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知事記者会見(平成22年9月21日)

記事ID:0007302 2015年9月10日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成22年9月21日(火曜日)午後3時

知事

2点申し上げます。

1つ目はAPEC中小企業大臣会合がいよいよ来週後半からスタートいたしますので、一応現時点で固まったところをご報告したいと思います。

お手元にAPECの関係の資料をお届けしておりますので、特に日程をご覧いただきながら見ていただくとわかりますが、まず9月27日から30日までいわば大臣会合の前捌きといいますか、前段階の作業ということで、作業部会あるいはセミナーといった、各国の政府高官からなる会議がございます。

それから、2日、3日が大臣会合の本番でございます。テーマは「中小企業とアジア太平洋:2つのエンジンによる経済活性化戦略」ということであります。それから、会議終了後、関市の鍋屋バイテックの視察ということも予定をしておられます。いろんな候補の中から岐阜県を代表する中小企業ということで、この鍋屋バイテックさんへ行こうということになりました。

それから、地元の中小企業、あるいは学生、児童との交流というような、そういう併催行事もございまして、例えば中小企業国際見本市、10月1日から3日間行われますけれども、APEC地域の中小企業約150社が参加をすることになっております。それから、10月1日にシンポジウムがございますが、基調講演、パネルディスカッション等々ございます。それから、元々はヒラリー・クリントンさんの提案によるものでありますが、日米両政府の主催ということで、APEC地域の女性起業家が参加をして、そのネットワーク作り等々議論いたします女性起業家サミットというものも10月1日に開催されます。岐阜県からも県内の女性起業家何人かが参加されますが、特に森松工業の西村今日子取締役が、分科会でいろいろと発言をされることになっております。

ビジネスマッチングといいますか、県内の中小企業との接点もいろいろと出てくるのではないかと思っておりますし、それから「ぎふ信長まつり」がちょうど同じ時期にございますので、これとの繋がりでありますとか、世界の経済成長のセンターであるアジア太平洋地域と岐阜県とをどう繋いでいくかという1つの大きなチャンスではないかというふうに思っております。

それから、会場内でもPRコーナーとか、あるいは茶道の実演でありますとか、それからレセプション等におきましては郡上おどりなどの伝統芸能でありますとか、それから飛騨牛、鮎といった県内産の食材をふんだんに活用した料理を提供するとか、それから大臣の配偶者の方々には高山、白川郷といった所へのエクスカーションの予定をしております。

それからプログラム終了後、夕方から夜にかけて、川原町、鵜飼、あるいは金華山といった市内の観光名所を巡るショートツアーも用意しておりますし、それから会合期間中の夜間、市内各所で乗降できるシャトルバスサービスも提供しておりまして、いろいろな意味で岐阜市の滞在を楽しんでいただこうということでございます。

地元の通訳ボランティア、留学生ボランティアの方々にもいろいろと応援をしていただきますし、それから会合参加者と小中学生との交流会といったようなことも予定しております。岐阜市等を中心に地元が行うPR事業、交流事業につきましては別途プレスリリースする予定でございます。

それから、お手元のガイドブックは、ウェルカムトゥ岐阜ということで、今申し上げましたように、いろいろと参加者に動いていただくために、提供する資料でございます。

それからやはり、岐阜ってどんなところかということを出来るだけビジブルにわかりやすくする資料がなかなかないということで、今回、お手元の「忘れえぬ岐阜」という資料、中を見ていただきますと、岐阜の様々な魅力を写真入りでふんだんにお示ししたパンフレットになっておりまして、これを今回新たに作りました。お配りしておりますのは英語版ですけれども、中国語のバージョンも今用意しておりますし、この資料は特にこれから国際戦略をやっていくうえで大いに活用しようと思っております。APECに次いで上海万博でも、この資料は使わせていただこうと思っております。そういうこととして用意いたしましたので、もし皆様方が何らかの格好で岐阜のPRということで用途がございましたら、また言っていただければと思います。

ということで、APEC週間が始まろうとしているということでございます。岐阜県としては、過去最大級の規模の国際会議でございますし、まさに世界の成長センターに繋がるチャンスということで、大いに盛り上がることを期待したいと思っておりますし、岐阜県の中小企業関係者の方々も大変張り切っておられまして、いろいろと細かな点に至るまでご協力をいただいているということでございます。

