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佐吉仏[さきちぶつ]
| 分類 | 史跡 |
|---|---|
| 指定別 | 県 |
| 所在地 | 羽島市竹鼻町 |
| 所有者 | 大佛寺 |
| 指定年月日 | 昭和30年8月30日 |

通称竹鼻大仏と言われている。仏佐吉と称される徳行家永田佐吉が宝暦9年(1759)に建立した銅造釈迦坐像である。永田佐吉は敬神崇仏の念に厚く、この丈六の仏像も、母の意を受けて、江戸神田の鋳物師に鋳造させたものである。もともと釈迦堂があり、そのなかの八角の土壇の上に花崗岩の円形座を据え、安置していた。ところが、明治24年(1891)10月の濃尾震災で釈迦堂が焼失し、台座も損傷を蒙った。台座には寛延三年(1750)七月二十八日という紀年銘がある。

