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願成寺西墳之越古墳群[がんじょうじにしつかのこしこふんぐん]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 揖斐郡池田町西墳之越 |
所有者 | 願成寺区 |
指定年月日 | 昭和44年1月22日 |
願成寺西墳之越古墳群は、池田山東麓の大津谷と中谷にはさまれた扇状地に分布する県下有数の群集墳である。昭和15年(1940)当時には94基の円墳が知られていたが、現在は108基が確認されている。墳丘の規模は、直径10〜15m前後、高さ2m前後のものが多く見られる。
これらの古墳は、古墳時代の後期6世紀から7世紀にかけて営まれたと考えられている。
昭和42年(1967)8月に緊急発掘調査が行われた95,96,97号墳は、封土がすでに削りとられており、規模等については明らかに出来なかった。副葬品は、金環・小玉・鉄刀・鉄刀子・鉄鏃・土師器・須恵器類が見られた。また、96号墳からは、4体の人骨が発見された。
その後、昭和43年(1968)、46年(1971)、47年(1972)、最近では平成8年、9年に発掘調査が行われた。平成8年の51号墳の調査では、下段直径が約18m、上段直径が11mであること、2段築成で葺石、周濠をもつことが確認された。さらに、52号噴は、直径8m程度の円墳であることも確認された。平成9年度には、51号墳の横穴式石室の調査が行われ、石室は全長約11.5m、玄室は長さ5.1m、高さ1.8m、羨道は長さ約6.4m、高さ1.6mの規模であることが判明した。石室内では木棺の痕跡も確認された。