形態の特徴 |
高さ40cm前後の多年草。花は黄色で、茎の先にかたまるようにして複数個がつく。葉は茎に6〜8個互生し、長さ8〜15cm、幅4cm前後の楕円状披針形。 |
生育環境 |
丘陵帯の丘陵地〜低山地に生育。 |
生活史 |
開花時期は4月下旬〜6月上旬頃である。 |
分布状況 |
本州(秋田県以南)、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国に分布。県内では丘陵地〜低山地に点在して確認記録が見られる。 |
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減少要因 |
本種は丘陵帯の二次林に生育し比較的広く生育が見られる種である。この二次林はかつて燃料材の供給源として維持管理されてきたものであるが、現在では利用価値がなくなったため伐採されたり、現存する林も放置され植生の遷移により林の環境が急激に悪化している。また、本種は山野草として採取により減少傾向にもある。 |
保全対策 |
本種の生育環境となる二次林は、そのまま手をつけずに保全するよりもむしろ除伐や草刈りなど積極的な環境管理が必要である。 |
特記事項 |
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