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仏像[ぶつぞう]

分類 重要文化財
指定別
所在地 郡上市八幡町那比
所有者 新宮神社
指定年月日 昭和38年3月12日

木造仏像

  • 一木造彫眼
  • 像高阿弥陀如来:69.0cm台座の高さ:14.4cm

 十一面観音像高:75.0cm台座の高さ:18.0cm光背の高さ:105.0cm善財童子像高:72.0cm台座の高さ:9.0cm光背の高さ:76.0cm聖観音像高:72.0cm台座の高さ:19.5cm光背の高さ:73.5cm阿弥陀如来像高:69.0cm台座の高さ:14.4cm光背の高さ:86.3cm像形像高:66.0cm台座の高さ:9.0cm光背の高さ:72.0cm像形文殊像高:23.0cm

 これらの仏像は、中央仏師の技術を心得た地方仏師の作と考えられてる。
十一面観音は、着色が優美なものであったと思われる。所々に着色の跡が残っている。台座、光背は別木で後補の跡はなく、台座は蓮華座、三重框である。
善財童子像は一木造で内刳[うちぐり]はなく台座、光背は別木を用いている。もとは極彩色であったが、今日はほとんど剥落している。全容やわらかいふくらみがあり、温和な作で、彫りも薄く、柔らかい線条が見える。台座は簡素な岩座で、作風は藤原調である。
聖観音、阿弥陀如来、僧形立像は共に一木造で、内刳はなく、台座光背共、別木を用いている。彩色は剥落しているが、胡粉の下塗がわずかに残っている。僧形文殊菩薩は、以上5体に比べて、最も小さく、作風も異なる。一木造で内刳がなく、彩色は剥落している。鉈[なた]彫風で重量感のある素朴な作品である。