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太刀[たち]銘備前国長船住右近庄監保弘造
太刀[たち]銘備前国長船住右近庄監保弘造[めいびぜんのくにおさふねじゅううこんしょうげんやすひろぞう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 岐阜市 |
所有者 | 個人所有 |
指定年月日 | 昭和31年3月28日 |
長さ:80.2cm・反り:2.0cm・元幅:3.0cm・鎬幅:1.1cm
鎬造[しのぎづくり]、庵棟[いおりむね]、腰反り鎬高く重ね厚く平肉も十分に付いてふんばりも強い。生[う]ぶ中心[なかご]太刀銘に備前国長船住右近庄監保弘造と十三字に切る。表に徳治二年十月日(1307年)と制作年月が切ってある。鍛肌杢目美しく地沸[じにえ]も着く。
刃文、中直刃に小乱交り匂[におい]足入り逆心もあり刃縁冴え、よく刃中働き、帽子大丸に浅く返って品位あり。彫刻は、表鎬の上に丸留の腰樋、梵字一字、二筋樋、裏鎬の上に素剣梵字二字鎬地に二筋樋を掻き見事な出来の太刀である。鎬の上の彫刻は珍しい。
拵[こしらえ]は金具赤銅七子地にふくみ色絵桐紋、鞘は金梨地に桐紋蒔絵の糸巻太刀である。