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ムネビロイネゾウモドキ_20459

ムネビロイネゾウモドキ DorytomusnotaroidesKono 準絶滅危惧
  コウチュウ目ゾウムシ科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。

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形態の特徴 全長7mm前後の甲虫。体は全体黒褐色で灰色〜褐色の毛が密生する。口吻(こうふん)と呼ばれるゾウムシ類特有の長くのびた口があるが、特に雄では顕著。また、雄の前胸背は側方へ張り出し、上翅より幅広い。
生息環境 山地帯の落葉広葉樹林(ドロノキ林)に生息。
生態 成虫は6月上旬に出現する。ドロノキの葉を食べて生活する。卵で越冬し翌春ふ化する。幼虫はドロノキの雄花内で花粉を食べて成長したあと落下して土中で蛹(さなぎ)となる。
分布状況 日本固有種。北海道、本州に分布。県内では白川村の一部地域で確認記録があるのみである。

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減少要因 本種の食樹であるドロノキが洪水や河川工事のため減少。
保全対策 ドロノキ林の保全・創出に配慮が望まれる。
特記事項  
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