形態の特徴 |
高さ20〜60cmになる多年草。花は鮮黄色で長さ15mm前後。葉腋から出た長い柄の先に5〜10個ずつつく。托葉は三角状ほこ形で長さ15〜30mm、小葉は2個で長だ円形、長さ1〜4cm、幅4〜10cmで、巻ひげは通常3分する。 |
生育環境 |
山地帯の草原に生育。伊吹山頂付近の草地で見られる。 |
生活史 |
開花時期は7月頃である。 |
分布状況 |
本州(伊吹山)に分布。国外ではシベリア東部、ヨーロッパに分布。北アメリカにも帰化。県内では美濃地方の春日村で確認記録がある。 |
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減少要因 |
本種の分布域は伊吹山山頂付近の草地に限られるため、容易に消失しやすい要素を有している。 |
保全対策 |
生育個体数は少なくはないが、個体の保全に配慮が望まれる。 |
特記事項 |
ヨーロッパ原産の帰化植物で古い時代に移入された植物である。 |