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クワトゲエダシャク

クワトゲエダシャク Apochimaexcavata(Dyar) 情報不足
  チョウ目シャクガ科
選定理由 生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく評価できない。 写真を拡大表示します
形態の特徴 翅を広げた長さ39〜41mmの蛾である。体は毛に被われ、細長い翅には灰褐色の地色に白い筋状の紋がある。
生息環境 桑畑やクワが手入れをされずに放置されたかつての桑畑、およびクワが自生する丘陵地や河川敷などの明るい解放地に生息する。
生態 成虫は早春3月から4月上旬にかけて出現する。静止時は前翅を上方に、後翅を腹に沿ってそれぞれ縮める特異な姿勢をとる。幼虫はクワ(クワ科)、ソメイヨシノ(バラ科)につく。
分布状況 北海道、本州、九州に局地的に産し、隣県では長野、愛知に記録がある。国外では朝鮮に分布する。県内では岐阜市、山県市、各務原市で確認されている。 分布情報図を拡大表示します
危険要因 養蚕業の衰退による桑畑の減少、消滅による。また、クワ自生地の環境悪化などによる。
保全対策  
特記事項  
参考文献 仙波治(1972)岐阜県の蛾類分布確認表(保護を要する岐阜県の昆虫相III)(I)、岐阜県生物教育17:71-92

文責:宮野昭彦