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華瓶及閼伽桶[けびょうおよびあかおけ]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 岐阜市大洞 |
所有者 | 願成寺 |
指定年月日 | 昭和31年11月14日 |
上段:華瓶下段:閼伽桶
昭和2年4月敷地の拡張工事中、現本堂から東北へ10mほど離れた山際から発見された。
華瓶は、花を活けて仏に供える仏具で、器形は口が開き、胴張りで頸と腰が細く、高台[こうだい]を付けている。長く土中にあったため、鍍金が失われて深緑を呈している。大形2口は、高さ18.9cm、小形3口のうち2口は高さ12.6cm、残りの1口の高さ12.3cm。大形1口の高台裏に「永楽寺」の刻銘がある。
閼伽桶は仏に供える水の容器で、鉉[つる]を具え、底部3か所に短い脚を付けている。胴高9.3cm、胴径10.5cm、脚丈0.5cm。底一部破損。
すべて金銅製で、鎌倉時代初期の作品と思われる。