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木曽川笠松渡船場跡「石畳」[きそがわかさまつとせんばあといしだたみ]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 羽島郡笠松町港町河川敷坂路 |
所有者 | 国土交通省(管理者笠松町) |
指定年月日 | 昭和42年11月13日 追加平成21年10月16日 |
河川交通はこの地域でも非常に活発であり、岐阜地区から大垣地区に物資を大量輸送する場合は、岐阜から長良川の川下しを行って墨俣或いは笠松から大垣へ送っていた。また、木曽川流域の物資を江戸もしくは大阪港に送るような場合にも、笠松、桑名で船積みして送り出していた。笠松港は相生町から港町にかけて大八車を使用して、船積込みをしていたため、車輪がくいこまないように丸石をもって石畳を敷きつめられていたと考えられる。現存している石畳は明治11年(1878)明治天皇行幸のみぎり、改修され山石を敷きつめて石畳としたものである。この石畳は往時盛んであった笠松港を偲ばせるものである。
平成19〜20年度の発掘調査によって、更に下流方向に坂路の続きと先端が残存していることが確認され、石畳の全容が明らかになり、平成21年に追加指定された。