それから、2番目の点は全く話が変わりますが、木質バイオマス等の森林資源のエネルギー活用ということで、揖斐地域でモデル事業をこれから行いますものですから、それの御紹介でございます。

岐阜県では毎年1万4千ヘクタール程度の間伐を行っておりますけれども、その間伐された木材の約8割が森や林の中でほったらかしになっているということでございます。間伐を積極的に進めて、伐採された間伐材を搬出して、そしていろんな用途に有効に使っていこうということでございまして、低コストで木材を生産するということで、高性能林業機械の導入でありますとか、あるいは効果的な路網整備でありますとかを行います。と同時に、そこから出てきたA材、B材、C材・D材と言われておりますが、A材というのは柱なんかの建築用に使われるものでございまして、これは当然そういったことに使うわけでございます。B材これは曲り材といいますか、少し曲がっておりますけれども合板には使えるということで、これも加工して合板に使っていこうということ。それからC材D材という根元の材とか、あるいは小さくなった小伐れといいますか、そういったものを今度はエネルギー源として使っていこうということでございます。

お手元の資料にございますが、揖斐地域において、A材からC・D材まで一体的に生産をして、余すところなく利用する地域循環型の地産地消システムを進めていこうということで、「いび森林資源活用センター協同組合」の木材加工施設が10月1日に竣工するということでございます。揖斐川町では、バイオマス構想というものをかねてから言っておられまして、バイオマスの発生から利用まで、地域として総合的に利活用しようということでございます。A材は地域の製材工場に持って行く、B材はこの12月に中津川に完成します日本で初めての内陸の大型合板工場、ここに提供する、それからC、D材は製紙用のチップ、あるいは燃料用のペレットに加工して、県内外の製紙工場あるいは地元の温泉施設に供給するというようなことを考えております。いわば揖斐地域を一つのモデルとして、循環型の地産地消の森林資源活用システムを構築していきたいと、こういうことでございます。

私の方からは以上でございます。

記者 幹事社から質問させていただきます。先週、菅改造内閣が発足しました。新しい総務大臣に、鳥取県知事だった片山さんがなられました。そのことも含めて、今回の改造内閣の印象ですとか、総務大臣に期待することなどをお伺いできればと思います。
知事

代表選挙も終わりまして、菅内閣としていよいよ本格的に政策を進めていく体制ができたということで、閣僚はもちろんでありますが、副大臣、政務官もほぼ陣容が発表されております。私としては「政局」から「政策」へということで、政策をスピーディに進めていく内閣として、大いに仕事をしていただきたいということを期待しております。申し上げるまでもなく、地域経済の疲弊でありますとか、円高問題でありますとかいったことについて待ったなしでありますし、それから、この菅内閣は6月に地域主権戦略大綱という骨組みは作りましたけれど、具体的な実行はまだこれからであります。いろんな意味で、総理もおっしゃっておられましたけれども、「有言実行内閣」であってほしいと思っております。

それから片山さんは、私自身は最初の任期の2年くらいですか、知事会でご一緒していた時期もありまして、ご自身が知事として、地方分権といいますか地方主権に向けて大変ご苦労もされ、またご活躍もされた方でありますし、目下の地方行政について熟知された方です。その片山さんが総務大臣ということで、まさに地域主権をどう具体化していくかという点で、大いに力を発揮していただきたいと思います。またその過程で、是非、当然そうされると思いますけれども、知事会をはじめとして、地域の声をしっかりと受け止めて、一緒になって地域主権を進めていければと大変期待をしております。

記者 では2点目です。先日発表になりましたが、県が今年度から起債許可団体になるという報告がありました。今年度から起債をする際には総務省の許可が必要になってくると思います。来年度の予算編成がいよいよ始まると思うんですけれども、その際に具体的に許可が必要になることで変わること、知事として予算編成で変えていきたいことというのをお伺いいたします。
知事

