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喚鐘[かんしょう]銘明徳二年辛未十月二十一日
| 分類 | 重要文化財 | 
|---|---|
| 指定別 | 県 | 
| 所在地 | 山県市葛原 | 
| 所有者 | 八月堂 | 
| 指定年月日 | 昭和53年2月14日 | 

 総高31.8cm、口径長径18.5cm、短径17.9cm。
小型の喚鐘で、双頭の竜頭と2個の撞座を備えている。4区の乳の間には、3段3列の乳を持っている。形が簡単で一見奈良時代のものと思わせるが、小型鐘であるため簡単にしたものであろう。
中帯と草の間の部分が空白となっているが、これも小型鐘であるため省略したものであろう。
池の間と乳の間に銘文が陰刻されているが、火災にあって磨耗し、読みづらくなっている。
明徳2年(1391)の制作である。

