか。
知事 まだ文書を交わしていないものですから、きちんとシステムができたところで連絡が来るようになるということだと思いますが、事実上の状況報告・連絡は、お互いにもっと取り合えるような形にしたいと思っております。私も状況を聞いておりませんので、担当に聞いてみます。
文書の合意を急いでいるというところでありますので、当然それに乗せてやらせていただこうと思います。
記者 今後そういう報告を得る場合は、こういうような事故についても当然、報告はいただきたいということでしょうか。
知事 もちろん、そのつもりでおります。
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