この起債許可団体に、平成21年度末にはおそらくなるであろうということは、もう数年前から私自身、議会、その他いろんな場で一貫して申し上げてきております。

当初は岐阜県というのは全国的にみても財政は非常にいいところだと、それを何で突然悲観的なことを言うんだとこういうことだったんですが、要するに借金をすると後年度負担ができるということでありまして、後年度負担をきちんと計算をして、今の財政規模について堅実な、一定の想定のもとに、あまり楽観的でないシナリオを描いていけば、当然この21年度、22年度が一番苦しい時期になりますよと、当然この起債許可団体になりますよということを、いろんな形で申し上げてきまして、その最も突き詰めた形でお示ししたのが今年の3月議会にお出しをしたアクションプランでございます。そういう意味では、県としても議会の論議も含めて、ある意味では織り込み済みということでありまして、だいたい想定していたとおりだということであります。問題は許可という手続きがこれからいるわけでありまして、総務省とどういうふうに対応をしていくかというか、向き合っていくかということです。

幸いというか、まさにこういうことを見越して、向う3年間の私どもアクションプランを作りましたので、私どものアクションプランによれば、単年度でいきますと平成21年度20.8%がピークでありまして、それから毎年着実に減っていくということです。この何年かの県債発行を慎重にやっていこうという努力が、ようやくここに形に表れてくるんですが、単年度でいけば去年がピークで今年度からずっと着実に下がっていくと。実質公債費比率は過去3年分の平均値でございますので、私どもの見通しでは平成21年度が19.1%でありますが、22年度、23年度と平均値という意味で少し上昇しますが、24年度にはまた下降に転ずるということで、25年度は18%を下回るであろうというふうにシナリオを描いております。これも一定の前提をおいてのことですから、アクションプランがこういった流れの中で組み立てられているということで、きちんとフォローしていくということで、余程の事情の変化がなければ対応できるのではないかと思っております。逆にいえば、公債費負担適正化計画ということで、総務省に出して許可をもらうわけでありますが、このアクションプラン自身がまさにその公債費負担適正化計画のベースをなすというふうに考えておりますので、私どもとしては今後とも着実にアクションプランを進めていくと、しっかりとフォローをしていくということです。総務省にお出しをする適正化計画もこのアクションプランに沿ったものをお出ししていくということで、混乱なくやっていきたいというふうに思っております。

記者 尖閣諸島を巡る日中関係の問題に関してです。県の方からも今回中止になった訪問団の中に何人か行かれる方がおみえになったそうなんですが、知事としてこの問題どのようにとらえられているかということと、それから10月に上海万博に岐阜県の日というのがあって、知事ご自身も是非行きたいということをおっしゃっていたと思うんですが、その見通しについてどうお考えかということについて、その2点についてお願いします。
知事

この問題は、今回実際何が起こったのかという事実関係を巡る議論で、日本の立場では日中間に領土問題は無いという前提で、日本国政府は冷静な粛々とした対応を、ということで進めてきているわけでありますが、これに対して、中国政府がいろいろと、あるいは中国の方々が反応してきているということで、私の立場からしますと、まさにこういう時こそ外交というものの大切さということが問われるわけでありまして、やはり日中間の、隣国としての根本的な協力、協調関係といいますか、友好関係というものをどうきちっと維持発展させていくかという前提に立って、冷静なやりとりを期待して見守っております。

岐阜県の関係でいきますと、今お話がありましたように、両国の政府が主催をする「日本青年上海万博訪問団」というのがありまして、995名、21日ですから、今日から3泊4日の予定で行く予定であったわけでありますが、この中には、岐阜大学の学生さん20名、それからこの他に県として募集をして参加をすることになっておりました10名、合わせて30名が含まれているわけでございまして、これは先方からのそういう要請で、急遽延期することになったわけでありますので、こういう事態は大変、私自身としては残念に思っております。

先ほどご紹介したAPECもございますが、これは国際会議ということでありますし、明日から奈良で観光大臣会合がまずあるわけでございます。様子を聞いてみましたけれども、出欠の問題で今特段の動きはないと聞いておりますし、私どももこの岐阜でのAPEC中小企業大臣会合について、経産省に伺いましても、特段の話は無いということでありますので、国際会議として、アジア・太平洋全体の、いわば協調、協力の場として、予定通りきちんと行われることを期待したいと思っております。

それから上海万博はまたその先の話でありますし、10月の最後の週に「岐阜の日」ということで、岐阜を中国に向かって発信する様々なプログラムを組んでいるわけでありますが、そんな頃まで、この問題を引きずるようなことはあってはならないという思いで、今見ております。

