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浅間窯跡[せんげんかまあと]

分類 史跡
指定別
所在地 可児市久々利柿下入会
所有者 民間所有、可児市
指定年月日 昭和41年9月14日

浅間窯跡

 浅間窯跡は、初期瀬戸黒を焼いた代表的な窯である。窯跡は浅間山の北西麓の東西に延びる丘陵上にあり、3基の存在が知られている。現在はこの内、南窯とよばれている1基のみが保存されている。
この窯の規模は、全長約6m、焼成室基部の幅3mである。窯製品は天目茶碗・黄瀬戸菊皿を主体としており、その他に鉄釉碗・茶碗・丸皿・輪花皿・大平鉢・茶壺・徳利等及び黄瀬戸釉の碗・丸皿・輪花畠・大平鉢・平向付・香炉などがみられる。
また、丘陵端に築造されていた西側の窯からは、戦時中の開墾によって大量の陶片が出土した。製品としては、鉄釉碗・天目茶碗・丸皿・輪花皿・片口鉢・茶壺等及び黄瀬戸釉碗・天目茶碗・筒茶碗・丸皿・稜皿・菊皿・大平鉢・徳利・灰志野碗・大平鉢、手向付などであった。
浅間窯跡の操業年代は永禄年間(1558〜1570)から天正初年(1573)であるといわれている。

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