記者 関連して県内経済への影響なんですが、観光業であるとか、たくさん観光地を抱えている所が岐阜県には多いわけですけれども、県内経済への影響をどのように見ておられますか。
知事 1万人の観光客云々の話がございましたね、報道でも伝えられましたけれども。とりあえず、岐阜県内の中国からのお客様に関わっている観光関係の方々にざっと問い合わせをしましたけれども、現時点で、岐阜県においでになる中国の観光客については、何ら特段の影響が無いというふうに聞いておりますので、注意深くフォローしていきたいと思っておりますが、今のところ、特に何も無いというふうに承知しております。
記者 APECについて、改めて岐阜に誘致して開かれることへの期待と、知事ご自身は、いろいろ会合がありますが、どこかに出席される予定はありますか。
知事

APECというのは、何と言いますか、国益をかけて難しい交渉をするとか、あるいは細かなこの外交文書の応酬をするといいますか、そういう場ではなくて、非常にゆるやかで、ある意味ではおおらかな協力、協調関係の可能性を、みんなで同じ方向を向いて追求していくという場です。したがって、そういう場にふさわしい前向きなプログラム、前向きな取組というのは必要であろうということで、この大臣会合に向けて、岐阜県として、岐阜県内の中小企業の方々と、おいでになる方々との交流とか、あるいは岐阜県内での中小企業の方々で、女性の起業家も含めてですけれども、発信力、発言力のある方々にシンポジウムとか、セミナーとか、そういうところに積極的に出ていただいて、大いに声を上げていただくとか、それからさらには小・中学生、高校生といった若者とおいでになる方の交流の場を作るとか、いろいろと工夫を凝らして、先ほどご紹介しましたように、いろいろなツアーや催しなどを予定しております。またおあつらえ向きに、信長まつりともうまく重なるということもありまして、開催県としては最大限の、いろいろな可能性、豊かなお迎えの仕事ができるのではないかというふうに思っております。私自身、かつて中央省庁の方でAPECに関わっておりましたけれども、地方のこういう大臣会合で、これだけいろいろな多彩なプログラムを用意していた会合はあまり無かったのではないかなと思っております。そういう意味で、県内あげて、この機会を大いに生かそうというモードになっているので、非常に有難いというか、いいのではないかというふうに思っております。

私自身、ついその気になって昔の気分で、会議にのこのこ出て行くわけにはいきませんので、私の出番は、例えば中小企業国際見本市のオープニングセレモニーでありますとか、それから、このAPECのレセプション、あるいはディナー、それから大臣をご招待する鵜飼といった機会に歓迎のご挨拶をさせていただくということですし、それからすべてが終わった後で、県庁でAPECの事務局長が、総括的に記者会見をされますけれども、その前に、私との面談が予定されておりまして、いろいろと総括的な感想を聞きたいと思っております。

私もこの日に備えて、すでに私自身海外出張をすると必ずその国の中小企業担当大臣にはお目にかかってきておりますので、香港、タイ、それからシンガポール、マレーシアとお目にかかってきております。それから昨年から、岐阜県の工業会のテクノフェアといった行事にも、在京のAPEC加盟国の大使館員の方をお招きしたり、つい先頃は、アジア、太平洋のインダストリアルツアーということで、岐阜県内の企業巡りを在京の大使以下にやっていただいたり、すでにいろいろな機会を通じてネットワークといいますか、コミュニケーションを深める努力をしてきておりますので、そういう流れの中で、公式の挨拶のみならず、いろいろな機会に来られた方々と交流を深めていきたいというふうに思っております。

記者 今回APECを誘致したことそのものと関係するんですが、こういった国際会議を誘致することによって、岐阜というものをPRするというのが1つの戦略だというふうに思っておられると思いますけれども、今後はこれを皮切りに同じような国際会議を誘致して、岐阜を広めていくというか、こういったお気持ちがあるかどうかが1点と、その中で、他の地方でも、同じように国際会議を誘致して、地方をPRしていこうということがたくさん行われていると思いますが、その辺りで岐阜というものをアピールしていくうえで、差をつけるものはいったい何なのか、つまり、どういったことで差をつけていくのか、最初の質問を前提した2つ目の質問ですが。
知事

基本的には積極的には誘致をしていきたいと思いますけれども、ただ闇雲に弾を撃てばいいというものではありませんので、やはり岐阜県としてこなせるもの、生かせるものをやっていこうということで、実はAPECの大臣会合は、ご案内のように中小企業大臣会合の他に、貿易大臣会合、それからエネルギー大臣会合、観光大臣会合、あるいは食料安全保障担当大臣会合とか、いろいろあったわけです。当初は、岐阜県としては、観光大臣会合か中小企業大臣会合かいずれかをお招きをしたいということで、手を挙げましたが、優先順位を付けるということで、中小企業の県でありますので、1に中小企業大臣会合、2に観光大臣会合と言っておりました。今年は、遷都1300年で奈良が観光交流をいろいろと一生懸命やっておりますもので、そちらに観光がいって、中小企業大臣会合は実は十数県の争いになったんですけれども、おかげさまで岐阜県に来ていただくことになりました。岐阜県らしいテーマでということで、こういうモノづくりとか、観光とか、あるいは先般海づくり大会もやりましたし、今度清流国体にもつながるわけですが、やはり水環境、環境といったようなことで岐阜県として手を上げられるものがあれば、大いに手を上げていきたいというふうに思っております。記憶しておられるかどうかわかりませんが、私が着任してしばらくして、2年目ですか、アジア太平洋環境会議(エコアジア)というものを岐阜の国際会議場でやりまして、これも大変大盛況でありました。

一方でこういう機会に交流を深めるということもありますし、またこういうことをホストするということを通じて、岐阜県の皆さん、あるいは県庁のスタッフ、みんなが国際交流に自然体で臨めるようになってくる、あるいはこういう国際交流にどういう気配り、手配りをしなければいけないかということについていろんな場数を踏んでいくことになりますので、そういった経験を積み重ねることがさらに誘致しやすくなってくるということを期待しております。

それから、こういう何とか会合という大舞台もありますけれども、特定の国からの特定のテーマのミッションをお迎えしておもてなしをするとかいうこともありますし、あるいは、毎年やっておりますが長良川の外交団鵜飼というものもあります。ああいう機会を通じて各国の在京の大使なり大使館の方々と交流を深めるということもあります。大きな会議から小さなミッションまで、幅広くありとあらゆる機会をとらえて、こういったことに取り組んでいく持続力っていいますか、こういうことが必要ではないかなと思っております。

記者 先週ですけれども、県警本部の話になるんですが、岐阜県警が、放火それから殺人の容疑者を逮捕していて一時釈放した容疑者が、入院先の病院から逃走するという事案がありました。これに関して県警側としては、一時釈放していたというので、特に会見、それから謝罪等もしなかったんですけれども。それから発表するにしても、かなり8時間くらい経ったあとにようやく発表したといったような事案がありました。知事の立場からみて、こういった県警の今回の対応について、どういうふうにみてらっしゃるのかということをお伺いします。
知事 ちょっとこの件は、私自身詳しく経緯なり、それぞれの場面、場面の県警のお考えを特に聞いておりませんので、ちょっと直接コメントするのは差し控えたいと思いますけれども。いずれにしましても市民生活にも関わることですから、つとに県警もオープンにするべきところはオープンにしてやってきていると思いますので、せっかくのご質問ですから、よく詳しく聞いてみたいと思います。
記者 まずその辺の経緯を検証するところから始めるということでしょうか。
知事

県警の1つ1つの、一挙手一投足について私は検証するという立場にはないので、どういうことであったかということをまずは聞いてみたいと思います。ちょっと詳しく聞いていないものですから、あまりこういう公の場で県警にコメントするのも適切でないと思いますので。

申し忘れましたが、これはAPECに来られた大臣方へのプレゼントで、鵜をあしらった一種の工業デザインなのですけれど、工業デザイナーが鵜をあしらって岐阜APECという文字も入っておりまして、ピンバッジと奥様用のペンダントを用意いたしました。非常に精巧なもので、これは宝石屋さんや宝飾屋さんがやっているわけではなくインダストリアルデザイナーが加工したのですが、非常に岐阜らしいといいますか鵜をあしらったものでございますので、これはまたこれでいろんな機会に生かしていきたいなという思いでございます。これをプレゼントに差し上げようということでございます。なかなか洒落たデザインですのでよろしくお願いします。

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